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松本から岐阜県まで140kmの大移動。馬籠宿です。木曽路十一宿のひとつ、木曽路最南端にあり、島崎藤村の故郷として知られる。石畳の両脇に古い家が並ぶ。ぽつぽつと、おみやげ物や、お茶所などがあります。雨がひどくなり、喫茶、雑貨を営む四方木屋さんで休憩。出る頃には雨が弱くなる。
馬籠。入り口のお酒屋さん。   藤村記念館
妻籠(つまご)宿はどんなものか、同じようならわざわざ行っても…と考えるが、四方木屋さんが、「古い町並みが残っていますから行かれたほうがよいですよ。」ということばに行ってみます。車で20分ほど。山間にまた別の集落がある。昔の情緒たっぷり。今日の雨で、上流からたっぷりとした水量が流れてきます。5時前だが雨のせいか薄暗い。
今は食料品店。 橙黒い木枠の灯りがレトロです。 下嵯峨屋 当初長屋であったものの1戸を昭和43年に解体復原。妻籠宿における庶民の住居を代表する片土間に並列2間取りの形式(町文化財)
営業中なら入ってみたかった。 左に少し見えるのが枡形の跡。宿場は、幕府により防塞施設としてもつくられており、敵の侵入を阻むために道を直角に折り曲げて、いわゆる「枡形」を設ける。(町史跡)
格子の向こうで
おやきを蒸かしている
店番のねこ 松代屋は宿やさん
脇本陣奥谷(平成13年国重要文化財に指定。)は代々脇本陣・問屋を勤めた家で、現在の建物は明治10年にそれまで禁制であった桧をふんだんに使い、当時の粋を集めてたてたもの。島崎藤村の初恋の「ゆふ」さんの嫁ぎ先。上嵯峨屋さんは18世紀中期の木賃宿(昭和44年の解体復原で判明)で、庶民の旅籠としての雰囲気がうかがえる。(有形文化財)
大鹿村のお宿へ。1時間半ほどかかるので到着は6時過ぎになる。松川ICを降り、暗い山道、人造湖のような小渋湖の横を走り、やっとたどり着く。犬の鳴き声で来訪を告げる。今晩一組だけ(二組限定)。

栗茶巾とお茶で。門扉をテーブルにしたもののようで趣たっぷり。

続いて食事。地元の焼酎を。

お嬢さんがいろいろと丁寧に説明をしてくださる。

生ハムいちじく巻き、トマト、茗荷にぎり、きぬかつぎ、枝豆、ブルーベリー、そして・・・、高級食材、蜂の子(笹の舟の形をしたものに盛られています)がたっぷりと。幼虫のかたちですよ。がんばって食べてみます。美容効果を期待。

小鉢 とろろ、茶碗蒸し、鮎焼き 馬の刺身のサラダ
雉鍋 大鹿村の話を聞きながら できあがりました。
蕎麦粉のグラタンはホタテ入り。 松茸土瓶蒸し 最後に信州の蕎麦。おいしい。

かなり満腹です。ほんとうは雉鍋、雑炊にしてくださるとのことですが、それはご遠慮する。

お新香、メロン、ババロア。

今回の旅のあたりには古きよきものがまだまだ残っていて、古いからといって捨てず、大事に取っておく習慣があるのですね。動かなくなった?古い車も見かける。

翌朝は快晴。夜着いた時はまったくわからなかった周りの景色を窓から眺めます。その窓も、昔ながらです。赤くなっている木もあり。紅葉の時期、さぞかし美しい山になるはず。

朝食です。なすのお浸し、小魚 朴葉みそ 魚、サラダ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トマト入り卵焼き、厚焼き納豆挟み、果物など。おひつも古そう。

コーヒー、デザート

大鹿村歌舞伎のドラマがあるというので、

見せてくださる。この宿も撮影に使われたとのこと。

宿のお嬢さんの話ででていた大鹿歌舞伎。本日三遠南信イベントがあるとのこと。

愛知県豊橋市、静岡県湖西市、そして長野県大鹿村の共催です。見たい気もしますが、先ほどテレビで見たドラマでもう十分かも。

出発です。昨日吠えていたワンちゃん、もう吠えず。この近くの名所を巡って、駒ケ岳ロープウェーに向かいます。

福徳寺本堂(国重要文化財) のどかな山の中にぽつんと建ちます 松本家住宅(国重要文化財)文政3年(1820)に建築されたことが、上座敷の書院障子の戸ぶちに墨書きされている。
大鹿村とは?村の面積では日本でいちばんか二ばんに大きい。大鹿村で最近人気の青いポピー。根菜類もおいしい。にわか知識です。「ビガーハウス(案内所)」、「塩の里」に立ち寄る。野菜 、りんごを購入。直売っぽく、安い。山でできる塩というのも
名産なのだが、高価でした。かわりに塩羊羹を購入。豆腐やさんもありましたが買いそびれました。
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