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「菅伸子の生き方〜政治家の妻として」

同窓会会長から「新しいタイプの政治家夫人」、津田スピリッツを体現しているという、紹介です。

そして御本人がインタビュアー(大学同級生で同じ映画研究会在籍のフリー編集者)と登場。なぜか二人ともかばんを持って。インタビュアーが大学当時の伸子さんの様子を顧みます。研究会ではほとんど無口、ノンポリ。当時「デモへ行こう。」となっても無関心だったとか。

そして、いよいよ本人のトーク。毎日家族の食事を作っているとの紹介に、今日の昼ごはんは作っておりません。89才義母と菅総理はインスタントラーメンで、菅が作っているはずです。トッピングだけ用意してきましたが。そして子どもの頃の話から。岡山で、代々続く医者の家に生まれ、5才上の姉(すぐ本家に養女に)に続き大学進学。3年までは白梅寮に、その後、三鷹の母の姉の家に下宿。そこでいとこの菅直人氏とひとつ屋根の下。大学卒業後は年数稼ぎで早稲田に学士入学。菅直人と結婚したいとなった時、近親結婚のため医者的見地から大反対される。それなら子どもは産まなきゃいいだろうというロマンチストの菅母、一方、菅父は子どもを産まない結婚なんてと反対。母、菅母(この二人は姉妹)、当人二人たちが話し合うが、核武装の方向へ話がいってしまう。母…核武装論者、菅直人…反対論者。そんなこんなで結婚へ。

母53才(当時伸子さん27才)で亡くなる。それまで母に何でもやってもらっていた、支配されていた、のがフタが取れた。同年、長男出産。1980年、直人氏が当選して共働きになれた(本人の表現)。

尖閣諸島問題、弱腰かと言われるが、国際連盟、強腰で脱退し戦争に突入、弱腰でも戦争しないほうがよい。

長男、中3、5月不登校へ。「菅が偉かったのは、行きたくなければ行かなくっていいんだよ、と言ったことです。」菅氏は国会議事堂にも連れて行く。訊かれれば「この子、学校行ってないんだよ。」と説明したと言う。その子は

岡山で選挙2回落選し、それから京都の大学へ33才で入学。15才下の同級生でも大丈夫だった。

次男、ブルータスお前もかと、中3、5月不登校。単位制(定時制)高校へ。伸子さん、長男の時と態度を変え、「言わない」、「言わない」と、家で言う。4年かかって卒業。獣医になりたい、3浪して北海道の酪農大学へ。

2004年伸子さん、クモ膜下出血。意識があり、運ばれる時いっしょにいた菅氏に「5/31命日になるかもしれない。」と。当時、菅氏が年金未納事件で大臣辞める。、本人曰く社会保険庁出血だったと。年金未納になってしまったいきさつ(議員と違い、大臣は健康保険は公務員共済だが、年金はそれとセットになっていなかった)を細かく説明。一寸先は闇が口癖。

夫人外交。たいへんと言われるが、サミット、APEC…集まってご飯食べるだけ。各国首脳夫人好奇心が旺盛。お寺での精進料理、椀物をお代わりする夫人も。着物を持っていたので急遽衣装を作らずにすんだ。

若い時からの選挙運動。同窓会名簿などで地図落としをしていく。戸別訪問が良い。

96年まで、選挙カーに乗らず。「うちの夫の男にしてください。」なんてセリフ無理。その後はカラ車はよくないということで乗車。

茨木のり子の詩が好き

倚りかからず    茨木のり子
もはや
できあいの思想には倚りかかりたくない
もはや
できあいの宗教には倚りかかりたくない
もはや
できあいの学問には倚りかかりたくない
もはや
いかなる権威にも倚りかかりたくない
ながく生きて
心底学んだのはそれぐらい
じぶんの耳目
じぶんの二本足のみで立っていて
なに不都合のことやある
倚りかかるとすれば
それは
椅子の背もたれだけ

エミリー・ブロンテ

縛られることなき魂、この世でもあの世でも

河合隼雄

適切な依存ができてその自覚をしていること

その他、

故意は許すけど、過失は許さない

 

好きな言葉に出会うとメモを取っているのかな。

こうしてみると、ご自分の依存性をいかに納得のいくものと捉えられるか、を考えられているようです。

質疑応答にて、よいしょの応援メッセージ、菅総理への叱咤激励

政治家の妻として

「私じゃないわ、本人に伝えておきます。」

乗り切れる力量が夫になければ、夫もまた使い捨てカイロになる

メディア劣化

みのもんた民主主義と命名

若い人の政治離れ

政治の世界に人材を入れる…教育が大切

 

怖いと言われるが…、相手による、優しいといわれたことはない

 

まっとうに働いてきた人が東京で家を買えないという土地問題から政治勉強

 

夢は何でしたか…横着、朝寝できる生活、高蕩遊民

自分に点数をつけるとしたら…子どものことがあるから点数をつけるのはいや

今日も元気でお酒がおいしかった、ラッキー

お茶をしているので禅の考え、無心、今をやれ、まあまあ生きて楽に死にたい

健康、美人の秘訣…言いたいことを言って、スクワット、お風呂で屈伸

好きなお酒…ビール、ワイン、焼酎、先日も中国大使館でおいしいマオタイ飲み、飲み過ぎ、記念撮影忘れる。

 

菅夫婦は一心同体、運命共同体、という感想。伸子さんは和製クリントンと言われることもあるそうですが彼女は、専業主婦、専業政治家夫人でした。同窓生には見せることができる素顔を見ることができたのかも。

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