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埼玉秩父への旅です。2000年の歴史ある町を訪ねます。はしりの紅葉、長瀞ライン下り、蕎麦打ち体験がテーマです。
関越自動車道、花園ICを降り、皆野寄居有料道路をずばっと走り、まず長瀞へ。
ライン下り案内所を目指し、まず最初に見つけたところへ。Aコース、Bコース、AB合わせたCコースがあり、Aコースは団体さんでいっぱいで、Bしか乗れないという。なんかあやしいなあ。団体が乗るということはそちらのほうがいいに決まっている。「Aに乗りたい。」と執拗に言っていると、「別の会社に行ってみたら。」と二人いるうちの一人が重い口を開く。1つの会社だけではないんだ…。いちかばちか移動し踏み切り向こう100メートルちょっと先の案内所へ。なんということなくAコース、それもすぐ乗船することができることに。バスで乗り場「親鼻橋」まで移動。
長瀞ライン下り案内所は駅そば。 親鼻橋のたもと。この舟に乗ります。 下流はあちら。
黒鵜
水の量が少なくすぐ川底。 亀に似ていると言われている岩 秩父鉄道、トロッコみたいなものが。
有名な岩畳 下船 岩畳上から ラフティングする子たちを見ます。とても楽しそう。
11時から予約をしていた蕎麦打ち「あらかわ亭道場」へ。長瀞から車で50分ほど。土日は100人ほどにもなることも。今日は貸切。4人前4800円。(授業料+麺つゆなど)しばらくすると先生が現れました。とても話好きの70才前後の女性。以前はそばを何人かで売っていたそうですが、知事の働きかけでこのJAの施設ができて、蕎麦打ちを教えることになったそうです。ちょうどご主人がリタイアして、逆に外に出ることになって助かったような。 左隣は、蕎麦屋。昼時、蕎麦屋は大繁盛していました。学生、山崎パン工場の人などに人気のようです。建物の横を歩いただけで、食欲そそるごま油の香り。 さあ、いよいよ蕎麦打ち修行へ。建物の中には有段者の名札もあり。3、4回授業を受けて試験を受けるそうです。
そば粉、中力粉。今日はいい蕎麦の挽き具合とのこと。 ふるいます。 水道水(荒川源流)を入れて、手が鉢に当たらないように混ぜます。
どんどん混ぜます。 わずかに残しておいた水を入れまとめます。 中を窪めるように回す。これから120回押して伸ばしてします。
いよいよ、のしていきます。 丸くなりません。丸くするのは秘密で教えてくれません。 押してひいて繰り返すと自然にどんどん薄くなり広くなります。
このくらいでいいかな。 奥と手前を折り ずらして3つの輪を作ります。
長いまな板に移動。 包丁で押すように切ります。 切ったらバットに。
4人前なのでお土産用も。 大きなボウル2個と茹で鍋。 これだけ茹でます。
茹でています。 びっくり水を入れて30秒数える。 ざるに上げます。
洗います。 もう一つのボウルで〆ます。 なんと木枠、穴が開いていて
水を切ります。
自分で作った蕎麦、
おいしーーー。
(クリックで拡大)

武州中川駅。もとJR?今秩父鉄道。SUICAは使えない。御花畑で、西武線に乗り換えると池袋に行ける。

電車がやってきました。
道場そばの蕎麦畑。2期作。 花が終わりかけ
少々黒くなってきている実。
花がきれいな時期の写真。
道場のオバサンに教えていただいた三峰のほうへ。 三峰神社に向かって走ります。ところどころ赤に染まった樹が。 連なる山並みが美しい。
三峰神社駐車場。    
秩父湖です。 吊り橋。どうやったらあそこまで?
(クリックで拡大)
来た道を戻りつつ、あちら側に行ける地点を捜索
湖の反対側へ。工事関係者のお兄さんに訊ねながら、やっと吊り橋に接近。車を停め、歩いて渡ります。向こう側は落石のため進入禁止。誰もいません。向こう側へ。滝の音。柵を潜り抜け、音のほうへ。滝を発見。自然を満喫です。
秩父市街へ戻ります。秩父まつり館です。秩父夜祭りは12月初旬。その時期、秩父の町はふくれあがります。寒い時期の夜祭り。道々は人々で溢れかえり、フィナーレは花火とのこと。まつり館のムービーで勉強。まつり館の前には秩父神社。
その後、武甲正宗酒造へ。1753年創業。
ちょうど見学を入れていたグループさんがおり、おまけで館内を見て周ることに。ラッキー。こちらも建物が国の登録有形文化財になっています。説明をしっかり受けます。勉強タイム。
米を蒸します。 おいしい井戸水。

明日のための米が仕込まれている。

酒製造中。 利き酒タイム。武甲正宗で作っている酒いろいろ。原酒、にごり酒、柚子酒、梅酒(うめさけ)、金箔入り焼酎など。
お会計所
店構えも味があります。秩父では3番目?くらいに古い酒造です。利き酒ご馳走様でした。町中心には、提燈やさん、地場物産館センターなどの建物。物産館センター横は秩父駅です。
今日はいっぱいもりだくさんに動きました。いよいよホテルに移動。5分ほどでホテルに到着。もちろん温泉ありです。
宿泊ホテルです。秩父農園ホテル。夕食はカニのバイキングもありますが、本日はマクロビオティックコースに。本館と新館があるのですが、なんと本館のほうが新しいらしい。自然食品店舗を繰り広げるanewが経営しているのですが、新館(写真左建物)は以前リゾートマンションだったとのこと。泊まった部屋は、ベランダの面積が広く、全面ガラス張りで秩父市内を丘の上から見渡せます。
オーガニックワイン 色々キノコのおなめ風 海藻スープ こんにゃく田楽
根菜のピクルス 納豆のしゃくし菜包み。
しゃくし菜は秩父名産。
秩父蒟蒻と高野豆腐
ステーキ風
雑穀米サラダ
夕食です。ワインはインターネット予約特典でサービスでした。動物性たんぱく質のものはなし。味付け…。デザート、農園オリジナルデザートは豆の煮たもの。ふざけています。ちゃんとケーキなり焼くべきです。材料費がかかっていないのですから手をかけなくては。宿泊代は他のコースとほぼ同じ。(おまけに楽天で申し込んだほうが安かったと後で気付く。)ヤンノーコーヒーは小豆も入っているということで、おしるこ風味。
玄米とろろ 季節のフルーツ
農園オリジナルデザート
ヤンノーコーヒー
朝食です。こちらは一般の人と同じバッフェです。ご飯は玄米で。豆乳、きのこがおいしい。キウィ、みかんもいただきました。
ちょうど小学生4年生か5年生の宿泊学習があり、100人ほどがやってきていました。夜、庭ではキャンプファイアを。食事は全く違う場所で行われていたらしく姿は見かけず。 このホテルは、果物狩りもできるとのこと。この時期はさつまいも、ぶどうなどでしょうか。
天気が予想以上に早く崩れ、雨。ということで、ちちぶ銘仙館です。こちらの建物は国の登録有形文化財に指定されています。旧名「埼玉県繊維工業試験場秩父支場」。写っていませんが玄関が立派。平日朝早く、係りの人がひと部屋、ひと部屋、丁寧に館内を説明してくださいました。ふだんは織物工場をされているとのこと。当番制でしょうか。
のこぎり屋根。こちらも有形文化財です。のこぎり屋根の窓は北側向き。そうすると一日中いちばん光が入るとのこと。糸を撚る部屋。撚って反物にしていきます。明治時代、女の子は小学校をでるともう奉公にきていたとのこと。
当時はかなりの数の織物が取引され、町もかなりにぎわっていました。秩父の夜祭りは現在2日間ですが、当時は5日間、その間、織物の市も開かれていたとのこと。
生徒さんたちの織り途中の作品 衣替えがすんだばかりの着物の展示。レトロなすてきな着物ばかり。
ランドマークの橋。 秩父ミューズパーク内。 銀杏並木がきれい。
この時期に桜! 秩父ミューズパークは広大で文化の森、スポーツの森、音楽の森があります。夏はプールでにぎわう。
薬用植物園に。秋でももう枯葉状態になっていました。 唯一咲いていた花。
肥えた人懐っこい白猫登場。

秩父午前中にて撤収。雨の降っていなかった初日いろいろ楽しみました。初めての蕎麦打ち。これも凝ったら楽しいかも。

秩父は首都圏から日帰りでも楽しめる場所。関越大泉からそのまま外環でスイスイ移動。今年は早めの紅葉とか。秋の旅でした。

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