HOME    diary FILM  BEADS   野菜ビジュー   エコ学   漢方   料理本
ヴェトナム・ホーチミン

ヴェトナムの首都ホーチミンに料理修行に行きました。いまやヴェトナムは日本人女性の憧れの場所です。かわいい雑貨、おいしいヴェトナム料理、アオザイ・・・。ただヴェトナムに入国するのには未だビザが必要だったり、飛行機の本数が少なかったりで(その後ビザ不要になりました。)、少し不便です。しかし訪ねる価値大ありです。
料理を習う場所は、婦人職業訓練所。美容師のクラスがそばにあり、パーマのロットを髪に巻く練習を見かけました。

ところで料理学校にはたくさんの嫁入り前の女性たちが大挙してやってきていました。家で母親から直接習わない?から学校で習うそうな。先生1人に生徒20人ほどの講義を受けた後は、ビニール袋に試作品を入れてもって帰ります。
ちなみに私は生徒私1人に、先生1人、通訳1人。マンツーマン以上の厚遇でした。
とにかく、ヴェトナム料理はおいしいかった・・・。それに市場の肉、魚、野菜、果物の新鮮なこと。かなり日本は素材において負けてます。

1日目の料理です。魚の煮付け、甘酢スープ、揚げ春巻き。甘酢スープの具は魚、豚、パイナップル、オクラ、トマト、タロイモの茎、モヤシ、香草などたっぷり。豪勢!!!肉はスープの出汁にもなるのですが、パイ

ナップルをいっしょに煮込むことで肉を柔らかにさせています。白いご飯も炊きました。揚げ春巻きの皮は、平坦なものでなく、網々です。市場に売られています。

毎朝、ホテルから市場に行き、本日使う材料を買い求めます。日本では考えられないほどの野菜、果物。肉は吊るされ、魚は水桶に。鶏は生きたまま篭に。材料を調達し料理学校へ。
2日目はフエビーフンとお好み焼き(バインセオ)です。豚塊を糸でしばり茹でます。あく取り、しばらくして牛肉塊。茹でて肉の硬さがどうなるかをわかっていての茹で方。茹で汁はブイヨンとなって汁ビーフンのスープに、茹で肉はチャーシュー具材になります。バインセオの皮はお米の粉、ココナッツミルク(ココナッツの実を袋に入れて搾り出す。)、ターメリックの粉で黄色に。皮の中身は茹で豚、玉ねぎ、にんにく、エビなど。
フエは辛めの味付け。唐辛子の粉が効いてます。玉ねぎ、レモングラスを入れるのがヴェトナム風。臭みも除去。トッピングの野菜はバナナの花、空芯菜、香草。バインセオの皮の素には青ネギ。 皮を焼き、肉、エビ、玉ねぎ、
生モヤシを。

3日目。焼き鳥風豚、ちくわとブン・ティット・ヌォンです。ちくわはエビすり身、豚脂身、にんにく、青ネギ、調味料を混ぜ、サトウキビに巻きつけて蒸し、炭火で焼きます。手間がかかっています。焼き鳥風豚は下味はちみつ、砂糖、醤油、ハックルーのたれで棒に刺していきます。ブン・ティット・ヌォンはフォーですが、きゅうり、レタス、野菜、ピーナッツ、揚げ玉ねぎをトッピングしていきます。この揚げ玉ねぎが最高。小さな紫たまねぎをじっくりと揚げて香ばしい何よりの調味料になります。
火起こしする先生。贅沢に炭火焼です。→

通訳、ホテル⇔学校を世話してくれたマンさん。↑ヴェトナム語の指差し帖をプレゼントしたら喜んでくれました。これでもっと勉強して、仕事に活かしてくれてるはず!

 

4日目。北部料理、汁ビーフン。水から豚スペアリブ、後で鶏を加え、玉ねぎ入れて取り出し味付け。ゆがいたビーフンにその汁を加えます。たっぷり野菜を加えていただきます。

ハスの茎のサラダ。だしを取った豚肉細切りに、エビは蒸し焼き、レモン汁に漬けた玉ねぎ、きゅうり、たれに漬けて、揚げ玉なぎ、ピーナッツと。ハス茎は市場にきれいに洗われて水ダルの中で販売されている。

 
4日目牛肉フォー。牛肉でだし取り。とろ火で2時間。骨を入れる時は7時間。ニッキ、八角、紫たまねぎ、生姜をガーゼに包みいっしょに。塩、砂糖、味の素で味付けしゆがいたフォーにスープをかけ、牛肉スライス、野菜を載せる。 生春巻き。豚塊細切り、ビーフン、にんにく油、揚げ玉ねぎ、蒸し焼きに下エビ、もやし、きゅうり、野菜を生春巻き皮で包む。

5日目。米粉蒸しクレープ。米粉と片栗粉の混合液。中身は豚肉ミンチに、きくらげ、紫玉ねぎ、にんんく。クレープの素を蒸し器、ガーゼを張った上に丸く伸ばし1分蒸し、皮から手作り。この鍋買おうと思いましたが、なぜか止めてしまった。皿に取り、具を包んでいく。

イカ炒めは、もやし、きゅうり、セロリ葉、トマト、玉ねぎ、青ネギ、パイナップルと炒める。イカの表面をきれいに斜め飾り切ります。にんにく、生姜も入れる。醤油、砂糖、塩、胡椒で味付け。

空芯菜炒めはにんにく、塩、味の素で炒めるだけ。

ホテルカラベルの1Fのティーラウンジ入口にはケーキのデコレーション。最上階のレストランは日本の雑誌にも紹介されていました。 カフェの麺もこんなおしゃれ。実は到着夜ひとり寂しく食べた一品。 地元で人気のレストラン。鍋の前には焼肉をいただきました。現地コーディネーターの方に連れていっていただきました。シンタク(人力車)も楽しかった。
pageup