その後、自宅横の実験室のような木酢液製造工場へ行き、実験、製造の話を伺う。木酢酢販売も。
お住まいにて須藤金次郎さん、カヲルさんの話を聞きます。
小作農家として苦労の末、林業で4人のお子様を立派に育てられたとのこと、フィリピン出征で奇跡的に生還した話などお話に。86才。奥様が、桐山さんの味噌作り師匠のカヲルさん。憎まれ口を叩くカヲルさんを温かく支援されている。修理不能となった壊れたミキサーをカヲルさんが捨てれば、拾い、機械部品を身銭を切って買い求め、分解修理してくれる力強きサポーターです。そんな両親に育てられたご長男が家業を継いでいます。
農林業で、コツコツと農地を増やし、炭焼きを生業にしてきましたが、政府の減反政策で大打撃、炭を作り始めるも時代の流れで炭の売り上げは落ちる。そして3度目の挑戦が木酢酢液。全国を視察に飛び回りはじめたのが68才。試作に試作を重ね、高品質の木酢液を作り上げるまでに。強い精神力です。
一方のカヲルさんは「下小川みそ加工組合」を引っ張り、現在83才ながら現役。「うかたま」(季刊)では「いーからかん人生相談」を連載中。家にあったうかたま探したら、2009年以降のものに載っていました。(vol.15、vol.20)vol.15ではカヲルさんを省略し"婆"になっていたけれど、最新号では"カ"です。 |