パネルディスカッション 藤田祐幸、上杉隆、飯田哲也、
ファシリテータ:きくちゆみ(東京平和映画祭プロデューサー)
藤田氏:日本の四分の一が汚染された。
上杉氏:既存メディアの存在。3月11日以降を検証してほしい。良心は傷まないのか。
飯田氏:絶望的な政府、自治体。現実を救おうとしない、統治機能から組み立て直さないと…。12日メルトダウンし、中村審議官「デマヤロウ」と言われ退任。戦前の大本営発表のよう。
藤田氏:30年前から反原発派。(数年前に浜岡原発震災を恐れ神奈川から九州に転居。)孤立。民主主義=多数決ではない。民主主義、最初はひとりからだったと戦後、教わった。1960年代東海原発が保険に入ろうとしたら、イギリスロイズは日本地震国のため断る。
上杉氏:想定内、とすると免責にならない。1200億円ですむ。想定外キャンペーン。マスメディアがきちんと伝えない。外部放出ひどいことになっているのに大丈夫発言。止められたはずの1週間内の初動ミス。
飯田氏:政府…陣営どこか、立場・年齢・上下関係
5ナイ…事実に基づかない、論理的でない、科学的でない、経済合理的でない、規範的でない
経団連は原発がないと電気が止まると脅す
藤田氏:龍が牙をむいたらどうなるか。たかが電気のために命をかけている。いくらでも発電方法があるのになぜ原発。日本はNuclearマフィアに牛耳られている。ジャーナリストがいっしょになって広報しているのはなぜ。
上杉氏:プルトくん。10分52秒のアニメ。
きくちゆみ氏:東京の車のフィルターからプルトニウムが検出されました。
藤田氏:原子力が国策。1957、58年岸信介、東海村に行く。平和利用することで核武装することになる。政治家は核武装が目的だった。国民は別物として認識。佐藤栄作、非核三原則、表向き平和利用といいつつ、動燃、同時に宇宙事業団発足。ミサイルがないと核を運べないため。隠して核武装するのはイランと北朝鮮だけではない。
上杉氏:世界が伝えていることが日本で伝わらない。放射能被害の人体的映像を日本は掲載が許されておらず。3/18IAEA視察打診するが日本拒否(これまで拒否したのはリビア、イラン、北朝鮮のみ)。WHO、赤ちゃんと妊婦の避難を勧告するが拒否。4/20、グリンピース海洋調査を要請するが日本拒否(これまで拒否したのはインドネシアのみ)
飯田氏:東海村は近代的でなく、東映太秦村の張りぼて状態。ドイツ、イタリア、日本、今こそ新三国同盟を結成すべき。必要悪の原発…もはや必要性なく、ただの悪の原発。エネルギーの独占をぶち壊していく。送配電を市民のものへ。
藤田氏:戦前は電力会社いろいろあった。→国有化→一企業独占へ。送電線は道路と同様、資産に。
上杉氏:三つの提言。放射能とうまく何十年か付き合って生きる。
- 食物に値札と同じくベクレル札をつけてほしい。
- 高い放射量のものはディスカウントし、安全なものは子ども、妊産婦へ。
- 天気予報と同様に放射線飛散状況を知らせる。
賢く放射能と付き合う。考え方を転換する。
飯田氏:歴史的に転換期にきている。これからのこと、責任ある。傍観者、よそごとではだめ。やることはやったのか、子孫に後悔のない仕事を。ようやく社会を取り戻せるチャンス。 |