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「I am Sam」
7才の知能しかもたないSamが、シングルファーザーとなり、でも娘が7才になったとたん、娘は父親のために勉強を拒否し始めます。そして児童福祉局は、Samは彼女を育てられないと判断し、彼女を施設から里親にだします。Samは裁判を起こし、彼女を取り戻そ うとするのですが…。7才の知能であれば純粋で、子どものように遊ぶ…というのをステレオタイプのように烙印を押してそれを押し売りされるような感じ?

「アイアム ブルース・リー」 2011年 カナダ I AM BRUCE LEE

稀代のアクション・スター、ブルース・リーの実像とその偉大な功績に、貴重な映像資料と著名人へのインタビューで迫る人物ドキュメンタリー。NBAスター、コービー・ブライアントや俳優のミッキー・ローク、あるいはボクシング6階級制覇のスーパースター、マニー・パッキャオや総合格闘技UFCの代表を務める大物プロモーター、デイナ・ホワイトら各界を代表するセレブリティたちが、我こそはと自らの熱きブルース・リー愛を語り、身内や友人たちが語る彼の知られざる素顔とともに、ブルース・リーのルーツと今なお衰えることのない影響力の大きさを明らかにしていく。

若くして夭逝してしまうと謎ばかり。いつまでも語り継がれるのはビッグスターたる所以でしょう。

「愛、アムール」 2012 フランス/ドイツ/オーストリア Amour 監督:ミヒャエル・ハネケ

主演:ジャン=ルイ・トランテニャン、エマニュエル・リヴァ

パリ都心部のアパルトマンに暮らす夫婦。ある日妻のアンヌが右半身不随になります。夫は最後まで共に暮らすことを切望する妻の思いを聞き入れ、優しく介護します。が、妻の病状はどんどん進みます。自分のしてしまったことを恥じる妻、必死に支える夫。子供とて、とってつけたようは正論をかましてきます。「痛い、痛い(malmal)」と悲痛な叫びを繰り返す妻に、夫の取った行動。愛し合っていた夫婦がこうならざるえなかったと思い知らされる映画です。ジャン=ルイ・トランティニャンは、若かりし時アラン・ドロンの敵として映画に出ていましたが、こんな優しいおじいちゃん役をやっているのですね。

「アイコ十六歳」 監督:今関あきよし 製作総指揮:大林宣彦 音楽:サザンオールスターズ 出演:富田靖子、松下幸枝、藤田弓子、笑福亭鶴瓶、紺野美沙子

名古屋市内の県立高校に通う三田アイコは、一学期の終業式の帰りに、中学時代に付き合っていたあいつを見かける。中学を卒業してから連絡を取っていなかったが、あいつが女の子と一緒にいるのを見て、アイコの気持ちは揺れる。二学期、アイコのクラスに、弓道全国大会に入賞したことがある島崎愛子先生が赴任。アイコは島崎先生に憧れるが、入院したり、暴走族の事故現場に居合わせたり。

名古屋ならではの片側五車線道路、名古屋城をラストに写して終わるエンディング。

「愛さえあれば」 2012 デンマーク Love is All You Need 監督:スサンネ・ビア 主演:ピアース・ブロスナン、トリーネ・ディアホルム

『未来を生きる君たちへ』監督・脚本がラブロマンスを作るとどんな作品に…。さすがでイーダは乳がんの治療がひとまず終わり、娘の南イタリアでの結婚式に信頼する夫と行くのを楽しみにしています。が、診察を終え、自宅に戻ると、そこには若い女性と浮気中の夫の姿。夫は、妻の治療中自分も辛かったと自己弁護。傷心の中、イーダは結婚式に向かいます。空港の駐車場では車をぶつけ、その相手は娘の結婚相手の父親フィリップ(ピアーズ・ブロスナン)。パニックになったイーダ、振り乱し、カツラは前のめり状態。南イタリアでは娘たちが、汚れた家を片付けています。マリッジブルーなのか娘は不安を抱えています。イーダは優しく接します。美しいイタリアの風景。海でカツラもはずし全裸で気持ちよさそうに泳ぐイーダをフィリップは心配します。そしてイーダの父がやってきます、浮気相手を連れて…。怒る娘を「結婚式に父親がいないのは変でしょ。」と諭すイーダ。立派ですね。スーツケースを受け取れなかったイーダは披露宴のドレスを買いにでかけるのですが、そのドレスを着た彼女に、夫もフィリップも夢中になります。そして娘の不安は的中し、結婚は破談となり、それぞれがデンマークへと帰ります。浮気相手と別れ、よりを戻そうとする夫、いったんは受け入れるものの、もう無理ですよね。フィリップは素敵だし。穏やかで心優しい女性は幸せになれるのです。

「愛して飲んで歌って」 2014年 製作国:フランス 原題:AIMER,BOIRE ET CHANTER/LIFE OF RILEY 監督:アラン・レネ 出演:サビーヌ・アゼマ、イポリット・ジラルド、サンドリーヌ・キベルラン、アンドレ・デュソリエ、アルバ・ガイア・クラゲード・ベルージ、カロリーヌ・シオル、ミシェル・ヴュイエルモーズ

3組の夫婦は、友人・ジョルジュが末期ガンで余命わずかと知らされ大慌て。彼らは、愛すべき旧友の残り少ない人生を良きものにしようと一致団結する。

「愛してよ」 2005
地方都市新潟。離婚して息子を育てる自己中心的女性。許せるのは西田尚美が演じているから。ステージママでオーディション攻め。母親は子供を愛せよと、言われるが、誰が私を愛してくれるの?と子供に訊ねる。でも、最後は結局、こうなるの?

「愛してる、愛してない」 2011 韓国 原題:COME RAIN, COME SHINE 原作:井上荒野の短編小説『帰れない猫』 監督:イ・ユンギ監督

離婚を決めたカップルの最後の一日淡々と映します。外は朝から土砂降りの雨、夫は妻の荷造りを手伝い、2人の思い出のレストランも予約し、彼女のために美味しいコーヒーを淹れ、迷い込む猫。その猫を探して家に上がり込む図々しい夫婦。家の中でも行方不明になった猫をアンチョビの缶詰で呼び寄せようとします。最後むしゃむしゃと食べる猫、塩辛くないのかしら。妻があまりにも魅力なく、成り立たない。

「Ice Age2」 2006年 アメリカ
試写会で。この頃は声優という言葉は死語?司会者がボイスタレントと連呼していました。舞台挨拶の着ぐるみのシド、ハイテンションでした。何せ、司会者とボイスタレントの間にわざと会話の邪魔をするように立ちはだかっているし、優香はシドを見ながら答えていました。日本語の歌を作って歌っているのは岸谷香で舞台に登場。子育て専念していたため8年ぶりの復帰。歌作りにアイスエイジを意識せずに作ってくれてよいとのことだったけれど、自然と”アイスエイジ”というフレーズが入ったとのこと。8年ぶりでも大きな仕事、それも子どもにも見てもらえる(聞いてもらえる)仕事で復帰できるなんて素晴らしい。
映画は…、アニメが実写のようにきれいでした。

「アイス・ストーム」 アメリカ The Ice Storm 1997

70年代アメリカの小さな町、外見上、一般的で幸せそうな家族A。実際は夫婦、親子の信頼関係はない。近所の家族Bもまた同様。A家の夫とB家の妻(シガニー・ウィーバー)は不倫中。迫り来るアイスストーム。大人たちはホームパーティへ。それはそれぞれの鍵をガラスの入れ物に入れ、女性が引き抜いていき、鍵の持ち主の男と出て行くというしかけの会。男も女も刺激がないのか。B家の妻はA夫でもB夫でもない若い男と出て行く。A妻はB夫と出て行く。そして、B家の長男は嵐の中、ぶらっとでかけ、切れた送電線から感電。酔って帰るA夫が見つける。そんな悲劇がないと、家族を見つめ直さないのだろうか。

「愛すべき女・女たち」 1967 フランス
古い映画です。これって、短編映画。先史時代から始まって未来まで。世界で最も古い職業・・・売春。40年も前の映画で、さらにクロニカルで、ファッションがすてき。先史時代のビキニもメイクもおしゃれ。女性はほぼみんなセクシー。憎めないお茶目なストーリー揃いです。ラクエル・ウエルチ懐かしい。

「愛する人」 2009 Mother and Child 監督 Rodrigo García

14才で娘を産み手放した母親(アネット・ベニング)は37年間毎日娘を思い続けている。娘(ナオミ・ワッツ)は里親が早く亡くなり、17才から一人暮らし、自立することだけを考えてきた。不妊に悩むルーシーは、いつのまにか養子を迎えることを夫との関係よりも大切に思い始めていた。それぞれの女性の状態が交じり合いながら流れる。決して交わらない母娘。が、似た性格。母親と家政婦母娘とのわだかまりから親密になるまで、人生の伴侶となるべき男性との結婚で充実した日々を送り、娘と会いたいと願うように。その頃、娘もまた身ごもり、母を赦し、会いたいと思う。が、…。

「愛という名の疑惑」 1992年 製作国: アメリカ 原題: FINAL ANALYSIS 監督:フィル・ジョアノー 出演:リチャード・ギア、キム・ベイシンガー、ユマ・サーマン

精神分析医のアイザックは美しい女性ヘザーと恋におちる。しかし彼女は少量の酒に異常に反応するという病気に悩まされていた。ある日彼女はマフィアの夫を殴り殺してしまう。彼女に殺意はなかったのか…、彼は利用されたのか…。

「愛と哀しみの果て」 1985年 製作国: アメリカ 原題: OUT OF AFRICA 監督:シドニー・ポラック 出演:メリル・ストリープ、ロバート・レッドフォード

スウェーデン貴族と結婚し、ケニアに渡って来たデンマーク人の令嬢カレン。が、勝手気ままな夫、梅毒をうつされ、子どもを産めないようになり、また夫は浮気で農場に1人きりになるカレン。夫がはじめたコーヒー農場経営、学校作りに励みます。冒険家のデニスと急接近。アフリカの自然を味わわせてくれます。その景色の美しいこといったら。やがてカレンはデニスを束縛し始め、ふたりは別れることに。その直後、コーヒー園は全焼し、カレンは自国に戻るしかなくなります。

封切りすぐに観ました。若い頃であれば前夫全否定ですが、彼がいたからこそカレンはアフリカまで来れたのだし、デニスの事故を勇気があるからこそ知らせに来ました。傑作であったのは覚えていますが、2016年再鑑賞。

「あいときぼうのまち」 2013年 監督:菅乃廣

日本の原子力政策に翻弄された福島在住の4世代一家族を通して、1945年から約70年にわたる日本の歩みを描いた人間ドラマ。1945年、学徒動員で福島県石川町で働くことになった英雄は、自分が何を探しているのかも知らず日々ウラン採掘をさせられていた。1966年、福島県双葉町で原発建設反対派の最後の一人となった英雄は村八分にされ、その娘・愛子は原発推進標語をつくった健次との淡い恋に破れていた。そして2011年、東京電力で親子2代で働いていた健次は息子をガンで失い、ある日愛子と再会、そして3月11日が訪れる。

英雄母→英雄→愛子→愛子の孫娘の話が交錯するので、誰?いつ?を注意深く見ていないとわからなくなる。でもそれを理解してもなんだかねって。

「愛と追憶の日々」 アメリカ 1983

2013年、アカデミー賞発表前にwowowで放送されたため再見。母(シャーリー・マクレーン)と娘(デボラ・ウィンガー)。母の反対にも結婚した娘は夫の浮気に悩む。母は家の隣の元宇宙飛行士(ジャック・ニコルソン)に惹かれていく。強い絆で結ばれた2人の波乱の人生を、笑いと涙で感動的に綴ったドラマ。

「愛に関する短いフィルム」 1988 ポーランド
久しぶりに途中で見るのをやめた映画です。若者が自室窓から覗き、母親も覗いてるし。

「愛について、ある土曜日の面会室」 フランス Qu'un seul tienne et les autres suivront 2009

登場人物が多過ぎてわからない。やがて彼らの共通点が刑務所の面会室で時を共有しているということ。サッカーに夢中な16才の少女ロール。恋人のアレクサンドルが逮捕され、未成年の面会には大人の同席が必要と知り、偶然知り合った病院スタッフの青年に付き添ってもらう。妊娠を知るロール、面会に行くが、彼にそれを告げるどころか会うのを拒否する。

33才にして仕事も恋人ともうまくいっていないステファン。見知らぬ男性から彼と瓜二つの受刑者と入れ替わってほしいと言われ、揺れ動く。

アルジェリアに住むゾラのもとに、フランスで暮らす息子の遺体が届く。5年間会っていなかった息子、犯人に近付こうとして、姉を訪ねる。弟のことで苦しんでいる姉、彼女の子供の子守りを引き受けたゾラはやがて面会に行くのを嫌がる彼女の代わりを申し出るのですが、同時にゾラが何者かを知り、面会に行ってもらう。そして息子を殺した犯人との会話。

面会室という苦しい場面を味わうことになってしまった人間模様。

「愛についてのキンゼイレポート」 Kinsey
昆虫学者のキンゼイがそれまでタブーとされてきた性のフィールドワークをします。困難、誹謗、研究費の打ち切りに会いながらも彼の研究で救われた人たちもたくさんいたそうです。父親との確執、そしてその理解できなかった父にも人に言えない原因がありました。自分のしている研究が正当なものであるのかどうか、必要なものなのかどうか、好奇心の目にさらされながら研究を貫き通したのはすごいです。
異性愛(いわゆる正常)、同性愛をレベル1-6の段階にレベル化します。そうすると全ての嗜好についての理解が簡単になります。バイセクシャルはレベル2-5ということになるでしょうか。

「愛のあしあと」 2011 フランス Les Bien-Aimes

カトリーヌ・ドヌーブとキアラ・マストロヤンニの親子共演。靴屋の売り子だったC・ドヌーブ(別人が若い時を演じる)が道に立っていて50フラン、70フランでどうだと言われ、娼婦となり、お客の医者と結婚。娘を産むが、離婚。再婚したものの、元夫と続いている。そして娘、好きになった男は同性愛者。そして致死量の薬を飲む。娘の死を悼む母。そして元夫の事故死。これだけ長い時間引っ張って何?ミュージカル。カトリーヌ・ドヌーブ、美しい70代、娘は父親似でしょうか。

「愛の渦」 2014年 製作国: 日本 監督:三浦大輔 出演:池松壮亮、門脇麦、滝藤賢一、三津谷葉子、駒木根隆介、赤澤セリ、柄本時生、新井浩文、田中哲司

都会のマンションの一室で営まれる乱交パーティーに集った男女8人が性欲と本音を露にしていく。

女優ってたいへんだな。

「愛のお荷物」 1955

借りておきながら自動出荷にしているので、フランス映画と思って見始める。古い日活映画。ベビーブームを警鐘する。50年以上前のストーリーで、社会観、倫理観、ジェンダー観も現在と違うがコミカルで楽しめる。山村聡と菅井きんの国会討論、人工流産(妊娠中絶のこと。)の是非。厚生大臣の赤線地帯視察。この時代でもかかあ殿下。女性は強い。

「愛の風景」 1992 スエーデン ビレ・アウグストによるイングマール・ベルイマンの自伝的脚本の映画化
上流階級の娘アンナと貧しい神学校生徒のヘンリク。気の強いわがままな二人が、若気の至り、大反対を乗り越え結婚、貧しさにも耐え、夫婦・家族の形を築いていく。だからあっけなく縁りを戻す?のも納得。Deja vu. 観るのは2度目だと思う。前回は勝手なアンナになんとも思わなかったけれど、身勝手、わがまま、強さもよいと思う。

「愛のむきだし」 2008 監督:園子温

牧師になった父、懺悔を強要され、わざと悪いことをするようになる。最終的に盗撮。ひと目惚れ女の子に嫌われるが、女装すると思われ。新宗教の変な少女も現れ、独特の雰囲気、音楽が癖になるかも。

「愛の流刑地」 2006
渡辺淳一の小説の映画化。死にたくなるほど人を愛したことがありますか?というメッセージ。殺されたくなるほど人を愛したことがありますか?というのがほんとのことでしょうが、そのことばは使えなかったのでしょう。毎回「殺して」と言うオンナにそれを実行してしまったオトコ。嘱託殺人なのか。不倫をしていることの罪深さから殺してくれと言うオンナ。そしてそのことで死後もオトコを束縛する。結局、オトコはオンナの愛の深さ?を知り懲役刑を受け入れます。
寺島しのぶ、富司純子がそのまま親子。長谷川京子の検事役はなんなんだかね。知性もなく色気をふりまき、彼女のほうがオンナに適役だったりして。

「I'M HERE」 2010 アメリカ 監督:スパイク・ジョーンズ

ロボット同士の、自己犠牲ロマンスショート・ムービー。

「アイ・ラブ・トラブル」 1994年 アメリカ I LOVE TROUBLE

列車事故の現場でシカゴ・クロニクル紙の看板コラムニスト、ブラケットは、ライバル新聞シカゴ・グローブの新人記者サブリナ・ピーターソンを見かける。翌朝のグローブ紙は大売れ。

ニック・ノルティとジュリア・ロバーツ、興味ないけれど。化学会社のドル箱予定の製品が、動物実験の結果、発がん性があると判明し、そのデータを暴露されないようにするための事件だったわけで、それを二人が解決するのですが、ジュリア・ロバーツがでてくるとドタバタ感になります。

「アイリス・アプフェル!94歳のニューヨーカー」 2015年 アメリカ 原題:IRIS 監督:アルバート・メイズルス 出演:アイリス・アプフェル、カール・アプフェル、マーガレット・ラッセル、ハロルド・コーダ

94歳にして今なおN.Y.のカルチャーシーンに影響を与え続けるファッションアイコン、アイリス・アプフェルのすべてを解き明かすドキュメンタリー。世界中を飛び回り、生涯現役の実業家でいられるビジネス術など、彼女の成功の秘訣に迫る。

「愛を積むひと」 2015年 製作国:日本 監督:朝原雄三 出演:佐藤浩市、樋口可南子、北川景子、野村周平

第2の人生のため北海道へ移住したものの妻に先立たれてしまった篤史。悲しみに暮れるある日、妻から手紙を引出しやらアルバムやらから見つける。ああ、なんと妻は立派な人物なのか。強盗に会っても犯人を告げず。そして会社をたたんで北海道に移住したのにあっという間に死んでしまい。原作は海外もののようで、ロケーションは北海道。ロマンスグレーの佐藤浩市は帽子をかぶっているようで変。2016年売れっ子の吉田羊の言葉が乱暴なのは、なんで?

「愛を読むひと」 2008

以前読んだベストセラー小説「朗読者」が原作。が、ほぼあらすじ忘れていました。15才で出会った初恋の年上女性。電車の車掌として働いていたが昇格し事務業務になり姿を消す。やがて再会したのは、ナチ犯罪者を裁く法廷で被告として現れる女性。少年は法科学生。収容所から唯一生き残った女性が本を出版しその収容所で働いていた看守たちが裁かれる。彼のみが知る事実を明らかにすれば重罪は逃れるはずなのに、苦渋の選択で、それを望んでいない彼女の意思を尊重する。それが法を学ぶ彼にとって、一時期でも彼女を深く愛した彼にとって、一生重荷になってしまうことに。そして彼はせっせと朗読テープを彼女に送り続け、やっと彼女が出所する日迎えに行くのだが。

「アウェイク」 2007

ニューヨークの不動産半分を所有するクレイトン。1年付き合った彼女から結婚を迫られ、母には告げずにいる。押し切られ結婚。そして心臓移植手術。全身麻酔のはずが、覚醒した状態。するとそこでは自分を殺そうとしているのに気付き、しかしもう後の祭り…。このまま?母の愛情物語です。

 

「アウェイ・フロム・ハー」 2004

美しい妻との生活。若いときはいろいろあったのだろうけれど、44年間の日々。そして妻がアルツハイマーになり、妻はホームに入ることを決断。何度もやめようと言う夫。入所後面接が許され会いにいくと、妻は夫のことを忘れ、別の入所者に愛情表現をしているのだった。そして、そこから夫の妻への見守り、そして彼女を想うあまりの行動へ。

「あ・うん」 監督:降旗康男1989 原作:向田邦子

あうんの呼吸とはよく聞くが、ここでどの人がそうかというと、戦友であった、高倉健と坂東英二。かたやお金持ち遊び人、かたや平凡なサラリーマン。よく卑屈にならず付き合う。上司が使い込みしたお金を頼んで用立ててもらったり、芸者遊びさせてもらったり。その男には憧れの妻(富司純子)がいる。修善寺の景色が新緑で美しい。

 

「赤い橋の下のぬるい水」 2001 今村昌平監督
2匹目のうなぎを狙ったのか、見終わって、うつぼのようなぬめぬるっとしたような感触のする映画。富山氷見のロケで、立山連峰の景色がすばらしい。
「赤い薔薇ソースの伝説」 COMO AGUA PARA CHOCOLATE
料理関連の映画は必ずチェック。これも以前に観たはず…。また観てしまいましたが、今回のほうが楽しめました。メキシコの古い牧場を営む良家?でのお話。末娘は母親の世話をするという慣習から結婚は許されない。そういうわけでペドロと結婚を誓い合ったティナも結婚を許されず、ティナの母親は、ティナの姉をペドロに勧める。ペドロはティナといっしょにいたいばかりにその話を承諾するのです。赤ん坊の時から台所で過ごしてきたティナは料理の達人なのですが、ペドロと姉の結婚式のケーキを作った時(その時は乳母のナティの死ぬ時でもあったのですが。)から、ティナの気持ちは料理にこめられて、その料理を食べた人たちはその気持ちに侵されてしまうように。ティナがだんだんと強い女性に変わっていくのが見もの。映像のメキシコの雰囲気がいい感じです。

「アカシアの通る道」 2011年 アルゼンチン/スペイン Las acacias

上司に頼まれ、パラグアイからアルゼンチンのブエノスアイレスまで女性を乗せることになったトラック運転手。約束の場所に行くと、赤ん坊連れ…。立ち寄るドライブインで、長距離バスの料金をこそっと聞く男。国境、男は女に先に行っていろという。トラックの荷物申告やらあって時間がかかるようだからいっしょにいたくないのか。そして国境を越えると、彼女は赤ん坊を抱き、たくさんの荷物をぶら下げ待っている。しばらく走り停車。道は真っ直ぐ。長旅、少しずつの会話、赤ん坊の笑顔、眠る女、居眠りする男…。女が起こし、休憩しようと言う。ドライブインで、若い男性としゃべる女に嫉妬。そして女をいとこの家に送り届ける。10人以上の親族が彼女を出迎える。たばこをくゆらせる男。戻る女に、男はデートの約束を取り付ける。大好きなロードムービーの典型。

「赤ずきん」 2011

グリム童話の「赤ずきん」をモチーフに描いたダーク・ラブファンタジー。赤ずきんをモチーフにしているのは、登場人物がおばあちゃんの作った赤ずきんを着る女の子、狼、バスケットというあたり。狼、これが実は人間に姿を変え、誰にも気付かれず村で暮らしている。その人狼は主演アマンダ・サイフリッド、「ジュリエットからの手紙」にも出ていました。ゲイリー・オールドマンも。この頃は凄みのある役が多い。

「赤と黒」 2011
「あかね空」
内田聖陽一人二役。結局、幼い時行方不明になった子はどうなったのか。
京の豆腐が江戸で通用するのかどうか。職人魂。それを妬む地元の豆腐屋。残念なことは中谷美紀が怒るとほんとに怖そうで可愛げがなかったことに尽きているかもの映画でした。

「明りを灯す人」 キルギス=フランス=ドイツ=イタリア=オランダ 原題:The Light Thief 2010年
キルギスの小さな村に住む電気工。メーターを操作しているけれど、これは高価な電気代を払えない村民のため。そして逮捕される最初のシーン。そんな彼を温かく熱く迎える優しい妻。そんな彼の夢は、風車を作って村中の電力を賄うこと、息子を授かること。彼の父親としての愛情(仕事先でキャンディを娘の人数分いただく、その後戻してしまうけれど。)、息子を授かるには雷に打たれる、感電がいいと聞き、すぐさま電柱に登り感電、などかわいらしいエピソードを散りばめている。しかし、グローバルな世界経済の波はこの国にも及び、村を脅かす発展とは名ばかりの暴挙、用地買収、利権争い(今は中国資本による)。そんな品位のない集団に断固として手伝いを拒否した彼は…。あどけない主演は監督、脚本も務めるアクタン・アリムクパトさん。

「アカルイミライ」 2002年 製作国: 日本 原題: BRIGHT FUTURE 監督: 黒沢清 脚本: 黒沢清 撮影: 柴主高秀 音楽: パシフィック231 出演: オダギリジョ- 、浅野忠信 、藤竜也 、りょう 、笹野高史

仁村雄二は、同じおしぼり工場で働く同僚・有田守と公私ともに淡々とした日常を過ごしている。雄二は他人と上手く渡り合えず無鉄砲な性格。そんな彼を見兼ねた守はある日、彼ら2人だけしか分からない2つのサインを提案し、それを徹底させようとする。その頃から雄二は守が飼っている猛毒の"アカクラゲ"に興味を示すようになった。ある時、守はそのクラゲを雄二に託して突然姿を消す。守は工場の社長夫妻殺害の容疑者として収監されていた。以来、雄二は戸惑いながらも、何かに取り憑かれたようにクラゲの世話を始めるのだが…。マツケン出ています。

「アキレスと亀」 2008

北野武作品。絵に傾ける熱意、異常さはやがて妻を巻き込み狂喜化していく。タイトルはうさぎと亀、ならぬアキレスと亀。アキレスって?

「アクト・オブ・キリング」 THE ACT OF KILLING  2012 デンマーク/インドネシア/ノルウェー/イギリス 監督:ジョシュア・オッペンハイマー

1960年代のインドネシアで行われていた大量虐殺。その実行者たちは100万近くもの人々を殺した身でありながら、現在に至るまで国民的英雄としてたたえられていた。そんな彼らに、どのように虐殺を行っていたのかを再演してもらうことに。まるで映画スターにでもなったかのように、カメラの前で殺人の様子を意気揚々と身振り手振りで説明し、再演していく男たち。だが、そうした異様な再演劇が彼らに思いがけない変化をもたらしていく。

ドキュメンタリー映画というものの、当時の様子を再現するように頼まれた実際の人物たちが、正しいことを行ったという解釈があった上に成り立ち、自ら行った虐殺の様子を自慢げに再現します。別の人物は恥じることがないから、妻、娘もそのまま買い物の様子を映し出します。終着点はどこに行くのだろうと思っていると、虐殺者がただ単に虐殺される側になって針金を首に巻かれ、そのたった1回でもう十分と訴え、吐きまくります。それで自分の罪を約50年も経って悟ります。

「アクトレス 〜女たちの舞台〜」 2014年 製作国: フランス/ドイツ/スイス 原題: SILS MARIA/CLOUDS OF SILS MARIA 監督: オリヴィエ・アサイヤス 出演:ジュリエット・ビノシュ、クリステン・スチュワート、クロエ・グレース・モレッツ

大女優・マリアの下へ20年前に彼女を世に送り出した舞台「マローヤのヘビ」のリメイク出演オファーが届きますが、リメイク版では当然、年配の役柄。かつて自分が演じていた若い子の役はスキャンダラスな新人。マネージャーの女性はどうやら恋愛関係ですが、破綻し、新人に演技指導するも一蹴され、この手の映画は脚本家がよく書くような筋書きですが、その大女優版。

「悪人」 2010

期待していませんでしたが、よかった。「今の世の中、大切な人がおらん人間が多すぎる。」
柄本明のセリフ。犯罪を犯す時、育った環境が問題になるけれど、おばあちゃんの育て方に問題があったのか。それにしても、岡田くんが峠の先で女の子を車から蹴りだすことなんてしなければ、妻夫木くんが殺人をすることもなかった。個人的に、彼の出所を待っていてほしいな…。

「悪人に平穏なし」  2011年 スペインNO HABRA PAZ PARA LOS MALVADOS

マドリード市内の酒場で酔った勢いで3人を射殺する刑事サントス。そのたちの悪さったら。現場から逃げ出した目撃者を執拗に追いかけます。それも警察のデータを使って。その目撃者がテロリストだったことからサントスの意図するつもりもなく多くの犠牲者をださずに済むことになりますが、あえなくサントスも刺されて…。

「悪の華」 フランス 2003 La Fleur du Mal 監督:Claude Chabrol

フランス版華麗なる一族みたいな・・・。レジスタンスの息子を売ったナチス寄りの父は娘に殺され、孫息子は別の夫婦のあぶれたもの同士がくっつき、それぞれの連れ子はまた結ばれ、孫息子は連れ子の娘に手を出そうとし彼を殺し…。鰻の料理が興味を惹きます。

「悪夢探偵」 2006年 製作国: 日本 原題: NIGHTMARE DETECTIVE 監督:塚本晋也 出演:松田龍平、hitomi、安藤政信、大杉漣、原田芳雄、塚本晋也

ふたりの人間が謎の死を遂げた事件に、他人の夢に侵入する特殊能力の持ち主とエリート刑事らが挑む。

「悪夢探偵 2」 2008年 製作国: 日本 監督:塚本晋也 出演:松田龍平、韓英恵、松嶋初音、内田春菊、北見敏之、光石研、市川実和子、三浦由衣

他人の夢の中に入る特殊能力を持った悪夢探偵の活躍

悪夢探偵・影沼京一の下へ新たな依頼人・雪絵がやって来る。彼女の悪夢とは、同級生の菊川が毎晩現れるというもので…。

「悪魔の陽の下に」 1987 フランス SOUS LE SOLEIL DE SATAN

北フランス、カンパーニュの主任司祭ムヌウ・スグレ神父(モーリス・ピアラ)は、救区民の教化に熱意を示しつつもその並外れた苦行と懐疑に身をすりへらす助任司祭ドニサン神父(ジェラール・ドパルデュー)に心を痛めながらも、その不器用な彼の魂のもつ神秘的な何かを見抜いていた。親の目を盗んで侯爵(アラン・アルキュール)と情事を重ねていた16才の少女ムーシェット(サンドリーヌ・ボネール)は、深夜侯爵のもとを訪ね妊娠を告げるが、彼の卑劣な逃げ腰に逆上し殺害する。その後、土地の名士で代議士のガレ医師(ヤン・デデ)とも情事をもったムーシェットは、彼もまた自分の身の保全に汲々とし彼女の妊娠はおろか犯罪の告白にも耳を貸さない様子に、彼女の人格は自分はただの肉体で男にもてあそばれる道具なのか、と次第に精神混乱におちいってゆく。主任司祭の命でポーランクールに向うドニサン神父は、北仏の広大な原野の静けさに満ちた夜に、馬商人の姿をした悪魔(ジャン・クリストフ・ブーヴェ)に会い、試みにあうが、彼は誘惑をしりぞけた。その明け方、必然のようにムーシェットと出会ったドニサン神父は、瞳を見ただけで少女の罪を理解した。一方初めて己れの真実と向きあった少女は自殺する。ドニサン神父は血まみれの少女を神にお返しするために聖堂へ運び入れるが、それが醜聞となり彼は5年間の修道院生活を強いられる。ランブルの主任司祭となったドニサン神父に人々は聖人の姿を見ていたが、彼は自分の無力さにあえいでいた。ある日一人の男が死にかけた息子のためにドニサン神父を呼びに来るが、彼がリュザルヌの教区に着く頃にはすでにその子は死んでいた。ところが神父が死体を聖体のように捧げると、子供は甦り目を開くのだった。しかしながら、ドニサン神父の心に平安が訪れることはついになく、神への霊的な葛藤を胸に抱いたまま息をひきとるのだった。

宗教のことでよくわからず。

「悪魔を見た」 2010

あっという間に復讐を成し遂げる?が、犯人を痛めつけつつ遊ばせる。でも最後には追い詰められるのだろう…と、もう早くけりつけてと観る。残酷なシーンがそのうち、どうせ嘘ものだからと平気になりつつ、ギョンチョル、演技うまいなあ。

「悪夢のエレベーター」 2009

深夜のエレベーターに乗り合わせた4人。実は3人はグル。巧妙に仲間を操っていたのは…。話としてはおもしろいのかもしれないが。

「アザーズ」 2001 The Others アメリカ/スペイン/フランス

1945年、第二次世界大戦末期のイギリス、チャネル諸島のジャージー島。グレースは、この島に建つ広大な屋敷に娘アンと息子ニコラスと3人だけで暮らしていた。夫は戦地に向かったまま未だ戻らず、今までいた使用人たちもつい最近突然いなくなってしまった。屋敷は光アレルギーの子どもたちを守るため昼間でも分厚いカーテンを閉め切り薄暗い。そこへある日、使用人になりたいという3人の訪問者が現れる。使用人の募集をしていたグレースはさっそく彼らを雇い入れる。アンはビクターという子ども、男女、祖母をよく見かけると言い、母にお仕置きされ、グレースも誰もいない部屋から物音を聞く。村の牧師に清めてもらおうと向かうが霧の中迷い、帰還の夫のチャールズと出会い家に戻る。また前線に向かうというチャールズ。ミルズは何か企んでいるよう。そして遂に、ビクター一家を見るのだが、彼らからグレースは見えていない。そこで、最初のreverse(逆)という言葉が浮かんでくる。彼らこそ、それだったのです。最後の最後まで気付かず。

「あしたの家族のつくり方」 As Cool as I Am 2013年 アメリカ 監督:マックス・メイヤー 出演:クレア・デーンズ、サラ・ボルジャー、ジェームズ・マースデン

高校生の少女ルーシーの父親チャックは木こりで、年に5回ぐらいしか家に帰らず、母親レイニーは夫に黙って電話セールスの仕事を始める。レイニーは高校生のころ、両親が事故死したショックでチャックとの間にルーシーをもうけ、2人とも高校を中退していた。チャックとレイニーがけんかと仲直りを繰り返すたびに動揺するルーシーは、同級生ケニーとの恋にどっぷりとはまっていく。しかし、そんなケニーが転居することになり不安定に。一方、母は勤務先の上司と不倫して、それがだめになった途端、高校の時の交際相手から連絡が入り熱をあげて。いつしか、ルーシーは冷静さをもつようになっていて、親の二の舞は踏まないようになっていたというか…。取りたててはっとするような美人もハンサムもおらず。

「明日の記憶」
描きたいことが多過ぎて空回りした感じ。クライマックスがない。渡辺謙、特に樋口可南子がいい人過ぎる。仕事中心で生きてきた父親、夫不在の家庭を守ってきた妻、父親不在でぐれたこともある娘。妻・娘の、そのあたりからの恨みつらみがあるはずなのにさらりと流されている。
治す薬がない病気。結局、どう向かい合っていったのかというと、土いじり、自然の中での生活であったのだけど、そのあたりもさらり。夫婦の苦悩場面が薄かった感。青々とした山間の吊橋の風景が一般受けの美しいもの。でもそれがまさしくこの映画をきれいに撮っているということと同じで、視角はそこなの?
アルツハイマーの映画2本思い出しました。アメリカ映画「君に読む物語」と「半落ち」(原作横山秀夫で、映画では寺尾聡と原田美枝子が夫婦をしていました。) です。2本ともよい映画でした。なぜかというと、物語の発端はアルツハイマー病なのですが、そこにいたるまでの夫婦の愛情いっぱいの歴史があって、その先にどちらかがその病気に侵され、もう一方が無償の介護を貫き通すことをきちんと描いているからです。その点、「明日の記憶」の場合、二人が恋に落ちるシーンのようなものはあるけれど、その後、家庭を顧みない夫、多少恨んでいる妻の流れで、それはある意味日本的なのかもしれないけれど。こんな夫婦の場合、妻はこんなに夫に尽くせるのかどうか・・・わかりません。映画の中での樋口可南子が見せる落ち着いた笑顔がありえるのかどうか。ある意味ひょっとして恐い笑顔です。そういった意味で理解のできない内容でした。

「明日のパスタはアルデンテ」  2011 Mine Vaganti(浮遊機雷)

パスタ社長次男トンマーゾは家族に隠し事がある。打ち明けられないままストーリーが進む。そして祖母のウェディングの画像が流れ(映画のはじまりもこのウェディング姿の祖母が一青年の前に駆けつけ、ピストルを取り出すと自ら頭を打ち抜こうとし、銃声)、自由に生きるよう孫たちに語る。どうやら好きな義理の弟の存在が。

この変な日本語のタイトルは会社の事業内容からとったのでしょうが、原題からすれば祖母そのもの。最後の祖母の行動は圧巻。

 

「明日へのチケット」 2005 イギリス・イタリア
ドイツからローマに向かう国際列車に乗り合わせた3組3編の話。
ひとつめ。老薬学者がチケットを手配してくれた中年女性に寄せる思い。手紙を書こうとパソコンに打ちつけ空想し、告白の文を操るも、最後はクリックひとつで消去。数時間の恋は終わりました。ふたつめ。若い紐を連れた弁の立つ肥満女性。何かと紐をこき下ろす。2等のチケットなのに1等に居座り、車掌の配慮で個室を使わせてもらう。若者はひたすら我慢するけれど、切れました。みっつめ。イギリスのスーパーで働くセルティックファン3人。ベッカムのユニフォームを着たアルバニア少年に同情しサンドイッチをあげるのだが、いつのまにか列車の切符を盗まれ、アルバニア人家族を疑う。詰問するも同情。しかし彼らには罰金のチケット代も残されておらず鉄道警察に引き渡されることに。3編とも自分がその列車に乗り合わせた気分で楽しみました。

「明日への遺言」 2007 監督:小泉堯史 原作:大岡昇平ノンフィクション『ながい旅』 主演:藤田まこと

第二次大戦中、名古屋への無差別爆撃を実行したB29搭乗の米兵を略式裁判で処刑し、戦後その罪を問われB級戦犯として裁かれた東海軍司令官・岡田資中将が、部下を守り、自らの誇りを懸けて挑んだ法廷での闘いと、それを見守る家族との愛。美談過ぎます。

「阿修羅のごとく」 2003 向田邦子原作。昭和54年が舞台だけれど、当時こんな古めかしくもなかったはず。既婚男性の浮気病は波風立てず妻は我慢していたほうが当然なのでしょうか。妻であれば不倫され、結婚していなければ誰かの夫を奪うもの、という簡単な図式が容易に成り立つわけ?これだけ見ていると日本人って節操がないように…。女性たち(大竹しのぶ、黒木瞳、桃井かおり、木村佳乃)が強い中で、仲代達矢、中村獅童がよかった。もちろん小林薫は言うまでもなく。

「アジョシ」 2010 韓国

ウォン・ビンのかっこよさを観るための映画。スリムだし、ハンサムだし、強い。中国マフィアに一人で立ち向かい、きもい兄弟をやっつける。それも彼をアジョシおじさんと慕ってきた少女を助けるため。

「アスファルト・ジャングル」  1950 アメリカ THE ASPHALT JUNGLE

出獄したばかりのドクは、懲りずに弁護士エメリックと共謀し、殺し屋のディックスや運転手とおおがかりな宝石泥棒を計画。しかしエメリックは犯行をドクに任せて相棒や情婦と国外逃亡するつもりだった。ドクは計画を実行し宝石を奪いますが、悪いことは絶対成功しないことを伝える映画です。ディックスが、子どもの時のことをうわ言のように言いますが、意図があったのかな。マリリン・モンローがチョイ役で出ているのが見もの?

「あぜ道ダンディ」 2010 監督:石井裕也

シングルファーザー光石研がぎくしゃくした子どもたちとの関係を修復させていく。憎たらしい子どもたちがいっきにいい子になってしまう。ぴんとこない。

「新しい人生のはじめかた」 アメリカ 2008 ダスティン・ホフマン、エマ・トンプソン

ダスティン・ホフマンとエマ・トンプソンの共演で贈る大人の恋愛ストーリー。人生の折り返し地点を過ぎ、それぞれに悩みを抱えた2人の男女がロンドンの街で偶然に出会い、一緒にひとときを過ごす姿をハートウォーミングに綴る。離婚してニューヨークで気ままな一人暮らしをしているCM作曲家のハーヴェイは、イギリスに暮らす一人娘の結婚式のためロンドンへと向かう。しかし、娘からバージンロードは義父と歩くと告げられ、気持ちはどん底に。一方、気むずかしい母親を抱え、未来に期待することなく孤独な人生を送る女性、ケイト。やがて、ひょんなことから出会い、一緒にロンドンの街を散歩するハーヴェイとケイトだったが…

「アーティスト」 2011 フランス The Artist

2011年 アカデミー賞 【作品賞】 【主演男優賞】 ジャン・デュジャルダン 【監督賞】 ミシェル・アザナヴィシウス 【作曲賞】 ルドヴィック・ブールス 【衣装デザイン賞】 マーク・ブリッジス

ワンちゃんのアギーはパルムドッグ賞受賞。

1927年、ハリウッド。サイレント映画の大スター、ジョージ・ヴァレンティンは、彼に憧れる女優の卵ペピーと出会い、自身の主演作でエキストラの役を手にした彼女に、女優になりたいなら何か特徴がなきゃ、とつけぼくろを描く。時代はセリフのあるトーキー映画へと大きく変わり、落ちぶれていくジョージに、大女優にのぼっていくペピー。アギーの名演技。サイレント映画の、いったい何を話しているんだろう、と想像しながら字幕を待つ。字幕にならないものは表情で読み取る。すべてがわかりやすくなった現代、こんな不便さも楽しい、たまには。この時代にほぼサイレント映画を作ったことに拍手。

「アデライン、100年目の恋」 2015年 製作国:アメリカ 原題:The Age of Adaline 監督: リー・トランド・クリーガー 出演:ブレイク・ライブリー、キャシー・ベイカー、ハリソン・フォード、エレン・バースティン

歳を取らない数奇な運命に翻弄される女性の恋を描いたファンタジックラブストーリー。ある出来事がきっかけで歳を取らない体になってしまったアデライン。100歳を超えても29歳の姿のままで孤独に生きる彼女の前に、エリスという青年が現れ…。

「アデル、ブルーは熱い色」 2013年 フランス 原題:LA VIE D'ADELE/BLUE IS THE WARMEST COLOR 監督:アブデラティフ・ケシシュ 出演:レア・セドゥ、アデル・エグザルコプロス

高校生のアデルは上級生トマと付き合うが、しっくりいかず別れを言い出す。髪をブルーに染めた女性とすれ違い、ある夜、偶然入ったバーで再びその女性と再会。年上の美大生エマ。付き合うようになり、やがて数年。子どもの先生をするアデル、個展を開こうとしているエマ。仕事と称し仲の良い女性と会っているエマに、職場の男性と浮気をしていることがばれ、家を追い出されるアデル。大失恋を味わうアデル、何年たってもエマへの思いが断ち切れず。これは失恋のつらさを描いた映画なんだな。さらに数年後、エマは個展を成功させ、以前の女性とずっと恋仲中。いつからだったのだろうと思うけれど、そんなことはさらさら取り上げておらず。エマの個展に招待され飛び切りのブルーの衣装で出かけるアデル。寂しく会場を去るアデルを追いかけようとする男性、余韻です。

「あと1センチの恋」 2014年 製作国: ドイツ/イギリス 原題: LOVE, ROSIE Director:Christian Ditter 主演:リリー・コリンズ

ロージーとアレックスは6歳からの幼馴染みで常に友だち関係。アレックスの大学進学で、ロージーも同じくボストンの大学に進学予定だったのに、中途半端に付き合っているグレッグとの子を妊娠。地元に残り、子育ての日がはじまります。別々の人生を歩み、それぞれがパートナーとの暮らし、破綻を繰り返します。フリーの時期が重ならなかったことがふたりを結びつけず。でも最後の最後に。リリー・コリンズ…キーラ・ナイトレイ似ですが、鋭さのない甘ったるいお顔です。

「アナザー・ハッピー・デイ ふぞろいな家族たち」 201 アメリカ ANOTHER HAPPY DAY 監督:サム・レヴィンソン 主演:エレン・バーキーン、エズラ・ミラー

前夫に引き渡した息子の結婚式に出かけるリン。リ

ン側は現在の夫との息子2人、夫、自傷気味の前夫との娘アリス、父母など。前夫側は現在の妻(デミー・ムーア!)、その子たち。一癖も二癖もある子どもたち、デミー・ムーアが騒動を巻き起こします。誰にも感情移入できない映画です。エズラ・ミラーのアップで終わります。思春期の少年を描き出したかったのだろうけれど、残酷な暗めの役がぴったりです。

「あなたがいてこそ」 2010年 製作国: 印 原題: MARYADA RAMANNA  監督: S・S・ラージャマウリ 製作: ショーブ・ヤーラガッダ 撮影: C・ラーンプラサード 音楽: M・M・キーラヴァーニ 、 M・M・キーラワーニ 出演: スニール 、サローニ 、ナジニードゥ 、スプリート 、ヴェーヌゴーパール 、ブラフマージー 、ナーギニードゥ

荷物配達の仕事をクビになったラームの下に、役所から故郷の土地を相続したという知らせが届く。土地を売るために故郷へ帰る列車の中で、彼は美しい娘・アパルナと出会う。故郷に着き、アパルナと再会するものの命を狙われる羽目に。随所に踊りあり、刀は飛んでくるは。一目惚れしたのに命乞いのために別の男と彼女を結婚させようとするのは???だけれど解説もあり、テレグの娘、先祖の諍い、配給3本一緒で実はおまけだったとか、監督が作りたいだけで低予算で作った、とある作品のオマージュとか、タイトルはどこどこのおもてなしだとか、ボリウッドでなくトリウッドだとか・・・。

「あなた、その川を渡らないで」 2014年 製作国: 韓国 原題: MY LOVE, DON'T CROSS THAT RIVER 監督:チン・モヨン

89歳妻と97歳夫、75年の夫婦生活、じゃれあい、いつもお揃いの韓服を着て、手をつなぎ、でもそろそろどちらかにお迎えがきてもおかしくない。12人子どもを産み、幼く亡くなってしまった子たちのために当時はパジャマも買ってあげられなかったとパジャマを6枚買い、先に逝ったものが渡そうと言う。夫の具合がますます悪くなると、あの世で着るためにと服を燃やす。そしていよいよ別れ。ドキュメンタリーでここまでよく撮れたと感心してしまう。

 

「あなたとのキスまでの距離」 Breathe In 2013年/アメリカ/98分

ニューヨーク郊外の小さな町で暮らすレイノルズ家に、英国からの18歳の交換留学生ソフィーがホームステイに着ます。レイノルズ家のキースはチェロを弾き、ニューヨーク交響楽団に入ることを望むが、妻メーガンは家計のために彼に高校の音楽教師の仕事を辞めてほしくない。ソフィーはピアノが非常に上手で、キースはいつしかソフィーに魅了されていく。それまでは仲のよい家族がひとりの女性の登場で崩れていきます。ときめくのは一時の気の迷いなのか。うまい具合に一人娘が暴れます。でもこの家族が元通りになるのかどうかはご想像にということかな。

「あなたになら言える秘密のこと」 LA VIDA SECRETA DE LAS ALABRAS 2005 スペイン
「死ぬまでにしたい10のこと」の監督がまた同じ女優とタッグを組んだ作品。暗い天候暗い工場でもくもくと働くハンナ。質素なお弁当。工場長に呼び出され無欠勤ではいけないと強制的に1ヶ月休暇を取ることに。しかたなく彼女はスーツケースを引きずり暗い町のホテルへ。海の油田掘削所から黒煙が見える。レストラン(中華食堂?)へ行くと、看護婦を必要としている会話を電話でしている男。そしてハンナは自分が看護婦であることを名乗りでる。掘削所に着くと顔面やけど、2週間視力を失った男ジョセフ。ネイティブでない彼女の英語に、医師、掘削所の人々がどこからきたのか訊ねるが彼女はノーコメントを決め込む。ユーモアのあるジョセフだが、この事故はたまたま起きた火事に彼は飛び込んでいったようで訳アリのようす。そんなふたりがお互いの苦しみを吐露します。その衝撃の事柄がいっさい身の上話がぽろぽろと語られるだけであるものの、それまでのストイックさに納得がいく。最後、ジョセフが「泳ぎを覚える。」と宣言するのがいい。
「あなたにも書ける恋愛小説」 原題Alex & Emma。軽いラブストーリーです。「10日間で男を上手にフル方法」のケイト・アドソンですが、前作の「10日間…」には叶いません。

「あなたは私のムコになる」 2009

時間を返してほしい映画。

「あなたへ」 2012 監督:降旗康男 主演:高倉健

刑務官として働く富山から妻の散骨をする長崎まで手製のキャンピングカー男ロマン旅。車上荒らしのビートたけし、実演販売の草なぎ剛、佐藤浩一、長崎の綾瀬はるか、余貴美子、大滝秀治。悪い人ではないのに犯罪を犯していたり、妻に悩みを持っていたり、偽装で死んで他人になりすましている人がいるっていうこと?盛り込み過ぎて、それぞれが軽くなってしまっている。高倉健81才で嘱託とはいえ技師刑務官として働いている。若く見えるけれどいくらなんでも。妻の田中裕子は53才という設定。刑務所慰問童謡歌手。実は服役中の男に会うための慰問だったの?宮沢賢治作詞の歌を歌っている。遺言で夫を自分の故郷に連れてきて、町の古びた写真館にこれまた古い写真が貼られていて、ひとつは若い頃の妻の写真で感動している。えっ。人気の映画のようですが。DVD借りるまで5ヶ月かかりました。作中、どこかの映画でかかってきたような曲…、Toots Thielemans でした。

「あなたを抱きしめる日まで」 2013年 イギリス 原題:PHILOMENA  監督:スティーブン・フリアーズ 主演:ジュディ・デンチ

50年前に修道院で子供を産み、自身の意志と反し生き別れた息子を探そうとするアイルランド女性と、依頼を受けその真相を探る元ジャーナリストの旅。全く情報もないことが判明したのに、子どもへの権利を放棄する書類だけが提示される。聞き込みでアメリカ人に引き取られたのかも、とアメリカワシントンに。そこで簡単にその息子の死亡が確認されます。母親のことを何か言っていたのでは、と知り合いを探します。そしていみじくも、彼もまた生き別れた母を探していたことがわかり、その遺骨は本人の意志により故郷に埋まっていたのですが、彼は生前修道院を訪ねている映像も見つかり。カトリック、イエス論争も起こしかねない映画となっています。

「あなたを見送る7日間」 2014年/アメリカ/104分 This Is Where I Leave You 監督:ショーン・レヴィ  出演:ジェイソン・ベイトマン、ティナ・フェイ

ラジオ局で働くジャドは、妻と自分の上司がずっと不倫していたと知ってショックを受けるが、父親の訃報を聞いて久しぶりに実家へ。ユダヤ教のしきたりで、長兄ポール、長女ウェンディ、末っ子の弟フィリップ、母親ヒラリーらと故人が亡くなってからの7日間をともに過ごすことになります。ジャドは高校時代、自分に思いを寄せていたペニーと再会したり、妊娠したと妻がやってきたり。ウェンディは夫が仕事だからと去り、フィリップはフィアンセがいるのに浮気をし、ポール夫婦は妊活中で、ジャドの元彼女である妻はジャドに迫ったり。 ヒラリーはジェーン・フォンダ。この役のために豊胸手術を受けたのでしょうか。ウェンディがこの家族の接着剤の役目をしていて、フィリップもそれなりの役割をしていて、家族は面倒だけれど、憎しみがなければいいなと。

「アニエスの浜辺」 2008

女性監督が幼少期をたどってそれを再現していて、途中で脱落。

「アニー・ホール」1977年 製作国: アメリカ 原題:ANNIE HALL 監督:ウディ・アレン 主演:ウディ・アレン、ダイアン・キートン

コメディアン、アルビーは、知り合ったアニーと意気投合して同棲生活を始めるが、次第に相手のイヤなところが気になり出し、アニーは次なる恋愛に突入。そしてその体験談を脚本仕立てにして、そういう入れ子の話。若き日のふたり2016年再確認。既にダイアン・キートンは歌声を披露。

「アニマル・キングダム」 2010 オーストラリア

80年代のオーストラリアを舞台に、母がヘロイン摂取で急死、17才のジョシュア祖母に引き取られ、その息子たちの犯罪三昧の生活にどっぷりと…、ただし彼女がその餌食となると、彼自身による反撃に転じる。ただ、その反撃が、一団でなく唯一の一人に向かっていく。自分勝手な祖母ジャッキー・ウィーヴァーはこれでアカデミー助演女優賞にノミネートされたとのこと。

「姉のいた夏 いない夏」 THE INVISIBLE CIRCUS
キャメロン・ディアスのために作られたような映画です。姉(C・ディアス)がヨーロッパの旅にでかけ、自殺したとの知らせから7年後、妹は姉の足跡をたどってアムステルダム、パリ、ポルトガルをたどる旅にでます。ファザコンだった姉は父亡き後、世界を変える、革命者になる気負いで、でも挫折しては恋人の元に戻り、結局は美しいポルトガルの岸壁から自殺。姉の足跡をたどることで妹の成長を描きたかったようだけれど、自己満足のために生きたような姉をたどる旅で成り立つお話なんてあるわけない。

「あの頃、君を追いかけた」 2011 製作国:台湾 原題:那些年,我們一起追的女孩/YOU ARE THE APPLE OF MY EYE 原作、監督:ギデンズ・コー

1994年、台湾中西部の町、彰化(しょうか)、高校生のコートンは、悪友たちとバカなことをしてふざけ合い、能天気な毎日を送っている。そんなコートンに手を焼いた教師は、クラス一の優等生チアイーに指導役を命じる。チアイーにアオイボールペンで突かれ、白いシャツ、背中にできたシミ。最初は反発し合うものの、ある出来事をきっかけに距離が近づき始めるコートンとチアイー。青春映画、何度も途中で見るのをやめようと、忍耐。これって韓国映画?と錯覚しながら。

「あの子をさがして」  中国の貧村で小学校の1ヶ月代替教員をすることになった少女。生徒を減らすとお給料がもらえない。やんちゃな男の子が出稼ぎで町へ行ってしまった。町に行って戻ってくるための旅費を計算して、生徒たちとバイトしたり。いよいよ町にいってみると男の子は行方不明になっていて捜すことになるのだけれど。出演者が本名ででていました。
「あの夏、いちばん静かな海。」 1991
聴覚障害者の主人公がサーフィンを始めます。大会にエントリーするもアナウンスが聞こえず参加できなかったり、最初は海辺で笑われていた彼も徐々にグループに入りなじんでいきます。ほほえましい彼女との仲のよさ。そして、彼の消えた海での彼女の目の動き、じんときます。

「あの夏の子供たち」 Le Pere de Mes Enfants=Father of my children

映画プロデューサーのグレゴワール・カンヴェルは、精力的に働く“仕事人間”ながら、妻シルヴィアと3人の娘たちを心から愛する良き家庭人でもあった。ところが、彼は会社の資金繰りに行き詰まり、追いつめられた末に自殺してしまう。直前、それでも妻はいっしょに苦難を乗り越えようと励ましていたにもかかわらず。ここまで前半部分。だらだら感。シルヴィアは、グレゴワールの遺志を継ぎ製作中だった映画の完成のために奔走する。娘たちは大好きだった父の喪失に悲嘆に暮れるものの、立ち直っていく。小さな娘が、パパは自殺の時、自分たちのことを忘れていたの、という質問が印象的。シルヴィアはこれからの人生が楽しみと前向きであることに、女性のたくましさを感じる。エンディングの歌は英語でのケセラセラ。"Au Revoir Paris!(Good-bye Paris)"と自身の故郷のイタリアに。Le Pere de Mes Enfants(私《私たちではない》の子どもたちの父親)というタイトルはMon Mari(私の夫)というタイトルではないことから、訣別の感じがある。ほんとうに愛していたのなら、どうして死を選んだのかという。

「あの日あの時愛の記憶」 2011 ドイツ DIE VERLORENE ZEIT

アウシュヴィッツ強制収容所で恋に落ち、命懸けの脱走に成功しながらも直後に生き別れてしまった恋人たちが、30数年の時を経て運命の再会を果たしたという奇跡の実話を基に描く衝撃のラブ・ストーリー。1976年、ニューヨークのハンナ。ある日、テレビから聞こえてくる声は死んだと思っていたかつての恋人、トマシュのもの。そして1944年のポーランド、アウシュヴィッツ強制収容所での場面へ。ユダ人のハンナは、政治犯として収容されていたトマシュと出会い、恋に落ちた。トマシュはレジスタンス仲間に収容所の実態を写したネガフィルムを届けるために脱走を図るという危険な任務があり、ハンナと逃げます。無事に脱走し、トマシュは2日で帰ると、任務遂行すべくでかけますが、帰らず。ポーランドはソ連軍が侵攻し、ハンナは置手紙を残し、雪の中、去ります。行き倒れになり、無事に赤十字の車に救われます。そして1976年、ハンナはトマシュを探し出します。送り出す夫、ポーランドの片田舎に降り立つハンナ、迎えるトマシュ。そこで終わります。脱走当時、妊娠していたハンナ、それってトマシュの子だったのかしら。で、トマシュ母が看病した時、だめになってしまったということ?

「あの日の声を探して」 2014年 製作国: フランス/グルジア 原題: THE SEARCH 監督:ミシェル・アザナヴィシウス  出演:ベレニス・ベジョ、アネット・ベニング

チェチェン紛争を舞台に描いた戦争ドラマ。1999年、9歳のハジは、両親を銃殺されたショックで声を失ってしまう。まだ赤ん坊の弟を見知らぬ家の前に置き、ハジはひとり放浪し、生き延びようとします。やがてフランス人女性に保護されるものの打ち解けられず、やがて姉に再会するまで。ひとり部屋に残ったハジがビージーズの歌にロシアンダンスっぽく踊るのが少々大人びていて上手で愛しい。

「あの日の指輪を待つきみへ」 Closing the Ring 2008 UK

場面は、1941年、50年後の1991年。愛し合う2人。テディはいつもジャック、チャックとつるんでいる。みんな彼女に夢中。テディはもし自分が死んでしまったら、彼女のことをよろしくと。50年後、夫の葬儀を済ませた彼女の元に指輪を発見したと電話がかかってきます。そこからいろんなことが明らかになっていきます。シャーリーマクレーン健在です。

「あの日のように抱きしめて」 2015 監督・脚本:クリスティアン・ペッツォルト 共同脚本:ハルン・ファロッキ 出演:ニーナ・ホス、ロナルト・ツェアフェルト、ニーナ・クンツェンドルフ 原題:PHOENIX

1945年、ベルリン。顔に大けがを負ったユダヤ人女性ネリーが強制収容所からドイツに生還します。鼻骨粉砕、どのような顔にしますかに元の通りにと切望の手術、それでも元通りにはならななかったのか、夫と再会しますが、彼は彼女に死んだ妻になりすまし、遺産を山分けしようと持ちかけてきます。真実を突き止めるため、彼の言う通りに。が、一方、事実は夫は妻をナチに売ったことを裏付けていきます。そしてラスト。ネリーしかできないことを見せつけます。

「あの日、欲望の大地で」 2008年 製作国: アメリカ 原題: THE BURNING PLAIN  監督: ギジェルモ・アリアガ 出演: シャーリーズ・セロン、キム・ベイシンガー、ジェニファー・ローレンス

さまざまな光景、家族、人、どんなストーリーと引き寄せられる。その事故が起こらなければ、二人が出会うこともなかった。その事故を起こしさえしなければ、彼女は罪に苦しむことはなかった。不倫している母を許せず思い知らせるためだったのに。そして自分は自分で母になることを拒絶し、苦しみのドツボにはまっていく人生。2015年10月再鑑賞。ジェニファー・ローレンスの演技力が並外れています。

「アビエーター」 2004 USA Martin Scorsese
ハワード・ヒューズのバイオグラフィー映画。2時間50分の長さ・・・。
莫大な遺産を受け継いだ若者が、自分の子どもの頃からの夢を叶えていきます。映画、飛行機と莫大な費用を要するものばかり。異常な潔癖症、偏執的性格。いよいよだめかと思えても、鋭い弁舌で自分の正当性を立証させてしまう。ほとんど気が狂っていましたが。
「アバウト・シュミット」 2002 大好きなジャック・ニコルソン主演。定年退職した、文句言いたがりぃ(もちろん妻に対しても)の彼。突然妻に先立たれ、部屋は汚れ、食料品の買出しに行けば半端ない量を買い込んで生活能力なし。ひとり娘にすがりつきたくなるも、娘はもうすぐ結婚式を控えていて自分のことでいっぱい。その結婚式に向かう旅の途中、弱気になって女性を口説いてしまったり、思わぬ相手(娘の義母)には迫られたり。生きていくってたいへん。

「アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜」 監督:リチャード・カーティス

2013年 製作国: アメリカ 原題: About Time

21歳の誕生日に、父からタイムトラベル能力があることを知らされたティム。ロンドンで出会ったメアリーと恋に落ちた彼は、タイムトラベルを続けていたが…。

「アフガン・レポート」 2014年 製作国: イギリス/ヨルダン 原題:KAJAKI/KILO TWO BRAVO 監督:ポール・ケイティス 

無数の地雷と戦うイギリス軍部隊を描く戦争アクション。タリバンとの戦いが続くアフガニスタンの山岳地帯。哨戒任務中のイギリス兵が退屈だからと散歩気分でふたりで見回りに。が、向かった先は地雷だらけの谷底。地雷を踏み、片足を失う重傷を負う。傷付いた仲間を救うため、兵士たちは現場に向かうが、悲劇は次から次へと。終わりはあるのか。ヘリコプターの着陸も爆風で地雷を噴き上げる。

「Absolutely Fabulous」 2016監督: Mandie Fletcher Writer: Jennifer Saunders (screenplay) 出演者:Jennifer Saunders, Joanna Lumley, Jane Horrocks

時代の寵児だったイケイケ女二人組ももはや60歳代。気持ちはそのまま。厳しい状況にもめげずにはちゃめちゃぶりは相変わらず。モデルのケイト・モスを誤ってテムズ川に落とし、殺人疑惑。会社は破産寸前。どう乗り切るのか。昔言い寄ってきた男たちにすり寄るも、彼らが相手にするのは若手でもうお呼びでない。大金持ちのばあさんに男を装い結婚へ。これもまた笑っちゃいます。悪意のない能天気ぶりに元気になります。

「アフター・スクール」 2008
旬な俳優3人の、大どんでん返しストーリー。こうきましたか、のような。

「アフター・ウェディング」 デンマーク 2006

インドのスラム街。そして一転、金髪の子どもと戯れる男性Aがバス(浴槽)で妻とじゃれ合い…。どこでつながると思っていると、スラム街で子どもたちを世話をしていた男性Bが、寄付金を得るためデンマーク、金持ちの男性の会社へ。それがA。そして明日、娘の結婚式だからと招待する。そこでBは以前付き合っていた女性に再会。今はAの妻。そして娘は結婚式のスピーチで「父は実の父でないのにかわいがってくれて…。」と。驚くB。誰かが仕組んだのか。血のつながらない親子。血のつながる親子。どちらも深い。Aの意図は?メリットは?全ては妻のため、子どものため。最後に見せる悲痛なまでの弱音。Aのような男、最高。

「アフロ田中」 2012

コメディまっしぐら松田翔太。アフロヘアも走り方もすてき。アフロの上に帽子、笑えた。

「甘い人生」 キラースマイルのイ・ビョンホンの映画です。そして一癖も二癖もある脇役たち。ただヒロインが「美しき日々」で妹役やっていたし、魅力的でなかったかな。
「甘い泥」 2006 イスラエル Sweet Mud
1970年代のイスラエルの共同体キブツが舞台。歴史?政治?高校の授業で習った気がする。社会主義が理想の社会であるとたくさん人が信じていた時代。キブツはヨーロッパ各地からボランティアが訪れてくるほどの盛況ぶり。主人公ドビル少年の母親は精神に障害をきたし入退院を繰り返す。母親の恋愛成就の力になろうとするドビルはけなげ。最初のシーン、並ぶ哺乳瓶が、赤ちゃんの時から親子を別居させ大人は心置きなく勤労一筋に向かわせるコミュニティであることを示します。1本の大きな木、緑の畑、シーンがきれいです。このような映画が作られるということは国家が自由だということでしょうか。

「甘い罠」 フランス 2000 Merci pour le Chocolat=Thank you for Chocolate 監督:Claude Chabrol

スイス、ローザンヌ、ピアニストの卵のジャンヌが彼、母、その友人たちと談笑中、新聞に載っていたある夫婦の結婚式の写真に、ジャンヌが誕生時の病院でその夫婦の男性に赤ちゃん取り違えで間違われたことをその友人から聞く。そして、ジャンヌはその男性アンドレが有名なピアニストであることから彼の家を訪ね、ピアノのレッスンを取り付ける。アンドレはスイスの大きなチョコレート会社の女社長ミカと再婚したところ。ジャンヌと取り違えられた子ギヨームは前妻との子で、前妻は彼が10才の時に事故で亡くなっている。ミカはとてもいい人を装っているのだが、ジャンヌは疑いを抱いていく。わざと保温瓶に入れたショコラをこぼしたり、熱湯をギヨームにかけたり。そして、ジャンヌとギヨームがアンドレの睡眠薬を買いに車を走らせる場面になって、前妻の事故の二の舞になっていく。口ではうまいことを言って、人を動かしていくミカ。ちょうど同時期に見た「蛇の人」を彷彿させる映画。ジャンヌがきれいと思ったらチャネルのmuseだったとのこと。

「あまくない砂糖の話」 2014年 製作国: オーストラリア 原題: THAT SUGAR FILM 監督:デイモン・ガモー 出演:デイモン・ガモー、スティーブン・フライ、イザベル・ルーカス

ティースプーン40杯分の砂糖を60日間摂取し続けたら体はどうなるのかを、俳優のデイモン・ガモーが自ら実験台にしたドキュメンタリー。ヘルシーと信じられているが、実際には大量の砂糖が含まれている食品にフォーカスし、その危険性をあぶり出す。

「阿弥陀堂だより」都会でパニックディスオーダーになってしまった女性医師(樋口可南子)は、新人賞を取った後泣かず飛ばずの作家である夫(寺尾聡)と、夫の故郷の長野に転居し病を克服していく。昔ながらの日本家屋の座敷の障子を引けば庭内の紅葉の木々が現れこれから死に行くものを見送る。阿弥陀堂からは段々畑が広がって霞んだ先には連峰が見える。日本の原風景。でもいちばん素敵なのは北林谷栄。劇中で「眠れない時どうしてますか?」と訊ねられて「うーん、川の音が聞こえるでしょ。この川を聞いていると自分がこの川に乗って流れていくような気がして。」「川に乗ってどこに行くの?」「川だから海のほうに行くんだろうけどそうしているうちに眠ってしまって。」そんなセリフを自然に言えるってもう最高でした。

「アメイジング・グレース」 2006

議会で奴隷制に唯一反対した男、長年の努力で過半数を獲得していくまでの努力。

「雨さえも- ボリビアの熱い一日」 2010年 スペイン・フランス・メキシコ ”Even the Rain”

2000年、ボリビアの水民営化による住民と多国籍企業、政府との「水戦争」を描いた社会派ドラマ。コチャバンバに赴いた映画クルーたちは、欧米企業による横暴な水事業の独占により、これまで使用していた井戸から引いてきた水道には鍵がかけられ、3倍になった水道料金の大幅値上げに住民が苦しめられているのを目撃する。発展途上国でのインフラ整備は先進国の技術なしにはできないのであるが、それは数世紀前の植民地支配とだぶってくる。映画のエキストラを募集すれば安い賃金にもかかわらず長蛇の列ができる。先住民族のダニエルは大切な役にに抜擢されるが、ふだんは水問題抗議運動に没頭し、顔に怪我をしたり、留置されたりで、映画の撮影にも支障をくだすまでに。そして町は抗議活動が激化し、映画撮影も頓挫する。映画製作者のコスタはダニエルの娘を危険な地帯から一命を救い、ダニエルと厚い友情で結ばれたかのような?去っていくコスタに、ダニエルがプレゼントを贈るのだが、大切に包装された中の小瓶にはまさに水「ヤク」が。

「アメージング・ハイウェイ60」 2002 アメリカ INTERSTATE 60:Episodos of the Road

自分の将来を思い悩む23歳のニールは、法学部に進むよう父親に勧められ、卒業祝いは真っ赤なBMW。過去と現在と未来が混在する不思議なハイウェイを旅し、奇妙な人々との出会いを通して、ほんとうにしたいことを仕事にすると父親に宣言するまでに。ルート60は地図上存在しないのだが。ゲーリー・オールドマンがいい役?ロード・ムービー。

「雨のニューオリンズ」 1965 This property is condemned 監督:シドニー・ポラック 出演:ロバート・レッドフォード、ナタリー・ウッド、チャールズ・ブロンソン

ミシシッピーの田舎町、父が蒸発した後、母は家を宿にして生計を営んでいるが、娘のアルバを金持ち老人にあてがい、暮らし向きを楽にさせようとしている。鉄道会社員・オーエンがその宿に泊まりますが、アルバは興味深々。アルバで生活の安定を謀る母は妨害し、アルバは反抗し、母の愛人(チャールズ・ブロンソン)と結婚を取り交わしますが、すぐお金を持ち出し、オーエンの元へ。ふたりの生活が始まりますが、アルバが妹宛に送ったハガキで、追いかけてくる母。母に全てを暴露され、逃げるアルバ。そして田舎、アルバの妹が汽車を眺める姿。友人との会話でその後、アルバの行く末が語られれます。ナタリー・ウッド、汚れ役ですが、美しく、艶やかな衣装に引き付けられます。wowowロバート・レッドフォード週間にて2013年8月28日鑑賞。

「雨よりせつなく」 2004
なんだかなんだかつまらない映画でした。女性がプレゼンしたり、デスクに戻ると26通(も?)届いているPCの画面を見せていかにも仕事できる風。社内でなんとなく気になっていた男性をフリーマーケットで見かけ、彼の探しているものがラジコンと知る。仕事上でチームを組み急接近。彼のマンションへ。次からはもう合鍵を持って彼より早くそこへ行きお料理なんか作っている。こっそりインターネットオークションで彼の探しているラジコンを手に入れたり、そのくせ親友に「何か隠してるでしょ?」と言われると「ないよ。」を繰り返す。結局、男性とは別れ、3年後、ざーざー雨の降る日、再会。どこが雨よりせつないんだか。

「アメリア」 2009

大西洋、太平洋を女性初飛行したアメリアの話。だらだら気味で退屈だったけれど、結局、夫婦の話だったのかな。ヒラリー・スワンク、リチャード・ギア。

「(映画に愛をこめて)アメリカの夜」 1973 (フランス・イタリア) フランソワ・トリフォー

メイキングの映画。クランクアップまでのトラブル続きの様子。俳優の問題行動、停電による撮影撮り直し、撮影途中での出演者の事故死。どうにかクランクアップまで漕ぎつけ、俳優、スタッフの別れ。ジャクリーヌ・ビゼットがきれい。

「アメリカン・スナイパー」  2014年 製作国: アメリカ 原題:AMERICAN SNIPER 監督:クリント・イーストウッド 出演:ブラッドリー・クーパー、シエナ・ミラー、ルーク・グライムス

米軍の伝説的スナイパー、クリス・カイルの実話の映画化。戦争の狂気に取り憑かれながらも、家族をこよなく愛した男。アメリカって世界の警察。何度も敵地に向かう男。いよいよだめという時にも妻に電話。そして今度こそ家族から離れないと約束。そして帰還。クリント・イーストウッド監督作品の割りには話題にならなかった。撮影中に、クリス・カイルが同じく帰還兵に殺されたとニュースが入って、ハッピーエンドから結末が変わってしまったとのこと。

「あやしい彼女」 2016年 製作国:日本 監督:水田伸生 出演:多部未華子、倍賞美津子

可愛いルックスと天性の歌声を持つ20歳の女の子・大鳥節子。その容姿とは裏腹に、口を開けば超毒舌で時には熱く説教もする。そんな"あやしい彼女"の正体は73歳のおばあちゃんだった。

韓国映画のリメイク版とのこと。これはひたすら多部未華子のかわいさで成功している映画。

「あらしのよるに」 2005年 日本

オオカミとヤギの間に芽生える友情を描いたきむらゆういち作のベストセラー絵本をアニメ映画化。ある嵐の夜、仲間とはぐれたヤギのメイ(声:成宮)は、壊れた山小屋に避難した。するとそこへ、同じように嵐を逃れて一匹の"仲間"がやってきます。小屋の中は真っ暗でお互いの姿は見えないものの、心細かった二匹は言葉を交わし、再会を約束。待ち合わせの場所でメイの前に現われたのは、なんとオオカミのガブ(声:中村獅童)。 許されない友情ですが、最後ハッピーエンドでよかった。

「ありあまるごちそう」 We feed the world 2005

おいしそうなドイツパンがトラックで廃棄されていく。その一方で、ブラジルの田舎で、夜空腹で泣き叫ぶ子どもに母親が鍋に湯を沸かし石を入れて煮る、泣きつかれた子どもたちは眠ってしまう、という食糧不足の話。文明は進歩を遂げているのに経済の矛盾はいつまでたっても解決されず。スペインの田舎に巨大なトマトのビニールハウスが立ち並ぶ。そしてトマトは3000キロ隔てた地へ輸送される。それとてさらに安く生産されるところが現れればそこでトマトは作られなくなる。EU統合から小さな漁船は収獲データ報告の義務を課せられ、大型漁船が無限に収獲。小さな漁船で水揚げされた魚のほうがおいしい。ルーマニア、遺伝子組み換えの種の席巻。在来種のほうがおいしい。最後にスイス世界最大食品会社ネスレ本社CEO。水は容易に手に入るものかどうか。そして未来へと会社の存続を確立していくこと、たくさんの雇用があり、そして彼らの家族も養っている、と。ネスレ社内のテレビ画面では、日本の工場でロボットが働く姿。雇用はどうなっている?無機質。

フードインクと同じ日に鑑賞。フードインクのほうが各章にまとめられていて内容が濃かったが、製作年が4年早かったわけで、先駆けとしてみたら価値大。

「アリス・クリードの失踪」 2009 イギリス

中年男性、若い男性が車を盗み、犯罪を企ている。そしてほどなく若い女性を誘拐。はんぱないバイタリティのある女性。足がつかないように念入りな主犯。3人以外誰も登場せず、声も。心理描写?そして、男性二人は獄中で知り合ったカップル。また若い男性が中年男性不在中にミスをして、実は若い男性と富豪ひとり娘は恋仲であったことがわかる。三角関係?結末どうなる。身代金交渉中の主犯が不在の中、また重大なミスをする若い男。女は強い。主犯は若い男性に見切りをつける。主犯が女性を始末しようとした時に若い男再登場。女性、生への執念。 主犯の男、どこかで見た、と思ったら「ハッピー・ゴー・ラッキー」に出ていたヒステリックな運転教官でした。

 

「アリスのままで」 2014年 製作国: アメリカ 原題: STILL ALICE 監督:リチャード・グラッツァー 、ワッシュ・ウェストモアランド 出演:ジュリアン・ムーア、アレック・ボールドウィン

ニューヨーク、コロンビア大学で教鞭をとる50歳の言語学者アリスは、講義中に言葉が思い出せなくなったり、ジョギング中に自宅までの道がわからなくなる。やがて若年性アルツハイマー症と診断され、病状は進行していく。頭脳明晰なアリスがよりによってこんな病気になり、その受容。家族への告白。遺伝性のアルツハイマーで検査による陽性、陰性結果。そしてまだ病状が進行していない時に録画した自分へのメッセージ。いつしか子供たちは温かく母を世話するように逆転し、家族は大切。

「アリゾナ・ドリーム」 Arizona Dream 1992 フランス
エスキモー人が出てきたり、平目が空中を泳いでいたり、幻想的な映画です。叔父の結婚式のために無理やりアリゾナに連れてこられたジョニー。叔父は車のディーラーをしていて店の展示もいかにもアメリカ的。その生活がアメリカンドリームならぬアリゾナドリームなのでしょうか。そのドリームの一環なのか若い東欧人との結婚。が、ジョニーは客として現れた義理の母子の家に居候。母に惚れてしまったからなのですが。知的なフェイ・ダナウェイがこんな蓮っ葉な役をやっているとは。木綿のレースふりふりスカートにメンズっぽい上着を羽織り、すてき。自殺願望のいかれた娘もかわいい。アコーディオンの音色もいいし、このメロディもいい。母親の空を飛びたい願望、それを叶えようとするジョニー、母親と叔父との対決、母親の老いていく自分、美貌を失っていく恐怖。若いジョニー。今のような円熟さがないけれど、やはり魅力あります。
「ある愛の風景」  2004 デンマーク
夫婦の絆、家族の絆を問う映画です。人間性のある善人のカップル。夫がアフガニスタンに将校として向かいます。そして捕虜に捕われ、どうしようもない制裁を受けます。直後、イギリス軍に救出され自国自宅へ戻るのですが、誰にも自分の犯した罪を打ち明けられず家庭内に暴力をふるいます。殺されるかと思った妻はそれでもずっとアフガニスタンで何があったの?と問い続けます。その口を割らさなければ夫は下の夫に戻らないとばかりに。夫の弟は、優等生の兄の陰に隠れてずっと不良だったのですが、力になっています。

「ある愛へと続く旅」 2012 イタリア/スペイン VENUTO AL MOND 監督:セルジオ・カステリット 主演:ペネロペ・クルス、エミール・ハーシュ

ジェンマは、夫と16歳の息子ピエトロと夫とローマで暮らしています。ある日、彼女は旧友ゴイコからの誘いを受け、ピエトロを連れて彼の住むサラエボへと向かう。そこは20年以上前、彼女がゴイコから紹介されたアメリカ人カメラマンのディエゴと出会い恋に落ちたところ。そして当時に。ペネロペ・クルスが若返ります。ディエゴと結婚するものの流産を繰り返し、代理母を探します。90年代のボスニア紛争が激しくなる中、ジェンマはアスカという女性に願いを託します。できなかったというディエゴ、数か月後妊婦姿のアスカの元へ行くディエゴ。そして出産。大金を渡し、ジェンマは赤ん坊を受け取り、戦禍の中、ジェンマはイタリアに戻ります。ディエゴはパスポートをなくしてしまったと留まります。いろいろな時代が錯綜します。ディエゴは?アスカは?そしてディエゴを父親だと思い育ててきたジェンマが真実を知り、アスカを抱きしめます。アスカ役のサーデット・アクソイ、魅力的です。妊娠中、喜びで甲板で踊るペネロペ・クルスのキュートさ。若い頃を演じるための若作り、自然です。すべては、どうしても子どもを欲しがったジェンマの起こした悲劇…。カウンセラー役でジェーン・バーキンが出ています。(2014年中頃鑑賞)

既に観たのに忘れたまた鑑賞。すぐに気付くも惹きつけられて2015年6月再度鑑賞。

「歩いても歩いても」 2008 是枝裕和監督

主演阿部寛らしいがどう考えても樹木希林です。専業主婦でひたすら料理しています。大根のきんぴら、とうもろこしの天ぷら、白玉だんご。久しぶりの子どもたちの帰省にお鮨、鰻重をとります。話から長男が溺れている他人を助け犠牲になっていることがわかります。家族それぞれの本音、それとは裏腹のことば。それでもって人間関係が保たれている。時には優しい気遣い。親に打ち解けられない息子、その後、母親の生き写しのように言葉を繰り返し、血は濃い。楽しめました。タイトルは、「ブルーライトヨコハマ」の一節。夫の浮気現場に赤ん坊を背負って行った翌日に駅前で買ったレコード。

「あるいは裏切りという名の犬」 (36 QUAI DES ORFEVRES) 2004 フランス
タイトルからだと全く内容がつかめません。原題36というのはパリ警視庁のこと。昔ながらの捜査法を踏む主人公レオ。ライバルのドニ。情報屋の垂れ込みでアジトに乗り込むもドニの勝手な行動によりレオの親友が殺されてしまう。情報屋のアリバイ作りに利用されてしまったレオはドニにより服役だけでなく妻をも。娘の「もう一人にしないで。」は叶うのか。
警官と強盗の区別がつかない。最初から警官自体が警察署のプレートを餞別のためにはがして盗んで逃亡したり、馴染みのバーの女性が乱暴されるとリンチしたり、意外とそれらが茶目っ気あったりして。刑事ものだけれど家族愛もありよくできたストーリー。そして絵がきれい。一つ一つのコンテの配置がよい。パリの夜の界隈、刑務所の建物、飛行場の建物のデザインもおしゃれ。

「ある過去の行方」 製作年:2013 フランス/イタリア LE PASSE/THE PAST

監督:アスガー・ファルハディ 主演:ベレニス・ベジョ

別れたフランス人の妻マリー=アンヌと正式な離婚手続きをとるため、テヘランから4年ぶりにマリー=アンヌを訪ねるイラン人男性、アーマド。彼は、マリー=アンヌがすでに新しい恋人サミールと暮らしていることを知ります。娘リュシーは母親に反発的、さらにアーマドにある告白をします。 サミールには妻がいて、自殺の結果、植物人間状態なのですが、自殺の前日、リュシーは母親とサミールとのメールを妻に送りつけていて、自殺の原因がそれではないかということで悩んでいて。妻は読んだのかどうか、あたりがサスペンス。マリー=アンヌがヒステリックなのが気になりましたね。

「アルゲリッチ 私こそ、音楽!」 2012 製作国:フランス/スイス 原題:ARGERICH/BLOODY DAUGHTER

世界的ピアニスト、マルタ・アルゲリッチの実の娘ステファニー・アルゲリッチが監督を務め、生身の母親の姿を撮ったドキュメンタリー。メディアの取材を受けないアルゲリッチの、娘だからこそ撮れた名ピアニストの姿と家族の話。元夫のロバート・チェン、シャルル・デュトワ、スティーヴン・コヴァセヴィッチらも登場。過去東京公演時に買ってもらったカメラムービー、それから映像を撮り始めた娘。才能のあり過ぎる母、他の分野での才能を磨く彼女たち。ツアーとなれば留守番となり孤独な子供時代、ひとりは父親に養育権が取られてしまい、離れ離れとなる母子。今となって公園で友達のように会話する彼女たち。天才ピアニストはビッグ・ママでもある。

「アルゴ」 2012 アメリカ Argo 監督・主演:ベン・アフレック

1979年11月、革命直後のイラン、アメリカ大使館占拠事件。その時、裏口から6人の職員が秘かに脱出し、カナダ大使の私邸に逃げ込む。国務省から協力を求められたCIAの人質奪還の専門家、トニー・メンデスは、架空の映画企画をでっち上げ、6人をロケハンに来たスタッフに偽装させて出国させるという計画を立てる。その一部始終。まず計画を国務省に話すのだが一蹴されるものの、実施に向けて進みだす。ハリウッドの老練なる二人の協力を得て、現地に。そして6人の冷たい反応…。CIAとはいえ、国家のために尽くす姿に頭が下がります。アメリカ大使館占拠事件はまだ記憶に生々しいが、6人の救出劇があったことは知らず、こんなドラマを映画でもって知ります。カーター大統領の時代のできごと、ずっと極秘事項で、クリントン大統領により明らかにされ、メンデスはCIAスター憲章を回復したとのこと。救出を成し遂げ、事件ファイルをCIA倉庫に提出した際、でっちあげの映画のコンテ(父が息子を救出した絵)を1枚持ち帰り、自宅に飾った様子は、まさに父から息子への愛を表現するものでした。CIAで国家のために働く男は家族のために命がけで仕事をしていることを表していました。

「ある精肉店のはなし」 2013 監督:纐纈あや 

大阪府貝塚市にある北出精肉店では、牛の飼育から食肉処理、そして販売まで全て家族の手で行う。兄弟姉、プラス兄嫁。彼らは4人で牛を解体し、切り分けられ、」店頭に並ぶ。7代目として家業を継いだが、2012年3月には102年も代々使われてきた食肉処理場が閉鎖され、生まれ変わる。家族の誕生会、そして強い家族の絆、その裏には過去に部族問題、被差別の戦いがあり。

「ある戦慄」 1967 アメリカ The Incident

 日曜の未明、ちんぴら二人。そして、さまざまな家庭内事情を抱えた人々が映し出され、どこで接点をもつのだろうと観る。ニューヨーク地下鉄、それぞれが駅からある車両に乗り込む。ひとつのドアは壊れていて開かず。あてにならない息子の文句を言う父親、家計の細かいことを言う夫、ゲイ、仲のよくない夫婦、プレイボーイの男と女、軍隊の二人(ただし、徴兵のようで除隊後は別の職業、ひとりは弁護士になって稼ごうと考えている、ひとりはオクラホマからの田舎者)、黒人夫婦など、アメリカ社会の縮図のような乗客の車両に。一致団結すれば、彼らをやっつけることは可能なのに、誰一人として…。もともと負傷している軍人(ボー・ブリッジス)が立ち上がる。「ハンディがあるのじゃないか?」チンピラ「人数で言ったら、そっちのほうが多い。」でも結局、彼は一人で戦いきるのです。

「アルバート氏の人生」  2011 アイルランド ALBERT NOBBS 監督:ロドリゴ・ガルシア 主演:グレン・クローズ

19世紀のアイルランド、長年モリソンズホテルで働くベテラン・ウェイターのアルバートは女性であるのを隠し、男として生きています。ある日、自分らしく生きるヒューバートと出会い、自分らしく

生きようと思い、同僚のヘレンに交際を申し込みます。が、ヘレンは不実な男性と恋愛中。結局、二人の喧嘩に入り込んだアルバートは壁に頭を打ち付け、翌日あっけなく…。捨てられたヘレンと赤ん坊。そこにヒューバートが寄り添います。アルバートの、女性であることでレイプされた過去からはじまった男性に姿を変え、身を防御せざるをえなかった暗い人生の中、ぽっと光をともしたヘレンの存在はせめてもの救いだったのでしょうか。ヒューバートとドレス姿で海辺を走る姿が生き生きとしています。”差別”の映画です。

「ある秘密」 2007 フランス Un Secret 監督:クロード・ミレール

セシル・ドゥ・フランス主演。ひとりっ子の少年フランソワは、活発、運動好きな両親(タニア≪セシル・ドゥ・フランス≫とマキシム)とは違い、病弱、内気。そんな彼は活発な兄を作り出していたのですが、物置で自分のものではないぬいぐるみを見つけ、ほんとうに兄がいるのではと思い始める。

そこで、昔の映像に。不思議なことに現在はモノクロで過去がカラー。アンナとマキシムの結婚式。そこにアンナの兄とその妻(セシル・ドゥ・フランス)が祝いにかけつける。自分の結婚式というのにマキシムはタニアに視線釘付け状態。そしてアンナは大きな赤ん坊を出産。その子は運動神経抜群、成績優秀。これはユダヤ人にとってかなり重要な誉れらしい。

そしてヒットラー旋風、フランス国内にもユダヤ人迫害が始まり、一族は国外へと逃げるのですが。以前からマキシムの気持ちに勘付いていたアンナは、逃げる途中、わざとユダヤ人のパスポートを警察官に見せ、息子といっしょに囚われます。そして、お互い独り身となったタニアとマキシムは戦後、結婚し、フランソワをもうけます。大人になったフランソワ、愛犬の鎖をはずし、車に轢かれてしまった犬の死にショックを受ける父親(妻と息子の死からは立ち直ったけれど、と)、数年後脳溢血を起こす母。フランソワは兄とその母のその後を調べ、数日後にはアウシュビッツでガス室送りになっていたことを知ります。ベストセラー自伝小説のようです。タニアが人を惑わすほど美しくなければこんな悲劇も起きなかった、でもそれはタニアの責任ではなかったはず。

「アルフィー」 2004

プレイボーイ役の多いジュード・ロウ。見はじめて軽い映画?と思う。一人称だし。独身生活満喫し遊ぶ。が、自分から別れたつもりが、どんなに大事な女性であったか気付いても後の祭り。サンクスギビング後から年明けまで恋人と別れてはいけないと落ち込む。話をする友人おらず、病院で知り合った老人に相談するのだがことばに味がある。人生で大事なこと二つ。「愛する人をみつける。」、「毎日を最後の日だと思って生きる。」結婚、夫婦に関するスパイシーな映画。

「あるメイドの密かな欲望」 2015年 製作国: フランス/ベルギー 原題: Journal d'une femme de chambre 監督:ブノワ・ジャコー 出演:レア・セドゥ、ヴァンサン・ランドン

美貌のメイド・セレスティーヌは主人に言い寄られ、拒否。好色な主人、性欲のはけ口になるメイド、そんな図式が当たり前の社会だったかしら。で、庭師・ジョゼフに、ここを辞めてカフェで働かないかと言われ、働く自分を想像してみろと。想像した自分が流れる。時々こうして現実ではない、あるいは、過去の映像が出てくる。パリでスカウトに会い、素人じゃないと言い切られ涙…。結局、ジョゼフに従順となり、喜びついていくのです。メイドでもおしゃれ。レア・セドゥ、魅力的。

「アレクセイと泉」 2002 監督:本橋成一

ベルリン映画祭を始め、世界各国で好評を博した『ナージャの村』から5年。 写真家・本橋成一と音楽家・坂本龍一と組んで〈泉〉を主題としたドキュメンタリーを完成させた。 舞台となる〈泉〉は、1986年4月26日に起こったチェルノブイリ原発(旧ソ連・現ウクライナ共和国)の爆発事故で被災した、 ベラルーシ共和国東南部にある小さな村ブジシチェにある。 この村の学校跡からも、畑からも、森からも、採集されるキノコからも放射能が検出されるが、 不思議なことに、この〈泉〉からは検出されない。 「なぜって?それは百年前の水だからさ」と、村人たちは自慢そうに答える。 この百年、人間は何の豊かさを求めてきたのだろう。 《水の惑星=地球》の強い意志のようにこんこんと湧く〈泉〉は、私たちに"本当の豊かさとは何か"を静謐に語りかける。

「アワー・ミュージック」 Notre Musique 2004 フランス ゴダール
サラエボが舞台。当時の戦争をテーマにしているのかと思ったら、パレスチナ、イスラエル問題がコアをなしていて、一言一言が意味ある言葉で、重い映画です。

「あん」 2015年 日本  監督: 河瀬直美 原作: ドリアン助川 出演: 樹木希林 、永瀬正敏 、内田伽羅 、浅田美代

どら焼き屋の雇われ店長として単調な日々を過ごす千太郎。ある日、店の求人募集を見た老女・徳江が現れ、彼女の作ってきたあんを食べてびっくり、粒あん作りを任せることに。あんは美味しく、店は繁盛するのですが、やがて店先にでた徳江を見て、噂が広がり、客足はぱったり途絶えます。隔離された一生を送るしかなかった徳江、同じ病気の人々に思い寄せるにはさらりとした仕上がり。でもこういう映画があるに越したことがなく、誰にとっても他人ごとではないということです。

「アンコール!」 2012 イギリス Song for Marion

ロンドンに暮らす気難しいアーサーと陽気なマリオンの老夫婦。マリオンは「年金ズ」という合唱クラブでの練習が楽しみで、アーサーが苦々しく車椅子のマリオンを連れていきます。が、マリオンのガンが再発し、彼女の願いで合唱練習は絶対止めないと。そして発表会にはマリオンはソロで歌うのですが、人嫌いのアーサーに捧げる歌を歌います。アーサーの心許す人が自分だけであり、残される彼をを心配し、その深い愛情に感動するほど。そして安らかに他界します。辛くて辛くて耐えられないアーサー。息子に心を開かないアーサーに息子も離れていきます。やがて、合唱団の練習場に立ち寄るアーサー。迎え入れる若いボランティアの音楽教師。アーサーも歌い始めます。そしてコンペティションへ。そしてマリオンの望んでいたように息子との関係を修復していくアーサー。家族映画だったのですね。

「アンジェラ」 2005 監督 リュック・ベッソン
期待せずに見たのですがおもしろかった。借金まみれ返さないと命はないと言われ途方にくれた男、橋から飛び降りようとすると、横には絶世の美女も飛び降りようとしていて。彼の不甲斐なさを切り崩していく強い彼女…。

「アンダーグラウンド」 1995年 フランス=ドイツ=ハンガリー 171分

ナチス・ドイツ占領下のセルビアを舞台に、レジスタンス(?)として活躍する男のいい加減なアイディアで、敵の目をあざむく為、広大な地下空間(アンダーグラウンド)へ避難し、戦争後も人知れず50年もの間生活していた人々の群像劇。政府の要職についたサギ師、武闘派の電気工事技師、美貌の舞台女優3人による恋と裏切りに満ちた半世紀の物語を軸に、戦争や紛争をカオス的コメディーに仕立てあげた作品。

「ライフ・イズ・ミラクル」を彷彿させる映画。

「アンチ・クライスト」 2009 監督 ラース・フォン・トリアー

「ダンサー・イン・ザ・ダーク」、「奇跡の海」の監督ということで観ましたが、キリスト教に詳しくないとわからない…。ので、単純にスリラー/サスペンス映画として観ました。

「アントニアの食卓」 1996 オランダの農村。母の最期を看取るために20年ぶりに一人娘を連れて戻った娘。その後、村にそのまま住み続けるのですが、力強く優しい彼女の周囲には人が集まってきて、時々催す庭での食事会は賑やかになります。新しい生の誕生、あるいは悲しくも死があります。

「アンナ・カレーニナ」 2012 イギリス ANNA KARENINA 原作:トルストイ 監督:ジョー・ライト 出演:キーラ・ナイトレイ、ジュード・ロウ、アーロン・テイラー=ジョンソン

19世紀後半のロシア、アンナ・カレーニナは、夫との間に愛を感じられず、兄一家を訪れた時に若き将校ヴロンスキーに出会います。ふたりは恋に落ち、密会し、アンナは子どもを産みます。舞踏会に出れば恥知らずと冷たい視線を浴び、離婚し、ブロンスキーとの結婚を望みますが、いつしか彼の心は離れていき、列車に飛び込みます。一方、アンナの登場でブロンスキーから捨てられたキティは足蹴にした男と結婚し幸せになっています。数十年前に読んだ原作のほうがよかったような。

「アンナと王様」 1999 アメリカ 原題:ANNA AND THE KING 出演:チョウ・ユンファ、ジョディ・フォスター

古典名作「王様と私」のリメイク。実在の英国人女性の体験記を、史実に沿って描く。時代考証に忠実に再現された、豪華な宮廷や衣装も見どころ。19世紀中頃、シャムのモンクット王の依頼で、王子たちの宮廷教師に赴任したアンナ。異文化に戸惑いながら新生活をスタートした彼女は、王と衝突しながらも彼との心の交流を深めてゆく。
イギリス人でもないジョディ・フォスターとタイ人でもないチョウ・ユンファが演じていて絵空事でした。

「アンナプルナ南壁 7,400mの男たち」 2012年 製作国: 西 原題: PURA VIDA − THE RIDGE

"キラー・マウンテン(死の山)"と呼ばれるアンナプルナ。世界で最も危険な山として知られ、登山者の5人に2人が命を落とす。特にアンナプルナ南壁は、世界で最も危険なルートと言われ、山頂まで8,000mの道程の中、標高7,500m地点で7キロも続く尾根を横断しなければならない。2008年5月、スペインのベテラン登山家イナキ・オチョア・デ・オルツァは、頂上に向かう途上で高山病に襲われるという危機的な状況に陥り、同行者のホリアがSOSを発す。その報を受けた世界10カ国の12人の登山家たちは、自らの死をも覚悟するほどの危険な場所への救出活動に向かう。2013年10月にアンナプルナ南壁単独登頂に成功したスイスの登山家ウーリー・ステックは、自らの登山プランを断念してまで参加。ほかにも2014年ピオレドール賞審査員に選ばれたロシアの登山家デニス・ウルブコ、さらには2013年5月にエベレストで亡くなった、ロシアを代表する登山家アレクセイ・ボロトフなど、数多くの世界的に有名な登山家たちが躊躇なくアンナプルナへと。

それから数年後、カメラは、この救出活動に参加した12人を世界各国に訪ねる旅に出て、当時の貴重な映像を織り交ぜながら、 イナキの救出活動を振り返る。彼らの言葉には、山に命を預ける登山家たちのゆるぎなき信念とともに、人間の尊厳や生きることについての心を揺さぶる力強い言葉の数々があふれている。

全世界瞬時にネットでつながる環境は、登山家たちの動向に影響をもたらしている。SOSがあっという間に世界を駆け巡り、山男の行動力を見せつけます。イナキは結局、残念な結果になってしまいましたが、山男同士の結束力、わが身を顧みない勇気に圧倒されます。

「アンネの追憶」 イタリア 2009

原作はアンネの親友ハネリ・ホスラーへのインタビューをまとめた『もうひとつの『アンネの日記』』。ナチスのユダヤ人迫害を逃れ、ドイツからオランダのアムステルダムに移住したフランク一家。小学校に通うアンネはそこで、同じユダヤ系の少女ハネリ・ホスラーと出会い、仲良くなる。アンネが13歳となった1942年、いよいよナチス・ドイツの迫害の手が一家にも迫り、ついに父オットーは家族揃って隠れ家での潜伏生活を送ることを決断する。残酷な場面はない。戦後、アンネの父は歴史を伝えるため子どもたちに説く。ハネリはパレスチナに引越し、老後は孫に囲まれて幸せに暮らしたとか。日記を書くことで夢であった小説家になることを叶えたと。映画では英語が話されています。

「アンノウン」 2011 UNKNOWN アメリカ・ドイツ

ある夫婦がベルリンの空港に到着。大切なカバンを空港に忘れたのに気付き(プロが忘れるか?)、夫だけホテルから空港に戻ろうとするが事故に会う。昏睡状態に陥り、4日後に目覚め、自分は誰なのか、捜索人依頼も出されておらず。やっとの記憶で、宿泊予定のホテルへ。妻を見つけるが知らないと言われ、おまけに別の男が彼の名前で夫になりすましている。どうやって自分の証明をすればよいのか。はたして企みとは何か。アクション、意外とカーアクションも魅せます。

「アンフェア the movie」 2007
売れっ子の篠原涼子…だから観てみたのですが、脚本が悪過ぎ。テレビで高視聴率を稼ぎ出したからそれに乗じて作ったのか。誰が裏切り者?って、裏切ってないのは誰?を訊くべきでした。動機が薄過ぎます。
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