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有機農業映画祭2011

今年で5年目。二日間に渡り開催される。今年は小ホールのためか、ほとんど満席状態。

初日のみ鑑賞。大荒れの天気。

セヴァンの地球のなおし方 2010年 115分

「どうやってなおすかわからないものを、壊し続けるのはもうやめてください」。1992年、リオデジャネイロで開催された地球サミットで、12歳の少女、セヴァン・スズキは大人たちに環境破壊を止めるよう訴えかけた。その伝説のスピーチから、来年で20年。もうすぐ母親となるセヴァンは「大切なのは生活の質と健康、そして子供。だから私は自己中心的に、自分たちをどう救うかを考えていきたい」と、未来の子どもたちのために発言を続けている。歯止めの効かない環境破壊や相次ぐ原発の事故を受け、多くの人々がこれまでの自らの無関心を省みる。

ジョー監督は、福岡県で合鴨農法によってオーガニック米を作る古野農場の百姓百作の精神、『未来の食卓』の題材にもなったフランス、バルジャック村近くの原子力発電所の問題や村のその後の様子、コルシカ島のワイン農家、アレナ一家がビオワインに込めた島への思いなどを取材。彼らは地球の悲鳴を肌で感じ、セヴァンと志をひとつにする。 セヴァンが今、世界に伝えたいこと、そして日本とフランスで傷ついた地球と向き合い続ける人々の姿を追ったドキュメンタリー。

出演者、福岡県の古野隆雄のスピーチ。2009年3月、6月、9月と、監督が家に来た。昨年パリユネスコに招かれた。タイトルは、『地球のなおし方』でなく、『人間のなおし方』のほうが合っている。批判することでなく、当事者であることがことが大切。あらゆる持続性が壊されている。

原題は"Severn, la voix de nos enfants"="Severn, the voice of our children"

土 韓国 45分

昨年はミクロの世界をカメラが追った映画でしたが、今年は土の中をマイクロファイバーカメラが追う。

竹林に炊いたご飯をそっと埋めると…菌が取り付き、それらを土と水と混ぜて、野菜畑になる土壌に散布。すると有機の土壌のできあがり。

あるいはミミズの活動を追う。旺盛な食欲で葉っぱを食べ、壁状態に糞を排泄。それは豊かな土に。また、ミミズの作る道は1mの深さにまで水の流れる道を作っていく。モグラがミミズを食べていく。昆虫の連鎖。

有機の作物は放射能が低いといわれている。微生物が自分の体に取り込み、作物にはいかないとのこと。

司会のキムさんが翻訳。

祝(ほうり)の島 2010年 105分 監督: 纐纈(はなぶさ)あや

山口県上関町祝島――瀬戸内海に浮かぶ人口約500人のこの島は、岩だらけで確保できる真水も限られ、暮らしやすい環境とは決して言えない。そんな中で島民は海からもたらされる恵みに支えられ、暮らしを営んできた。1982年、島の対岸4キロメートルに原子力発電所の建設計画が浮上する。しかし、「海は私たちの命」という祝島の人々は、「海と山さえあれば生きていける。わしらの代では海は売れん」と、自分たちの生活を守るべく、28年間反対を続けている。

のどかな島民の暮らし。80才を過ぎたお年寄りたちが現役で働きつつ仲良く暮らしている。海に出れば、鯛、ウニ、ひじきと海の幸を授かる。毎日夕ご飯を食べ終わると、ある一軒の茶の間に集まり、こたつに入りながらテレビを見る。大晦日の日も。ことん、ことんと一人、二人とうたた寝する。そんなほのぼのした島民が、反対デモを起こす。楽しんでやっているように見える時もあるのは彼らの明るさ。共通の敵に一致団結。

今、豊かにくらしているのにどうして暗黒の原発を選ぶのだろうか、たいせつな子孫を守るためにも断固反対するのは当然です。

 

ブッダの嘆き 1999年 56分

武器のためのウラン鉱山掘削地帯に住む原住民。大量の廃棄物質が流される廃棄ダムからは放射能汚染が広がる。白血病、流産・死産、奇形、 先天異常、皮膚疾患など深刻な病気が彼らを襲う。

画像はウラン廃棄物を詰めた腐食したドラム缶を素手でトラックに積み上げていく作業者たち。

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