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「イヴ・サン=ローラン」 2010

 Yves Saint Laurent - Pierre Berge, L'Amour Fou

1957年、クリスチャン・ディオールの急死により、急きょディオールのメイン・デザイナーとして抜擢された21歳の青年、イヴ・サンローラン。華々しくデビューした彼は見事成功を治め、以来フランスのモードをリードし続けてきた。しかし、2002年に引退した彼は、2008年に死去。1958年に出会って以来、公私ともにイヴを支えてきたパートナー、ピエール・ベルジェは、イヴと二人で蒐集した美術品をオークションにかけることを決める。

ベルジェによる思い出、マラケシュ、ノルマンディでのバカンス、ベルジェの左翼ミッテラン政権支持(サンローランレジオンドヌール勲章授与)、自宅・別荘・美術品の購入、ハイセンスな美術品に囲まれる暮らし。しかしながらサンローランが喜ぶ顔は年に2回。ショー最後の賞賛の場面のみ。どんなに偉大であっても偉大だからこそプレッシャーが大きかったはず。そして引退、死。コレクションを競売に掛けるのは、世界中にちりぢりになってしまうため、それなりの人に所有してもらうためのようだが、ひとつひとつが何億、何十億のもの。ベルジェはは自分がいなければサンローランはこの仕事をしていなかったと言う。彼はたくさんの才能があった。彼をこの道に突き進ませたのはベルジェなのか。

「イヴ・サンローラン」 2014年 フランス 原題:YVES SAINT LAURANT 監督:ジャリル・レスペール 出演:ピエール・ニネ

ベルジェの老け顔から。そして21才のイヴ、ディオールの後継者。アルジェリア、オラン出身のイヴがディオールのデザイン部門をしょって立てるのか、それを見事にこなすのですが、天才肌の彼はそれのみ、他のこととなるとできない。当たり前です!コレクションの席順なんて。そして兵役義務が降りかかるととんでもない。そして非国民バッシングからディオールを首になり、公私共にパートナーとなったベルジェとメゾン立ち上げます。ふたりの愛憎、それでもイヴの死までふたりは切れることはありませんでした。天賦の才能を与えられたイヴ、その偉大さを知ります。

「家路」 2014 出演:松山ケンイチ 内野聖陽

震災の影響で帰れない場所となってしまった故郷に、20年近く音信不通だった弟二郎が突然帰郷し、非難区域内のわが家に住み着きます。仮設住宅では長男、妻、娘、そして母(亡父の後妻)と暮らしている。この頃母はボケてきた様子。放射能のある暮らしの様子が描かれ、自殺した同級生の葬式、トラック荷台いっぱいに土を積み霞が関前に放ってくるつもりだったと明らかになったり。二郎の願い、「母を連れて帰っていいか。」そしてふたりは家へと帰り、田植えをします。内野聖陽がダメ男、松山ケンイチぴったりの役どころ。

「家路」 Je rentre a la maison ポルトガル/フランス
監督が93才で撮った映画だとか。カメラアングル、音響、独特。老俳優が、オファーの仕事もその年令それなりの役柄が多くなり、強盗にも簡単に脅されてしまうし。年をとるってこういうことなんだろうけれど救いがないような映画でした。

「言えない秘密」 2007 台湾 不能説的・祕密

古い音楽校舎で転校生のシャンルン(ビック・チョウ)とシャオユー(グイ・ルンメイ)は出会う。シャオユーがかわいい。紺野まひると平原綾香を足して2で割った感じ。シャンルンは顔が?だけれどピアノがうまい。監督もしている。で、シャオユーの病気は重いのか…と想像していたら、そうではなく、古いピアノである曲を弾くことで20年の歳月を…。そしてそれを知ったシャンルンはもう戻れぬことを承知で追いかけていきます。

「家の鍵」 2004年 イタリア 監督:ジャンニ・アメリオ 主演:キム・ロッシ・スチュワート
15年前恋人を出産で失い、重度の障害をもって生まれてきた息子を手放したジャンニ。今は亡くなった恋人の姉夫婦が育てているのですが、ドイツのリハビリ施設まで送っていく役目を引き受けます。紛れもない自分の息子…、息子にどう接してよいのかわからなかったのにどんどんジャンニに父親としての愛情が生まれていきます。息子パブロのリハビリ訓練が気に入らず、二人でノルウェーに出かけます。ジャンニはパブロの杖を海の中に捨ててしまったり、パブロを文通相手に会わせようとしたり、父親ならではの楽しみをパブロに与えようとします。そんなジャンニにパブロは大喜びするのですが、何よりいちばん救われていたのはジャンニだったのでした。
1969年生まれのキム・ロッシ・スチュワート。とてもとてもイケメンでした。

「硫黄島」 1973 監督:御法川清一

1973年

1944年から45年にかけてアメリカ海兵隊第三司令部が撮影したものを28年後に日本人が編集し、ナレーションを付けた硫黄島戦記。近年、映画が作られていますが、まさに従軍撮影隊が撮った当時の本物。

 

硫黄島は、東京を攻撃されないようにするために日本軍がどうしても死守したかったところ、一方、アメリカ軍にとっても同様に奪取し、前線基地にしたかったところで、双方、壮絶な戦いが繰り広げられました。アメリカ本土でも、この戦闘の様子に世論も批判的だったとか。朝鮮人たちはあっさりと捕虜となりましたが、洞窟に立てこもる日本軍は捕虜になるのを潔しとせず、集団自決も。

「硫黄島からの手紙」 2006年 USA
終戦○十年記念でもなく、夏にでもなく、公開されました。全編日本語。この種の映画だと、日系アメリカ人が英語で演技ということも多いのだけれど、日本の俳優が演じていました。たぶん、日系の役者さんもいるのでしょうが。史実に基づいてとのこと。命の軽さを感じます。人間は無駄死に、をするために生まれてきたわけではありません。爆撃、殺傷場面が多いのですが、炎以外はほぼ白黒なので観ていて残酷な感じはしませんでした。フィクションのほうに心が揺さぶられることが多い傾向にあります。
「イーオンフラックス」 2005
SF未来映画。自然妊娠が絶滅しクローン社会。シャーリーズ・セロンはアクションもこなせる。

「怒り」 2016年 製作国:日本 監督:リ・サンイル(李相日) 出演:渡辺謙 原作:吉田修一

ある夏の暑い日に八王子で夫婦殺人事件が起こった。犯人は顔を整形し、全国に逃亡を続ける。そして事件から1年後。千葉と東京と沖縄に、素性の知れない3人の男(森山未來、、松山ケンイチ、綾野剛)が流れ着いて、人間関係を築いていくのだが、みんなそれなりに事情があって、誰が犯人なのだろう。もしかして誰も犯人ではないのか。人間のもつ怒り、人によっては大増幅され、どうしようもないバケモノになっている。

「怒りの河」 1951 アメリカ Bend of the River

新天地を求めて、農民を乗せた幌馬車隊が開拓地へ向かう一行の道案内と護衛を引き受けたグリン(ジェームス・スチュワート)。途中、私刑で縛り首になりかけている男を救け、一行に襲いかかるインディアンを倒して進みます。ミシシッピー川の乗船場で、インディアンの弓矢で傷ついた一行の娘が安静のために町にとどまります。開拓地にはいつになっても頼んでおいた食料が届かずグリンたちが様子見に行くと、ゴールドラッシュで食料品は1倍以上に跳ね上がり、娘はすっかり俗世間にまみれていて。それでもグリンは予約の食料を船に積み込みます。待ち伏せに備えます。ならず者は更生できるのかどうか。心変わりしていた娘は、またも心変わりしてあっさりグリンの元へって、あり?

「生きたい」 1999 監督:新藤兼人

身体の自由が利かなくなり失禁することも珍しくなくなった老父(三国連太郎)は、躁鬱病で行き遅れの娘(大竹しのぶ)と暮らしている。彼はしばしば救急車で病院に運ばれ、遂に老人ホームに入ろうと決意する。まだまだ娘が心配のようだ。病院でちょろまかしてきた「姥捨山」の本。それが白黒で流れる。そちらのシーンも魅力的。吉田日出子が婆様役。それと自分の人生の終わらせ方をだぶらせている。悪態罵声を浴びせてきた娘は結局、ホームに父親を迎えに行く。ホームは小高い山にあるのか、父をおぶう娘、たいへんなら私がと代わる父。だったら二人とも普通に歩けばいいと思ってしまうが、あくまでも姨捨山を引きずっているのでおぶうことが原型なのだろう。

「生き残るための3つの取引」 韓国 2010 Bad Deal

警察庁広域捜査隊のチェ刑事、優秀だが警察大学出身でないため出世街道から外れていた。連続殺人事件犯逮捕に失敗した警察は、犯人をでっち上げることにするのだが、チェ刑事が昇進と引き換えに裏工作を引き受けることに。一方、チュ検事はそれを嗅ぎつけ、ヤクザ、腐敗マスコミ、土建屋の悪人が入り乱れる。主人公ですら悪人。 検事も相当のワルだけれど、かっこいい。ヤクザ、刑事ものはもはや韓国映画の牙城。

「息もできない」 2008

借金の取り立て屋、サンフン。ある日、道端で唾を吐き、偶然通りかかった女子高生ヨニのネクタイを汚してしまう。見るからに強面のサンフンに対しても怯むことなく突っかかっていくヨニ。ここからふたりはたびたび会うことに。時にサンフンの甥といっしょに遊び、辛い時、呼び出して膝枕し。ああ、でも読める結末は悲しいばかり。

「生きものの記録」 1955 監督:黒澤明 主演:三船敏郎、志村喬

歯科医の原田(志村喬)は、家庭裁判所の調停委員をしている。彼は、変わった事件を担当する。鋳物工場を経営している中島喜一(三船敏郎)は、核兵器の脅威から逃れるためと称してブラジルに移住を計画し、そのために全財産をブラジルの家と農場と交換する話に乗ろうとする。喜一の家族は、彼を準禁治産者とする申し立てを提出し、財産を処分できないように。原田は喜一の言葉に突き動かされるが、結局は申し立てを認めるしかなかった。計画を阻まれた喜一は倒れ、夜半に意識を回復した喜一は工場に放火。精神病院に収容された喜一を原田が見舞いに行くと、喜一は明るい顔をしており、彼は地球を脱出して別の惑星に来たと思っていた。病室の窓から太陽を見て喜一は、原田に「地球が燃えとる」と叫んだ。当時はビキニ環礁、福竜丸の話題で、このような映画が作られたようだが、2012年の時代でも通用する映画。三船敏郎が老人役に化けている。

「活きる」 1994 中国 活着 チャン・イーモウ(張藝謀)

1940年代の中国。資産家の息子福貴フークイは、賭けに負け全財産を失う。父はショックで死ぬ。身重の妻家珍チアチェンは娘を連れ、実家へ戻ってしまう。が、半年後、長男が誕生し福貴のもとに。福貴は得意の影絵の巡業を始める。巡業先、福貴は国民党と共産党の内戦に巻き込まれ、大勢が殺される中、酔っ払っていて捕虜となり助かる。福貴が家族のもとに戻ると、息子良慶が生まれている。一家はその後も、偶然、強運なのか中国現代史の荒波の中、生きていく。全財産を失ったせいで処刑されずにすむ結果に。子どもがかわいい。子どもたちの、弟の姉への思い、姉の弟の思い、それを把握する母、能天気な父。ひよこを見る息子、そしてひよこは大きくなったら羊になる、牛になると歌いだす父。ひとつひとつが重い。「うちはどの階級だ?」「わからないけど、貧乏人よ」「庶民だな? そうか、庶民がいちばんいい」などという夫婦の会話。ひよこを飼う。ひよこは何になるの?ガチョウになって羊になって牛になって、共産主義者になる。と福貴が言うのは共産党が華やかなりし頃。福貴の孫が墓参りの道中、ひよこを買い、同じ質問。ガチョウになって羊になってうしになって、そうしたらマントウが大きくなって、牛に乗って、その頃には汽車や飛行機に乗って、と。

そしてこの映画を趣深くしているのは影絵。家珍が息子に父にいたずらをそそのかす。お茶と称してお酢とトウガラシたっぷり入れて。影絵で歌う福貴、幕に劇中の血の如く吐き出す。してやったり。北京オリンピック開会式の監督も務めたチャン・イーモウ監督は影絵に深い思い入れがあるに違いない。

戦場ぬ止み(いくさばぬとぅどぅみ) 2015 監督:三上智恵

沖縄県のアメリカ軍普天間基地の移設候補地となっている名護市辺野古。埋め立て予定地域で抗議する人々と沖縄防衛局や海上保安庁の大船団、県知事選での保革を超えた島ぐるみの闘争。2014年8月14日、沖縄防衛局と海上保安庁の大船団が大浦湾に進み、基地建設に反対する人たちと衝突。機関砲を装備した船も投入。同年11月の県知事選では保革を超えた島ぐるみの闘争に発展。うちなんちゅうの1945年、防空壕に逃げ、米兵に手榴弾を投げ入れられ、火炎放射器で焼かれた過去の話をするおばあが人間バリケードとなって工事の車を止める。父の活動を見て、自らも運動に入る子供たち。辺野古の海を守るためカヌーや漁船で阻止する青年たち。体を張ったり、時には温情作戦にでたり。辺野古基地反対を唱える翁長裕志氏が知事に大差をつけ当選しても、続く衆院選でも自民党議員が惨敗し(比例区で1人)、沖縄県民が基地反対を表明しても、国策である工事は止まらず。

「イコライザー」 2014 アメリカ 原題:THE EQUALIZER 監督:アントワン・フークワ 出演:デンゼル・ワシントン、マートン・ソーカス、クロエ・グレース・モレッツ

ロバートはかつてはCIAのトップエージェント、今はホームセンター従業員。不眠症の彼は深夜近所のダイナーでお茶を飲み、読書。常連の少女テリー(クロエ・グレース・モレッツ)がロシアン・マフィアから酷い仕打ちを受けていることを知り、彼女を守りためにひと働きするのですが、さらに上部から凄腕が真相を探りにやってきます。ロバートは常に武器を持っておらず、危険な状況になると、あたりを見回し、凶器となるものをチェック。最後の戦いは勤務地のホームセンター。電動ドリルやら有刺鉄線やら、爆発させるガスだったり、ホームセンター好きにはたまりません。

「遺体 明日への十日間」  2013 監督:君塚良一 出演:西田敏行、柳葉敏郎、國村隼、佐野史郎、佐藤浩市

東日本大震災で未曾有の被害を受けた釜石市で遺体安置所として使われた中学校の体育館を舞台に、次々と運び込まれる遺体。犠牲者の尊厳を守りながら少しでも早く遺族と再会させるべく身元確認作業に当たった人。311、2時46分の映像はいっさいなし。がそれを境に町の様子は様変わりします。遺体安置所のボランティアを買ってでる西田敏行、遺体安置所の管理は市とのことで、未経験の市職員が行動します。

「偉大なるアンバーソン家の人々」 1942年 原題:THE MAGNIFICENT AMBERSONS 監督:オーソン・ウェルズ 出演:ティム・ホルト、ジョセフ・コットン

19世紀後半、没落して行く地方の名家・アンバーソン家の人々と、急速な産業化と供に現れた新興市民を対照的に描いた大河ドラマ。父の死後、傲慢な息子に引き継がれた旧家が、新しくやって来た自動車産業の成功者と対立。周囲の信頼を無くし没落して行く。

白黒映画、カメラ撮りの長さもあり、正統派の美人、美男子。

「偉大なるマルグリット」 2015年 製作国:フランス 原題:MARGUERITE 監督:グザヴィエ・ジャノリ 出演:カトリーヌ・フロ、アンドレ・マルコン

"伝説の音痴"と呼ばれた実在の歌姫に着想を得たドラマ。1920年。貴族の邸宅で開かれたサロン音楽会に参加した新聞記者・ボーモンは、マルグリット夫人の歌声に唖然とする。彼女は絶望的なほど音痴だったが、本人だけが気付いておらず…。

「裸の王様」のような話。「マダム・フローレンス」はリメイク版かな。夫からの愛情を得るために変な衣装を着け舞台にあがる。果ては観客の爆笑でぶっ倒れる。

「いたいふたり」 2001

西島秀俊主演。夫婦のどちらか痛みがあると、どちらかも痛みを味わう…ほどの一心同体ぶり。おもしろそうな設定なのに、「いたいふたり」というより「いたい映画」。なんど途中で観るのをやめようと思ったか。ヒロイン、顔が平面で、それ演技?って感じ。特典映像3年後、というから、原作妊娠していたから赤ん坊がでてくるのかと思ったら、ただのスタッフ、キャストの再会編で…何様のつもり。

 

「悼む人」 2014年 日本 監督:堤幸彦 脚本:大森寿美男 原作:天童荒太 音楽:中島ノブユキ 出演:高良健吾、石田ゆり子、井浦新、貫地谷しほり、山本裕典、眞島秀和、大後寿々花、佐戸井けん太、甲本雅裕、堂珍嘉邦、椎名桔平、大竹しのぶ

坂築静人は不慮の死を遂げた人々を"悼む"ため、変人扱いされながら日本全国を旅します。静人の母は大竹しのぶでガンで余命わずか。一方、奈義倖世は夫・甲水朔也を殺した過去を持ち、夫の亡霊に苦しんでます。彼女は静人と出会い、救いを求め、同行するように。

「イタリア的、恋愛マニュアル」 2005
女たらしの多いイタリアならではの映画ですが、奥が深いです。まず若者カップルの話。とにかく強気にめげることなく攻めます。次に倦怠期夫婦の話。そして婦警の夫婦の話。夫の浮気を知り、交通違反の取調べ強化、職権濫用で相手の女性に切符をきるは。男性小児科医は妻に去られ、過去に遡り相手を探すも失敗。やっと恋を成就させても手入れをしていかなければならない、ということです。

「イタリアは呼んでいる」 2014年 製作国: イギリス 原題: The Trip to Italy

スティーヴ・クーガンとロブ・ブライドン演じる英国人中年男ふたりが、美食の国・イタリアを舞台に珍道中を繰り広げます。前にもこんな映画を観た気がすると思っていたら、「スティーブとロブのグルメトリップ」 2010 で見ていました。ものまねをするのだけれど、イギリスでは受けるのかな。

「いつか読書する日」 2004

誰かを思いやって生きるのってすてき。何を楽しみに生きているのか。牛乳配達、読書。淡々と生き続ける。それでも生き続ける。心がざわめいて階段を駆け上る。すてきな町、高所から窪地、高台に延びる住宅。長崎の町。ずっと読書し続けた日々。

「いつか眠りにつく前に」 2007

老婦人アン(バネッサ・レッドグレーブ)が今亡くなろうとしている。型にはまって生きてきた娘、自由に生きてきた娘が見守る。アンがうなされ子どもたちの知らない人の名前を言う。「ハリスと私がバディを殺した。」母の秘密。そして母の若い時代へ。何でもできると思っていた若い日。友人の結婚式の付添い人として海辺の別荘に着くのだが、花嫁は幼馴染のハリスが忘れられない。そしてアンも彼を好きになる。花嫁の弟バディはずっと前からアンに思いを寄せているのだけれど、アンからは恋人の対象としては見られず悲しみにくじける。そして…。月日が流れ、育児、家事、生活に追われるアン。料理の途中、料理を投げ出し、子ども相手に歌い始めるところは圧巻。ベビーシッターに預ける余裕もなく小さな子どもを連れてクラブ歌手ステージのリハーサル。伴奏の男性が言う。「誤りは人生を豊かにする。」ポジティブです。とはいえ、人生は思うようにはならない。好きな人と結婚しようとすることがいけないことなのか、結局地道に結婚を選んだ人が報われるのか、どちらかしか選べない。そしてアンの娘たちの選択は。

「いつも2人で」  監督:スタンリー・ドーネン 原作:フレデリック・ラファエル 音楽:ヘンリー マンシーニ 出演:オードリー・ヘプバーン 、アルバート・フィニー 、ジャクリーン・ビセット 、エレノア・ブロン 、ウィリアム・ダニエルズ 、ナディア・グレイ 1967年 製作国:アメリカ 原題:TWO FOR THE ROAD

倦怠期を迎えた夫婦が馴れ初めの地フランスを自動車旅行します。夫は明らかに浮気をしており、妻も?付き合っている頃の新鮮な気持ちの旅行の様子も流れます。オードリーの髪型、服で、いつの時代なのかを判断します。ロードムービー、ヒッチハイクしながら、車が故障しながら、別れようと言いつつ、会いたくなったと舞い戻るふたり。犬も食わない。コミカルな演技。動物の鳴き声をまねたり。過去と現在とを交錯させ、フランスを南下します。

「偽りなき者」 デンマーク 2012 JAGTEN/THE HUNT 監督:トマス・ヴィンターベア 主演:マッツ・ミケルセン

デンマークの小さな町で幼稚園の教師として働くルーカスは園児からの人気者。ある日、園児のクララは大好きなルーカスにハートのプレゼントを渡し、遊びの最中に唇にキスをする。さりげなく諭すルーカス。つらつらと出てくるくららの嘘を鵜呑みにする園長。やがて町の人々も狂ることは気の人々に。それでも逃げ出すことなく住み続けるルーカス。じわりじわりと信頼が戻ってきますが、疑いが全く晴れることはないのです。罪を犯していないことを証明することがいかに難しいことなのか。

「愛おしき隣人」 2007

よくわかない映画。

「愛しき人生のつくりかた」 2015年 製作国: フランス 原題:LES SOUVENIRS/MEMORIES 監督:ジャン=ポール・ルーヴ 出演:アニー・コルディ、ミシェル・ブラン

最愛の夫を亡くし、心配する息子たちに老人ホームに入居させられたマドレーヌ。ある日、彼女は老人ホームから姿を消す。一方、郵便局を定年退職した息子、夫婦間の危機あり、悪意なく母のアパートを売ってしまう。孫息子は、働き始めた(バイト)を休み、祖母の行きそうなところ、故郷を訪ねる。みんないい人。

「愛しきソナ」 2011 監督:ヤン・ヨンヒ

「Dear Pyongyang ディア・ピョンヤン」の続編。ヤン・ヨンヒにはに朝鮮に渡った兄の娘ソナ(兄は1回目の結婚で2人の男の子ができ、離婚、2回目の結婚で生まれたのがソナ)という姪がいる。大阪に住むヨンヒの母はせっせと朝鮮に住む家族に荷物を送る。そして訪ねるピョンヤン、日本から送られた衣類を着こむソナ。キティちゃん。タイツ、靴。家族は一般の人たちよりも優遇されているのに違いない。家族も感謝をしており、日本人家族を大切にもてなす。ヨンヒのカメラがピョンヤンの様子を映し出す。3才のソナ、もう少し大きくなったソナは矯正歯科の器具をつけている。ソナの母が病死し、兄は3度目の結婚をする。結婚式の準備費用は日本から。(日本に家族のいる男性には嫁の来てがいくらでも…なのでしょうか。)また兄の会えると思って別れるが、その後、ヨンヒは前作の映画により入国禁止となってしまう。ソナは平壌大学英文科に入学し、英文の手紙が映る。冒頭に兄の死、途中、父の死。その前には、カメラを通し、北朝鮮の政治の失態も認めるまでに。

「かぞくのくに」鑑賞時監督生 スピーチはこちら>>

「eatrip」 2009 食べるということこそ、生きること 人生とは食べる旅

ドキュメンタリー、沖縄に住む自給自足実践の森岡尚子、池上本門寺住職酒井日慈、シンガーUA、ヨーガン・レール、へのインタビュー、浅野忠信が茶人千宗屋にお茶を入れてもらう(←このシーンが映画全体とのつながりをおかしくする)、最後にゲルでの知人との食事の時間。UAのやっていることはわざわざ取り上げるほどのこともなく、森岡の暮らしは情熱大陸でもっと奥深く記録していた。結局、自分のポートフォリオ?少々自分の考えを散りばめ、こんな知り合いがいます、的な。見る人はお金を支払わなければならないのか怒り。高価なポートフォリオだが、役立つアイテムになったに違いない。

「田舎の日曜日」 1984
パリ郊外屋敷に住む画家である老人。ちょっとやかましい料理のうまい家政婦が世話をしている。週末時たま遊びに来る息子一家。自由奔放な娘イレーヌが突然車でやってくる。老人は妻の生きていた頃を思い出し、おとなしめの静物画などを描いている。娘とドライブ、池そばのオープンエアの酒場はまるでルノワールの絵のよう。女給と客との戯れ。娘が「ああいうのを描かなければだめよ。」と言う。来客の去った屋敷、老人はキャンバスの向きを変えます。

「犬と私とダンナのカンケイ」 Darling Companion 2012年/アメリカ 監督:L・キャスダン 出演:D・キートン、K・クライン、D・ウィースト

外科医の夫ジョセフが多忙なベスは負傷した捨て犬を拾い、拾った場所にちなんで"フリーウェイ(高速道路)"と名付ける。1年後、ジョセフの娘グレースは、地方にあるジョセフとベスの別荘で、"フリーウェイ"の傷を治療してくれた獣医と結婚する。だがその直後、ジョセフが散歩させている途中、"フリーウェイ"は行方不明に。フリーウェイを探すドタバタ劇。

「犬と私の10の約束」 2008
トヨエツが出ているので観ました。加瀬亮クンもでていました。ソックス、成長に沿って4,5匹リレー出演。

「ドラマW 向田邦子 イノセント」 2012 

第1話「隣の女」 寺島しのぶ 主演 郊外のファミリー向けマンション、隣に引っ越してきた独身女性(坂井真紀、以前よりきれいになった)はギャラリー経営という華やかさに噂もちきり。ベランダガーデンの趣味の寺島しのぶは隣の坂井真紀と親しくなる。彼女のところを訪ねる男性ふたり。そのひとりは卑猥な花ばかりを描く画家で、惹かれていく。ある日、物音に目覚め、無理心中させられている隣の女を助けるのだが、なぜか助ける間際躊躇する寺島、あとになってそれを言われてしまう。女性の細かい感情を描いているのかな

第2話「きんぎょの夢」 中越典子 主演 イタリアンレストランを経営し、不倫中。本妻、富田靖子はあいかわらず不気味。

第3話「三角波」 貫地谷しほり 主演 社内恋愛で結婚を決めた女、声をかけてくる同じく会社の男。貫地谷しほりがそんなにもてる役?と思っていたら男は夫と付き合っていた男で奪い返しにきた。船舶通運会社ならではの、三角波が発生するとどんな船も沈没。それを恋愛にも例えた話。

第2話「愛という字」 原田美枝子 主演 携帯電話を持ち逃げされ、それがきっかけではじまる恋。倦怠期の夫婦、その妻に久しぶりに吹いてきた風。でもそれは結局、夫婦として築いてきた長い年月にはかないっこないものだったのね。

「イノセント・ガーデン 201 アメリカ STOKER 監督:パク・チャヌク 出演:ミア・ワシコウスカ、ニコール・キッドマン

インディア18才の誕生日に父が突然亡くなります。葬儀の日に、突如現れた叔父チャーリー。「庭の土が柔らかくていい。」と掘っている叔父。父と猟の趣味を分かち合っていたインディアは母エヴァに反抗的。次第にチャーリーに懐いていくインディア。誰も信頼すべき人がいないという残忍な映画です。インディアが幼少の頃からのコンビの靴を環に並べる、チャーリーがハイヒールの靴を履かせるあたり意味するところは何かあったのかな。

「命」 2002
柳美里原作。出版時話題になったけれど、それがノンフィクションだったから。死に行くもの、生まれてくるもの。以前、付き合っていた男性が癌になったために、不倫で身ごもったお腹の子を産む。そのあたりがよくわからない。

「命ある限り」 2012 インド JAB TAK HAI JAAN 175分 監督:ヤシュ・チョープラ 主演:シャー・ルク・カーン 共演:カトリーナ・カイフ、アヌシュカ・シャルマ

ストリート・ミュージシャン、レストランのギャルソン、いくつかのバイトをしながらロンドンで働くサマルは、富豪の令嬢ミラと出会い、恋に落ちます。ふたりのダンスシーン。彼女には父が決めた婚約者がいたものの、 いっしょになろうとした矢先、サマルは交通事故に会います。お祈りをする時にいちばん大切なものを犠牲にするミラは、彼を助ける代わりに、彼と別れることを決意します。回復したサマルは、ミラをあきらめ、ロンドンを去ります。ここで引き続きお楽しみください陸軍でのテロップ。

10年後、防護服を身につけずに爆弾処理に当たる命知らずの男サマル。ひげをはやし、男らしく変身しています。彼と出会ったテレビの女性ディレクターは彼の悲しい過去を知り、彼を撮影し、テレビ会社に採用されようともくろみます。当然、彼に惹かれていきます。高原でのダンスシーンもあります。そしてまたサマルは交通事故に会い、10年前の事故時の記憶に戻り、ミラを求めます。病気の回復のために古い知人に会わせるのが必要と再びミラ登場。結末が気になる映画でした。

「いのちの子ども」 2010 Precious Life

テル・アビブの病院に、免疫不全、骨髄移植が必要な生後4ヶ月のパ

レスチナ人の赤ん坊がいる。この母親は以前、娘二人を同じ病気で、亡くしている(両親がいとこ同士)。イスラエル人医師とジャーナリストが民族の壁を超え、広く協力を求め、息子を戦争で亡くしたイスラエル人が募金に名乗りをあげ、手術可能に。回るカメラ。手術が成功し、ジャーナリストが母親に問う。母親の思想に唖然。命には価値がないと。あれほど息子を助けるのに必死だったのに、その息子が成長し、殉教(たとえばエルサレムを奪回するために自爆する)ことを名誉だとも。その時の母親の顔に浮かび上がる傲慢さ。愕然とするジャーナリスト。その後、爆撃されるガザ。再入院する赤ん坊。そして母親のお腹には新たな生命が宿っており、イスラエル人医師はもう出産の心配を案ずる。赤ん坊は少し大きくなり、言葉を発するようになっており、ヘブライ語で「ありがとう」を意味することばを繰り返す。命より尊いものはないはず。重いドキュメンタリー映画です。

「祈りのちから」 2015年 アメリカ 原題: WAR ROOM 監督:アレックス・ケンドリック 出演:プリシラ・シャイラー、T・C・ストーリングズ

夫との不仲で悩むエリザベスは、仕事で訪れた老婆・クララの家で勧められて祈りを捧げることになる。初めは疑心暗鬼のエリザベスだったが、祈りを続けると事態が改善するようになる。宗教だからしてということを抜いても人生の教科書になる映画。

「イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所」 2014年 原題: IF I STAY  監督: R・J・カトラー 原作:ゲイル・フォアマン 音楽:エイトール・ペレイラ 出演: クロエ・グレース・モレッツ 、ミレイユ・イーノス 、ジョシュア・レナード 、ジェイミー・ブラックリー

高校生のミアはチェロの練習に明け暮れ、その姿を人気者のアダムスに見初められ付き合いはじめます。ジュリアード進学も夢見て、早くも遠距離恋愛になるかどうかでふたりの仲はギクシャク。そんな中、ミアの家族たちは雪で学校が休校になり、出かけ、スリップ事故で両親、弟が亡くなり、ミアは昏睡状態、幽体離脱状態で、これまでの人生を振り返り、生きるのか、死ぬのか、彼女次第。クラシックvsロック(フォーク?)、そして邦題の「愛が還る」というのは生還する、無事帰還するといった還を使っているのですね。

「イブラヒムおじさんとコーランの花たち」 原題=Monsieur Ibrahim et Les Fleurs du Coran でそのまま。ほかの映画と勘違いして借りてきてしまったのかな?パリの裏通りで雑貨商を営むトルコからの移民のイブラハムおじいさん(「ドクトル・ジバコの」オマー・ジャリフ!だった。)とその近所に住む少年とのお話。笑顔を忘れていた少年に笑顔を取り戻させたり、少年の願いで養子の手続きをしたり、いっしょにおじいさんの生まれ故郷に旅に出たり…。おじいさんの生活信条はコーランから成り立っていて、今世界で問題のイスラム原理主義と違って、おじいさんはいいこと言います。。そしておじいさんのコーランには2本の押し花が挟まれているのだけれど、それの意味すること、それがタイトルにまでなっているのはなぜなのか不明です。長く書きましたがお薦め作品ではありません。

「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」 2014年 製作国: イギリス/アメリカ 原題: The Imitation Game  監督: モルテン・ ティルドゥム 製作総指揮: グレアム・ムーア 脚本: グレアム・ムーア 原作: アンドリュー・ホッジェズ 出演:ベネディクト・カンバーバッチ、キーラ・ナイトレイ

第二次世界大戦時イギリスがドイツに宣戦布告し、ドイツ軍の暗号を解読するため、数学者たちが集められます。人付き合いが苦手なものの天才肌のアランがチームを作り、機械を作ります。いわゆるコンピューターのもと。なかなか解読できぬまま戦況が進み、遂に…。学生時代の過去、そして、何百万という人命を救ったにもかかわらず、アランの行為は極秘事項だったがために評価されず、同性愛嗜好者として収監され、自殺へと向かいます。

「嫌な女」 2016年 製作国:日本 原作:桂望実 監督:黒木瞳 出演:吉田羊、木村佳乃

弁護士の徹子の下を訪れた女性・夏子は彼女の従妹で、結婚詐欺まがいのトラブルを次々と起こし、徹子に後始末をさせる。明るい夏子をポジティブに捉えてほしいのだろうが、無理、演技ヘタだし。

「祖谷物語―おくのひと」  監督: 蔦哲一朗 出演: 武田梨奈、田中泯 2013年 製作国: 日本 169分

崖から落ちた車から拾われた赤ん坊は見つけたじぃに育てられます。水汲み、畑仕事、歩いて学校。鳥獣被害と村民の戦い。祖谷にトンネルが通り、開けていきます。環境破壊問題。やがてじぃが死んで、都会に出る少女。バクテリアの研究所?研究者が河P直美。演技がへた。で、少女は祖谷に戻るのだけれど、そこには以前食うのにも困っていた移住者が育てたキャベツだかがやっと育っていて、そこからカメラがズームダウンして終わるのだけれど、そのためだけに空撮したのみたいな。長い。

「依頼人」 2011 韓国

死体なき殺人事件の法廷サスペンス。ストーリーがよくわからないまま話が進んでいく。アパートの一室で大量の血痕が見つかり、帰宅したハン・ チョルミンが妻の殺害容疑で逮捕される。弁護士、カン・ソンヒ、司法研修所時代の同期、アン・ミンホ検事。検事側は証拠を明らかにしないどころか消去していく。組織ぐるみで隠蔽?何のために?裏があるのか?でもそれほど裏もなく、裁判では弁護士が被疑者を攻撃し、お涙ちょうだいにもっていく。死体が見つからず、弁護士が3を数えたら彼女がドアを開けます、に一同ドアを見つめる…。状況証拠だらけの裁判、そうして彼は勝利を手に入れるのだが。そこでドアを見ない人がただひとりだけいた。弁護を引き受けるよう頼んだ人物、この人が何者なのか不明だったのだが、「ここ見たことあるなあ、女房と来たのかな…。」と事件の鍵をつかむところは韓国映画っぽかった。

「イラン式料理本」 イラン 2010 監督:モハルド・シルワーニ

イランの料理?それも家庭料理、さらに未知の領域です。どんな料理が並ぶのかな、と思うけれど、実は夫婦、家族、慣習を伝えてくれます。1日中台所でひたすら調理をする女性たち、それも昼食、夕食、そして片付け。ひとりで出かけていった夫は何人も連れて帰ってきて食事を振舞う。あるいは大家族で義父母、義理兄家族の食事作り。監督の身内話、でもこれは一般的なのでしょう。14人分の食事だから米3キロ、というだけあって鍋も大きい。ラマダン明けの豪華な食事。監督の妹は11時半から2時にはできると言ってランチを作り始めるが、5人ほどの男性と子どもたちと4時に昼が始まる。母の友人は14才の時に40才の男のところに嫁ぎ、今50才になった妻を夫は若くないと言う…。嫁に来た時は何もできなかった。まるでここで上手になったみたいな…。おまけに塩味が薄いとか、能力次第で5時間かかっている食事準備も1時間でできるはずなんて!義母は伝統料理を作る。ドルマ(ブドウの葉包み)、クフテ(ジャンボ羊の肉団子)、卵焼き。羊肉を使うから香辛料も使いこなします。ドルマとクフテは体を冷やすから先?だったか食べるように。食養生しています。嫁に来た時には姑に厳しくされたそうだが、今では夫と姑がまとめてかかっても嫁のほうが、体重でも強いと夫。中には夫が食事の後の絨毯の上のビニールマットを拭きながら片付けてくれるところもあるけれど、あとはさらさら片付ける気のない夫ばかり。まあ、それで夫がきっちり稼いできて、妻が料理、家事をこよなく愛しているのであれば家族安泰は間違いない。来客OK、たくさんでの食事は楽しいはず。

監督の妻も登場。外食は嫌い、気が咎めるから。イラン女性は食事作りに対する重圧が大きそう。炊飯器で米を炊くのに1時間、料理に20分、急にお客を連れてくるなんて、と怒り気味。料理の20分は缶詰ボイル時間。夫が「野菜の煮込み」と客に説明すると、客は「野菜なんてない。」缶詰だからくたくたに煮られて姿もなくなってしまったのか。
映画の終わりに、その後の家庭の状況を語るテロップ、監督のところは離婚とあった。義母…というのは妻の母だったのか。こんな母だったら、こんな娘はなかったと思うけれど。

「イリュージョン」 2011年 製作国: アイルランド/ポーランド 原題: LA FEMME DU VEME/THE WOMAN IN THE FIFTH 監督:パヴェル・パヴリコフスキー 出演:イーサン・ホーク 

アメリカ人作家のトムは、別れた妻と娘との愛を取り戻し、人生をやり直そうとパリを訪れる。しかし荷物を盗まれ、たどり着いた場末のホテルで代金が払えなくなってしまう。行き詰まった彼の前に美しい未亡人マーギットが現れたり、ホテルの従業員のポーランド人女性と仲良くなったり、夜警の仕事にありついたり、娘の様子を盗み見に公園に行ったりして、生活もそれなりに充実してきます。が、ポーランド人女性とのことをネタに、ホテルの隣の男にゆすられ、マーギットに相談。すると彼が殺され、トムは逮捕され、でも真犯人が見つかったと釈放。邦題がずばりでしょうか。イーサン・ホークの眼鏡の度がきつく、眼が大きく映るのにはもう2枚目には見えず。

「イル・マーレ」 主演は「猟奇的な彼女」の彼女。海辺の家を引っ越す彼女が私宛に郵便物が来るはずだから来たら転送して…とポストにメッセージを残して去っていく。そのポストは2年の歳月を行き来するものだったのです。男性の主人公は布袋寅泰ふう。

「イレブン・ミニッツ」 2015年 製作国:ポーランド/アイルランド 原題:11 MINUT/11 MINUTES 監督:イエジー・スコリモフスキ 出演:リチャード・ドーマー、パウリナ・ハプコ

映画監督、女優、女優の夫、出所したてのホットドッグ屋、絵描きの老人、救急隊員たち。11分後に向かっていく。

「インサイダー」 1999 アメリカ 原題:THE INSIDER 主演:アル・パチーノ、ラッセル・クロウ 監督:マイケル・マン

人気報道番組のプロデューサー、バーグマン(アル・パチーノ)のもとに匿名の書類が届けられる。それは、あるタバコメーカーの極秘ファイル。彼はその書類の意味を探るうち、タバコメーカーを首になるワイガンド(ラッセル・クロウ)、ひたすら家族の心配をしています。喘息の娘のための医療保険がきれないかと。 会社を首になったのは…、会社の方針に逆らったから。危険を感じ悩み、逮捕のおそれあり、でも証言します。が、それを流さない報道番組。証言者との約束を破ったことはないとバーグマン、彼の取った手段は、CBS会社そのものでした。

ラッセル・クロウが知性派に見えるかどうか、かな。

「インサイダーズ/内部者たち」 2015年 製作国: 韓国 原題: INSIDE MEN 監督:ウ・ミンホ 出演:チョ・スンウ、イ・ビョンホン、ペク・ユンシク

イ・ビョンホンの映画を観るのは久しぶり。残酷な場面多い。日本のヤクザ映画は指を詰めるだけれど、ノコギリで手首を切る、その他。

腐敗権力を裏で操る策士・ガンヒに雇われ、様々な悪事を代行するサング。ある事件に失敗した彼は、チンピラに成り下がりながらも復讐を企てていた。そんな中、検事・ジャンフンはサングに告発を持ち掛ける。政界TOPの悪い奴らの処し方は彼らの、やりたい放題のエロビデオを配信。今風。

「インサイド・マン」 2006 アメリカ 監督:スパイク・リー 主演:デンゼル・ワシントン

マンハッタン信託銀行が4人の銀行強盗グループに襲われ、従業員と客を人質に取り立てこもります。NY市警のフレイジャーとミッチェルが現場へ急行。人質たちは全員、犯人と同じ格好に。頭の切れるフレイジャー(デンゼル・ワシントン)、犯人(クライヴ・オーウェン)いわくありげな銀行会長(クリストファー・プラマー)、会長と取引するジョディ・フォスター。で、みんなが得をして終わり。ナチスの財宝を元手に富を築いた男からの人種問題(アフリカ系アメリカ人→アラブ系)も絡めての映画です。

「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」 2013 アメリカ 原題:INSIDE LLEWYN DAVIS 監督:ジョエル&イーサン・コーエン 主演:オスカー・アイザック 共演:キャリー・マリガン、ジャスティン・ティンバーレイク、ギャレット・ヘドランド、ジョン・グッドマン

ボブ・ディランが憧れた伝説のフォーク・シンガー、デイヴ・ヴァン・ロンクをモデルに描く音楽ドラマ。1961年、ニューヨークのグリニッジ・ヴィレッジ。頑固なフォーク・シンガー、ルーウィン・デイヴィスは、知人の家を転々とするその日暮らしの日々を送っていた。そんなある日、泊めてもらった家の飼い猫が逃げ出してしまい、成り行きから猫を抱えたまま行動する。おまけに、手を出した友人の彼女からは妊娠したと責められる。たまらず、ギターと猫を抱えてニューヨークから逃げ出す。

「イン・ザ・プール」 2004
原作がおもしろかったのでDVDを借りる。患者オダギリジョー・田辺誠一・市川美和子でいいのですが、医者、看護師マユミのイメージが違いました。二人の魅力が減じました。車もポルシェでなかったし。制作費がきつかったのか、三菱の売込みがあったのか。どんなに急発進しようと、ポルシェに乗っていることが必要。時効警察のメンバーが多かったです。

「インターセクション」 2013年 フランス 原題:Intersections 監督:デヴィッド・マルコーニ 製作:リュック・ベッソン 出演:ジェイミー・アレクサンダー、マリ=ジョゼ・クローズ

ハネムーン先のモロッコで、愛人と共謀し夫を殺害しようとする妻の計画が、車の多重衝突事故によって頓挫。人里離れた砂漠の真ん中で、偶然居合わせた男女6人、護送中のダイヤ密輸犯、突然現われた謎の修理工、赤ん坊を抱いた女性。ストーリーのテンポよく楽しめました。

「イン トゥ・ザ・ワイルド」 2007

物質的価値観に嫌気がさし、大学卒業後、アラスカの荒野を目指す。背景は、いがみ合っていた両親の中で育ったこと。アラスカにたどり着くまでの人々との温かい出会い。結局、アラスカでの4ヶ月の孤独、狩猟、野草生活でたどりついたのは、幸福を現実化するのは、誰かと共有すること、という思い。

「インドへの道」 1984 A Passage to India

インドがまだイギリスの植民地であった頃の話。婚約者に会いに彼の母親マダムモアとインドを訪ねる若い女性アデラ。イギリス人はインド人と関わりを避け暮らしている。上流インド人はイギリス人に憧れている。インド人医師アジスは偏見のないマダムモアと知り合い、お宅訪問を請われ代わりに洞窟遠出を提案する。貧相な自宅を見せるのを恥じ、ペイントした象に乗り大勢の従者を引き連れていく。インドの金持ちの文化?が、洞窟での出来事からアジスは逮捕され裁判へ。どうして?彼の救出に駆け回るFイギリス人。はたまた事態を静観するインド人教育者。人種偏見のない3人(マダム、F、教育者)が重みがある。アジスかっこよいけれど、身分の低いインド人に対しては侮辱的。そして逮捕されると卑小な顔つき、態度になる。イギリス、インド、どちらにも肩入れしていない映画なのだろうか。

「インナー・スペース」 1987年 製作国: アメリカ 原題: INNER SPACE 監督:ジョー・ダンテ 製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ 出演:デニス・クエイド、マーティン・ショート、メグ・ライアン

人間縮小計画の実験で、誤ってミクロサイズの潜航艇を体内に打ち込まれたスーパーの店員が繰り広げるSFコメディ。自分の体内に入ったパイロット・、クエイドの指示に従って人が成長したかのように大冒険を繰り広げるM・ショート。クエイドはちゃんと人間サイズに戻れました。

「In Her SHOES」 出演:キャメロン・ディアス、トニ・コレット、シャーリー・マクレーン 原作:ジェニファー・ウェイナー 監督:カーティス・ハンソン
キャメロン・ディアスのために作ったような映画。彼女は奔放な役なんだけれどそんなちゃらんぽらんに見えないのです。自分探しするにはもう、とうが立っているんじゃ?

いつでも人生やり直しできるのかもね、と思わせてくれるほろりよい映画かも。靴がカギです。(2015年7月再鑑賞)

「イン・ハー・スキン」 2009 オーストラリア

True storyを元に作られた映画。15歳のバレエが趣味の美少女・レイチェルが失踪。両親は乗るはずのトラムに乗って帰らず即警察に失踪届けをだすのだが、警察は家出と取り合ってくれない。自力の捜査活動。彼女のボーイフレンドは「レイチェルが“稼げる仕事”の話をしていた」と言う。やがて目撃者を見つけ、本気で取り合う捜査官に会い、事実が見つかってくる。隣家のコンプレックスを持ち育った少女が、どれほど彼女に憧れていたか。屈折した女性の行動。レイチェルにぴったりの衣装を彼女が身に着けると全く別物。彼女の立場に立つと見応え十分。

「インビクタス 負けざるものたち」 2009 アメリカ Invictus 監督:クリント・イーストウッド

アパルトヘイト(人種隔離政策)後、ネルソン・マンデラが大統領となり、代表チームの主将フランソワ・ピナールを呼びます。統率者とは…について語るマンデラ。公邸の外で待つフランソワの妻「どんな話をしたの。」フランソワ「…Wカップで優勝せよ、ということか。」と彼への期待を感じる。それは南アフリカをひとつにまとめるためのマンデラの戦略であったのだが。スポーツを政治に持ち込むというのはよいものではないが、白人と黒人をひとつにまとめるにはこれ以上の融和策はなかったのだろう。競技場を埋め尽くす人々、製作費どれだけと。マンデラ役はまたもやモーガン・フリーマン。

「インポッシブル」  2012 スペイン/アメリカ THE IMPOSSIBLE/LO IMPOSIBLE 主演:ユアン・マクレガー、ナオミ・ワッツ

2004年のスマトラ島沖地震による大津波で被災した家族の物語。マリアとヘンリーは、3人の息子たちとともにプーケッでバカンスを楽しんでいます。が、クリスマスの翌日、スマトラ島沖地震が発生、一家を津波が襲いばらばらに。3人の兄弟、それまでけんかばかりだったのにマリアはもういっしょの長男ルーカス以外死んだ者に決めつけているのはなぜ?というか、この地震後、8年経って映画化はなんでかな。子どもたちは無条件に可愛く、けなげ。

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