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「さあ帰ろう、ペダルをこいで」 2008 ブルガリア/ドイツ/ハンガリー SVETAT E GOLYAM I SPASENIE DEBNE OTVSYAK

ブルガリアの歴史を背景に、共産党政権時代に離ればなれとなった祖父と孫が、タンデム自転車でヨーロッパ横断の旅をする中で喪失を乗り越えながら絆を取り戻していく姿を綴るヒューマン・ロード・ムービー。1980年代、共産党政権下のブルガリア。田舎町に暮らす少年アレックスは、バックギャモンの名人である祖父バイ・ダンからそれを教わる。やがて両親はアレックスを連れてドイツへと亡命する。25年後のドイツ。一家はブルガリアへの帰郷の途上で事故に遭い、両親は命を落としたうえ、病院のベッドで意識を取り戻したアレックスは記憶をなくしていた。そんな孫を心配してドイツにやって来たバイ・ダンは、アレックスをタンデム自転車の後ろに乗せると、故郷ブルガリアへ向けてペダルをこぎ出すのだった。

おじいちゃんの人生訓がいい。恋愛アドバイス。記憶を取り戻したところでさっさと消えていく。そしてアレックスはどこに向かうのか。そこにはおじいちゃんから受け取ったバラを受け取り、土に埋めている祖母がいて。昔馴染みとの出会い。生きていればまた会えるのです。

「最愛の子」 2014年 製作国: 中国/香港 原題: 親愛的/DEAREST 監督:ピーター・チャン 出演:ヴィッキー・チャオ、ホアン・ボー、ハオ・レイ

『ウォーロード 男たちの誓い』のピーター・チャン監督がヴィッキー・チャオ主演で描くヒューマンミステリー。3歳の男の子が何者かに誘拐される。3年後、両親は息子と再会するが、彼は実の親を覚えておらず、育ての親との別れを悲しみ…。

「再会の食卓」 2010 Apart Together (Tuan Yuan 团圆) 監督 ワン・チュアンアン

国民党の兵士で台湾に渡っていった元夫はわずか1年足らずの結婚生活を送った人、その後身ごもっていた妻は共産党の兵士と結婚。50年の生活。そして、国交が回復し、元夫が妻に会いに帰国。実はいっしょに台湾に来て欲しいという気持ちを胸に。快く迎える夫。そして妻の、元夫とやり直したいという希望まで叶えてやろうとする。家族の食卓には豪華な料理が並ぶ。市場に買い出し。現在建築中のマンション現場。開発業者は上海人をみんなマンションに住まわせようとしていると、妻がなじる。そして1年後、高層マンションの食卓には、遠くなったからと子どもたちはもう集まらなくなっている。時代に翻弄された過去、しかし、選択できるとはいえ近代社会になっても、人々は同様に時代に翻弄されているものです。

「再会の街で」 Reign over me 2006
ニューヨーク、一見幸せそうな歯科医ドン・チードル。あるひ街でルームメイトだった友人を見かけます。彼は911で家族を失い、消息不明になっていました。そんな彼をひたすら救おうとするドン・チードル。そうすることで、自分もまたきちんと家族に向き合い始めます。911を題材にした物語。最後夫婦が交わした会話は台所のリフォーム。妻の話に「どうでもいい。」と言ってしまった彼は、事故後、何回も台所のリフォームを繰り返します。現実味があります。彼の今後の生きる道を見つけるのは大事ですが、どうして変態女になってしまうのかは疑問。
原題のReign over meは、ルームメイトは現実からの逃避で常にイアフォンで音楽を聴いており、お気に入りのの1つの曲。"(Love) reign over me"ということらしい。

「西鶴一代女」 1952年 製作国: 日本 監督:溝口健二  出演:田中絹代、山根寿子、三船敏郎、宇野重吉、菅井一郎、進藤英太郎、大泉滉、清水将夫、加東大介

奈良の荒れ寺に集まる街娼たち。年老いたお春は羅漢堂に入り、過去に出会った男の面影を思い浮かべていた。御所勤めをしていた13歳のお春は、公卿の勝之介に宿に連れ込まれたところを見つかり、両親ともども洛外へ追放となってしまった。その後、松平家に取り立てられ嗣子をもうけたものの、側近の裏切りに遭い実家へ帰されてしまう。島原の郭に売られたお春は、気に入られた客の住み込み女中となるが、その妻に嫉妬され追い出されてしまう。さらにすべて承知の上で嫁入りするが相手(宇野重吉)がもの取りに殺され、盗人の男(大泉滉)に巻き込まれ、夜鷹に身を落とし、産んだ子がやっと後継ぎになり呼び寄せられるかと思いきや、これまでの汚れた人生のために追放され、さんざん。観ていて苦しくなる映画。

「最強のふたり」 2011 フランス Les Intouchables

英語タイトルがUntouchableで、ケビン・コスナーの映画みたいと思いつつ…鑑賞。

大富豪の身体障害者フィリップ(フランソワ・クリュゼ)は、住み込み介護ヘルパーの募集で、刑務所上がりのドリス(オマール・スィ)に面接します。他はヘルパー経験ありの面々の中、彼は3箇所から面接が断られれば雇用保険が下りるための応募で、ヘルパーにはそぐわないタイプだったのですが、よりにもよってフィリップは彼を採用します。そこからふたりのおもしろいコンビネーション。破天荒なドリスは、内に籠っていたフィリップを自由な世界へ連れ出します。介護者専用車椅子のまま乗車できるワゴン車に見向きもせず、マセラッティのカバーをはずし、助手席にフィリップを乗せ飛ばします。車椅子は最速モードに改造、真夜中痛がり苦しむフィリップにマリファナ、耳が性感帯だというフィリップに女をあてがう。一方、フィリップは自家用飛行機で飛び、怖がるドリスにパラグライダーを味合わせます。

友人が心配します。フィリップは「彼は私に対して同情をしない。」と。それこそがフィリップが求めていたもの。確かに首から下の不自由な彼に、雪合戦で平気で雪を投げてくるくらいなのです…。子どものまま大人になったというか。

フィリップのための例年のサプライズバースデイパーティ、室内楽オーケストラを呼び、横になり聴くドリス、それからiPodをステレオにつなぎ、アース・ウィンド・アンド・ファイアのダンスミュージックをかけ、かっこよく踊ります。それにつられて楽しそうに踊りだす客たちのシーン。圧巻。

そういうドリスもまた家族に悩みを抱えており、フィリップは「これは一生の仕事ではない。」と彼を解放します。そして彼を失い荒れるフィリップ。呼び出されたドリスは往復書簡の相手の女性とのデートを実現させて…。実話とのこと。本物のふたりも少し登場。

フランスはきつい階層社会、触れ合うこともなかったはずのふたりがこうして結びついたことは奇跡。

「サイコ」  1960 アメリカ PSYCHO 監督:アルフレッド・ヒッチコック

会社の金を…ふと横領してしまった女性。車で逃げますが、挙動不審が目立ち、途中、警官にマークされ、車を買い換えますが急ぐあまり行動が拙速。這う這うの体で立ち寄ったベイツ・モーテル。そこには管理人の青年ノーマンと離れの一軒屋に住む年老いた"母"がいて、シャワー中、振り上げられるナイフ。女性を捜索する私立探偵 もまた餌食となります。 ノーマンは母と自分との二重人格を抱えてしまった精神障害として説明されます。女性が殺される時の効果音はヒッチコック自伝的映画で語られていました。

「最高の贈りもの」 2013 アメリカ 原題:THE BEST MAN HOLIDAY 監督:マルコム・D・リー 音楽:スタンリー・クラーク 出演:テイ・ディグス、ニア・ロング、モリス・チェスナット、ハロルド・ペリノー・ジュニア、サナ・レイサン、テレンス・ハワード、モニカ・カローン

作家のハーバーは、妻が妊娠した途端にリストラされてしまう。そんな中、古い友人で不仲となっていたNFLのスーパースター・ランスの妻、ミアに招かれ、ランスの家を訪ねます。ハーバーはあわよくばランスの伝記を書いてベストセラーにしたいという目論見あり。ひと波乱、ふた波乱あります。

「最高の人生のつくり方」 2014 アメリカ 原題:AND SO IT GOES 監督:ロブ・ライナー 出演:マイケル・ダグラス、ダイアン・キートン

マイケルダグラスがラブコメに出ているのが珍しく、鑑賞。タイトルも似たようなものがあるので紛らわしい。ダイアン・キートンの相手役といえばジャック・ニコルソンだったけれど、内容的には似ている。わからずやの男をなだめ、恋の相手にしていくというもの。子供を預かることになったマイケル、もはや子供ではなく孫という設定なのですよね。女の子を育てたことのないオーレンは隣のダイアン・キートンの世話になるのですが。その後はすべてハッピー続き。ダイアンはクラブ歌手ですが、家のセールスマンであるマイケルが彼女の代理人になり売り込み。ダイアンのラストの歌、"The Shadow Of Your Smile" 、どうしてもバーブラ・ストライサンドの声が聞きたくなります。

「最高の人生のはじめ方」 2012 The Magic of Belle Isle

著名な小説家でありながら、妻亡き後、アルコールに溺れるモンテ。甥・ヘンリーに誘われ湖畔の避暑地に向かう。隣には離婚間近の美しい女性、そのかわいい娘たちが住んでいる。映画は子どもには叶いません。モンテは酔っ払いだし恐そうですが次女がなけなしのお金をはたいて小説を習いにやってきます。「見えないものを見る。」というモンテの教えに戸惑うのですが、直に心を通わせ合います。またモンテはその母にも恋心を抱き、見えないものを見るのです。「最高の人生の見つけ方」と同じ監督ということで似たような邦題。

「最高の人生の見つけ方」 2007 The Bucket List
余命わずかの、全く違う生き方をしてきた男性二人、同じ病室になり、心を通わせていく。ジャック・ニコルソン、モーガン・フリーマン。棺おけリスト。書き記し捨てたものを会い方が拾う。若い時に書いた時は金持ちになるとか、出世するとかだったが、今死ぬまでにしたいこと。まるで、「死ぬまでにしたい10のこと」のよう。余命わずかの時、慰めてくれるのはやはり同じ境遇の人。二人の仲はモーガンの妻がやきもちを焼くほど。それでもジャックが彼を妻の元に戻そうとしても戻らず、戻る気になったのは浮気を企んだ結果だったり、世界一のの美女にキスをするは孫娘だったり、ほのぼの。秘書の活躍もめざましい。

「最高の花婿」 2014年 製作国:フランス 原題: QU'EST−CE QU'ON A FAIT AU BON DIEU?/SERI 監督:フィリップ・ドゥ・ショーヴロン 出演:クリスチャン・クラヴィエ、アリ・アビタン、メディ・サドゥン

国際結婚をテーマにしたハートウォーミングコメディ。フランスのロワール地方に暮らすヴェルヌイユ夫妻には悩みがあった。3人の娘たちが外国人と国際結婚し、異文化への驚きと気遣いに疲れ果てていた。そんな時、最後の希望だった末娘が結婚相手として連れてきた男性は黒人。4姉妹がそれぞれ美しい。

「最後のキス」 2001 L'ultimo bacio

夫が浮気した時、夫が赤ちゃんの育児に非協力的な時、妻は暴れます。浮気した時の暴れはそれだけ愛情が深いということ…。長年続いた夫婦であれば、片方が離婚するといっても、動じず。さすがイタリア映画です。

「最後の恋のはじめかた」 Hitch
Will Smithはデートカウンセラー。これまでたくさんの人を助けてきたのですが、自分の場合はどうなることやら。

「最後の初恋」 2008 アメリカ NIGHTS IN RODANTHE 監督: ジョージ・C・ウルフ 原作: ニコラス・スパークス 出演: リチャード・ギア、ダイアン・レイン

浮気し出て行ったのに戻りたいという夫、思春期の娘問題を抱え、ノースカロライナ州のローダンテという海辺友人の宿を手伝いにきたエイドリアン。大きな嵐が来るかも。そこへ宿の唯一の客となるドクター・ポールが到着します。ダイニングに食事を準備すれば、キッチンにやってきて。どうやら近くの医療事故の原告を訪ねてきたらしい。そして息子との不和を聞いて。そして嵐。ふたりの仲は急接近。強く結ばれたふたりですが、ポールはエクアドルの息子を訪ねていき…。ハッピーエンドでもいいのにね。

「最後のマイ・ウェイ」 201 フランス CLOCLO 149分 主演:ジェレミー・レニエ 監督:フローラン・エミリオ・シリ

フランク・シナトラの名曲『マイ・ウェイ』の原曲となるシャンソンの作者、60年代から70年代のフランス国内で絶大な人気を誇ったポップ・ミュージシャン、クロード・フランソワの栄光とその知られざる実像を描き出す音楽伝記ドラマ。

大スターにありがちな高慢さ、我儘、女たらしに薄っぺらさを感じながらも、父親に認められたいという思い、それは作曲した歌をフランク・シナトラが歌った時に叶えられ、スターになれば、いつ落ち目になるのかという恐怖から逃れられず、ロンドンのステージででマイ・ウェイを前半英語で熱唱しますが、それはまさにクロクロの人生を語っているかのよう。自宅でちょっとでも絵が曲がっていれば直さずにはいられない、その神経質っぽいところを出したいのかなと思っていたら、それが最後の事故の伏線でもあったのですね。39才で亡くなり、事故に会わなければ今でも活躍していたことでしょう。

「最後まで行く」  製作年: 2014年 製作国: 韓国 原題: A HARD DAY/TAKE IT TO THE END  監督:キム・ソンフン 出演:イ・ソンギュン、チョ・ジヌン

無謀な運転をして人をひいてしまった刑事・ゴンスは、その死体を母の棺桶に入れて埋葬し、隠蔽する。が、他の事件を捜査中、犯人の写真を見て、それがひいた本人と気付く。さらにゴンスにその人物を返せと連絡が入る。行き詰っていくのだが。汚職まみれの署内。そんなものなのかな。

「ザ・イースト」 2013年 アメリカ 原題:THE EAST 監督:ザル・バトマングリッジ 主演:ブリット・マーリング

元FBIエージェントのジェーンは、大企業をクライアントに持つセキュリティ会社に雇われ、実態の掴めないテロ集団"イースト"への潜入捜査に。イーストは、世界各地で環境破壊を行っているグローバル企業に対し、過激な報復活動を行っている正体不明の環境テロ集団。ジェーンは彼らの身元を割り出すためサラと名乗り、イーストを探しだし、仲間になります。報復活動を抑えようとするサラ、冷酷なセキュリティ会社の女上司。やがてサラはイーストのリーダーに惹かれていきます。最後にサラが選んだことは、リーダーとの逃亡でなく、セキュリティ会社の顧客との平和的な解決を図るということだったのかな。

「サイダー・ハウス・ルール」 1999 アメリカ The Cider House Rules 

20世紀半ばのアメリカ。田舎町の孤児院で、堕胎を専門とする産婦人科医ラーチに育てられたホーマー。成長し、彼の助手として手伝いをしていた彼は、たまたま堕胎にやってきたカップルの車に同乗し、孤児院を去るのだが、行くあてのないホーマーは男の実家のリンゴ園を手伝うことに。男は職業の軍人の任務に就きビルマ方面に。リンゴ園には黒人の季節労働者たちが働いていた。そこには誰が作ったともしれぬ規則が貼られていた。室内でタバコは吸ってはいけない、屋根に登ってはいけない、飲酒時に機械を操作してはいけない、など。が、彼らは字が読めないため、ホーマーがはじめて読んで、知るのだったのだが、それがタイトルになるほどのものなのかは疑問だけれど、なるほどこれ以上のタイトルはないのかも。味がある。ラーチの実の父以上のホーマーへの愛、キャンディ(シャーリーズ・セロン)との短い恋愛がほろ苦く終わり、やがて戻るべきところに戻ります。アメリカっぽい小説から作られた映画。

「サイドウェイ」Sideways
結婚目前の友人との1週間の旅行はロスから2時間ほどドライブしたところのワイナリー巡り。主人公は2年前に離婚し、まだ元妻に未練たらたら、2年(3年?)の歳月をかけて書いた小説は出版があやふや。友人は結婚前にナンパに精を出し、でも主人公はワイナリーに寄っては銘柄、何年ものって薀蓄たれているし、ちゅうと半端な感じというか、どこにでもありそうなありふれた感じというか。

「サイドウェイズ」2009

アメリカ映画のリメイク版。話はおもしろそうなのに白けるのはなぜ。3人の生き方、感情にスポットを当てたため、散漫気味。もっと二人の恋に絞ったほうがよかった。生瀬さんがプレイボーイ役、小日向さんが細かいことにこだわる脚本家、鈴木京香が既にとうの立ちはじめた役、菊池凛子はその友人役。(ネイティブっぽく話し、アカデミーノミネート後かなり英語特訓したのでしょう。)

「さいはてにて やさしい香りと待ちながら」 2014年 製作国:日本 原題:THE FURTHEST END AWAITS 監督:チアン・ショウチョン 出演:永作博美、佐々木希

4歳の時に両親が離婚し母についていった岬、父親の行方不明から能登の漁師小屋を引き継ぎます。そこで珈琲豆屋を開くのですが、そばにはネグレクトされているような小学生の姉弟がおり、岬を頼ってきて。おもしろいかもと期待させるのに、子どもたちの母親が180度善人に転向したり、小学校の教師がすっとぼけていて、もっと普通の感じがよかっただったりで残念。

「西遊記〜はじまりのはじまり〜」 2013年 製作国: 中国 原題: 大話西遊之三藏付魔/JOURNEY TO THE WEST: CONQUERIN 監督:チャウ・シンチー 出演:スー・チー、ウェン・ジャン、ホアン・ボー

三蔵法師と孫悟空ら4人が出会う以前の物語を描くアクションアドベンチャー。妖怪の善の心を呼び起こそうとするも、失敗ばかりの若き妖怪ハンター・玄奘は、五指山に閉じ込められた孫悟空の元を訪れる。 三蔵法師と孫悟空の出会いのストーリーがわかった。ヒロイン、知人のWさんによく似ている。

「沈黙−サイレンス−」 2016年 製作国:アメリカ 原題:SILENCE 監督:マーティン・スコセッシ 原作:遠藤周作 出演:アンドリュー・ガーフィールド、リーアム・ニーソン、浅野忠信、窪塚洋介

幕府によるキリシタン弾圧下の長崎。棄教したとされる宣教師・フ。ェレイラを追い長崎に潜入した弟子のロドリゴとガルペは"隠れキリシタン"たちと出会う。

様々な拷問。暗くてどれだけ続くのかと憂鬱になる。どんなに辛い目に会ってもイエスキリストは黙っているのみ。それでも信じ続ける。窪塚洋介演じる男の宗教観とは。五島を訪ねたくなる。

「ザ・ウォーク」 2015年 製作国:アメリカ 原題:THE WALK 監督:ロバート・ゼメキス 出演:ジョセフ・ゴードン=レビット、ベン・キングズレー、シャルロット・ルボン

実話ドラマ。ワールドトレードセンターの地上411mの高さを舞台に命懸けの綱渡りに挑んだプティの無謀な挑戦を描く。

1974年8月7日、当時世界一の高さを誇ったワールドトレードセンター。フランス人の大道芸人フィリップ・プティ(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は、地上から高さ411メートル、110階の最上階で、そびえたつツインタワー間をワイヤーロープ1本でつなぎ、命綱なしの空中かっ歩に挑みます。

 

フィリップ・プティについては、2008年のアカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞を受賞した「マン・オン・ワイヤー」

「サウスバンド」 2007
原作がおもしろく、それもトヨエツ主演で期待して観たのですが、2時間という中でははしょりはしょりが多く、つまらなかった。父親の男気もでていなかったし。天海祐希完全なミスキャスト。

「サウスポー」 2015年 製作国: アメリカ 原題: SOUTHPAW 監督:アントワン・フークワ 出演:ジェイク・ギレンホール、レイチェル・マクアダムズ、フォレスト・ウィテカー

ボクシング王者、ビリー・'ザ・グレート'・ホープは妻を亡くして自暴自棄になり、チャンピオンの称号も娘の親権もすべて失う。彼は亡き妻と最愛の娘のために自分を変え、再びリングに上がる。ボクシングものってドキドキする。妻役は「誰のせいでもない」で嫌な役柄だったけれど、かたやこちらでは最高の妻役。同じ2015年に作られているのね。

「THE 有頂天ホテル」 2006年
お正月に古畑任三郎をおもしろく見ていたので三谷幸喜作品、期待して行きました。映画館は大入り。
ホテルであればいろいろな人間劇があるから題材豊富なのでしょう。それに時期は年越し。エンターテイメントの映画です。生瀬勝久、役所広司、佐藤浩市、伊東四朗、篠原涼子、オダギリジョー、超いい!毎度出てくるメンバーももちろん。

「サウルの息子」 2015年 製作国: ハンガリー 原題: SAUL FIA/SON OF SAUL 監督:ネメシュ・ラースロー 出演:ルーリグ・ゲーザ、モルナール・レヴェンテ

第二次世界大戦中、アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所ユダヤ人の死体処理を行うゾンダーコマンドのサウルは、ガス室で息子と思われる少年を見かける。殺された彼を宗教に則って埋葬しようと死体をそばに置き、ラビ探しに余念なく。知人は、サウルに子どもはいないと言うし、サウル自身も「妻との子ではない。」と言って、何か真実が出てくるのかと思うもそれもない。ゾンダーコマンドの囚人は数十日使うと他のユダヤ人と同じく抹殺されるのだが、反乱を企てるものがおり、身内で用意した火薬をラビ探しに夢中のサウルが紛失してしまったり、かなりいい加減なのも超極限状態だからでしょうか。

「桜田門外の変」 2010

あー、日本映画。桜田門外の変の意義とは…。水戸藩士が老中井伊直弼を襲う。大沢たかおのために作った作品。最初の雪降る桜田門外でのシーン、雪の白さと血の赤さの映像美を伝えたかった?そして、鳥取での剣術士との戦いであっけなく勝つ?江戸ではしっかり色っぽい女を囲っている?その女が捕らえられ拷問され、殺されたと知らされると悲しむ、農家出身だという妻()長谷川京子の全くそれらしく見えないあたり。「江」では家康を演じた北王子欣也が斉昭公役。まだ千波湖横にはセットがあるのだろうか。

「ザ・コンサルタント」  原題:The Accountant 2016年 アメリカ 監督:アナ・ケンドリックギャビン・オコナー 出演:ベン・アフレック

凄腕の殺し屋の顔を持つ謎の会計士を演じたサスペンスアクション。田舎町のしがない会計士クリスチャン・ウルフには、世界中の危険人物の裏帳簿を仕切り、年収10億円を稼ぎ出す命中率100%のスナイパーというもう一つの顔があった。そんなウルフにある日、大企業からの財務調査の依頼が舞い込んだ。ウルフは重大な不正を見つけるが、その依頼はなぜか一方的に打ち切られ、その日からウルフは何者かに命を狙われるようになる。

自閉症?学習障害?の子どもが数字に秀で、厳しく育てられ武術を身に着け、スーパーマンになったという話。が、行きついた先で会った敵に雇われていたのは…という件。

「細雪」 1983年 製作国: 日本 監督:市川崑 原作:谷崎潤一郎 出演:佐久間良子、岸惠子、吉永小百合、古手川祐子、伊丹十三、石坂浩二、岸部一徳

ある旧家の4姉妹それぞれの一年間の物語を、三女の縁談話を中心に、四季折々の風物を織り交ぜて描く。昭和13年の春。京都嵯峨の料亭。旧家・蒔岡の4姉妹が花見の宴で一同に会する。長女・鶴子と次女・幸子はいまだ未婚の三女・雪子と末娘・妙子の結婚を気にかける毎日。おとなしい雪子は親類の勧めで次々と見合いをするが本人の気が進まず一向にまとまらない。一方、奔放な妙子も恋人が急逝し酒浸りになる。美しい4姉妹も腹の中は別物。おとなしい雪子(吉永小百合)は実はしたたかで、義兄にも愛想を振舞う。再婚、子持ちのお見合い相手が続き、やっとこれはというお見合い相手は待った甲斐がある江本孟紀でした。妙子(古手川祐子)ははすっぱな役柄でしたが、そのはそのままというか、当時はかなり人気がありましたが、他の3女優はいまだに現役なのと違い、いつの間にか消えてしまいました。

また古い日本の景色、住環境など貴重です。(2016年鑑賞)

「ザ・タワー 超高層ビル大火災」 2012 韓国 原題:THE TOWER  監督:キム・ジフン 主演:ソル・ギョング、ソン・イェジン

地上108階建て、6000人の居住者と巨大な商業施設を擁する超高層複合ビル"タワースカイ"で働くデホは、男手ひとつで育ててきた一人娘のハナと楽しいクリスマスイブを過ごす約束。"伝説の消防士"の異名を持つカン・ヨンギ隊長は休暇をもらい、結婚後初のクリスマスを祝うためケーキを用意する。が、タワースカイの上層階で大火災が発生。「タワーリングインフェルノ」のリメイク版?ここまでソウルがハイテクの都市になったのかと見せつけます。が、そんなことより自己滅私、犠牲のヨンギ隊長に涙します。

「殺人の告白」 2012 韓国 CONFESSION OF MURDER 監督:チョン・ビョンギル 主演:チョン・ジェヨン、パク・シフ

1990年、女性ばかりを狙った連続殺人事件が発生。捜査を担当するチェ刑事は、あと一歩のところで犯人を捕り逃し、顔に切り傷を負う。やがて事件から15年が経過し、時効が成立。その2年後、法で裁かれることのなくなった犯人イ・ドゥソクが、事件を詳細に記した告白本を出版。その美しい容姿人気者となり、本はバカ売れ。彼はほんとうに犯人なのか。そしてテレビの公開番組にJという男から自分こそが犯人だという連絡が入ります。犯人はどちら?そして結末は?と言いたいところですが、カーアクション半端なくお金を使っています。そしてパク・シフの美青年ぶりを楽しむ映画です。

「殺人の追憶」 2003

韓国で500万人以上の観覧したというヒット作。実際にあった連続殺人事件をめぐる刑事ドラマ。ちょっと前までは韓国が軍事政権国家だったよなあと思い出しました。そんなことを考えると若者の3年?の徴兵制度も納得です。韓国では「踊る大走査線」を超えるヒット作だったとか。黄金色の稲の実った田んぼの田舎の風景から始まって、終わりました。

「サード・パーソン」 2013年 イギリス/アメリカ/ドイツ/ベルギー 原題:THIRD PERSON 監督:ポール・ハギス 出演:リーアム・ニーソン、ミラ・クニス、エイドリアン・ブロディ

パリの一流ホテル。新作の執筆のためスイートルームにこもるピュリッツァー賞作家マイケルは、妻と別れたと言い作家志望のアンナとの不倫。ローマのバー。いかがわしいアメリカ人ビジネスマンのスコットは、エキゾチックな美女モニカに目を奪われ、誘拐された娘の身代金を紛失したという彼女に手をさしのべます。NY、元女優のジュリアは、息子の親権を巡って別れた夫と係争中。クリーニングの袋が原因で息子は今は父親のところに引き取られ、会うこともままならず、仕事も続かず、高級ホテルで客室係として働き始めます。そのホテルにはマイケルが泊まっており、ジュリアの弁護士はスコットの元妻?その子供はプールで溺死?マイケルの子どもも亡くなっている?ホテルで繰り広げられる人間模様。マイケル、ネタ不足からプライベートの会話書き取り、私生活暴露話って原作者の苦悩かしら。

「サッド・ムービー」 The Sad Movie 韓国 2005
「頭の中の消しゴム」でかっこよかったチョン・ウソンが消防士とアナウンサーとの恋。そのアナウンサーの妹は遊園地で着ぐるみのバイトをしており、彼女と絵描きの恋。キャリア・ウーマンとして忙しく働く母親と息子。スーパーのレジで働く女性と、「別れさせ屋」の商売をする男性との恋。サッド・ムービーというタイトルからして、うまくいかない話ばかり。

「サニー 永遠の仲間たち」 2011 韓国 Sunny

夫と高校生の娘、何不自由ない日々を送るナミ、は義母の見舞いに行った病院で高校時代の親友チュナの名札を見つける。そしてナミの高校時代へ。田舎からソウルに引っ越してきたナミ。ばかにされていたナミをグループに引き入れたのがチュナ。そこから楽しい高校生活へ。サニーはグループ名。ださいファッションの当時、そして現在は洗練され。他学校のグループとの争い、初恋。そして今チュナはガンで余命2ヵ月と。グループメンバーを探しがはじまる。ナミは松嶋奈々子似。当時の洋楽ヒットパレード。学生時代は黄金そのもの。

「ザ・ノース 北極の宿命」 Far North イギリス・フランス 2007

北極圏で孤独に暮らす母・サイヴァと娘・アーニャ。ある日、サイヴァは浜辺に倒れていた男・ロキを助け、3人は共に生活するようになる。ふたりの暮らしに男が加わることで平衡が崩れる。急にきゃあきゃあ言い出す娘。生まれた時から呪いを生みだすとシャーマンに言われ、人里離れた暮らしを余儀なくされてきたサイヴァは、結局、娘までも手をかけてしまう…。さすが、呪われた女。

「サバイビング・モロッコ」 2011 ベルギー/フランス/モロッコ/ドイツ/アラブ首長国連邦 Death for Sale

モロッコの、世界遺産に登録されたテトゥアン。コソ泥ばかり働く3人組。その中のひとりは愛する女性を救おうと、仲間たちと宝飾店強盗することになります。男ってばか。

「砂漠でサーモン・フィッシング」 2011 イギリス 原題 SALMON FISHING IN THE YEMEN 監督:ラッセ・ハルストレム 出演:ユアン・マクレガー、エミリー・ブラント

英国の水産学者ジョーンズ博士のもとに、イエメンの大富豪から砂漠の国イエメンで鮭釣りがしたいという依頼が舞い込む。しかしあまりにも荒唐無稽な話に、ジョーンズは仲介者である投資コンサルタントのハリエットへ"実現は不可能"とつれない返事。ところが、中東との関係改善を模索する英国政府がこれを支援事業と位置づけ、渋々ながらもプロジェクトに参加するハメになるジョーンズだったが…。

「サハラ、熱砂の愛」 2009 フランス Le Dernier Vol

彼の飛行機がサハラ砂漠で不明になり 、同じく飛行士の女性が探す。決して遭難した時は飛行機から離れないという約束をしていたので、上空を飛ぶが、見つからず。 サハラ砂漠では部族とフランス兵とのせめぎ合いがあったり、暴風があって、飛行機が壊れ、ラクダに乗って砂漠を探しにいくのだけれど、ただ彷徨うばかり。という、日本で公開もDVD化されなかったのも当然。サハラ砂漠の映像を見たい人はどうぞ。

「ザ・ビーチ」 1999年 製作国:アメリカ 原題:THE BEACH 監督:ダニー・ボイル 出演:レオナルド・ディカプリオ、ティルダ・スウィントン

自由を求めて未開の地へ冒険する主人公を通し、現実感を喪失した現代のリアルな若者像を浮き彫りにしてゆく。刺激を求めてタイのバンコクへとやって来たリチャードは、地上の楽園と呼ばれる伝説の孤島の話を聞くが、その話し手は死に、地図を受け取る。隣室のフランス人カップルを誘い、島に向かう。美しいビーチには旅行者から成るコミュニティ。招かざる客なのかどうにかグループに入れてもらうのだが。秘密の楽園のため多言無用。病気、けがをしても自力で治すしかない。リチャードが島に向かう途中ふと地図のコピーを渡したために、数人が島に渡ってきて、コミュニティが綻びはじめる。またもやディカプリオのいっちゃった表情もあり。ティルダ・スウィントンの支配顔あり。ロケ地はタイのピピ島だったのですね。

「ザ・ファイター」 2010

実在のプロボクサー、ミッキー・ウォードの半生を映画化。寂れた労働者街に生まれたミッキーは、かつての名ボクサーである兄・ディッキーをコーチに迎え、二人三脚で世界の頂点を目指す。家族のだめ軍団たちはステレオタイプで 弟をだめにしていく。姉妹は映画では見かけないブスタイプ。這い上がろうと恋人、トレーナーに支えられて勝ち進んでいく。が、出所した兄は当然のように弟の元に行く。そして、一悶着。おにいちゃん、やっちゃったよ。はっきりいうものの甘い言葉もかける弟に恋人も怒って去っていく。おにいちゃん、このまままた薬の世界に行ってしまうのか…。が、向かった先は恋人の家。弟のために恋人を説得する。おすすめです。

「ザ・フォース」 2011 フランス/ベルー  原題:DE FORCE

強盗グループの鎮圧を任された捜査官・クララ(久しぶりのイザベル・アジャーニ)は、服役中の闇社会の大物・マカロフに協力を要請するも断られ、無理やり脱獄させます。そしてねじ伏せられ、手伝うことに。それからクララとマカロフは関係をもったり、クララの息子がぐれるのをマカロフに救わせたりとあらら公私混同状態。クララの息子が売人に撃たれ瀕死状態になりそんな状態でもクララは捜査の指揮をとり、マカロフの事件現場には、クララの夫が息子を殺した奴はマカロフと勘違いし押しかけてきて。マカロフは何のために生きてきたのでしょうか、それすら考える余裕もないままでした。「復讐は野蛮な裁きである」フランシス・ベーコン

「サマー あの夏の記憶」 2008 イギリス・ドイツ 主演:R・カーライル

思春期の頃とは人生の辛い部分を抱えているもの。特に、学習障害や貧しさで思い通りにならず問題児になるしかなかった少年ショーンとダズのふたりは強い絆で結ばれている。愚行は徐々にエスカレートし、逃げる際、ダズは車にぶつかり、下半身不随、車椅子の生活に。そのあたりの件は後半以降に描かれています。中年時代の今、ダズが余命わずかと宣告され、ショーンは高校時代の自分の彼女ケイティを探します。勉強ができたのに本気で付き合ってくれた彼女。が、時と共に、違い過ぎるふたりは離れていき…。ダズが死んでしまった時のショーンの苦悩。これは友情の物語です。

「ザ・マジック・アワー」 2008
夕日が沈んでいき全て地平線より下に沈んでもまだ全く暗くならないまでのわずかな時間、すべてが美しく見える時間、それがマジックアワー。映画にロマンを追い求める売れない俳優に、追い詰められたやくざが映画撮りと言って演技を求めるが実は組長の前でのやらせ芝居。チョイ役で出ている俳優人が豪華過ぎます。

「ザ・マスター」 201 アメリカ THE MASTER 監督:ポール・トーマス・アンダーソン 出演:ホアキン・フェニックス、フィリップ・シーモア・ホフマン、エイミー・アダムス

第二次大戦終結後、帰還兵のフレディは、精神を病み、トラブルを繰り返しています。ある日、酒に酔ったフレディは、港に停泊中の船にこっそり乗り込み、"ザ・コーズ"という新興団体を率いる"マスター"の前に引き出されます。マスターはフレディを歓迎し、フレディ自家製の酒を作るよう頼みます。その後、フレディはマスターと行動を共にし、宗教団体のマスターに心酔かのようにはまっていきます。出征していた時に手紙を送ってくれた少女に会いに行き、結婚の約束をし、それを糧にしていたあたり、マスターの尋問で明らかになっていきます。新興宗教と戦争、これが絡むとどうなるのか。新興宗教は救いになるわけもなく。マスターの妻がしっかりしています。

「さまよう刃」 2009 監督:益子昌一

原作東野圭吾、小説で読むほうがおもしろい。最後、ライフルに銃弾が入っていなかったのも。小説もそうだったか。そして致命傷を与えなくても。

「SOMEWHERE」 2010 監督 ソフィア・コッポラ

エンディング???それは自分の話だからはっきりしたものではないのでしょう。11才の短い時期、父と暮らす。その頃の父といえば、モデル、タレントたちが定宿とするホテルで生活。ルームサービスで材料を頼み、父のために料理を作る娘。(その後、父は自炊もどきをして、自分ひとりなのに大量のスパゲッティを茹で、さびしく食べている。)父親(役柄では俳優)はもちろんセレブで、イタリアの映画祭に招待されれば空港から警察の護衛の車が何台も付く。娘をキャンプに送っていくとなればヘリコプター。離れる娘に「いっしょにいてやれなくてごめん。」と謝る。娘はヘリコプターの音で聴き取れないながらも納得して去る。きれいなのはプールの水中の映像。水中で二人がお茶を飲むシーンを演じる。カジノに行けば、父は娘にギャンブルの仕方を教える。娘のいる間でも派手な女性の交友関係。虚無感に囚われる父、そんな父親の寂しさを同業となった娘は理解しているということなのか。甘くほろ苦い。映像がきれい。

「サムソンとデリラ」2009年 製作国:オーストラリア 原題:SAMSON AND DELILAH 監督:ワーウィック・ソントン 出演:ローワン・マクナマラ、マリッサ・ギブソン、スコット・ソーントン

アボリジニの村、家とは壁をくっつけただけのようなもの?それでもって外側で寝泊まりする祖母と娘。絵を描いて暮らしている。気を引こうとしているサムソン。布団を持ってきて寝食を共にするようになります。祖母はお婿さんがやってきたと喜んでいます。すぐ祖女が亡くなり、近所の女性たちにリンチを受けるデリラ。ふたりは都会に出ます。が、もともとお金を持っていないふたりはホームレスになるしかなく、あいかわらずガソリン中毒のサムソン、そして、祖母の絵が2万2千ドルで売られていることを知り、自らも描くも売れるはずなく。サムソンは聾唖者らしい。デリラの危機にも気付かず…、やがてデリラもガソリン中毒になって、どうなるの、と心配してしまいます。ハッピーエンド。

「SAYURI」 アメリカ
この映画の海外での評判はどんなものなのでしょうか?部分的に日本語が入るもののほとんど英語。チャンツィーが「お姐さん」「こんばんは」「ありがとうございます」と日本語を稀に使っていました。役所広司が発する「さゆり」は日本語のアクセントだけれど他の人たちは「さゆ〜り」と言っていました。女優も中国、マレーシア出身ばかり。きっとこれは日本で製作するべきだった映画かもしれません。映画化版権は高くて無理だろうけれど。右の写真でもわかるように、彼女の額にはうぶげがあってその下から白塗りしていたけれどそんなものなのかなあ。上映時間は2時間半近くあって、それでも原作よりはかなりはしょられていてラストが物足りなかったです。というか原作で恋の行方を知っていたからか。
近くの席にいたカップルの男、ずっとずぅっと柿の種を食べてて、せっかくのロマンチックな映画が音と臭いにつぶされました。プン。

「さよなら、アドルフ」 2012 オーストラリア/ドイツ/イギリス 原題:LORE 監督:ケイト・ショートランド

1945年春、ナチス親衛隊の高官を父に持つ14歳の少女ローレ。ナチス・ドイツの勝利を信じていた彼女は、アドルフ・ヒトラー総統が亡くなったという母の言葉にショックを受け混乱する。やがて両親は連合軍に拘束、出頭し、彼女は幼い4人の弟妹たちと900キロも離れた祖母の家を目指します。野宿、検問。いつからか後をついてくる青年に助けられ、いっしょに移動するようになりますが、生年トーマスの身分証には黄色い星印があり、毛嫌いするローレ、一方頼りにする弟妹たち。道中ホロコーストの事実を知るローレ。父の写真、新聞の切り抜きを土に埋めます。葛藤。やがて、ローレもすがるようになるのですが、身分証を失くしたトーマスは一行から離れていきます。弟のひとりが繋ぎとめるために抜き取っていたのですが。そしてやっとたどり着いた祖母の家。優しい祖母像とは真逆の祖母。食事の行儀が悪いと弟を叱りつけられ、ローレの行動。そして母の大切にしていた陶器の飾りことごとくをヒールで…。雄弁です。

ナチの愛した青い瞳が象徴的です。

「サヨナライツカ」 2009

大好きな西島秀俊のラブストーリー。だけど25年後みんなの老け顔には参る。どうして良妻(石田ゆり子)は浮気を見破る力が長けているのだろう。そして、いい加減うんざりしているのかと思いきや西島くんはまだ中山美穂を嫌にならないでいるのか、それならどうしてうんと好きなほうと結婚しないのか。女は自由奔放なくせにこの恋には真剣なのか。が、問題は中山美穂が色っぽくないこと。かまととぶること。本人のせい、プラス原作者が夫だから貞淑ムードがでてしまうのか。

「さよなら。いつかわかること」 2007 アメリカ GRACE IS GONE

主演ジョン・キューザック。イラク戦争があるアメリカ人家族にもたらした悲劇。シカゴのホームセンターで働くスタンレー(ジョン・キューザック)は娘ふたりと暮らし、悩み告白の回に通っている。なんだろう。出征した夫を思いながら赤裸々なさびしい話を打ち明ける妻たち。あなたも、と言われそんな恥ずかしい話はできるかいとばかり、不在の妻の話をさらりと語る。そして、ある朝、家に上官がふたりやってくる。まさか…。イラクに出征中の妻グレイスの戦死の報が伝えられる。スタンレーは、12歳の長女ハイディと8歳の次女ドーンにその事実を伝えることができず、彼女たちを車に乗せ、ドーンが行きたがっていたフロリダの遊園地を目指して突然の家族旅行を始める。学校をさぼっていいの、と心配する娘たち、家に電話し、留守電の妻の声を繰り返し聞く夫。こんなふうに母親が兵士として戦場に向かい取り残された父子を描いているのだが、なぜか悲痛さは伝わらず。ジョン・キューザックがぽっちゃりしている。

「さよなら渓谷」 2013年 原作:吉田修一 監督:大森立嗣

尾崎俊介と妻・かなこが暮らす緑豊かな渓谷で、ある日幼児殺害事件が起こり、実母が実行犯として逮捕され、かなこの通報により共犯者として俊介に嫌疑が掛けられるます。真実を追う記者は、やがてこの夫婦がレイプ犯とその被害者であることに気付きます。不幸になるためにいっしょに暮らすふたり、やがて幸せになりそうだからと去るかなこ。ロケ地がきれいです。

「さよなら、さよならハリウッド」 Hollywood Ending
ウッディ・アレンの監督、主演です。自分の話をそのまま、なんでこんなに意気地がない役どころを眠気と戦いながら見ました。最後の「フランスという国が存在してよかった。」というセリフだけ受けました。

「さよならの微笑み」 1975 フランス Cousin cousine

浮気を繰り返す夫をもつマルト、じゃじゃ馬の妻をもつルドヴィクが親戚の結婚式で出会い、公然と恋仲に。ルドヴィク妻の衣装がかわいい。狂言自殺をしようとして、でもその前に口紅をさし、リストカットの剃刀が痛いと放る。マルトの全身タトゥペイントごっこ、無邪気。ノエルでのシースルーブラウス。ちゃらけた映画音楽、耳から離れず。

「さよならは言わないで」 1986 EVERY TIME WE SAY GOODBYE  監督:モーシェ・ミズラヒ 出演:トム・ハンクス

第二次大戦中のイスラエル。戦闘で負傷したアメリカ人空軍大尉はそこで美しいユダヤ人娘と恋に落ちる。が、彼女の両親は交際を許さず。それでも、忍び逢い互いの心を深めてゆく二人。そんな中、彼がエジプトに派遣されることになってしまいお別れ。WW2ではイスラエルに米軍は駐留していたのか、そしてさらにエジプトにも出撃していたのか。

「SARAH サラ」 2014年 製作国: インドネシア 原題: GUARDIAN  監督:ヘルフィ・カルディット 出演:サラ・サンガン・カーター

夫を亡くし、娘・マルシャと暮らす武術インストラクターのサラ。ある日突然、家を襲撃され、脱出するが、常に命を狙われます。遡って、マルシャの父親も殺されていて。さらにマルシャの実の母が獄中からマルシャを助けに来たりして、どんな背後関係とおもうけれど、結局、格闘シーンを見せたいためのような映画でした。

「サラエボ、希望の街角」 2010 ボスニア・ヘルツェゴビナ・オーストリア・ドイツ・クロアチア

あの内戦はもう過去のようでまだ過去ではない。サラエボで客室乗務員として働く女性ルナと恋人のアマル。ある日、飲酒が原因で空港管制官の仕事を停職になったアマルは、偶然再会した戦友の紹介の仕事、湖近くのキャンプ(イスラム原理主義)にパソコンインストラクターとして長期出張し、すっかりイスラム教にのめり込むようになる。厳しい戒律にルナは辟易。一方、戦争前に住んでいた家を訪ねるシーン。両親はこの家の前で殺され、家を売り、移動。祖母が樹が切られていなければ満開だろうと言っていたバラは見当たらず、泣き崩れるルナに、今住んでいる女の子が不思議がる。不妊治療をしていたルナとアマル。もうアマルとは無理だと思ったルナは治療を断るのだが、別れようとしたとたん妊娠していることが判明。戻ってほしいというアマルに、「あなたこそ戻って。」と言うルナ。そうだよね、変わったのはアマルなのだから。ルナは母親としてのたくましい顔つきに。

「サラエボの花」 2006 Grbavica ボスニア・ヘルツェゴビナ・オーストラリア・ドイツ・クロアチア

ボスニア・ヘルツェゴヴィナの首都サラエボのグルバヴィッツァ地区。女性たちの集団セラピーに通いながら12歳の娘サラと2人で暮らしているシングルマザーのエスマ。生活は苦しく、子どもがいることを隠してナイトクラブで深夜まで働く。一方、父がシャヒード(殉教者)であることを誇りに思っている活発な少女サラは、修学旅行を楽しみにしており、父親がシャヒードである証明書を出せば旅行代金は無料になる。サラは証明書を用意するよう母に頼むが、だらだらと用意せず、金の工面に必死。サラは母に父はどんな人、どこが似ていると問いただす。このあたりで秘密があると気付きます。愛している娘、でもそれは戦時中相手兵士にレイプされた結果。妊娠を恨み、妊娠後もレイプされ続けたエスマ。母娘にはここから深い絆が育っていくはず。

「沙羅双樹」 2003 監督:河瀬直美

なんとなく奈良の緑いっぱいの画面が見たくなった。建物が京都の町屋のように入り口を入ると奥へ奥へと続く。最初の場面は、中から表に二人の男の子が遊びながら出て行って町を走り回る。ふと気が付くと、先に走っていった子が消えている。そして中学生になった男の子が登場。どうも家庭に子どもはその子だけ…。ということは、あの子はあのまま?そしてお腹の大きな母親。夏祭りの様子(外国人受けするような?)やガールフレンドが実は母だと思っていた人は父の妹だと告げられたり、そして母親の自宅出産を家族、その母子が取り囲む中行われ、男の子は自然と涙がでてきたり。

「サラの鍵」 2010年 フランス ELLE S'APPELAIT SARAH=She called her Sarah

1942年ナチス占領下のフランス、パリ、マレ地区のユダヤ人一斉検挙から収容所送りの様子と、現代マレ地区の同じアパートを改装する様子から、そのアパートの以前の持ち主を探すアメリカ人女性ジャーナリストの今を混ぜながら、当時そこで暮らしていたサラの一生を追っていく。

サラは今?がとても気にかかります。とてもかわいい弟思いのサラ。が、当然、家族がばらばらになり、捕えられた過去は彼女に影を落とします。遠くを見つめていたサラ。彼女の足跡を追いかけるジャーナリスト。真実を明らかにすることがよいこととしています。女性は本能なのか命をつないでいくことにひとすじの希望あり。

「さらば、我が愛 さらば、わが愛 覇王別姫」  香港 1993 FAREWELL TO MY CONCUBINE 監督:チェン・カイコー

 172分遊廓の母に捨てられ、京劇の養成所に入れられた小豆は淫売の子といじめられるが、辛い修行の中、彼を助ける石頭。やがて成長した二人は、それぞれ“程蝶衣”、“段小樓”と名を変え、京劇界きってのスターとなる。清朝末から日本統治時代、国民党が台湾に逃げ、共産党政権樹立、文化大革命という時代の流れの中、京劇役者の彼らの運命。段小樓への思いが叶わず、アヘンに逃げる程蝶衣。自己批判、お互いを告発、罵り合う彼らと段小樓の妻コン・リーの三人。レスリー・チャン演ずる程蝶衣がいじらしく美しい。

「サルサ!」 1999年 フランス/スペイン 原題:SALSA! 監督:ジョイス・シャルマン・ブニュエル 出演:ヴァンサン・ルクール、エステバン・ソクラテス・コバス・プエンテ

若き天才クラシックピアニスト、レミは、ショパンを捨て、情熱の音楽サルサを選ぶ。が、パリのラテンバンドが望んでいるのは本物のキューバ人。レミは自分の肌を茶色に塗り替え、伝説のキューバ人作曲家ベレートのもと、閉鎖寸前のキューバ・バーでサルサのダンスレッスンを始める。そこにシャイなパリジェンヌ、ナタリーが来るのだが、なぜか豹変し、ダンスの達人に。レミが真実をはkkりさせなかったり、ナタリーの出自が実は曰く付きだったりしてどたばたします。

「サルトルとボーヴォワール 哲学と愛」 2006 Les Amants du Flore

サルトルとボーヴォワールといえば結婚という契約にとらわれず、自由恋愛延長の完璧カップルと思っていましたが、この映画の描くところは、ボーヴォワールがいるのに他の女と結婚するサルトル、それに振り回されるボーヴォワールの姿。サルトルのテーマ音楽のようにジャズ。

「サルバドールの朝」 2006 スペイン SALVADOR

1970年代初頭、フランコ独裁政権下のスペイン。自由を愛し正義感にあふれた青年サルバドール・ブッチ・アンティックは、世の中を変えたいという純粋な気持ちから無政府主義グループに参加、反体制活動に関わる。それは特別なことをすることでもないようなありきたりの行動。そして、活動資金を得るために仲間と銀行強盗を繰り返す。やがて警察に追い詰められた彼は、激しい銃撃戦に巻き込まれ、若い警官を射殺し、投獄される。看守との不思議な友情。そして死刑判決。執行まで、弁護士、仲間たちが撤回のため躍起に走り回り、妹たちはサルバドールと時を共にする。

「ザ・レッジ 12時の死刑台」 2011 アメリカ

ある男、自殺するようなタイプではないのに高いビルの屋上に立つ。説得にあたる警察官は、自分は先天的に不妊症であることを知り、すると溺愛の子どもたちは誰の子?という状況の真っ只中。それぞれの過去が映し出されていく中、ぎりぎりになって「自分が飛び降りなければ他の人が死ぬことになる。」と言い放つ。それを選択するにはそれだけの過去。自分を守るために娘を死なせてしまったかもしれないという自責の念に囚われていたから。でも自己犠牲、えっ、これで終しまいという感です。

「山河ノスタルジア」 2015年 製作国:中国/日本/フランス 原題:山河故人/MOUNTAINS MAY DEPART 監督:ジャ・ジャンクー 出演:チャオ タオ、チャン・イー

何も書かなかったら、その後ほとんど思い出せない。中国人の価値観、お金がいちばんなのか、しか。

「サンザシの樹の下で」 2010 中国

70年代初頭の中国。国策の下で派遣された農村に住み込み、実習を行ってきた女子高生・ジンチュウはある日青年・スンと出会い、やがて互いに惹かれ合う。スンがこんなに!というほど優しい。しかし、母親に付き合いを反対され、25才まで会わないことを約束する。そして、スンが入院したという知らせにジンチュウは会いにいく。戦った中国人の戦士の血で花が赤く染まると言い伝えられるサンザシの樹がジンチョウの訪ねる農村にあり、物語の伏線に使われます。見終わった後、悲しくなります。

「サン・ジャックへの道」 2005 フランス Saint Jacques …La Mecque
母の遺言により遺産相続のためにフランスからスペインまでの3週間の巡礼の旅をしなければならなくなった3兄妹。ガイドのもとに9人がひたすら歩く、歩く。考え方も違う彼らが、自分の価値を見いだしていきます。最初ばらばらだった彼らの心がまとまっていきます。スペイン入国時、ガイドから遺言ではここまででよいことになっていると明かされますが、3人はさらに歩き続けます。私の好きな映画です。

「山椒大夫」 1954年 製作国:日本 原作:森鴎外 監督:溝口健二 出演:田中絹代、花柳喜章、香川京子、進藤英太郎、河野秋武、菅井一郎、浪花千栄子

平安時代末期、農民を救うため将軍にたてついた平正氏が左遷された。妻の玉木、娘の安寿と息子の厨子王は越後を旅している途中、人買いにだまされ離ればなれになってしまう。玉木は佐渡に、安寿と厨子王は丹後の山椒大夫に奴婢として売られる。兄妹ははそれから十年もの間、奴婢としての生活を続けるが、ついに意を決して逃げ出すことに。が、追っ手に迫られ、安寿は厨子王を逃すため池に身を投げる。厨子王は都にたどり着き、召喚され、家族を探すが、生き残っていたのは目も見えなくなった年老いた母だけ。山椒大夫は血も涙もない豪族で、安寿と厨子王のほうがなじみがある。オール白黒。

「サンタクロースになった少年」 2007 フィンランド Christmas Story

サンタクロース誕生の秘密を描いた心温まるドラマ。クリスマスの日に、両親、妹が出かけ、その間、妹のプレゼントを彫るニコラス。時計の針がこうなったら戻るから…と言ったのに、戻らず。そして村人たちが、彼らが氷の下に落ちたらしいと告げにきます。そしてニコラスは6軒の村人に1年交代で世話をしてもらうことに。毎年クリスマスに次の家族に移るニコラスは、世話になった家の子供たちに手作りの玩具を贈っていましたが、7年目、村は飢饉と不漁に見舞われ、引き取り手がいなくなります。十分手伝いしているのだけれど。そこに偏屈なイーサッキがニコラスを引き取ると名乗り出ます。えーっ、大丈夫?と思いますが、彼を木工職人として叩き上げていきます。イーサッキはニコラスに心を許していき、やっと自分の家を見つけるニコラス。ニコラスはずっと村人たちにクリスマスプレゼントを続けます。イーサッキは実の息子たちに引き取られ、ニコラスに家と財産を残していき、ニコラスはそれでもっと遠くの村の人たちにもプレゼントを配ることに。が、年を取り、もう今年で止めようとした時、消えて、なぜか空中を飛ぶトナカイとニコラス…。子供向け映画だったのかな。

「サンドラの週末」 2014 ベルギー DEUX JOURS, UNE NUIT 監督:ジャン=ピエール・ダルデンヌリュック・ダルデンヌ 主演:マリオン・コティヤール

休職していたサンドラ(マリオン・コティヤール)は、金曜日、ボーナス支給のため一人のクビを切らなくてはならないと解雇を通告されると同僚から電話で知らされる。そのまま会社に向かい、同僚の社長への押し切りで、週明け月曜に、職員たちが投票を行い、サンドラのためボーナス返上を受け入れるかどうか投票を行うことの了解を取りつけます。者が半分以上になればクビを回避できるという。そんなわけでその週末、サンドラは同僚たちの説得するためそれぞれの家庭を訪ね、説得することになります。 サンドラが何の病気で休職していたのかはっきりわかりませんが、うつ病?そんな状態であればなおさら過酷な状況です。すぐ泣き出し、すぐ薬を飲み、それでも状況を打開しようと立ち向かいます。サンドラが訪ねたことで、親子げんか、夫婦げんかが勃発します。それでもサンドラが負けないのは頼りになる夫がいるから、味方になってくれる同僚がいるから。週末後、たくましくなったサンドラがいます。

「サンバ」 2014 フランス 原題: SAMBA 監督: エリック・トレダノ、リヴィエ・ナカシュ 原作: デルフィーヌ・クラン 出演: オマール・シー、シャルロット・ゲンズブール

ビザの失効によって国外退去を命じられた青年・サンバと、彼の屈託のない笑顔に引き寄せられる、人種も境遇も全く異なる人たちとの心温まる触れ合い。「最強のふたり」の監督と主演が再びタッグを組んだとか。苦境にあってもほほえみのオマール・シーの陽気さ、燃え尽き症候群の女性が惹かれていくのもあり?

「霜花店(サンファジョム)運命、その愛」 2008 A Frozen Flower 韓国

高麗時代末期の宮中を舞台に、3人の男女がたどる危険な愛の行方を描いた歴史ロマン。

高麗王は、男の子で構成する乾龍隊を結成。世継ぎを巡り騒動が勃発寸前。女性を愛せない王は愛する隊長・ホンニムに、王妃を身ごもらせるよう命じられてしまいますが、ホンニムと王妃はお互い本気になってしまう…。三角関係です。ホンニムと王との愛はどうなるのか…。「一度でも私を愛したことはあるのか。」と問う王、「一度もありません。」と答えるホンニム。辛過ぎます。最後の最後のシーン、王の描いた絵の通りの画像にほっとします。そして何より、歴史物のチョ・インソン、さっぱり顔、かっこよいです。濡れ場多く、がんばっています。

「散歩する惑星」 2000

よくわかない映画。

「三里塚に生きる」 2014 監督:大津幸四郎、代島治彦

1960年代にスタートした成田空港建設反対闘争。1966年、政府は農村地帯の千葉県成田市三里塚に空港を建設することを正式に閣議決定。それ以来、現在もなお闘争を続ける人たち、また、三里塚に暮らす農民をはじめとするこの活動によって人生をゆがめられた人たちが、その長い闘いを語る。

闘争に参加した農民たち、第一次強制執行、第二次…と農民たちはのっぴきならない状態に追い込まれ、分断され、立ち退きを余儀なくされます。一反(300坪)が2000万で取り引きされたという。それで豪邸一軒建てた人たち。衝突で自衛隊側に死者が出て、それに反応するかのように自殺する青年行動隊リーダー。そして仇討ちという名目が加わります。今なお畑の上を低空で飛ぶ飛行機。彼らの抱えてきた苦悩。そして40年相も変わらず一坪ぼろやに住み続ける支援者がいて。成田空港建設で人生を変えられた人々の歴史があります。

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