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茨城はこの頃蕎麦どころとして売り出し中!ということで蕎麦店を回りつつ観光してきました。本に載っていた笠間の「和味」〜雨引観音〜笠間稲荷、奥久慈「慈久庵」〜竜神大吊橋を巡る旅です。左の地図はJR路線図になっていますが、移動手段は車です。
北関東自動車道で友部ICを降ります。北関東自動車道は日本でベスト5?に入るほどの赤字路線。ガラガラです。

筑西市方面に向かいドライブ。筑西は旧下館市らしい。小さな看板を見つけ「和味」(なごみ)へ。普通の一軒家。横に蕎麦打ちのための小屋。12時半の到着でしたが、もうすでに蕎麦は売り切れ。「・・・。」「蕎麦がきでしたら、お出しできますが。」ということばにすがりつきます。
蕎麦焼酎を蕎麦湯割り。こちらの蕎麦湯はそば粉をお湯で溶いたもの。今日は14人前の蕎麦を打っていたそうですが、あいにく完売。夕方、夜はほどんどお客が入らないので、今日はもうおしまい。
蕎麦がきがきました。大きい。食べ応え十分。温かいつゆの中に入っています。野菜の天ぷらはインゲン、ピーマン、椎茸、かぼちゃ、りんご!玄米ごはんはランチを頼むと付くらしい。こちらの奥様がマクロビオティックをされており、ケーキ、コーヒーもこだわりのものがでてくるとのこと。女性客が喜びそうです。
ちなみにこちらのオーナーご家族は3年ほど前に松戸から越され、こちらの一軒家に一目惚れして移り住んだそうです。
蕎麦を切った時の残りの切れ端をもってきてくださいました。胡麻だれもいただいて、つけていただきます。やはり蕎麦はおいしいなあ、蕎麦がきより…。がんばって蕎麦がきを食べ続けました。 教訓、予約は必要です。
店主に雨引観音が今、紫陽花見ごろということで行ってみることに。笠間市と思ったら、桜川市。以前は何村だったのか。

 
蕎麦がき 野菜てんぷらと玄米ごはん ゴマだれと蕎麦の切れ端  
 
<雨引観音>へ。山をひたすら車で登ります。薬医門から入ります。 薬医門までの坂道にも紫陽花 薬医門をくぐり仁王門への145段の石段は「厄除け」の階段  
 
仁王門 鐘楼堂 観音堂の中の観音様  
観音様アップ(本尊横の小屋)。本尊のほうへ。延命観世音菩薩は国指定重要文化財ですが、実視でもこうして写真撮影でも見えません(左写真)。
本日ここまでの石段を登ってくるのに、お宮参りの親子を見かけたのですが、ちょうどご祈祷をするようでした。
ちょうどお時間になった頃、廊下を移動するお坊さんの姿を発見。雨引観音は安産、子育ての寺として 有名のよう。売店では戌帯も売っていました。
その他に厄除け、商売繁盛のご利益もあるらしい。かの徳川家康、徳川慶喜公も祈念したとか。 本尊の横には多宝塔があります。とてもバランスの取れた良い形をしています。
3人で移動。 また更に石段を上り下を見下ろします。
観音堂の屋根の内側はこんなに派手。手入れが行き届いています。 観音堂のほうから下を眺めます。山道を上がって来ただけに下界はずっと下。 あじさいもきれい。
動物を慈しむ寺のようで、蓮の鉢の中にはお腹のぷっくりしためだかが。
おみくじをくくる場所では孔雀が休憩中。
この時期はたくさんの紫陽花が目を楽しませてくれますが、桜、ぼたん、紅葉と季節ごとに楽しみのあるお寺さんです。滝あり東屋あり、造園にも力を入れています。
 
 
鎌倉の紫陽花咲くお寺もいいですが、鄙びた山寺もいいものです。どこを撮っても絵になります。本尊から、更に登ると関東平野が一望できるというので登ります。途中お地蔵さん、石彫りの観音様や強面の不動王がいます。石彫り観音は干支がついていて、必死で自分の干支を探します。該当のものがやんわりとした顔立ちの観音様で単純にうれしくなります。
頂上は平地になっており、あいにく樹が生い茂り、夏のせいか遠く霞み、関東平野はあまりよく見えず。頂上にも孔雀が1羽くつろいでいました。頂上の主の如く。人馴れしているのかな。
笠間に来たので日本三大稲荷の一つ<笠間稲荷>へ。五穀豊穣・商売繁盛・学業成就の神様として知られています。 左、輪を中央から左へ、次に右へ、もう一度左へ回りくぐり、中に入ります。
立派な建物です 。色が落ち着いています。
お正月であれば混みますが今日は閑散としています。
有名な藤棚です。樹齢400年。5月頃が見ごろとのこと。見に来たいものです。
仲見世もシャッター通り。 稲荷というからに、狐さんもいます。
道の駅さとみの風景
慈久庵テラス席からの風景
蕎麦巡りの旅が続きます。<常陸太田市旧水府村の慈久庵>へ。地名が読めずカーナビ入力できず、道の駅さとみを目指します。こちらは景色がすばらしい。山と川。
その後細い山道を抜け、慈久庵へ到着。シェークスピアの生家のような建物です。外装も立派ですが、内装も立派です。冬はかなり寒くなりそう。中央の写真はテラス席。外を眺めながら食べられます。おいしい空気が何よりのごちそう。喫煙席です。でも今日は暑い!
ご主人がお1人でやっています。注文し、じっくり待ちます。
ノンアルコールビールで乾杯。わさびの茎の三杯酢が肴。この景色も肴です。お客さんはもう一組だけ。食事中、もう一組。お土産用お蕎麦、うどんツユ付きセット4800円4人前もありました。でもこの風景で食べたいです。
野草の天ぷら。三つ葉、お茶、あとは忘れました。葱天せいろの葱も。 とろろぶっかけ蕎麦。
絶対せいろがお勧めです。
葱天せいろ。
葱天は左の写真に。
デザート「柿のうんてろ」
熟柿(じゅくし)の方言とのこと
外観、おしゃれ。 右手写真の切れたあたり
畑があります。
慈久庵近くに<竜神大吊橋>があるので行ってみます。初めてです。
竜神峡は、奥久慈県立自然公園に位置し、V字型の美しい警告の中を流れる竜神川をせき止めた竜神ダムの上に竜神大吊橋はかけられました。長さ375mで、歩行者専用としては日本一の長さを誇り、ダム湖面からの高さは100m、橋の上からの眺めは、四季おりおりのパノラマを観ることが。端の両側にある壁面には山と大地をイメージした絵が描かれており、橋はその大自然の空間を舞い上がる竜を想起させます。渡橋料金は300円です。
向こう側に歩いていくと竜の絵が鉄柱にはめ込まれているように見えますが。 竜の絵は、鉄柱のその奥に独立して置かれています。
 
吊橋から上流には渓谷、下流にはダムを見渡します。橋脚がなく、ワイヤーで吊っています。ワイヤーを支える鉄柱、ロボットの脚のようで頑丈そう。ラーメン構造とのこと。よくわかりませんが。
まんがのような竜の絵は駐車場側の絵。汚れてしまっています。
水戸に戻ります。<千波湖>です。車を停めて休憩。鴨やら黒鳥やら、ボートを漕ぐ人々やら。湖向こうはにぎやかなところ。角度を変えると偕楽園。その中に好文亭が見えます。市民の憩いの場です。中学生の時、マラソン大会で走りました。
県庁
エレベーターからの景色
25階からの眺め。右の建物は茨城県警。
<県庁>です。以前の県庁のほうがレトロで味わいがあるのですが、新庁舎。25階の展望台へ直通のエレベーターで。透明ガラスで外の景色を見ながら登ります。展望台は閑散。喫茶室が土日はお休みとのこと。観光客というより、地元の小中学生が涼しいこのスペースを求めてくつろいでいました。織田裕二の「県庁の星」がここで行われたとのこと。ちなみに県庁駐車場、入場料どちらも無料。
今回の旅は蕎麦を食べつつ名所を巡るものとなりました。蕎麦巡りは続きます、たぶん。
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