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桜を訪ねる旅にでかけます。4月中旬東京駅発9時40分東北新幹線に乗り郡山まで。そこからバスツアーです。
大宮を過ぎた頃から桜景色が見え始めました。都内ではすっかり終わってしまったソメイヨシノですが、山が桜に彩られています。(新幹線の窓から撮影。)

1時間40分ほどで郡山着。ぞろぞろ幟旗に連れられバスに乗ります。
高速道に乗り一路三春へ。
注文しておいたお弁当が配られます。次の目的地「三春の滝桜」まで到着するまでの30〜40分の間に車中食べたほうがよいとのことでいそいそ、いただきます。ほんとは桜を眺めながらいただきたいところですがいたしかたない。左が「福島まるごと弁当」1000円、右が「滝桜弁当」1200円です。まったく同じものが売店でも売られています。

「三春滝桜は福島県田村郡三春町大字滝字桜久保に所在する。三春超を含む旧田村郡一帯は、枝垂れのエドヒガンの植栽が多く見られ、地域の風景の特徴のひとつともなっているが、三春滝桜のように巨大なものはない。三春滝桜はネモトの周囲10.5m、目通り幹周り9.5m、枝の広がり東西約22m、南北約17m、枝垂下して地表近くに及び、その花濃紅艶美であり紅枝垂と呼ばれる。

古来「滝桜」とよばれてきたが、江戸時代後期の天保年間、三春藩士草川次栄上京して公卿等との会談の折滝桜が話題にのぼり、この時詠んだ桜の賛歌が世に広まった。大正11年10月、わが国の桜を代表する巨樹として天然記念物に指定された。同時に五本の桜が指定されたが、そのうち山梨県の山高神代桜・岐阜県の根尾谷淡墨桜および三春滝桜は通称「日本三大桜」と呼ばれている。

三春の滝桜有名です。 どうにか蕾がつき始めたところ。 それでも続々と花見の人々。
これがいちばん咲いてた枝です。 横から。 後ろから。
奥の神社。ちなみに三春の滝桜、樹が傷むためライトアップなし。 花が開くと桜の樹、
2倍くらいになりそう。
これまた横から。
菜の花畑。満開の桜見たい!

三春から磐越自動車道、東北道に乗り福島を目指します。去年知った「花見山公園」。いったいどうなっているの?山自体が花々で飾られてとてもきれい・・・、行ってみたいと思っていたところ今年念願叶い訪ねることができました。
自家用車ですと直接乗り付けられない。駐車場からピストン輸送のバスで行くしかない。でもバスツアーでしたらそのまま駐車場まで。もう駐車場に着いたとたん美しい山々が迎えてくれます。美しい山々を見ながら突き進みます。実はこれらは花見山公園まわりの花々の山。

いわゆる花見山はその奥の一画。たった1時間ちょっとの自由時間、やっとたどり着いた「花見山公園」。それまでのところもたいへんきれいな桜、レンギョウ、ボケ、いろいろな花が目を楽しませてくれました。花見山公園には30分、45分、60分の散歩コースがありますが、30分の短いコースすら歩く時間的余裕がありません。眺めるだけで戻ります。どんな状態なのか未だわからず。
シャトルバスには長い行列が。福島駅に向かうバスにはすぐ乗れます。時間通りバスが迎えに来て、次の目的地に効率よく移動。

花見山公園を造った阿部一郎さん。 庭の手入れをされています。 自宅横には休憩所。
向こうは花見山公園外。
このあたりは近辺の山々です。 ボケ。 色の違いが美しい。
花見山公園外もきれい。 東海桜という品種。かわいい花。  

どんな形をしているのか想像がつきませんでしたが、やっと実物を見て全体像つかめました。

翌朝のNHKではここから桜中継していました。

花見山に別れを告げ、宮城県大田原市白川堤一目千本桜に向かいます。バスガイドさんが、授業の写生中、川に溺れた生徒を助けるために殉死した女性の先生の話をします。溺れた3人の生徒2人まで救いもう一人救おうとしたところ力尽きたそう。銅像も建っているとか。東北三泣きに入っていたかな?(野口英世と…。)そうこう話を聞いているうちに仮眠。到着。
白石川堤「一目千本桜」約7〜8キロにわたり続く桜並木です。既に夕方。川面に映る桜にとても得した気持ち。川、桜、山並み。関東では見ることができません。
反対側にもまだ桜並木が続きます。売店も出ています。日中も賑わっていたようですが、この後は夜桜の人々でまた賑わいそうです。
宮城を離れ、本日投宿の天童に向かいます。まったく位置関係がわかりませんが、バスなのでおまかせ安心。
 
本日宿泊の天童温泉「いちらく」です。天童温泉を訪れるのは、初めて。将棋の駒で有名です。国内生産の90%がここで作られているそうです。人間将棋というイベントもあるとか。なんと1週間後の開催でした。
手持ちのお酒がなくなり、近所の酒屋にお酒を買いに。山形の米焼酎がありました。焼酎はやっています。ぴりりとした味です。この旅館の良いところ、部屋に置いてあるお菓子がけちっていません。味噌椎茸、かつお胡桃、さくらんぼ・ラフランスのゴーフル。酒のツマミにもなります。味噌椎茸、お土産用に購入しました。
もう一つよいところ。露天風呂には立派な桜の樹。今満開。桜を見ながらの入浴でした。
そしてちょうどいい感じに夕食開始。イスに腰掛けての食事なので楽。畳が敷かれている部屋。スリッパを脱いでいるし、畳も新しく清潔感あり気持ちいいです。
夕食は福島牛シャブシャブ。お肉の下にサラダのように野菜が。
いっしょに鍋に入れていただきます。姫たけのこ味噌焼き。
さくらんぼ、桜の葉の天ぷらなど。芋煮も。
朝食です。サラダには小さなサクランボ。ご飯はヒトメボレ?おいしい!
夜はしっかり飲んでいたので、目覚ましで6時半起床!温泉に入り、7時10分から朝食!8時にバス出発!旅館の売店で買い物も!
時間通り出発!天童〜山形、道の横の畑にはさくらんぼの木々が並びます。山形はフルーツ王国。6月中旬頃になると、さくらんぼ狩りの旅行客が押し寄せてくるとか。夏、すいかもおいしいらしい。

桜の名所、置賜へ。開花はまだまだまだのよう。「置賜さくら回廊」と名付けられています。そうです、1ヶ所、どーんと桜の名所があるわけでなく、ぽつぽつと立派な1本桜が点在しており、それらを線で結び、総括して桜回廊になるわけです。
以下パンフレットより。
「置賜さくら回廊は、山形県南部の置賜盆地に位置し、赤湯温泉〜白鷹町荒砥までをつなぐフラワー長井線沿いの43kmの桜の観光ルートです。

日本桜名所100選の「烏帽子山千本桜」を起点に、国指定天然記念物「久保桜」「草岡の大明神桜」、県指定天然記念物「薬師桜」をはじめとする樹齢1200年余の古木や名木、巨木といった古典桜の名所が20ヶ所ほど点在しているのが特徴です。これだけ歴史ある桜の古木が多く残る場所は全国的に見ても他に例がありません。それぞれの桜には坂上田村麻呂や後三年の役の八幡太郎義家、伊達政宗といった歴史上の人物の伝説が残っております。平成6年、書く桜の保存会が集まり「置賜さくら会」を結成しルート設定されました。

薬師桜。車窓から。 釜の腰桜。こちらがいわゆる置賜の桜として紹介される木。満開時即席芝居小屋で地芝居が上演される。 草岡の桜。車窓から。
久保桜樹齢1200年。昔撮られた写真。桜の木の前にはチョンマゲ結った人もいました。村長さんだとか。
立派な木です。
↓烏帽子山千本桜へ。こちらは山全体がたくさんの桜で覆い尽くされる。烏帽子山八幡神社が山の頂上にあります。石の鳥居は1本石(継ぎ石されていない)では日本1とのこと。

また県越えです。福島県喜多方でラーメンの昼食です。喜多方とは、北のほう、の派生地名とのことです。喜びが多い喜多方のほうがいいですね。会津喜多方ラーメン館にバスを停めます。こちらは「喜多方ラーメン製造元河京」が運営しているとか。

ここで添乗員さんよりラーメン券500円をいただいて、自分の好みのラーメン屋さんに向かいます。足りない分は現金で支払うシステム。アイデアです。恵比寿にある坂内ラーメンもあります。ただしバスの駐車場から遠い店だと集合に間に合いません。

ラーメン館にて。会津はお酒も有名なようで、お土産物やさんでは利き酒をさせてくださいます。瓶がとてもおしゃれ。お土産物のメインはもちろん喜多方ラーメン。製造行程がガラス越しに見られます。ちぢれ麺が完成していって、ビニール袋に1袋ずつ梱包されていきます。麺はまるでスパゲッティのようです。
ばら売り。スープ豚骨、煮干、など。麺、スープともに110円くらい。名物からしみそ、煮卵あり。
多方ラーメンについて。町の北西に望む飯豊山の伏流水を利用して、昔から酒や味噌、醤油などの醸造業が盛んな土地柄だった喜多方。蔵を建てるのが男子一生の夢といわれ、頑固者が多い。ラーメンにもそのこだわりが生きていて、36,000人の町に(旧市内)120軒を超す、ラーメン店密度日本一の町。
最近の話題。朝ラー。喜多方には朝7時から開店するラーメン屋がいくつもあり。早起き野球のあとに、出勤前に、休日は家族揃って朝食にラーメン。香川に行った時は朝食うどん納得できた。油っこくないし、セルフの店なら100円台で食べられる。土地柄いろいろです。
恒例のキューピーちゃんストラップ購入です。ここは福島ですが、なぜか、さくらんぼ娘、芋煮キューピーです。
ちなみにここのお土産物やさんの前ではラーメンを試食させてくださいます。意外や量がたっぷり3口分くらい入っていて食べ応えあり。しょうゆ味か煮干味選択可能。熟成多加水麺ならではのモトモチ感とツルッとしたノド越しの良さが自慢とのこと。
本日入店のたんぽぽ亭。 餃子330円。3個だけです。
ちょっと大きめだけれどジャンボじゃないし3個ってアンバランス。
たんぽぽラーメン700円くらい。
おいしい!
コーン、もやし、わかめのトッピングプラス煮卵付きのラーメン。どうしてここにしたかというと、私は煮干系のラーメンが好きだから。配布されたラーメンマップには、ちゃんと写真とスープの種類が書かれていて、事前に調査できるのがうれしい。入ってみると、バスガイドさん、運転手さんも来ていました。
昼食を終え、お土産のラーメンもバスの下部の荷物入れに収納。
いよいよ最後の桜、鶴ヶ城へ。
「昭和9年(1934)鶴ヶ城が国の史跡に指定され当時の文部省は所在地名を登録名としました。このため、公式には『若松城』と登録されました。一般的には『鶴ヶ城』が有名ですが、古い文献などでは『会津城』と書かれていることが多いようです。」
お城の中は展示スペースになっており、天守閣のほうまでいろいろ見ながら上ります。城の中に入るには500円。団体料金だったので400円。
昔の姿。 昔の様子。 お城の見取り図。
和ろうそくの産地でもありました。 左から完成していく様子。  

天守閣からの眺めです。左下の2枚はほぼ同じ角度から撮ったもの。いちばん右の山が飯盛山、白虎隊若い青年たちが、「城が燃えている。」と勘違いし自刃した山です。その後、城は1ヶ月ほど持ち堪えました。

天守閣から見ると、角度によってはそこそこ桜も咲いているようです。修学旅行生たちもたくさん来ていて記念撮影をしています。お城と桜はベストマッチです。1週間後あたりが見ごろです。

郡山からMAXに乗って帰ります。
2階席です。
夕焼け。明日は晴れです。 3分の1ほどの夕日を撮ろうとしてシャッター押したらもう沈んでしまいました。

東北の桜、見たいけれど、渋滞、人混み怖く見に行けないこれまでに終止符!今年はバスツアーで、さくさくっと連れて行ってもらおう!しかし、欲張りツアーを申し込み、こんなにたくさん見られるのかな?結局、旅行会社は連れて行ってくださるが、桜は全部咲いているとは限らないのは冷静に判断すればわかること。

まったく同じコースが2週間後までも実施されるわけで。その時は花見山や白石川堤一目千本桜は散り、三春滝桜、置賜は見ごろ。次回はそれらを見に行けばいい、見に行かないと気がすまない。今回は下調べです。

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