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「ヒアアフタ」 2010

南国バカンスに来たフランス人女性ジャーナリストと男性、ロンドン薬物中毒の母を大切にけなげ〜!にいたわる双子の男の子、サンフランシスコ工場で働く男性の話がぐいぐい引っ張る。彼らが今後どんなふうに交錯するのか。観ていておもしろい。やはり子どもはかわいい。ロマンスもあり。

「ピアニスト」 2001 フランス/オーストリア LA PIANISTE/THE PIANO TEACHER

ウィーン。小さい頃から母親に厳しく育てられたエリカ。40歳を過ぎてウィーン国立音楽院のピアノ教授で、母と二人暮らし。エリカは演奏会の席で青年ワルターに出会います。ワルターはエリカに接近し、エリカの反対にもかかわらず音楽院の試験に合格し彼女の生徒に。ワルターはある日、トイレにいたエリカに強引にキスしますが、エリカは性的に倒錯した行動にでます。 こうするのが夢だったと語るエリカ、痛過ぎます。

「P.S.アイラヴユー」 2007

たまには甘ったるいラブストーリーでも。「死ぬまでにしたい10のこと」を逆に受け取った側は???みたいな。でも、最初の部分、わがまま過ぎる女性。ヒラリー・スワンク、ミリオンダラベイビーは適役だったけれど、品がない。服もださい。アイルランドに旅行した時、丘陵の紫の丘に映えるような色使いの装いだったけれど、ほかとのバランス取れてないし。身勝手な女性の立ち居振る舞いを延々と見させられました。

2016年再鑑賞。アイルランドいいなあ。どれほど彼は彼女を愛していたのか。自分が死んだ後に彼女を励ますために手紙を届ける手配をする。そんな男性ならなくしてどれほど辛いことでしょう。天職につけず転職を繰り返すけれどクリエイトする仕事に就きたいんだな、でもそれは何なんだろうって、夫の死後ふと映画を見ていて、「あら、素敵な靴!」とひらめき、いきなりスケッチ帖にデザイン画を描き出し、これかみたいな。女は強い。

「ピエロの赤い鼻」 フランス Effroyable jardins 2003
教師である父が祭りにピエロを演じる。母も姉もにこにこしているが嫌う弟。そんな彼に父の友人が昔話をする。ナチスに占領されつつあるフランスの村。抵抗を試みる父と友人。駅建物の爆破。誰でもいいと人質にされる4人。その中に父と友人も偶然含まれており地中に掘った穴に閉じ込められる。明日犯人が名乗り出なければ全員射殺。死の恐怖に脅える彼らにピエロの赤い鼻をつけ笑わせたり、パンやお酒を与える一人のドイツ人兵士。一方駅舎で爆撃の被害を受けた村人は自分こそが犯人と申し出て4人は解放され…。
「日陰のふたり」 (原題「Jude」 これは主役の男性の名前です。)
日陰のふたりというのはこのふたりが内縁関係にあるからです。そのせいで男性は仕事も首になるしアパートも借りれないし…。内縁なのは、カソリックで離婚が認められず再婚できないのか、届けを出すこと自体ナンセンスでそうしているのか、それともふたりがいとこ同士だからできないのか、不明です。原作を読めばわかるのでしょうが。束の間の幸せな時はあったのだけれど、自分が悪いと思い込んだJudeの息子は…。

「東ベルリンから来た女」 2012 ドイツ Barbara

ベルリンの壁崩壊9年前の東ドイツ、西ドイツへの移住申請をしたことで、田舎の病院に左遷になった女医師のバルバラ。常に監視される生活、居所が不明になると家宅捜索するチームがやってきて、ビニール手袋をはめた女性が屈辱的な身体検査をする。一方、西ドイツの男性と交際しているようで、彼が密会しに現れ、彼女に逃亡資金を手渡していく。病院には自殺未遂の若者や労働作業所からの逃亡者ステラが運び込まれます。子供向け小説「ハックルベリー・フィンの冒険」を読んであげます。それほどまだ幼い少女なのに、妊娠しています。医師として優秀なバルバラは適切な治療をします。バルバラに親切にする同僚がいます。そんな彼も密告者かもと心を許さしません。そしていよいよバルバラの出国の日、彼女のアパートにステラが逃げ込んできます。バルバラはステラと脱出手段の海へと向かうのですが、早くも近隣者が密告します。アパート捜索。脱出地、バルバラは自分ではなくステラを行かせます。そして何事もなかったように職場に戻るバルバラ。氷のように冷たいバルバラと思いきやほんとうは優しい女性でした。

「光のほうへ」 2010 デンマーク SUBMARINO

赤ちゃんをあやす子どもたち、ミルクをあげたり、そのミルクを万引きしたり、電話帳から赤ちゃんの名前を探し、命名の儀式。やがて母親が帰ってきてアル中、子どもたちに暴力をふるう。が、赤ちゃん(彼らの弟)は、泣くのを放っておいた翌朝、あっけなく死んでしまった。20年後、刑務所帰りの兄の壊れた日常。そして母の葬式の知らせに兄弟が対面。弟はシングルファーザーになっていた。その子マーティンのために母親の遺産を弟にすべて譲るのだが、薬中の弟はその金で薬の取引業者になってしまう。映画の中で場面場面の時間が入れ込まれてわかりづらいのだが、兄が弟に電話するし、偶然、息子の名前を知ってしまう。そして、電話をそのまま切り、拳で公衆電話を叩く。なんのことかわからず。そして、最後の場面、「君の名前の由来を教えてあげよう。」と言う。観ていて、暗いつらくなる映画。

「蜩ノ記」 2013年 製作国: 日本  監督: 小泉堯史 出演: 役所広司、 岡田准一、堀北真希 原作:葉室麟

ある事件により戸田秋谷(役所広司)は、10年後の夏に切腹すること、そしてその日までに藩の歴史である「家譜」を完成させることを命じらます。幽閉されたまま家譜の編纂を続け、切腹の日まであと3年となったある日、城内で刀傷沙汰を起こした藩士の檀野庄三郎(岡田准一)が、秋谷の監視役をすることに。が、家族に愛され百姓たちにも慕われている秋谷を見、庄三郎は尊敬しはじめます。物語だからでしょ、着せられた冤罪を甘んじて受けようとする武士のこころ…全く感動を呼びません。

「pk」 原題:P.K. 監督:ラージクマール・ヒラーニ キャスト:アーミル・カーン、アヌシュカ・シャルマ、スシャント・シン・ラージプート、サウラブ・シュクラ、ボーマン・イラニ 2014年 インド 153分

留学先のベルギーで悲しい失恋を経験し、今、インドに戻りテレビレポーターをするジャグーは、電車で黄色いヘルメットを被り、大きなラジカセを持ち、あらゆる宗教の飾りをつけてチラシを配る奇妙な男を見かける。チラシには「神さまが行方不明」の文字。ネタになると踏んだジャグーは、"PK"と呼ばれるその男を取材。なぜ神様を探しているのか。コメディ?ラブロマンス?宗教とは?教祖のお宝は奪われたpkの宇宙船を呼び出すためのものになっていて。そしてさかのぼってジャグーの失恋時の誤解?そこ?どんでん返し。韓国映画的なノリと共通するところあるなあ。

「眉山」 2007
なんだか、なんだか、なんだか…。何を言いたい映画だったのか。主役は…母?娘?生き方からしてみたら母なんだろうけれど。今では言われなくなった私生児を生んだ母。しかし、父親は死んだと聞かされ育った娘。32才になるまでそれに気付かずにいるなんてことありえない。ましては徳島の田舎であれば。そして母親の病気。医大への献体。それが大体的に扱われているのに、それを決意するにいたる経緯、理由に触れず。従来の日本映画という感じ。

「ビザンチウム」 2012年 イギリス/アイルランド 原題:BYZANTIUM 監督:ニール・ジョーダ 主演:ジェマ・アータートン、シアーシャ・ローナン

海外はヴァンパイアもの多い。海辺の寂れた保養地に現われた女性。儚げな16歳の少女エレノアと8歳年上の妖艶なクララ。クララは街で出会った青年を言葉巧みに丸め込み、彼が所有するゲストハウス「ビザンチウム」に身を寄せ、女たちを集め娼館にしてしまう。一方、ひとり静かに過ごすエレノアは、難病で余命わずかの若者フランクと出会い、恋に落ちます。エレノアは死にそうな老人のもとへ行き血を吸うが、クララは暴力的に血を吸う。実はこの二人母子。クララはだまされヴァンパイアに身を落とし、娘への愛情を持ち続けました。エレノアの恋は…やはりフランクもまたヴァンパイアになることで成就させるのでした。ふたりの女優の力強さを感じます。

「美術館の隣の動物園」 韓国映画。いつのだ・・・?ださださの主人公。

「避暑地で魔が差して」 監督:Jean-Francois Richet 原題:Un Moment D'Egarement(つい錯乱して) 出演:Vincent Cassel、Francois Cluzet、Lola Le Lann|

中年の親友同士のロランとアントワーヌはそれぞれの娘マリとルーナを連れ、アントワーヌの故郷のコルシカ島でのバカンスへ。アントワーヌの娘はロランに接近して…。ロランはアントワーヌにひたすら隠そうとするのだが。フランスでの父と娘の関係って、なんとなく全然日本とは違うという感じ。

「必死剣鳥刺し」 2010

大好きなトヨエツ、いつのまにか藤沢周平の時代劇に出ていました。タイトルの意味、最後の最後に理解。---。「鳥刺し」 それは、必死必勝の剣 その秘剣が抜かれる時遣い手は、半ば死んでいるとされる。---

「ヒストリー・オブ・バイオレンス」 2005 アメリカ A History of Viloence

主演ヴィゴ・モーテンセン。いまだに超ラブラブの穏やかな夫と妻。妻は高校生の時から知りたかったと言い、いい年してチアリーダーの格好をする。(でも、昔の彼から知りたかったというのは覆されるのだけれど。)息子は学校でへらへらといじめられている。町にギャングが男のダイニングにやってきて強盗?するのだが、男が半端なく強く、完璧にやっつけてしまう。そしてさらにその親分がやってきて、男の過去の素姓が家族の知ることとなる。このへんで息子は遂に学校で爆発。父親並みに3人の悪ガキをぼこぼこにやっつけ停学処分に。男は息子を「親が訴えている。お金はないぞ。」と叱る。息子は反発。頼りにしている保安官が疑問を感じ家を訪問するが、妻は外面は別。そして解決に古巣を訪ねる男、結局、死ぬことしかないと知り、安心して観ていられるほどの絶対的な強さでやっつけ、自宅へ。結局、そこでまた家族をやっていけるのだろうか。それはそれですごい。何より子どもたちは自分たちの知っている父親しか知らないのだから。

「陽だまりハウスでマラソンを」 2013年 製作国: ドイツ 原題: SEIN LETZTES RENNEN/BACK ON TRACK  監督: キリアン・リートホーフ 脚本: マルク・ブルーバウム 音楽: ペーター・ヒンデルトゥール 出演: ディーター・ハラーフォルデン 、タチア・ザイプト

元オリンピック金メダリストとして有名なランナー、パウルは、妻の病気を機に二人で老人ホームに入居する。70歳を過ぎても至って健康なパウルは、幼稚なレクリエーションや規則に縛られるホームに嫌気が差し、再び走り始めることに。ベルリンマラソン完走を目標に頑張る彼の姿を見て、妻や入居者たちも応援するようになりますが、施設側は認めず。年老いて頑張るパウルを撮りたかったのか、老人ホーム側の悪態ぶりを撮りたかったのか、中途半端になっています。誰でも好きで年を取るわけではなく、子どもに頼らざるをえないこともあり、伴侶を失うことの喪失感、老人の自立、自由を考えさせられます。

「左側に気をつけろ」(短篇) 1936年/白黒/14分/日本語字幕:寺尾次郎/監督:ルネ・クレマン/脚本:ジャック・タチ/出演:ジャック・タチ

農場の作男ロジェ(タチ)は、ボクサーの公開練習を見物し、ボクサーのにまね事をしているうちにリングに引きずり出されて対戦すること。ボクシングを知らないロジェは、椅子の上にあったテキスト本を見て、ボクシング、さらにフェンシング、農場を駆け回るニワトリのまねをして勝てるでしょうか。郵便配達員が参戦して、ハチャメチャ騒動。どこかのコントを見ているよう。(2014年ジャック・タチ映画祭で鑑賞)

「ビッグ」 1988 アメリカ BIG

カーニヴァルの夜、望みをかなえる魔王のボックスにコインを入れた主人公が、翌朝目覚めると少年から30才の男に。親友の協力で玩具メーカーに就職し、出世し、彼女もできて。でも以前に戻るべく、魔王のボックスを探します。

2014年鑑賞。当時話題になった映画のような気がします。ファッションも今とかなり違います。

「ビッグ・アイズ」 2014年 製作国: アメリカ 原題: Big Eyes  監督: ティム・バートン 出演: エイミー・アダムス、クリストフ・ヴァルツ

1950年代から1960年代にかけて、哀愁漂う大きな目の子供を描いた絵画「BIG EYES」シリーズが世界中で人気になります。作者のウォルター・キーンは一躍アート界で有名人になりますが、実際に制作していたのは妻マーガレット。娘や友人に隠してまでもひたすら描き続け、自分のアイデンティを失い、病んでいきます。そしてハワイに娘と逃亡。離婚の条件は、新作を100枚描くこと。ある日、エホバの証人の信者を家に入れて、まさに救いの文章を見つけるマーガレット。裁判を起こします。

アーティストが自己表現しているものを奪われ、それが他でもない夫であるとは。事実は小説よりもすごい。

「ビッグゲーム 大統領と少年ハンター」 2014年 製作国: フィンランド/イギリス/ドイツ 原題: Big Game 監督:ヤルマリ・ヘランダー 出演:サミュエル・L・ジャクソン、オンニ・トンミラ

エアフォースワンがテロリストに撃墜され、大統領と少年ハンターがテロリストと戦う。何も考えず時間つぶしにはいいかも。

「ビッグ・フィッシュ」 2003年 製作国: アメリカ 原題: BIG FISH 監督: ティム・バートン 出演:ユアン・マクレガー

出産間近の妻とパリで幸せに暮らすジャーナリストのウィル・ブルーム。父エドワードは自分の人生を幻想的でマジカルな話として語り、聞く人を魅了し楽しい気分にさせる。ウィルも子どもの頃はそんな父の話を聞くのが大好きだったが、3年前から不仲。母から父の病状が悪化したとの報せを受け、ウィルは妻を連れて実家へと向かう。しかし、病床でも相変わらずホラ話を繰り返す。父の本当の姿を知りたいと願う息子ですが。今、昔の映像がわかりづらく、父親役も年齢に応じって目まぐるしく変わります。夢と現実の境目がぼやーんとしていて、それもいいかな。

「必殺仕掛人」  1973年 製作国:日本 監督:渡邊祐介 原作:池波正太郎 出演:田宮二郎、高橋幸治、山村聰、野際陽子、川地民夫

生業を持ちながらも裏では金銭の受渡しにより人殺しをする殺しの代行者・仕事人が庶民の怒りを爆発させる。

田宮二郎はこんな役をしていたのですね。色っぽい。そして幼くして別れた妹らしき人物が悪人で、妹かもとも知らずみずから殺します。

「ヒッチコック」 2012 アメリカ 出演:アンソニー・ホプキンス、ヘレン・ミレン、スカーレット・ヨハンソン

「サイコ」撮影時のヒッチコックの話。映画会社が出資を断り、自宅を担保に制作。出来上がりは散々?そして妻のアルマの編集、効果音で映画は大ヒットへ。受賞時の賞賛を私たちと言い返すあたりよい夫婦像が描かれています。ヒッチがアンソニー・ホプキンスだったとは。ジェシカ・ビールスとエヴァ・メンデス、似ています。

「ピッチ・パーフェクト」 2012年 PITCH PERFECT 監督:ジェイソン・ムーア 出演:アナ・ケンドリック、カイラー・アスティン、レベル・ウィルソン

DJになろうと奮闘中のベッカは親に大学へ進むことを強く勧められ、渋々大学に入学し、全く興味のないガールズアカペラ部に入部し大会に出場することに。練習を重ねていくうちに友情が芽生え、歌声もリズムもハーモニーもピッタリと合うように。 アメリカではアナ・ケンドリックタイプが人気があるのかな。セクシーさをアピールしているが、全然という感じ。

「人質奪還」 原題:Eliminators 制作年:2016 アメリカ 出演:スコット・アドキンス、ウェイド・バレット

ロンドン。警備員の男性マーティンは幼い娘カーリーと暮らすが、住所を間違えた暴漢たちに自宅に押し入られ、正当防衛で暴漢3人を殺す。警察に逮捕されたマーティンの正体は、実は元FBI捜査官のトーマスで、FBIは外交ルートを通じてトーマスの釈放を目指すが、トーマスと因縁がある武器密売人クーパーはトーマスがロンドンにいると知り、一流殺し屋のビショップに暗殺を依頼する。トーマスはカーリーとの再会を目指すが、ビショップがひとりで1軍隊にも相当する強さで、その戦い具合、頭脳戦が見もの。というかトーマス抜け過ぎ。

「人のセックスを笑うな」 2007
永作博美と松山ケンイチ主演。自由奔放な講師と男子学生のロマンス。見る価値・・・

「瞳の中の秘密」 2009 スペイン・アルゼンチン

最初、男女の駅での別れのシーン。抱き合い、女性はキスを誘い込むような仕草だが、男はただの抱擁に終わらせ、列車に乗り込み、女性は男性の座る窓に手を差し伸べ、二人は手の平を合わせる。次は美しい女性のレイプシーン。それから裁判所でどのチームが事件の当番かともめている。定年退職した男エスポシトが久しぶりに古巣の裁判所の元上司イレーネを訪ね、この頃は小説を書き始めたと言う。5行以上進まないと嘆く彼に、思い出すところから書けばいいとイレーネは言う。そして回想のシーン。このあたりで、やっとすべての登場人物がつながる。「瞳の中の秘密」これは原題でも同じなのだと思うのだが、集合写真、思いを寄せる男はカメラではなく女性を見つめている。犯人も、エスポシトも。そしてエスポシトが、思いついた言葉を書き記すというメモ、「恐怖」、Aを隙間に埋めると「君を愛している」(EXILEの歌にもあったティアーモ)。なぜAが抜けていたのか、当時からAが壊れて打てなかったタイプライター…。25年たって訪ねた被害者の夫、犯人は終身刑にすべきだと言っていた彼は妻だけを思い続け私刑をしていた。(劇中のパブロの名言、人は変装しても絶対変えられないものがある、それは「情熱」。)25年間思い続けてきたのはエスポシトも同様。ただし、彼の場合は相手が生きているということ。重要なことを話す時は扉を閉める習慣、この使われ方も生きている。脚本がいい。

「瞳は静かに」 2009 アルゼンチン 監督:ダニエル・ブスタマンテ

軍事政権時代のアルゼンチンのある家族の物語。1977年8才のアンドレアは母と兄と暮らしている。近くに住む祖母のところでおやつを食べに立ち寄る午後。会話の中に祖母が、母がさっきどこで何をしていたか告げている。映画を観る側になんとなく、ばあさんよく見ているな、と思わせる。これが伏線。アンドレアは子どもらしく遊びに興じ、家に帰ると、男がいて、母に何かを命じている。ささやかなサラダだけの夕飯だけれど、ラジオ?から流れてくる歌に母は歌いだし、アンドレアも陽気に母と同じ振り付け踊り、さすがラテン系。翌日アンドレアは母に頼まれたように、父親に食事代の取り立て。肉を買う父。看護師の母は誰かに暴力を加えられた女性を見、通報しようとして公衆電話に向かい、たまたまなのか交通事故で死んでしまう。そして、兄弟は父と祖母の家に引き取られていく。母の遺品を整理する父、怪しげなものを見つけ、母のものを残らず燃やす。住宅地にある秘密警察が人々の心の奥深く蹂躙している。大好きだった祖母がまさに見張り役だった。子どもから少年へと成長するアンドレアは美少年。子どもは残酷。ただ家族の平和を願う祖母だったが、心臓発作を起こし倒れる祖母をアンドレアは置き去りにします。

「瞳を見ればわかる」 2005年 イタリア Te lo leggo negli occhi (Valia Santella)
母娘のぶつかり合いのドラマです。母の夫のセリフがよかったかな。

「ヒトラー暗殺、13分の誤算」 2015年 製作国:ドイツ 原題:ELSER/13 MINUTES 監督:オリヴァー・ヒルシュビーゲル 出演:クリスティアン・フリーデル、カタリーナ・シュットラー

1939年11月8日。ミュンヘンで恒例の記念演説を行っていたヒトラーは、いつもより早くその場を切り上げた。その13分後、会場に仕掛けられた時限爆弾が爆発し、ゲオルク・エルザーが実行犯で捕まる。ひとりで計画実行したのか、拷問。以前は、モテ風ミュージシャンだったり家具職人だったりふつうの青年なのだが。ドイツにももちろん、ナチに迎合せず歯向かった人もいるわけで、彼の行動が取りあげられるようになったのも戦後しばらく経ってからとのこと。恋人エルザ(名前が似ている)との出会いも映画のスパイスになっている。

「ヒトラーの贋作」 2006

第二次世界大戦中にナチス・ドイツが行った国家による史上最大の贋札作り“ベルンハルト作戦”。贋札作りのためのプロが集められる。もともとは芸術家を目指した彼ら。ポンド札を作り、イギリス経済を崩壊させる作戦に従事し、ましな待遇のもと働く。次はアメリカドル。贋札を作ることでドイツを富ませることは、彼らユダヤ人にとっては許さざること。しかし、終戦まで生きながらえなければならない。容易に扱われる彼らの命。実話。

「ビートル・ジュース」 1988 アメリカ 監督:ティム・バートン BEETLEJUICE

ある日突然死んでしまった若い夫婦は自分たちの住んでいた家に引っ越してきた一家を追い出そうとしますが、かえって彼らで金儲けを考える始末。ビートルジュースを呼び出し、さらに驚かそうとします。ティム・バートンの原点かも。
以前、友人がビデオを貸してくれたのにずっと観ずに返却が遅れた思い出。

「火の山のマリア」 2015年 製作国:グアテマラ/フランス 原題:IXCANUL/IXCANUL VOLCANO 監督:ハイロ・ブスタマンテ 出演:マリア・メルセデス・コロイ、マリア・テロン

グアテマラ、農業を営む両親と共に暮らすマヤ人の少女・マリア。生活が苦しい両親は、コーヒー農園の主任で地主のイグナシオにマリアを嫁がせようとするが、マリアはペペが好き。ペペはアメリカに行き、身ごもるマリア。母は流産させようとするが、それでも生き続ける胎児の生命力を尊重することに。農園を追い出されそうになり、一家は蛇退治に躍起になる。妊婦は蛇より強いと言う伝統宗教に果敢に向かいマリアは刺され、救急病院へ。わけのわからぬうちに書類に捺印し、赤ん坊の死を告げられ帰宅、葬式。お墓から掘り出すとブロック。赤ん坊は売買されてしまったのだ。住んでいる地域でも町にでれば言葉が通じず、通訳が都合のよいままに訳した悲劇。

「陽はまた昇る」 アメリカ 1957 The Sun Also Rises 原作:アーネスト・ヘミングウェイ 監督:ヘンリー・キング

第一次世界大戦後のパリを舞台に、享楽と虚無の入り混じった生活を送り"失われた世代"と呼ばれた人々の自堕落な日々を綴ります。スペインでの闘牛の場面も繰り広げられます。ヒロインがもてまくり、闘牛士までもものにし駆け落ち。でも、若いのはだめと、すぐ主人公ジェイコブを呼びつけて。ジェイコブは第一次世界大戦で負傷し、性的不能者に。この作品のヘミングウェイの反戦論はそこで?

「ビフォア・ミッドナイト」 BEFORE MIDNIGHT 2013 アメリカ・ギリシャ 監督:リチャード・リンクレイター 主演:イーサン・ホーク、ジュリー・デルピー

『恋人までの距離(ディスタンス)』『ビフォア・サンセット』に続くラブロマンスのその後を描く第3弾らしいがどちらも観ておらず。ギリシャの別荘に招ばれて家族でやってきた小説家。前妻との息子が一足早くバカンスを切り上げるため、空港に見送りにきた小説家は息子がかわいくてしょうがない。現在の妻とかわいい双子の女の子とのバカンスも残り僅か。夫妻(イーサン・ホーク、ジュリー・デルピー)が徐々に年齢を重ね、このまま共に暮らしていけるのかどうか、痴話げんかの様子がメインストリームです。タイトルの通り、ミッドナイト前に仲直りできるのかどうか。怒って愛を確かめるのは女性、何を言われようとなだめるのは男、それが継続の秘訣でしょうか。(2014年鑑賞)

「ビフォア・サンセット」 2004年 アメリカ BEFORE SUNSET

9年前、ユーロトレインの車内で偶然出会い、ウィーンの街で一夜だけを共にしたアメリカ人のジェシーとフランス人のセリーヌ。半年後の再会を約束したが、セリーヌがすっぽかしたらしい。9年の月日が流れ、作家となったジェシーが、パリの書店で行なわれたキャンペーンによばれているところにセリーヌが訪ねてきます。喜び合うふたり、が、ジェシーはNY行きの飛行機に乗る予定。2人はパリの街をさすらいながら々年の空白を埋め合わせるかのように、それぞれの思いを語り合います。こちらもひたすら会話。(2015年鑑賞)

「ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(ディスタンス)」 1995年 アメリカ BEFORE SUNRISE 監督:リチャード・リンクレイター 出演:イーサン・ホーク、ジュリー・デルピー

列車の中で偶然出会った一組の男女。二人は意気投合して列車を途中下車し、ウィーンの街をあてどもなく夜通し歩きます。とにかくひたすら会話。そして、朝、ふたりは半年後にウィーンの液で会うことを誓い、別れます。イーサン・ホークが若い。(2015年鑑賞)

「ひまわり」 1970

高校生の頃にテレビで観た映画を2011年再鑑賞。ソフィア・ローレンの美しさも戦争によって引き裂かれた愛も、高校生ではわかるはずもない。兵士が12日間の結婚休暇を取れるということで結婚した二人だが、ロシアに行ったまま帰らぬ夫を死亡通知がないとひたすら生きていると信じ、待つ。かなり老けたソフィア。そしてロシアに探しに行く。駅、サッカー競技場。(当時からロシアではサッカーが盛んだったようだ。)大勢の兵士が埋められたという大地に咲くひまわり。彼もここに?しかし、やっと夫の家庭を見つけ当てる。若いかわいい妻、娘。ソフィアの登場にいらだって娘に辛くあたる妻。そして夫との対面。「自分はあの時死んだ。」と話す夫に、荷物を投げ出し列車に飛び乗る。溢れ出る涙。その後の人生を歩みだしきれいになったソフィアの元に、約束したロシア土産をもって現れる元夫は彼女にいっしょにロシアに行こうと誘うが、既に再婚、子どももいた。高校生の鑑賞者ならハッピーエンドを望んだはず。

「ヒミズ」 2011 監督:園子温

東日本大震災の津波にスポットをあてたものとか、という前評判を聞いていたが。染谷将太くん主演。時々やってくる父からは暴力をふるわれ死んでしまえと言われ、母は男と家出。貸しボート小屋を営む。付近には津波で家を失った人たちがテント暮らしをしており、ホームレスさながらの彼らは住田くんを見守っている。。学校では教師が脳天気にほざいている。彼をストークするかわいい女生徒もまた母親から、死ねと。子どもは親を選べない。絶望的な環境の中での再生のストーリー。「ひみず」とはもぐらだって、びっくり。

「秘密」 2005 韓国

ムヒは未成年のヒョンと姦通した容疑で逮捕される。韓国での実話。100時間の社会奉仕で釈放された彼女を待待ち構えるマスコミ、そしてヒョン。ふたりはホテルへ。そしてムヒは友人のところに向かうのだが、そこにはヒョンが。そして3人の不思議な生活が始まる。

「百万円と苦虫女」 2008

百万円貯まると引越しを繰り返す主人公。海の家、桃狩りの手伝い、DIYショップの植物コーナー。やっと分かり合える人と出会えると思うも利用されていただけ?そして百万円貯まらずに町を出る。実は…、というくだりだけれど、それまで自分の正直な気持ちを話していた男性がそこでいるかみたいな。

 

「Biutiful」 2010 監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ

主人公のウスバルは、妻と別れ、バルセロナの片隅で、2人の幼い子供たちと暮らしていた。生活は決して幸福とはいえず、日々の糧を得るためにあらゆる仕事を請い、時には非合法な仕事もした。しかしある日、ウスバルに絶望が訪れる。"末期がん"の宣告。彼に残された時間は2ヶ月。家族に打ち明けることもできず、死への恐怖と闘いながら、ウスバルは愛する子供たちのために残された時間を生きることを決意する。

こんなつらい状況があるのだろうか。遺していく子供たち。しかし、頼れる肉親はいない。かわいい子供たち。この人なら…と、託すものの、あっけなく。現実はハッピーなんてことはないということは監督の人生観なのだろうか。映画の最初と最後に、会ったこともない若い父親との雪が積もる山のシーン。スペイン人の憧れるピレネーの山?娘の描く絵には、父親の教えた綴りで"Biutiful Pyrenees"とある。何か意味があるのでしょう。

「ビューティフル・デイズ」 2002 インドネシア

女高校生仲良し5人組。友情か恋愛か。こんなクールな男の子ニコ・サプトラにドキドキ。音楽もポップ。インドネシア1980年以来のラブストーリー。

「ビューティフル マインド」天才数学者の一生。天才ゆえか神経を病む。孤独さ、有能であるのを認められたいがための幻覚を見る。その病気と戦い、一歩一歩数学者としての地位を登りつめていく話。幻覚を見て、自分自身でそれが幻覚であると気付くところから彼自身の更正が始まる。ブルース・ウィルスの「シックス センス」は主人公自身が実は幻覚そのものだと気付くものだったけれどね。結局こつこつ努力することが大事なのかな。

「標的の村」 2013

 

 

 

 

 

沖縄基地問題、高江地区で自然たっぷりの場所で子供たちとのどかに暮らすゲンさん。この地区を3方から取り囲むように建設予定のヘリパッド。そこに配置されるのはオスプレイ。終日地区の上を舐めるように飛ぶことになります。基地入り口での抗議行動は通行妨害としてゲンさんをはじめ15人が起訴されました。ゲンさんの娘、海月さん(当時7才)もまた。一度も現場に行ったこともなく。

1962年にはここにベトナム村なるものがあり、ベトナム戦争想定の訓練所があり、アメリカ軍が高江の人々にベトナム人を演じさせ退治する訓練をしていました。当時はまだ沖縄は日本に返還されていませんでしたし。

抗議行動は、高江の人々vs沖縄県警。本来は助け合うべき内地人が戦い合うおかしさ。職場で命令されれば従うしかないとはいえ、ロボット同然。米軍基地の存在が必要であるのなら、沖縄ほぼ一極集中はあり得ないのですが、さてどこに。

「ビヨンド・ザ・エッジ 歴史を変えたエベレスト初登頂」 2013年 原題: BEYOND THE EDGE  監督:リアン・プーリー 出演:チャド・モフィット、ソナム・シェルパ

1953年にエベレストを初登頂したニュージランド人のヒラリーとエベレストを知り尽くした父をもち自らもそうであるテンジンは、第一アタック隊が挫折した後、期待を背負い挑みます。そしてその快挙はイギリスのエリザベス女王の戴冠式でもって讃えられます。リアル画像を交えながら、ドキュメンタリーの如く撮影されています。再現するの、たいへんだったことでしょう。

「ピラニア」 2010

地震が起こり、湖の下の古い湖が開き、絶滅していたピラニアが出てくる。その密閉されていた湖底にはイカの卵みたいにびっちり卵が入っている。おりしも湖フェスティバル。若い女性がぴちぴち肌を露出している。それがこの映画の売り。眠くはならない。いつピラニアが襲ってくるかわからない。でも主人公一家は絶対大丈夫。エリザベス・シュー?子供は親に約束したことを守らなきゃいけません。終わりは何?いきなり巨大なピラニアが飛魚のように飛んでくる。

「ピラミッド 5000年の嘘」 2010 フランス The Revelation of the Pyramids

紀元前2700〜2500年代に建造されたと伝えられるギザの大ピラミッドをテーマに、これまで常識とされてきたさまざまな定説を、各分野の専門家の分析をもとに検証し、疑問を呈するとともに、驚くべき新たな仮説を提唱するドキュメンタリー。

イースター島、ナスカ、ギザは一直線で結ばれる。また西安(ピラミッド存在)、アンコースワット、スコータイ、ギザも一直線。ピラミッドの黄金比、スフィンクスの左右対称、ピラミッドと12星座。でもいくら考察しても謎は謎。

「昼下がり、ローマの恋」 2011 イタリア MANUALE D'ANIRE 3

ロバート・デニーロの映画のはず…と思っていたが、なかなか出てこない。で、いきなり俳優も、ストーリーも変わって??そこで、オムニバス?で、やっと、ロバート・デニーロ登場。どうやらローマのとあるアパートを軸にしている。第1話、若い弁護士がトスカーナにゴルフ場クラブハウス建設地のための土地買収に向かう。トスカーナの景色が美しいし、田舎のペースに巻き込まれ、美女といい仲に。実は婚約者がいる。第2話、中年の恋。テレビキャスターのファビオ、パーティで知り合った女性に猛アタックされ、変な画像を撮られ、カツラをむしり取られ、2列のバンドエイド。そのカツラはトイレで流され。最中に事故を起こし、哀れの極み。あげく、妻子に去られ、ナイロビに左遷。やっと手に入れた問題のDVDを川に投げれば、船に乗船していた男に拾われる。第3話、熟年の恋。やっとロバート・デ・ニーロ登場。その中では中年の恋のファビオが過激派に誘拐され叩かれている画像がテレビに映る。1話と3話はハッピーエンドなのだがつまらない。2話がおもしろい。

「昼間から呑む」 2009 韓国 Daytime Drinking

低予算、製作費約1000万ウォンのコメディロードムービーながら男の悲哀さ、しょうがないなの映画。邦題で選んでしまいましたが、いろいろと賞を受賞。 妹と彼女が同じ名前という話が最初語られ、これが後での韓国映画必須のオチになっています。彼女に振られたヒュクジンをツマに友人たちの飲み会。ヒョクジンはまだ未練たらたらで、携帯の待ち受けは元カノ。友人は彼を励ますため、チョクソンへの旅行を言い出す。市が立つのは明日。そこには友人のペンションもあると言う。他2人もOK。断っていたヒョクジンもやっと参加の約束。翌日、待ち合わせ場所(遠いヒョクジン駅)に行くと誰もおらず。他3人にすっぽかされる。市場に行くと、市は前日。しかたなくペンションに向かうのだが、友人の言っていた焼肉焼いてくれたり、もてなしは全くない。ペンションの隣の一人で来ているという女の子がちょっと気になる。持参のワインを持っていくと、男が顔をだす。「(あれ、ひとりじゃなかったんだ…。)ワインどうぞ。」ちなみにそこのペンションは携帯の電波が通じず。翌日移動のためバス停へ。やった通じた携帯で友人に電話すると、やはり泊まったのは先輩のペンションでなかったのが判明。バス停で、昨日の女の子がお酒をごちそうしてとおねだり。酒盛りが始まるが、いっしょにいた男が車でやってきて女の子はあっという間に去る。そして夕方まで待つがバスは来ない。また昨日のペンションに逆戻り。翌日、友人は海に行って、カップラーメン、焼酎が最高と言う。海に行って、焼酎、カップラーメン食べてもおいしくない。すると昨日のカップル。海辺の酒盛り、食事どころで酒盛り、カラオケ、民宿と呑み続け…、「寒い。」と目覚めれば、身ぐるみはがされ山の中。どうにかヒッチハイクし、男の勧めで食事、飲んだからとお泊りへ。そして襲われそうになり、翌朝やっと、友人が迎えに来る。先輩のペンションで肉を焼き、薬酒を飲み、ずっと呑んでいる。そして彼は全く懲りておらず、そんなエンディング。

こうなったのも全て自分次第なのだろうけれど、こんないい加減さ、観ているうちに憎めなくなってくる。酒漬けの数日間。

「HERO」 2007
大人気テレビドラマが映画に!ある一つの傷害致死事件の犯人は同時刻大物政治家の収賄事件のアリバイに使われたため、傷害致死事件の犯行が無実に?どうやってそれを切り崩していくのか。あくまでも久利生検事の焦点は傷害事件。話通り、イビョンホンの登場は短い。そして脇役が魅力的なのはそのまま。放火犯の古田新太さん、いいなぁ。松たか子はスター性が薄れてきたというか華やかさがない。大塚寧々はブルーのコートがよく似合っている。ブルーは着こなしが難しいと思うのですが。通信販売のスペイン語教材も役に立ったような。最後の締めくくりは何?

「ヒーロー 靴をなくした天使」 2000 アメリカ

D・ホフマン、アンディ・ガルシア、ジーナデイビス。ある日、飛行機事故にあい、倒れた座席に挟まれ身動きがとれなくなった敏腕TVリポーター、ゲイル(ジーナデイビス)。その燃える機内から彼女と乗客達を助け出したある男(D・ホフマン)は保釈中の身、およそ誰かを助け出すタイプの人間ではないはずなのだが魔がさして助け、立ち去る。その後の、104便の天使探しに懸賞金が付き、名乗り出たのは、彼をヒッチハイクさせ、片方なくした靴をもらった、車で暮らす男(アンディ・ガルシア)。当時の様子を聞いた彼が、名乗り出てヒーローに成りすます。D・ホフマンはヒーローかそうでないのか、もともとヒーローなんてこんなものなのか、シニカルなものと捉えるべき?片方は嘘つきだし、片方はコソ泥だし。

「ひろしま 石内都・遺されたものたち Things Left Behaind」 2012 監督:リンダ・ホグランド

広島の被爆をテーマにした撮影石内都による写真展が2011年から翌年にかけ、カナダのバンクーバーで開催された。その模様を撮影したドキュメンタリー。福島の原発事故があり、広島以降何も変わっていない。そして生前は確執を抱えていた母の遺品を撮った「マザー」により、広島の遺品を撮る仕事が舞い込む。被爆者たちがその時着ていた服が資料館に家族によって寄贈されています。もんぺ姿の下には、意外にもおしゃれなブラウス、ワンピースを着ていた彼女たち。紐のとれた靴は、被曝しながらやっとの思いで自宅にたどり着き亡くなった少年、それぞれにドラマがあります。それらを撮影した写真たち。見るものの心を揺さぶります。写真展で見ればかなりの感動ものでしょうが、映画ではそれを伝えられていません。

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