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FILM

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「すいか」 2003
テレビ放映時、ほとんど見逃したのでまとめて見ました。食事つき下宿の4女性の同居。これまた擬似家族。
「スイミング・プール」 
人気推理女性小説家が南仏にある愛人(出版会社社長)の家で執筆していると、その娘が現れ、自由奔放な生活を始める。そして殺人事件。でも全ては…。

「水曜日のエミリア」 2009 Love And Other Impossible Pursuits

できちゃった略奪婚をするハーバード大卒弁護士のエミリア。が、その赤ん坊は、うたたね中腕の中で突然死し、継子とは不仲。不倫で家を出て行った父への非難は相変わらずで、夫もほとほと。すべてが悪くなりだしたのに、救ってくれたのは両親、継子、その母親でした。

「推理作家ポー 最期の5日間」 2012 アメリカ The Raven 主演:ジョン・キューザック 監督:ジェームズ・マクティーグ

1849年、アメリカ、ボルティモア、エドガー・アラン・ポーの推理小説を模倣した凄惨な連続殺人事件が発生し、フィールズ刑事はポーに協力を要請します。そして、ポーの恋人のエミリーが誘拐されます。犯人は、エミリーを助けたければ一連の事件を小説にして新聞に掲載するようポーに要求。エミリーを探しながら、小説を書くポー。犯人はポーの熱狂的なファンで、作品の書けなくなったポーを煽るように執筆させたのですが、エミリーのために自分の命を差し出すと書いたポー。その通りになるというか、もともと死ぬのは前提だったポーの最期。血塗られたシーンが多く、引き込まれました。ダイイング・メッセージで犯人はパリでフィールズ刑事に射殺されますが、そもそも犯人がフランスに行ったのは、ポー同様にファンだったジュール・ヴェルヌを次のターゲットにしようとしたからと、フィクションやりまくりです。

「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」 2007
ジョニー・トッド、人気ゆえのこんな映画が作れるのだろうか。彼の歌がうまいのかどうか、美人の妻を奪うため罪を着せられ15年の服役。やっと戻ってきて復讐。彼に思いを寄せるパイを売る女性店主。過去は忘れるよう彼を説得するのだが。彼の復讐は愛するものまで傷つけ…。
「スウィング・ガールズ」
山形の女子高生、自らの招いた行動でブラスバンドの代役をやらされるはめに。楽器を扱うのもはじめて、でも彼女たちは他では味わえない演奏することの楽しさにはまっていきます。ありあまっているエネルギーを演奏に注ぎます。そしてコンクールでたくさんの人の衆目を集めることができて、よかった。
「好きだ、」 2005
宮崎あおい、瑛太の淡い恋、結局そのひとことが言えなかった。そして17年がたち、再会。そしてやっとそのひとこと。中学生、高校生の時に見たら共感するような映画。
「好きと言えなくて」
容姿に自信のないペットお悩み相談DJが、友人のユマ・サーマンと偽ったことから三角関係になって…。頭空っぽの美人か、賢くユーモアセンスの彼女のどちらが好きなのか?

「杉原千畝 スギハラチウネ」 2015年 製作国:日本  監督:チェリン・グラック 出演:唐沢寿明、小雪

日本人外交官・杉原千畝の半生を唐沢寿明主演で映画化したドラマ。リトアニアの領事館に外交官として赴任した杉原千畝。第2次世界大戦が勃発し、ナチスに迫害されて国を追われたユダヤ難民に、千畝は危険を顧みず独断で日本通過ビザを発給する。

「スキャンダル」 2019年 製作国:アメリカ/カナダ 原題:BOMBSHELL 監督:ジェイ・ローチ 出演:シャーリーズ・セロン、ニコール・キッドマン、マーゴット・ロビー

アメリカの保守系メディアを代表するニュース専門放送局"FOXニュース"で起きたセクシャルハラスメント事件の全貌をシャーリーズ・セロン、ニコール・キッドマン、マーゴット・ロビーの豪華共演で映画化した実録ドラマ。監督は「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男」のジェイ・ローチ。2016年、FOXニュースのベテラン女性キャスター、グレッチェン・カールソンは、人気番組の担当を降ろされたのを機に、絶大な権力を持ち長年セクハラを繰り返してきたロジャー・エイルズCEOを訴える準備を進める。一方、看板キャスターのメーガン・ケリーは、女性蔑視が目に余るドナルド・トランプ大統領候補への対決姿勢を鮮明にしていく。そんな中、メインキャスターの座を狙う野心あふれる若手ケイラ・ポスピシルは、ついにロジャーとの面接のチャンスを得るが…。

「SCOOP!」 2016年 製作国:日本 監督:大根仁 出演:福山雅治、二階堂ふみ、吉田羊、滝藤賢一、リリー・フランキー

ある事件をきっかけに報道写真への情熱を失い、自堕落な日々を過ごす凄腕カメラマン・都城静。ひょんなことから彼は新人記者・行川野火とコンビを組む。福山そのままCM契約のカメラを使い、しらけ気味で見る。リリー・フランキー怖い。愛する女に最高のショットを撮らせるためにそこまでするみたいな…。

「スケアクロウ」 1973年 製作国:アメリカ 原題:SCARECROW 受賞記録:1973年 カンヌ国際映画祭 パルム・ドール 監督:ジェリー・シャッツバーグ 出演:ジーン・ハックマン、アル・パチーノ、アイリーン・ブレナン

出所したばかりのマックスは、南カリフォルニアの道路で、同じくヒッチハイクをしていたライオンと知り合う。ライオンは5年ぶりに帰ってきた船員で、自分の居ない間に生まれた子供に会うため、妻の住むデトロイトに向かう途中だという。他人に心を開かないマックスが、あることだけでライオンに心を許す。最後のマッチを彼のために譲ってくれたということだけで。それからのロードムービー、でこぼこコンビの珍道中。子どもに渡すといって持ち歩いていた電気スタンドの入った白い箱がどんどん薄汚れていく。短気なマックスがライオンの機転で陽気なストリップショーに。もともと精神的に弱いライオンが潰されていくのは悲し過ぎる。若い時に観ていれば自業自得と切り捨ててしまう映画だけれど、今観るとね。2019年観賞。

「助太刀屋助六」 2001 監督:岡本喜八 主演:真田広之

仇討ちの助太刀家業の助六。故郷に戻るのですが。真田広之「たそがれ清兵衛」の1年前の作品。お茶目な鈴木京香、懐かしい岸田今日子はナレーションも、これまた懐かしい小林桂樹、どうして助六が顔を覚えていないのかわからない父親役の仲代達矢が出ています。

「スコルピオンの恋まじない」 2001 アメリカ The Curse of the Jade Scorpion

1940年、ニューヨーク。C.W.ブリッグスは一流保険会社に勤務する腕利き保険調査員。が、リストラ担当重役ベティ=アン・フィッツジェラルド(ヘレン・ハント)がやってくる。2人は険悪の仲、ベティ=アンはウッディ・アレンの見た目の悪さをはばかることなく連ね揚げる。ある日、同僚の誕生パーティに2人は出席し、魔術師の催眠術ショーの実験台になり、ある呪文を聞くと惹かれ合うようになってしまう。その一方で、パーティの日以降、宝石泥棒が現れるように。ブリッグスは犯人捜しに。ありえないだろうけれど、こんなことあったらおもしろいかも、という泥棒作戦。シャーリーズ・セロンもまたこの映画のミューズ。

「スーサイド・スクワッド」 2016年 製作国:アメリカ 原題:SUICIDE SQUAD 監督:デビッド・エアー 出演:ジャレッド・レト、ジョエル・キンナマン、ウィル・スミス、マーゴット・ロビー

スーパーヒーローでは世界は救えない!? 世界崩壊の危機を前に、アメリカ政府がその未来を託したのは、バットマンやス ーパーマンではなく、クレイジーな"悪党"たちだった! 思いがけず"正義のヒーロー"を任された寄せ集めの悪党たちは、世界を救える のか!? 悪の力が暴発する、クレイジーでポップな爽快アクションエンターテインメント !

強烈なキャラクターの持ち主たち。最強、最悪だけれど、寄せ集めのくせして人情深い。マーゴット・ロビーのクインははみ尻でバットを振り回す。愛するジョーカーは雰囲気ジョニー・デップ。

「鈴木家の嘘」  2018年 製作国:日本 監督:野尻克己 出演:岸部一徳、原日出子、木竜麻生、加瀬亮

鈴木家の長男で長年引きこもり生活を送っていた浩一が、ある日突然自らこの世を去った。母の悠子はショックのあまり意識を失ってしまう。四十九日ぶりに目を覚ました悠子は、浩一が亡くなったことを覚えておらず、娘の富美はとっさに"お兄ちゃんはアルゼンチンでおじさんの仕事を手伝っている"と嘘をつく。父の幸男もこの嘘に乗っかり、親戚たちも巻き込んで必死にアリバイ作りにいそしむ鈴木家の面々だったが…。

「鈴木先生」 2011

鈴木先生の妄想、現実の中学教師生活。

「スタア誕生」 1954年 製作国: アメリカ 原題:A STAR IS BORN 監督:ジョージ・キューカー 出演:ジュディ・ガーランド、ジェームズ・メイスン

コーラス・ガールのエスターは、ハリウッドの大スター、ノーマンに素質を見いだされ、エスターは次第にスターの階段を登っていく。そしてエスターは、ノーマンに対する深い愛情を覚える。が、彼女がオスカーを手にするまでに至ったとき、ノーマンは落ちぶれて自殺をしてしまう。

日本で撮影されたかのような設定のシーン。

「スターリングラード」 
映画館で見逃したのを今頃見ました。ナチがソ連領地を侵犯してきて、ソ連軍がスターリングラードを死守しようというストーリーです。主人公側のソ連軍のトップが非人道的であったり、なぜか皆さん英語を使っていたりしていて、作り物っぽいのですが、主役のジュード・ロウで許せてしまうかもね。
「スタンドアップ」 2005年 アメリカ directed by Niki Caro 原題NORTH COUNTRY 原作 CLASS ACTION 集団訴訟
女性問題・家族の映画です。
暴力亭主から逃れ故郷に帰ったジョシー(シャーリーズ・セロン)。二人の子どもを養うために稼ぎのよい鉱山で働くことに。しかし、そこは女性の参入を嫌う男の職域。さまざまなセクハラと戦い自立を目指します。何より、父親、息子と和解していくところに泣けます。実在のできごとに基づいて作られたというだけに見がいがありました。シャーリーズ・セロン、こんな泥臭い役もこなしてしまうなんてすてきです。
グローリーの夫カイルはフライトプランの機長でした。

「スタンリーのお弁当箱」 2011 インド

4Fクラスのスタンリーは人気者。が、お弁当を持って来られない。ランチを買ってくると言い、水でごまかす、家に帰って食べてくると言う。見かねた友人たちが、お弁当を分け合う。どうしてスタンリーはお弁当を持ってこないのでしょう。そんな中、お弁当を持参せず同僚にねだっている国語教師が、4Fのリッチな弁当を見つけ、ねだり始める。そして、スタンリーに向かい、「ねずみ野郎、お弁当を持ってこないやつは学校に来るな。」とまで。そしてスタンリーは学校を欠席するように。グループの子たちの国語教師への怒りの顔がカワイイ。結局スタンリーは両親を亡くし、叔父のレストランで働き、学校に通っていることが明らかに。レストランの従業員が前日の残り物でランチを作ってくれ、スタンリーは話を作り上げ、ママが作ってくれたとご馳走してしまうのですけれどね。問題の教師にはいちばんに持っていって、すっかり反省して学校を去ります。この人が監督であり、スタンリーくんの実の父親とのこと。スタンリーの右アビシェークくん、かわいい。左隣はリッチな坊や役。

「すーちゃん まいちゃん さわ子さん」 2012 日本 柴咲コウ、真木よう子、寺島しのぶ

すーちゃん、まいちゃん、さわ子さんの3人はかつてのバイト仲間で、それから十数年。友情は続いています。それぞれの、人生うまいいかないことなど満載で、女性のがんばっている姿を映し出しています。

「スティーヴン・キング ビッグ・ドライバー」 2014年 製作国:アメリカ 原題:BIG DRIVER 監督:ミカエル・サロモン 出演:マリア・ベロ、オリンピア・デュカキス

スティーヴン・キング原作のレイプリベンジスリラー。偶然通り掛かったトラックの巨漢ドライバーにレイプされてしまった人気推理作家・テス。何とか生き延びた彼女は、この悪夢を消し去るために男への復讐を決意する。

にこにこ顔した悪者、仕掛けられた罠、トヨタプリウス、強い女性。あっという間の1本鑑賞。

「スティーブとロブのグルメトリップ」 2010  イギリス The Trip 監督:M・ウィンターボトム

各地の一流レストランを食べてまわるグルメ漫遊取材旅行に出た男2人。イギリス本国では広く知られた人気コメディ俳優のS・クーガンとR・ブライドンが、ひょんなことから男2人で連れ立ってグルメツアーの疑似ドキュメンタリー形式というけれど、料理がまずくて有名なイギリスのレストランがこんなにしゃれたものを作れますよというのを示したり、風景の優れたオーベルジュ(B&Bのデラックス版)を紹介したり、アバンチュールを楽しんだり、でもロンドンに戻り、我が家の食事がいちばんと妻帯者のほうは言い、もう一人の遊び人は、離れて暮らす子供のためにもアメリカの仕事を断ったり、さすがに日本で封切りされなかったのは理解される薄くて痛い映画です。

「すてきな金縛り」 2010

若手弁護士エミ失敗ばかり。起死回生のために、資産家の妻を殺害した容疑で捕まった男の弁護を担当することに。男はアリバイがあると主張する。事件の夜、山奥のしかばね旅館で金縛りに遭っていたという。早速、旅館に確かめに向かったエミだが、結局、泊まらざるをえなくなり、どうせならと問題の部屋に。すると本当に金縛りに遭い、落ち武者の幽霊・更科六兵衛に遭遇してしまう。そこでエミは、六兵衛に法廷での証言を依頼、幽霊が証言に立つという裁判が始まる。芸達者な俳優でもっています。深津絵里のエンディングの歌もかわいらしい。でもそれだけ。

「すてきな人生のはじめ方」 10 Items or less 2006

モーガン・フリーマン主演・製作。4年間休業中の有名俳優。インデペンデント映画にでるかどうか踏み出せずロケ地を訪ね、スーパーで見かけるネガティブなレジ打ちの若い女性。(それが10商品以下の列)。彼女を後押しするのだけれど、それはまるで自分を見ているかのような彼女に対する応援なのだとか。やはりモーガン・フリーマンは製作者側より演じる側に徹したほうがよいということ。

「素敵な歌と舟はゆく」 1999 フランス/スイス/イタリア

パリ郊外の大きな屋敷。中では楽しげなパーティが開かれている。パーティの主役はこの屋敷に住む家族の母親。仕事をバリバリこなすやり手実業家。派手なパーティが大好きで今日も大勢の客を招いて大騒ぎ。一方の父親は大のワイン好きで、ひとり部屋にこもり、愛犬のラブラドールと一緒にお気に入りの鉄道模型を眺めてご満悦。その息子ニコラは毎朝スーツに身を包み家を出たかと思うと、途中でラフな服に着替えてパリ市内へ。そこで、なんと物乞いやバイトをしている! そんなニコラは今日もまた浮浪者とつるんだり、カフェの女の子に恋したり……。何も伝えることがないというのが洒落ていることなのか。

「素敵なサプライズ ブリュッセルの奇妙な代理店」 2015年  製作国:オランダ 原題: DE SURPRISE/THE SURPRISE 監督:マイク・ファン・ディム 出演:イェルン・ファン・コーニンスブルッヘ、ジョルジナ・フェルバーン

天涯孤独の身となった貴族で大富豪のヤーコブは待望の自殺を企てようとするがうまくいかず。たまたま、あの世への旅立ちに協力することを裏稼業とする葬儀屋の存在を知り、解約不能のサプライズ契約をする。その店で同じ客として居合わせたアンナと何度か会ううちに惹かれ合い、解約を頼むが聞き入れられず、命の狙い合いっこになり…。サプライズは実はアンナ。ヤ―コブは基本オランダ語?を話しているけれど、フランス語、英語と対応しているのはオランダの映画、もしくはブリュッセルの話だからでしょうか。

そして葬儀社はインド人家族経営だったり、ブッダの影響を受けているところがあり、やっぱりグローバルな映画。

「素敵なダイナマイトスキャンダル」 2018年 製作国:日本 監督:冨永昌敬 出演:柄本佑、前田敦子、三浦透子

「ニューセルフ」「写真時代」を生んだ伝説的編集者・末井昭の自伝を映画化した青春コメディ。岡山の田舎町で少年時代を過ごした末井。肺結核を患い、医者に見放された彼の母親は隣の若い男と抱き合い、ダイナマイトに火をつけ、爆死してしまう。

「ステップフォード・ワイフ」 2004年
TVの敏腕プロデューサーの女性がクビになり、家族ごとステップフォードという田舎町に引っ越します。そこでは妻が美しく花柄の服を着て、夫にかしづく街でした。異様に感じた女性が調べるうちに、彼女にも危険が降りかかってきます。その危険とは、その女性たちは脳にチップを埋め込まれロボット化しており、彼女にも…。従順な妻というのは夫の憧れなのでしょうか。ちなみに1975年にキャサリン・ロス主演のリメイク版のようです。

「ストックホルムでワルツを」 Monica Z 監督:ペール・フライ キャスト:エッダ・マグナソン、スベリル・グドナソン,シェル・ベリィクビスト 2014年/スウェーデン 111分

スウェーデンが生んだ世界的ジャズシンガー、モニカ・ゼタールンド。モダンジャズ全盛期の1961年に、英語ではなく母国語でジャズを歌った試みによりスターダムにのし上がり、巨匠ビル・エヴァンスとの共演「ワルツ・フォー・デビー」で国際的な名声を築きますが、最初からうまくいったわけではなく、失敗、挫折を繰り返して、父からはなかなか認められず。どうして頂上をめざすのか、途中で降りてこないのかと。でも最後に認めてもらい、ほろっときます。

「ズートピア」 2016年 原題: ZOOTOPIA/ZOOTROPOLIS 監督:バイロン・ハワード、リッチ・ムーア 主演:上戸 彩、森川 智之、三宅 健太

動物が人間のように暮らす楽園、ズートピア。誰もが夢を叶えられる人間も顔負けの超ハイテク文明社会に、史上最大の危機が訪れていた。立ち上がったのは、立派な警察官になることを夢見るウサギのジュディ。夢を忘れたサギ師のニックを相棒に、彼女は奇跡を起こすことができるのか…?

娘がおもしろいよ、ということばを信じ、2017年鑑賞。ウサギ初の警察官、他の動物に疑われ嫌われ者のキツネの冒険捕り物劇。差別社会をユーモア交えての話。

「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」 2019年 製作国:アメリカ 原題:LITTLE WOMEN 監督:グレタ・ガーウィグ 出演:シアーシャ・ローナン、エマ・ワトソン、フローレンス・ピュー、エリザ・スカンレン

「レディ・バード」のグレタ・ガーウィグがシアーシャ・ローナンと再びタッグを組み、ルイーザ・メイ・オルコットの不朽の名作『若草物語』を現代的解釈で映画化。19世紀後半のアメリカを舞台に、女性の結婚と幸せを巡る四姉妹それぞれの人生模様を、小説家を目指す次女ジョーの視点から瑞々しく綴る。四姉妹役はほかに、長女にエマ・ワトソン、三女にエリザ・スカンレン、四女にフローレンス・ピュー。共演にティモシー・シャラメ、ローラ・ダーン、メリル・ストリープ。1860年代のアメリカ、マサチューセッツ州。マーチ家の四姉妹の次女ジョーの夢は小説家になること。一方、長女のメグは控えめでしっかり者、対照的に末娘エイミーは生意気盛りでジョーとはケンカばかりしていた。そして心優しい三女のベスは、病気という試練と闘っていた

「ストリート・オーケストラ」 2015年 製作国:ブラジル 原題:TUDO QUE APRENDEMOS JUNTOS/THE VIOLIN TE 監督: セルジオ・マシャード 出演:ラザロ・ハーモス、サンドラ・コルベローニ ブラジルのスラム街を舞台に、子どもたちの交響楽団が誕生するまでを描いた実話ドラマ。交響楽団のオーディションに落ちたヴァイオリニスト・ラエルチは、スラム街の学校で音楽教師を務めることに。しかし、生徒たちは楽器の持ち方すら知らない。

「ストロベリーナイト」 2012 日本 出演:竹内結子、西島秀俊、大沢たかお、染谷将太 監督:佐藤祐市

警視庁捜査一課の警部補、姫川玲子率いる姫川班の管轄で暴力団のチンピラが殺害される事件が発生。捜査が難航する中、玲子のもとに"犯人は柳井健斗だ"というタレ込み情報がもたらされる。ところが警察上層部は、柳井健斗への追及はならずと不可解な指示。納得いかない玲子は単独での捜査を開始する。そして姫川と牧田の出会い。牧田は不動産屋になりすまし、柳井の情報を巡り再会を重ねます。西島秀俊の魅力が薄くなるほど、大沢たかおがかっこいい。そして牧田は姫川をかばい、刺されます。病院の脈拍器が0になるとすぐ立ち去る姫川。あらあらもう少しすがってもと思ってしまいます。ふたりのシーンが雨の中のものばかり…。余韻が残ります。

「ストーンウォール」 2015年 製作国:アメリカ 原題:STONEWALL 監督:ローランド・エメリッヒ 出演:ジェレミー・アーヴァイン、ジョニー・ボーシャン

ゲイであることが発覚し、追われるように故郷を出たダニーは、N.Y.のグリニッジ・ビレッジへやって来る。この街でゲイのギャングを率いるレイは、孤独な彼を迎え入れる。

LGBTは当然認められる権利である、そういう社会になるべきという思いを強くする映画。

「スーパー8」 2011

製作スティーブン・スピルバーグ…、とくればおもしろい?映画撮影する子どもたち、ある夜、列車事故に遭遇するのだが、そこから軍に狙われはじめ、それだけでなく奇妙な宇宙人も現れ、どちらかというと、いろんな映画の前作を観ているような気分。ヒロインのエル・ファニングは「somewhere」でソフィア・コッポラ役でした。

「SPY/スパイ」 2015年 製作国: アメリカ 原題:SPY  監督: ポール・フェイグ 出演:ジェイソン・ステイサム、メリッサ・マッカーシー、ローズ・バーン、 ミランダ・ハート、ジュード・ロウ

任務を遂行していたパートナーを殺されたCIAの分析官・スーザンは、自ら現場エージェントを志願して、世界を救うために個性派スパイと共に立ち上がる。

メリッサ・マッカーシーが主演だけれど、日本では知名度がないせいか男優が主役扱いになっている。憎めないデブキャラ、ストーリーは軽快、引き込まれる。

「スパイシー・ラブ・スープ」香港の映画?なのだけれど、5話か6話からできている。倦怠期を迎えた夫婦がおもちゃを買った途端夫婦でおもちゃにはまって仲良くなってしまったり、少年が恋をしてテープに告白を録音し少女に渡すのだけれど、少女の親が発見して学校の先生に通報して、少年の親が呼び出されたりして、あえなく初恋は終わったり。軽妙、元気、でもちょっと身につまされるようなせつないラブストーリー群なのです。娘もしっかり楽しんで見ていました。

「スパイの妻」 2020年製作 日本 監督:黒沢清 脚本:濱口竜介 野原位 黒沢清 出演:蒼井優、高橋一生

1940年の満州。恐ろしい国家機密を偶然知ってしまった優作は、正義のためにその顛末を世に知らしめようとする。夫が反逆者と疑われる中、妻の聡子はスパイの妻と罵られようとも、愛する夫を信じて、ともに生きることを心に誓う。そんな2人の運命を太平洋戦争開戦間近の日本という時代の大きな荒波が飲み込んでいく。

映画館で観たいと思ったほどの映画であったが、結局、WOWOWで観る。うーん、そんなものか。どこでつまらなくなってしまったのだろう。終わり方も思わせぶりで、そんな用意周到な二人には見えないのだが。

「スーパーチューズデイ〜正義を売った日〜」 アメリカ 2011

米大統領選を題材にした社会派サスペンスで、主人公は、大統領候補のクルーニーではなく、クルーニー陣営のナンバー2を演じるライアン・ゴズリングです。 大統領予備選挙で、マイク・モリス州知事(ジョージ・クルーニー)の戦略担当を務めるスティーブン(ライアン・ゴズリング)は、選挙最大の山場となるオハイオ州予備選を目前に、ライバル陣営の選挙参謀から密会の打診を受ける。でかけたスティーブンは、引き抜きを誘われる。後で上司のポールに相談。その密会は、すぐリークされ、誰が?そして、ポールから首勧告。そしてライバル陣営に行って、雇ってほしいと頼むのだが、もういらないと。実は、重要な人物は、引き抜き、さもなくばあらゆる手段を使って去らせる。そのわなにはまってしまったスティーブン。無職になった彼が考えたことは、自分だけが知っている事実でモリスを脅かすことだった。しっかり生き延びるスティーブンでありましたが、これまでと違い生気を失ったような表情に取り憑かれていました。一方、組むことを拒否していた人物とも結局、組むことにし、大統領に一直線のモリス、大統領になるかどうかも参謀次第?

「スパニッシュアパートメント」 2002 フランス Cedric Klapisch
就職にはスペイン語が必須と、愛する彼女(アメリを演じた女優)と離ればなれになるけれど、フランス青年がバルセロナに1年間留学。そこで5人のドイツ、イタリア、イギリス、スペイン学生がルームシェアしているアパートに住むことになるのです。不安でいっぱいだったスペイン生活を満喫。イギリス人女性ウェンディの浮気場面に、恋人がやってくる・・・という場面になって、みんなが自分のことのようにアパートに集結する場面が最高でした。結局、1年間も無事に過ぎ、パリに戻った彼が選択したことは?

「スーパーノヴァ」 2020年製作/95分イギリス 原題:Supernova 監督:ハリー・マックイーン 出演:コリン・ファース、スタンリー・トゥッチ

コリン・ファースとスタンリー・トゥッチがカップル役を演じ、20年の歳月をともにしてきた2人が思いがけず早く訪れた最後の時間に向き合う姿を、イギリスの湖水地方の美しい風景とともに描いたヒューマンドラマ。

「素晴らしい一日」 2008 韓国

ある女性が必死にどこかを歩いている。どうも競馬場らしい。そこでやっと男を探し当てる。一年前に350万ウォンを別れた能天気男に貸したお金の取立て。男はもちろんそんな大金をもっておらず、彼の知り合いを訪ねて、お金を返してもらうロードムービー。韓国ではこんなにお金の貸し借りが人情的なのかな、という国民性?どうして彼女が同行するのかと思うけれど、女性とすれば逃げないように、男性とすれば女性の存在があればお金を貸してくれやすいみたい。大きなビルの会社の女経営者は屋上でゴルフの練習をしており100万ウォン、立派なマンションに住むお水系女性は、昔の彼女、もっといい女だと思った、貸したお金ならもう返すよう頼まないのが当たり前と言われる。彼女のマンション時間待ちのため、近くに二人で行った太刀魚のおいしい定食やがあったと訪ねるとお店は消えていた。それでハンバーガーショップ、割り勘。初恋の女性に呼び止められ彼女の夫とビールを飲む。どうしてこの女性からというようなコンビニ?で働く女性のところに行き手持ちがないと言われ、苦労しているシングルマザー。姪の中学校にでかけ車をレッカーされる。いとこの豚トロ店に行き、ばかにされるが、男はへこたれない。徐々にヒスが1年もたって借金取りをせざるをえなくなったのか語り始める。だからといって、最後よりを戻さず、いい脚本だと思う。

「すばらしき世界」 2021年製作 126分 日本 監督:西川美和 出演:役所広司、仲野太賀

殺人を犯し13年の刑期を終えた三上は、目まぐるしく変化する社会からすっかり取り残され、身元引受人の弁護士・庄司らの助けを借りながら自立を目指していた。そんなある日、生き別れた母を探す三上に、若手テレビディレクターの津乃田とやり手のプロデューサーの吉澤が近づいてくる。彼らは、社会に適応しようとあがきながら、生き別れた母親を捜す三上の姿を感動ドキュメンタリーに仕立て上げようとしていたが……。

役所広司さんは役者、もう啖呵を切ったらもう怖いし、うまい。実在の話だからありそうなこと。東京の夜景が映ったら、それはそのまま飛行機からの画像で羽田から地方に飛んでいく移動がわかる。そうだよ、刑務所にいた期間が長いだけ世間は辛く、そしてすぐ切れる。ああ、こんなことなら中にいたらよかったのに。でも中でも診てもらっていたのに。

「昴」 2008

黒木メイサ主演。天才バレリーナという設定がいかにも漫画。監督は中国人?エーベックス大きく関与しているっぽく、Kも出演。

spanglish「スパングリッシュ」 2004
「恋愛小説化」の監督が作った作品とのこと。メキシコに住む母子が娘のためロスに移住。裕福な白人家庭のハウスキーパーとなって働いた時の話を、その娘が成長し大学の入学申請書に(小)論文として提出。その述懐された物語です。メキシコ人母は全く英語を身につけようとしなかったのですが、娘の躾のため、娘に聞かれたくないような話でも通訳になって雇用主(住み込み先)に主張することになり英語を学習します。白人家庭の妻は悪い人ではないのですが、メキシコ人女性の娘を可愛がり、私立の学校に入れる手はずを整えたり。その時、彼女と白人男性は、「彼女がその学校で、変な存在になるか、他の子と似たようになるかだわ。」と心配します。「変であるほうがいい。」と。結局、母は躾上その家を出て行きます。白人男性は最期の夜に、その自分のレストランに連れて行きとっておきのご馳走をふるまいます。その直前男性は妻から浮気を報告されショックを受けているのですが。結局二人はそれぞれの家へ。

「スピード2」 アメリカ 1997 SPEED 2 CRUISE CONTROL 監督:J・デ・ボン

「スピード」柳の下のドジョウを狙い作られましたが、キアヌ・リーブスは参加せず。今回は前作の4倍という製作費(1億4000万ドル)を注ぎ、豪華客船が舞台。SWAT隊員のアレックスと共に、カリブ海一週間の豪華クルージングにやって来たアニー。その船ではちょうど、全米から宝石商が集まって、ジュエリー・コンベンションが行われることになっていた。その持ち寄られたダイヤの総額は、なんと三億ドル以上。それを狙って元客船コンピューター・プログラマーのガイガーが、この船に爆弾をしかけたとシージャックを宣言し、船内はパニックになります。そしてクライマックスの豪華客船破壊シーン。それでもアニーは救出されていないのでまだ続きます。以前にも観ましたが、再度観る。(2012年)

「スープ 〜生まれ変わりの物語〜」 2012 原作:森田健 主演:生瀬勝久、野村周平 監督:大塚祐吉

うだつの上がらないサラリーマンの渋谷健一は、妻に離婚され、同居の15才になる娘は反抗するだけ。ある日、渋谷は出張先で上司の綾瀬由美と一緒に落雷の直撃を受けて命を落とします。死後の世界にやってきた2人は、飲むことで前世の記憶を失い別人として生まれ変わることができるというスープの説明を受けます。が、渋谷は、記憶を残したまま生まれ変わる方法を探し、実行。そして、生まれ替わり、15才になった彼(野村周平)は娘を探します。会話ができるのか、信じてもらえるのかというところが見ものです。

「スープオペラ」 2010 原作 阿川佐和子

タイトルに料理が入っていると見たくなる。最初から鶏がらスープを作っている。で、同居の伯母さんが嫁いでいき、ひとりになった30代後半の女性の家に、男性が二人転がり込んでくる。なんか下宿屋というかコレクティブハウスみたい。NHKの「てっぱん」みたい。それはそれでおもしろそうだが、伯母が数日戻るとなると、どうしてトニーが姿を消すのか、ルイがなぜ康介を好きになるのか、納得できないことばかり。ところどころのメリーゴーランドは何なのか…。

「スプリット」 2017年 製作国:アメリカ 原題:SPLIT 監督:M.ナイト・シャマラン  出演:ジェームズ・マカヴォイ、アニヤ・テイラー=ジョイ

3人の女子高生が見知らぬ男に誘拐される。彼女たちは密室に監禁されるが、誘拐犯は23もの人格を持つ多重人格者で、24番目の人格ビーストが誕生しする。
ジェームズ・マカヴォイ、演技力がすごい。別の人格になると体格まで変わってしまう。同じく児童虐待を受けて育った子のみ助かる。

「スプリング 春ヘ」 1985年 イラン 原題:THE SPRING 監督:アボルファズル・ジャリリ 出演:メヒディ・アサディ、ヘダヤトラ・ナビド

1985年、イラン・イラク戦争がもっとも激しさを増していた頃。少年ハメドはそれまで暮らしていたボスタンの街が軍隊に占拠されてしまったため森へと避難してきた。森では、森番をしているシナが彼の面倒をみることになり、二人はこの森で共同生活を始めることになった。泉の水で顔を洗ったり、慣れない食べ物に食事がノドを通らなかったり。不慣れな森での生活に戸惑うハメド。両親が残っているボスタンを想い、ついには泣き出してしまうことさえも。そんな時、シナは優しく諭し、森での愉しみをハメドに話し聞かせるのだった。

おじいさんの愛情で成り立っている映画。そして終わり方は、ボスタン解放のニュースに泣きながら抱き合うふたり。プロパガンダの映画かと思ってしまうほど。少年の家族はやはり死んでいたのだろうか。そして、煙突から火が立ち上る絵図、あららら。

「スペシャル・フォース」 2011 フランス

この手の映画はアメリカ系なのだけれど、珍しくフランスもの。でも戦闘用語はほぼ英語。アフガニスタンの首都・カブールでタリバン武装組織に捕らわれ人質になったフランス人女性ジャーナリストを救うため、パキスタンの山中へフランス特殊部隊6名が送り込まれる。彼女を救出するまではあっという間なのだが、それから脱出がうまくいかず。フランス軍のほうもあっけなく放置。で、アフガニスタン国境を目指しひたすら歩く。が、追っ手もしぶとく、特殊部隊をひとりふたりとやっつけていく。彼女を救うことだけが任務と自分の身を投げ打ち戦う彼ら…。「プライベートライアン」を思い出す。人間ひとりの命とたくさんの命。彼女は「私が死ねばよいっていうこと?」と言う。 戦闘シーンを見るためのエンタメ系映画かな。

「スポットライト 世紀のスクープ」 2015年 製作国: アメリカ 原題: SPOTLIGHT  監督:トム・マッカーシー  出演:マーク・ラファロ、マーク・ラファロ、マイケル・キートン

ボストン・グローブ紙の記者たちがカトリック教会のスキャンダルを暴く。警察では握りつぶされる犯行を、社会に負けずに新聞社が暴くというのは、本来のマスコミの姿勢のはずに気付かされる。

「スマホを落としただけなのに」 2018年 製作国:日本 監督:中田秀夫 出演:北川景子、千葉雄大、バカリズム、田中圭

彼氏の富田に電話をかけた麻美は、スマホから聞こえてくる聞き覚えのない男の声に驚く。スマホを拾ったという男から富田のスマホが無事に戻り、麻美は安堵するが、それからスマホが乗っ取られたような変なことが次々と起こる。問題はそれだけでなく麻美の過去も明らかになり…。快演の成田稜がよかった。(2019年8月AF機内で観賞)

「スミス都に行く」 1939 Mr. Smith goes to Washington

上院議員の空席を埋めるため担ぎ出されたのは田舎で少年団のリーダーを務めるスミス氏だったが、議会の目論みをよそに、彼は必要以上の熱意で行政にあたり、子どもたちのためのキャンプイベントを企画し法案を通そうとする。そこはまさにダムの建設予定地で、議員の汚職を知ることに。今の日本のような話。牛耳る腐敗した政治家はOさんみたい。古きよきアメリカ。ラブストーリーでもあります。

「SMOKE」 1995年 製作国:アメリカ/日本 原題:SMOKE 監督:ウェイン・ワン 出演:ハーヴェイ・カイテル

この味のある俳優、これまでにもどこかの映画で観た記憶。町のタバコ屋。古いカメラで街角撮影。人情のあるショット。日本で探せばどこかにもあるのだろうが、アメリカでも。

 

「スライディング・ドア」 1998
グウィネス・パルテゥルーの映画は結構いい。これはある日の、入ってきた地下鉄に乗れた場合、乗れなかった場合、彼女の人生はこうなっていくというのをそれぞれ見せてくれる。人生って偶然で大事なことが決まってしまうの?

「スラムドッグ・ミリオネア」 2008 イギリス/アメリカ

ダニー・ボイル監督が、インドを舞台に撮り上げたバイタリティに満ちあふれた社会派エンタテインメント大河ラブ・ロマンス。原作はヴィカス・スワラップの『ぼくと1ルピーの神様』。日本でもお馴染みのクイズ番組で史上最高額まであと1問と迫った主人公の青年が、イカサマの容疑で逮捕されてしまい、自らの無実を証明するため、ストリート・チルドレンだった自分が一問一問答えをたまたま知っていたのか、エピソードを絡ませていく。子ども時代のジャマールの生き生きとしたかわいさ、そしてラブストーリー。暗い映画と思っていたら、最後はもちろんインド風に陽気に踊りで締めくくり。

「スリーピング・ボイス〜沈黙の叫び」  原題 La voz dormida 製作年/製作国/内容時間 2011年/スペイン/124分

1939年4月。スペイン内戦終結後、フランシスコ・フランコ総統は独裁政治を開始。1940年、マドリード。フランコ政権に対して反対運動を起こした女性オルテンシアは妊娠中ながら刑務所に入れられ、つらい毎日を過ごす。一方、オルテンシアの妹ペピータはアンダルシアからマドリードに行き、姉に面会に。現体制に逆らうことが怖いのに、次から次へと頼まれごと。そしてリーダーと恋仲に。オルテンシアに死刑がくだされ、出産までは生き延びられることになるのですが、あっという間に出産、そしてペピータが面会に行くと、赤ん坊を渡されて。

2019年2月再観賞。

「スリープレス・ナイト」 2011 フランス/ルクセンブルグ/ベルギー Nuit Blanche 監督:フレデリック・ジャルダン 主演:トメル・シスレー

コカインの転売に手を染めた刑事が、人質に取られた一人息子を取り戻すべく、マフィアが待ち構えるナイトクラブに乗り込み決死の戦いを繰り広げる一晩の物語。最初からさっさとコカインすべて渡してしまえば、尾行していた女刑事に隠されることもなかったのに。命がけで息子を助ければ、二人の関係が改善するなんて…。

「スルース」 2007

「スリングブレイド」 1996 アメリカ 監督・脚本・主演:ビリー・ボブ・ソーントン

知的障害をもついじめられっ子の少年カールはいじめっ子と母親が変なことをしていることを目にし、いじめっ子を部屋にあったスリング・ブレイドで殺してしまう。そして、それを咎めた母までも…。そして長いこと州立病院で治療。いよいよ治ったと25年後病院を出され、故郷に帰り、つてで働き始める。そこで父親のいないフランクという少年と親しくなる。カールのその後を心配して見回る病院関係者。なじんだと安心して帰るのだが、親しい人ができたからこそ、その人を苦しめる人がいることはカールには許せないことであるのに。そして、少年の母親の恋人はたちが悪い暴力男、別れたら殺すと脅かし、悩んでいた。そこでカールがしたことは…。カールとフランクの友情がいい。

「スローなブギにしてくれ」 1981年 製作国: 日本  監督:藤田敏八 出演:浅野温子 山崎努

自由気ままに生きる少女と、彼女に振り回されていく中年男の関係。山崎努が若い。原田芳雄も。三角関係からの、原田芳雄が抜けて、男1に女3の四角関係。黄金町あたりの風景。映画を観ると、その時の記録映画を観ていることになります。

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