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笠間日動美術館分館「春風萬里荘」は昭和40年に北鎌倉より移築されました。萱葺き入母屋造りの重厚な構えの江戸時代中期の民家はもともとは神奈川県厚木市近郊の地にあたる高座郡御所見村の豪族で、大庄屋であった伊東家の母屋であったものを、昭和のはじめに北大路魯山人が、北鎌倉・山崎の地に開いた星岡窯の母屋として、もう一軒の慶雲閣と共に移築し、自らの住居としていたものです。魯山人は明治16年、京都に生まれ、はじめ書家として世に出た後、篆刻、絵画、陶芸、漆工芸などの多方面にその才能を発揮、昭和34年76才で亡くなりました。建物の内部は、魯山人が住んでいたままに残されています。
1月下旬のため庭は枯れ木の状態です。梅、桜、紅葉の時期が美しいとのこと。
茶室から臨む石庭 内庭はずれから。 料理用の釜
茶房「春風庵」であんみつは織部。 コーヒーは笠間焼。 枯れた紫陽花がそのままに。
池が2つ。 回遊式庭園です。 落ち葉かと思いや、
葉が紅葉している草。
丘のほうから屋敷を見る。 屋敷から上っていくと長屋門あり。 「背合わせ」というオブジェ
外廊下があります。 茶室専用の入り口。 春風萬里荘の門
屋敷内は撮影禁止。魯山人遺作の食器、花器、日本画をはじめ、屏風、書、掛け軸など。カワシマコレクションなるものも展示されていました。このようなところに住めたらいいな。

古民家のよさがありました。
←馬屋だったところは洋間になり、年輪を刻んだ欅の木目を見せる「木レンガ」を敷き詰めた床、自然石をくみ上げた暖炉。
風呂場の展示もあり。 ↑長州風呂と上がり湯と洗い場がゆったりとした広さの中に、周りの陶板は彼自作のもので、半円筒形の織部陶板が青竹のようにめぐらされ、棕櫚縄でしめられた絵付け。暖炉、お風呂、これだけでムードたっぷりです。と、撮影禁止を知らず撮影していたところで注意される。ガラスの中で展示されている数々の器もすてき、部屋に飾られている書、灯りもすてきでしたが、写真が撮れないため紹介できないのが残念。

入園料600円。駐車場、水戸ナンバーなし、つくば、千葉、横浜ナンバーのみ。

春・秋再訪予定です。

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