HOME    diary FILM  BEADS   野菜ビジュー   エコ学   漢方   料理本
湘南国際村センター
地球の食卓展 〜食の環境について考える〜

前半の写真、給食の歴史です。箸、スプーン使用について時代それぞれ。明治22〜昭和25年までは箸で、昭和27〜39年は先割れスプーン、昭和40年フォーク、昭和44年フォークとスプーン、昭和49、50年先割れスプーン、昭和52年フォーク・スプーン、昭和54年箸、昭和56年フォーク・スプーン、昭和58年フォーク、昭和60、62年箸使用となっています。きちんと事実に則しています。(プリントあり。)ただ食器についての情報はプリントに載っておらず、それでも事実に則して使用されているような気がします。

小学校の時、校舎内の給食室で作られていた思い出。その頃の献立にしみじみ。最近はバイキングスタイル登場。これなら嫌いなものを食べなくてすみます。それ

にしてもエスニック味あり、バラエティに飛んでいます。 後半は、Peter Menzel & Faith D'aluisio

「話題の写真集・地球家族シリーズ『地球の食卓』(TOTO出版/2006年)より。ふたりのジャーナリストが、世界各地を巡り取材した「ごくありふれた場所」の「ごくありふれた家族」の「ごくありふれた食卓」の風景から。
それぞれの家族の食卓には、世界の多様な食の文化が溢れていると同時に目に見える食品市場のグローバル化や私たちのライフスタイルの変化、豊かな国と貧しい国の食料の格差など、世界でいま起きている様々な「食」の現実が見え隠れしている。」

  栄養みそ汁! 洋風の香り

戦時中でも。 戦争直後です。まずい脱脂粉乳。  
アルミの食器です。 鯨肉のたつた揚げ。
今ならありえない献立。
 
絶対飲みたくなかった脱脂粉乳。 お皿がメラニンに。 揚げパンはギガおいしい。
缶詰黄桃よく出ました。ソフト麺はカレー、和風醤油汁、ミートソースベースと共にいただきました。 ぶどうパン。ハンバーグが小さい気がしますが、大きさ本当?
ロールパンと八宝菜の組み合わせ変 ご飯が登場。 郷土食を取り入れ。
洋食化。 おしゃれ、ツイツトパン。 エスニック韓国料理。

←麦ご飯。高野豆腐も使い健康的。子ども向きかどうか不明。

 

↓この頃はこんなスタイルも。恵まれています。給食がどうあるべきなのか基本方針は貫かれているのか、方針が変更になったのか、そのあたりの説明が欲しいところです。

 

これらの料理ものはすべてサンプルです。でもラップがかかっていると本物?と思ってしまいますが、あとで見にいったKさん、押して確かめたので本物ではありません。

〜後半〜『地球の食卓』

スーダンの内紛を逃れ、母子6人で難民キャンプで過ごしている。朝食はソルガムというイネ科の穀類をどろどろのお粥のように加熱し油を引いたボウルに移して表面を平らにならし固めたアイシュと呼ばれる酒食。ひとつかみの乾燥トマト、塩少々、水で作ったスープ。キャンプ内では難民登録をすると食料の配給を受けられる。ふるさとの思い出。争いも心配事もなく穏やかで食べものもふんだんにあった。1週間に3,4回キャンプから地元の村へ出稼ぎへ。畑の仕事が見つかると1日750F(157円)が得られる。そして新鮮なトマト、オクラ、干し魚などの食べものや子どもたちの学用品代にする。

沖縄の食卓。 牧志市場。大根の試食。 東京都小平のウキタさん一家
先進諸国、ものが溢れるところ。 妻を4人まで娶ることのできるマリ。もちろん養えることが条件。こちらでは2人の妻が仲良く暮らしている。妻への待遇は平等にすることが仲良しの前提。
同じオーストラリアでもこちらはアポリジニのほうでしょうか。以前、食べるものがなければカンガルーを捕まえてきていたとのこと。 ソ連の共産圏から世の中は変わり、財産を失い、激動の年月を過ごしてきた家庭とのこと。心なしか顔つきが厳しい。 貧しいながらも明るい表情。
調理は蒔き火、食料の保存は自然乾燥、資産である家畜はめったに食べない。その日一日分の水をワジの水場まで汲みにでかける少女たち。ロバに乗り20分ほど。汲んでくると家畜が飲み、土中に浸み込みあっという間になくなってしまう。
原油の産油国。豊かさがうかがえる。水登場。
ヒンドゥー教徒の精神的指導者のポスター大の肖像写真に守られ朝食のテーブルに。めいめいのお皿にポパ(ライスフレークを薄くしたもの)をふんわり高く盛りつけてセプ(カリカリのひよこ豆粉)をふりかける。
政府支給の低層アパート。キッチンには天津産のシャオシャン米、フランスパン、インスタントコーヒー。一家は以前胡同に住んでいた。地元の市場が食の大部分を賄っているとはいえ、カルフール、ウォルマート、イトーヨーカドーの多国籍企業が徐々に小さな市場に取って代わってきている。
北京市の東100kmにある農村に暮らす。地方政府より一人当たり50u6人分の畑が割り当てられ、とうもろこし、大麦、小麦、大豆、ピーナッツなどを季節に応じ育てている。家庭菜園ではトマト、キャベツ、かぼちゃ、きゅうりを育てる。それでも必要な量の10%しか取れない。息子が北京に稼ぎに行く。中国は菜食文化の国と言われるが、孫は野菜を食べようとせず、祖母は嘆いている。
ブータン。自給自足農業を営む13人家族。土間にじかに置かれた土製の炉の上で、赤米の鍋がことこと。唐辛子、チーズ、玉ねぎ、チリパウダー、塩をこね、ペースト状に。ご飯に添える。加えて搾りたての乳で作ったバターを溶かしたバター茶が朝食。少量のカレー、ご飯を小さなボールにまとめてカレーに浸して食べる。朝食、夕食。牛がたまたま死んだ場合食べる。折衝はしない。最近は子どもたちの制服、学用品の購入に現金支出をともなうため一時間ほど歩いて、チーズやアラ(自家製穀物酒)を売りに行き現金を蓄えている。
エジプト。小ナスの芯をくり貫いてスパイシーな細切れラムの詰め物をしている。なすの下ごしらえがすむと蒸し物のしたく。にんにくとラムを混ぜたレモン風味のご飯を蒸したぐどうの派手包む。その小さな堤をお皿に積み上げる。
グリーンランド中東部沿岸の人口は700人未満。その大半がイトコルトールミトの町に住む。ボートや空の便で食料供給が行われているイトクの小売店は半径800km県内に住む人々の主要な食料マーケットになっている。そのイトクから2時間余り古ぼけたそりに揺られ雪の上を走るとキャップホープという小さな村に着く。4家族が住んでいる。朝食はたっぷりの紅茶、濃縮果汁を還元した砂糖入りジュース、粉ミルクをで戻したシリアル。デンマークのダンスのビデオやMTVがかかる。水道以外のたいていの設備が整っている。
毎日のハードスケジュールのためにエクササイズ・プログラムを実践できずにいる多くのアメリカ人。肉体的なきつさよりも精神的なストレスが大きい。間食をずっと続けていたら体重が増えてしまった。スナックやファストフードの摂り過ぎ。フィットネス・クラブに入会。体重は落ちたけれど、今度は家で食事を作る時間がなくなってしまい、以前にもまして「手っ取り早い」ファストフードをたべるようになってしまった。結局、クラブを辞め、自宅で運動器具を用いファストフードを減らし、肉が少なく新鮮な野菜の多い計画的な食事をするようにした。

これらの写真、1週間に家族が食べる食料・・・ということでニュースで見たことがあります。世界各地、その土地にもより、電気が通っていたりそうでなかったり、飲料水は水道・ペットボトル・それとも?、冷蔵庫の有無、昔ながらの自給自足を続けている地域もあり。同じ地球のなかにこれほどの違いを実感。

それとは別に、国民性というべきか、それと幸福度との関係はもちろん比例するものではありません。カメラマンの人が人々の安心している表情を引き出しているのは見事です。

見入るのは、生活の厳しいところ。難民キャンプ、生活の拠点である住まいが不安定であるところ。それでも食べることは生きていくために必要でもあり楽しみです。

今回の展示では、ただ地球各地の人々の食材の展示になっていたような。1週間分?という案内もなく。説明が不足。私が疲労度120%で見たせいもありますが、たくさんの字を読まなければ理解できないような説明になっていたのは残念です。

pageup