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ハンガリー大使館クリスマスお茶会 地図赤い国がハンガリーです。
2008年今年あと十数日。ハンガリー大使館での、講演会&クリスマスお茶会です。日本旅行作家協会中東欧グループ、渡辺節子さん企画・主催によるものです。
ハンガリー政府観光局長Mr.Balint Rei KOSA氏によるハンガリーの概要、歴史、クリスマスイベントの説明がありました。流暢なきれいな日本語…母上が日本人とのことです。(以下、話を抜粋。覚え書きのため間違っていたら失礼。)
民族はマジャル人。1867年?日本と国交開始、1959年国交回復。1867年から第一次世界大戦勃発までのGDP伸び率10%。ハンガリー革命時、ヨーロッパのスイスのようになりたい、リゾート国家になることを願う。というのもバラトン湖の存在により。
ベルリンの壁崩壊のきっかけとなったヨーロッパピクニック計画。ハンガリーのオーストリア側国境を一時的に開いたため亡命者が流れたのが原動力になった。
2004年にEU加盟、2009年はハンガリー日本交流年(国交140周年、50周年にあたる)。2010年か2011年に貨幣はハンガリーフォリントからEUROに移行。
クリスマスについて。ハンガリーでは11月30日に最も近い日曜からクリスマスイブまでの4週間はアドベント。サンタクロースは聖ニクラウスで、ハンガリーではミクラーシュと呼ばれる。もともとの名前は”テーラポー”冬のおじさんで12月6日に来る。クリスマスに来るのは天使キリスト3人の聖者。良い子にプレゼント、悪い子にはヴィルガーチ。12月24日から26日は各家庭、家にこもりおごそかに過ごす。日本のように外に食べに行くことはない。
ハンガリーではパプリカが有名。 ハンガリー独特のクリスマス菓子 有名なカフェ、ジェルボー
ホットワインが売られる。 写真左側の柵のあたりに以前鉄条網があり兵が立って見張り、地雷原も埋められていた。 ブタペストの有名なエルジェーベト橋
。日本の照明デザイナー石井幹子がライトアップを手がける。

←観光局長、さりげなく、キャンペーンの告知。
→事務局長のMr.Tibor SZENDREI氏がお茶会の料理説明を英語、ハンガリー語で。コーシャさんが通訳。その後代理大使Mr. BOZSIK Bela氏が、急に外務省に呼ばれて遅れてしまったと詫びつつご挨拶、前駐ハンガリー大使稲川照芳氏も登場される。

待ちに待ったお茶会。隣の部屋に移動。
dios - makos beigli /ディオーシュマーコシュベイギリ=ハンガリーのクリスマスに伝統的なお菓子で、 ケシの実とくるみが入っている。
-zserbo /ジェルボー=これも伝統的なお菓子で、 クルミやジャムとチョコレートが入っている。
-gyumolcskenyer / ジュメルチュケネール=ドライフルーツが入っている、ドイツのStollenに似ているお菓子。チョコレートが入っているのが意外。
-sajtos pogacsa /シャイトシュポガーチャ=チーズ入りお菓子(甘くない食感)
-コーヒー、紅茶、ワイン(ドイツのGluehweinに似ているforralt bor。)
ブダペスト一のジェルボーの名シェフMr.Moldovan Viktor (モルドヴァン・ビクトール)氏が直々にホットワインをサーブしてくださる。シェフ・パティシエとは思えないほどのスタイルのよさ。明日ハンガリーに帰国されるとのこと。(写真上クリックで拡大。)
とても気さくな印象のMoldovan Viktor氏 ケーキセッティングも美しい。
2007年亥、2008年子の
干支のお皿。
お雛様の陶磁器もあり。
ヘレンドが有名。
チョコのオペラのようなケーキがジェルボーのケーキ。間にナッツジャムの層。手前はシャイトシュポガーチャ、パイにチーズがかかっている。甘いお菓子が苦手な人のために。 ホットワインのポット。(香辛料が入っており少し甘い。) 保温効果ありそうな壷は埋め込まれているように見える。 なお、ハンガリーといえば トカイ貴腐ワインが有名。

最後に渡辺さんからご挨拶。クリスマスムードたっぷり、和やかな会でした。ホットワインに酔い、おいしいスイーツに大満足。感謝。
中欧(数年前までは東欧と呼ばれていました。)の美しい街並みが残るハンガリー、ユーロ導入の前に行ってみたいところです。世界遺産は文化遺産が多く、魅力的です。

 

→ハンガリー大使館入り口。JR田町駅から慶応大学を右手に通り過ぎ5分ほどに位置します。旗も出ています。 旗入りの写真を撮るべきでした、と後で反省。

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