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今日は金沢に向かって走ります。まず上信越自動車道で新潟方面へ。昨夜かなり雨が降りましたが、朝になると快晴。しかし日本海側に出るにしたがい黒い雲が空をところどころ覆い、それが切れると晴れ間も射し、高速道をまたぐように大きな虹がかかります。ただウレシイ。途中親不知(おやしらず)へ。こちらはいったん高速道を降り、親不知ピアパークへ。
<親不知>ピアパーク、昭和63年7月、北陸自動車道の全線開通を記念してオープン。親不知海岸の海上を走る北陸道の橋脚空間を利用した全国でも珍しい型式の「道の駅」。
親不知ピアパークからの眺め 海を背にして新潟市側 同じく富山方向
大小の亀の像 親不知は富山県境に近い。 親不知の石と写生する人々
ピアパーク片隅の「翡翠ふるさと館」(無料)に入ってみます。青海・糸魚川地区は、硬玉ヒスイ文化発祥の地で、青海川上流にはヒスイの原産地があり。今から約5000年前、縄文時代の青海町「寺地遺跡」では人々がヒスイを加工し、その製品は生命の再生など特別な霊力を持つ品として全国に運ばれたそうです。
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<金沢>に到着。卯辰山公園から金沢市街の景色を一望。 まれに紅葉している樹があります。
公園一角の花木園へ。門をくぐると視界は下のほうを見ることに。花木園はちょうど盆地にあるような地形です。奥は森のようです。茶畑のようなものも。季節によっては花も咲き誇っているのでしょう。
金沢卯辰山工芸工房へ。金沢では工芸の新人育成に力を入れているようで、美術館のみならず、この建物内には養成者のための工房なども存在。この日は赤絵九谷の先駆者民山の作品などが飾られていました。
その後、大学院の講義を少々聴講に。
夕食は居酒屋です。
一合半ぶん家にて。 白えび揚げ 牡蠣の酢の物

加賀野菜の金時草(きんじそう) カニ雑炊 居酒屋近くのお店で有田焼を買う
街中はライトアップモード。香林坊にはおしゃれな店が立ち並びます。アクセ
サリーや髪留めなど、旅の思い出に買います。
ぶらぶら。ホテルが香林坊なのでとても便利です。
ヨーグルト入りカクテル マティーニ お酒入りココア。温まります。
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朝食は無料の朝食です。今日は兼六園、21世紀美術館などをまわります。
中央公園の石川四高記念文化交流館。夜はライトアップしてきれいです。この横を通り、兼六園まで歩いていきます。陽が射しておらず寒い。
兼六園は早めに開園します。夏は7時。すがすがしく散歩ができます。11月は8時から。9時過ぎに入園。前回来た時はフェーン現象の暑い時期で、ささっと見ましたが、今回はゆっくりと。もうすでにたくさんの人がいますがどんどん来園者の数も膨れ上がってきます。
右はガイドブックのような「コンベンションナビ」。これを提示すると割引をしてくださる施設多数。6軒くらいは利用したでしょうか。
下は瓢池。日本でいちばん古い噴水など。場所によっては撮影者(自分がモデルとなる)がひきも切らず、たいへんでした。
瓢池 奥には滝 こちらでお茶しました。
  ここがいちばんの人気撮影スポット 雪吊りが既にできあがっています。
成巽閣入り口 建物 紅葉のきれいな庭
成巽閣(観覧料700円)では古典文学(源氏物語と平家物語)の意匠展と銘打ち刺繍を施した着物、帯の展示があり、合わせて建物、内部など見学。城から見て巽の方角にあったという建物が移築されています。着物ではこうした水色、オレンジと私好みの着物がありました。
お茶休憩です。時雨亭に入ろうとしますが、ちょうど後ろからうるさい系のおばちゃん集団がなだれ込み、逃亡。別のお店へ。瓢池の横に位置するお店ですが、入り口が離れているためそれとは気付かれないせいか意外と客数が少なくおすすめです。抹茶と生菓子で550円。こんな景色が見られます。
兼六園そばの店を散策。以前、湯呑みを買った店にも足を運びます。今日はその時の息子さんが売り場にいらっしゃいました。気に入った小さなお皿がありましたが、ピーナッツかチョコレートを載せるためのようなお皿だったので購入せず。兼六園の外に出て、今回はパスの金沢城遠望を1枚だけ撮影。 ここまででかなり歩きました。
次は隣の<21世紀美術館>!「コンベンションナビ」で団体料金で入場。こちらの入場料金体系はわかりづらく、フリーで入れる場所、プラス一部を見られる券、全てを見られる券とあります。21世紀美術館の見取り図は右のチケットの右側部分の図。ちょうどロゴにもなっています。
人気はこのプール。上から覗きこんでみます。(無料エリア)地下の部分は有料です。参加型の美術館です。
空に開いた窓、こちらは直島の地中美術館でも同様の作品を見ました。奈良美智さんの部屋というか家もあり、「にらみつけるような目をした女の子」はほんとにかわいい。Tシャツも売られていましたが、デザイン料が高いのか手がでません。そうこうするうちに入場者がどんどん増えてきています。こちらは2004年にオープンし、今では兼六園と並ぶ人気の観光地。ですが、ですが、いったい何?と思うのはトイレの数の少なさです。設計ミスです。
お昼・・・明日から超和食なので、それ以外のものをということで本に載っていた中華料理屋へ。こちらは昨夜のバーの隣です。名物のレタスカニチャーハン。850円?餃子420円。プラス、チンタオビール。キッチンでは牛すじを煮込んでいました。中国人らし
きバイトの女の子に対するマスターの態度が悪くこちらまでハラハラ。
疲れたので連泊の特権とホテルで一休みしようと思ったものの、掃除中で入れず。観光続行。
俵屋あめ 武家屋敷街 歴史的環境保護地区に
なっているのかな?
野村家跡 日本三大庭園に数えられたとかで、入ってみます。石灯篭が多い。
こちらは入館料500円のため入館者が少なく、のんびりと見られました。撮影も全てOKです。
藩祖前田利家が金沢城に入場し、直臣として従った野村伝兵衛信貞は禄高千石から千二百石と累進して、この地に千有坪の屋敷を拝領し、家督は十一代にわたって、明治4年の廃藩に至った由緒深い家柄。武家制度の解体で、多くは菜園となったが、門、土塀などは従来のままの姿を残したものの、土地は分割され現在の住宅地へと変貌。庭園には多宝塔、西乃屋形、各種の春日灯篭。六尺に及ぶ大雪見灯篭、さくらみかげ石の大架け橋がある。
前の「村上」で小豆のミックスソフト。
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長町友禅館へ。こちらは民営といったところなのでしょうか。ほとんど訪れる人もいない。展示しているものを勝手に見て回り、最後、おみやげコーナーに寄るという感じ。
「加賀友禅は、江戸元禄の頃、宮崎友禅斎により伝えられ、加賀藩の庇護を受け、友禅師の手から手へと、その精巧な技術が継承されました。明治になり、需要が武家から商家に替わりましたが、その技術と伝統は受け継がれ、数多くの模様師、職人が
いました。」
着物の価格は80万ほどとのこと。
左上は、婚礼行列ノ図。江戸時代、大名の姫君がお輿入れをする時の様が描かれています。最近、このような行事が町興しとして復活されているらしい。
美しい着物を見て目の保養です。

←高田家です。こちらは身分の低いものたちの住まいということで門をくぐると残されている建物は土間が2部屋。庭はそれなりに整っています。(無料)
↓金沢職人大学校長町研修塾。こちらはご自由に庭をご覧くださいとあり、散策。山景園と名づけられている、茶庭で、金沢のいずれの街角で見ることのできるなじみの深い風景をしている。医王山を薬師如来にそえ、諸ホトケを戸室山、卯辰山、野田山、高尾山、キゴ山、庄司峰、国見山、倉ヶ岳の山々になぞらえ、自然石が配される。野点も催される。
(続く)
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