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「ダイアナ」 2013 イギリス 原題:DIANA 監督:オリヴァー・ヒルシュビーゲル 主演:ナオミ・ワッツ

1995年、ダイアナは、チャールズ皇太子との結婚生活が破綻し、別居中。2人の王子とも離れて暮らす孤独な日々。ある日、心臓外科医のパキスタン人ハスナット・カーンと出会い、接近します。イスラム教の戒律、パキスタンの大家族に打ち解けようとするダイアナですが、全世界が注目するダイアナとの住む世界は違い過ぎ、ハスナットは引きがちになり溝ができ始めます。すがるダイアナが選んだ道はエジプト人大富豪のドディと付き合いやきもちを妬かせること。という話に作り上げられています。そしてあの悲劇に向かっていきます。最期のシーンはなし。

ハスナットがおそらくダイアナの死を知らせる電話を受ける前に悪夢を見、受話器を取り上げるシーン、窓の外では、たくさんのアパートメントの窓の電気が瞬く間に点きはじめます。ダイアナ、英国皇太子妃となった瞬間から一般人には戻れない運命、ナオミ・ワッツは上目遣いの目線、話し方、よくまねています。皇太子妃の条件のひとつ、長身であることだったとか。

「ダイアナ・ヴリーランド 伝説のファッショニスタ」 アメリカ 2011 Diana Vreeland: The Eye has to Travel

伝説のファッショニスタ、ダイアナ・ ヴリーランド(1903-1989)のセルフ・プロデュースの自伝。母親から「妹は美人なのにあなたは…。」と言われて育ちます。女性が働くことは貧しさゆえを塗り替えます。お金は必需品と言い、お金がなくなったからと働き出す。夫となる人に一目惚れ。ファッション雑誌の編集に携わり、比類なき独自のセンスでトップに。原石の中から名だたるモデルを見出いだします。息子、孫たちが登場し、家族としての彼女を回想するシーンも。

「タイガー伝説のスパイ」 2012 印 原題:EK THA TIGER

本国インドで2012年の興行成績第1位、歴代で2位となる大ヒットを記録したスパイ・アクション大作。主演:「ミモラ −心のままに−」のサルマーン・カーン、共演:カトリーナ・カイフ 監督カビール・カーン

インドの諜報局RAWの凄腕スパイ"タイガー"。敵国パキスタンに寝返った元同僚を鮮やかに始末した彼は、休む暇なく新たなミッションでアイルランドのダブリンへ。そこで、生まれて初めての恋に落ちてしまいます。それが対立するパキスタンのスパイ。踊り、歌のインド映画からプラスアクション。インド人女性きれいですが、現代的ミニスカートになるとださくなります。そして主演のサルマーン・カーン、見た目ビリー・ジョエルみたいです。

「第3の愛」 2016年 製作国:中国 原題:第三種愛情/THE THIRD WAY OF LOVE 監督:イ・ジェハン 出演:ソン・スンホン、モン・ジア

韓流トップスター、ソン・スンホンが中国映画界に初進出したラブストーリー。愛を知らない御曹司と、愛に臆病なキャリアウーマン。奇跡に導かれるように出会ったふたりの運命の行方を描く。監督は『私の頭の中の消しゴム』のイ・ジェハン。

シンデレラストーリー?しばらく後で感想を書こうとしたらほとんど覚えておらず。

「第三夫人と髪飾り」 2018年 製作国:ベトナム 原題:THE THIRD WIFE 監督:アッシュ・メイフェア 出演:トラン・ヌー・イェン・ケー、マイ・トゥー・フオン、グエン・フオン・チャー・ミー、グエン・ニュー・クイン

ベトナムの秘境に語り継がれてきたある一族の物語。19世紀の北ベトナム。14歳のメイは、絹の里を治める大地主の下に3番目の妻として嫁いで来た。一族には既に第1夫人の息子・ソンがいたが、第3夫人のメイにはさらなる世継ぎの誕生が期待されていた。

「体脂肪計タニタの社員食堂」2013 

世界で初めて体脂肪計を開発した健康機器メーカーのタニタ。社長・谷田卯之助(草刈正雄)はやり手だが、二代目副社長の幸之助(浜野謙太)は気弱でなんとも頼りない。健康機器メーカーなのに幸之助をはじめ社員は肥満気味な者が多く、モニターからの評判もあまりよくない。ある日卯之助が病に倒れ、幸之助に新商品発表会をプランニングするという大役がまわってくる。窮地に立った幸之助は、社員がダイエットをしてその経過発表をするというキャンペーンを発案。高校時代の同級生でかつてはふくよかだった栄養士の菜々子(優香)を呼び寄せ、体脂肪率40%を超える社員を中心に社運を賭けたダイエット・プロジェクトを開始させる。さっそく社員食堂のメニューをヘルシーなものにするが、肥満体型の社員にとってダイエットは辛いものだった。挫折しそうな社員を菜々子は懸命に励ますが、果てには暴走する者も現れてしまう。次々に発生する問題と格闘しているうちに、新商品発表会は近づいてくる……。

「大樹のうた」 1958年 製作国:インド 原題:APUR SANSAR 監督:サタジット・レイ 出演:ショウミットロ・チャタージ、シャルミラ・タゴール

「大地のうた」、「大河のうた」に続く三部作の完結編。肉親を失ったオプーは、作家としての道を志す。日銭を稼ぐ貧しい毎日にも関わらず、彼は美しい従妹と幸福な結婚生活を送っていた。やがて彼女は身ごもり、出産のために里帰りする。ところが彼のもとに届いたのは、難産のために彼女が死亡したという便りだった。オプーは息子にも会わず、一人放浪の旅に出る……。

「大脱走」 1963 アメリカ 出演:スティーブ・マックィーン、ジェームス・ガーナー、リチャード・アッテンボロー、ジェームズ・コバーン、チャールズ・ブロンソン、デビッド・マッカラム、ドナルド・プレザンス、ジェームズ・ドナルド

「タイタニック」 1997年 製作国:アメリカ 原題:TITANIC 監督:ジェームズ・キャメロン 出演:レオナルド・ディカプリオ、ケイト・ウィンスレット

1912年、イギリスのサウザンプトン港から豪華客船タイタニックが処女航海に出発した。新天地アメリカに夢を抱く画家志望の青年ジャックは上流階級の娘ローズと運命的な出会いを果たし、二人は互いに惹かれ合う。そこにはローズの婚約者である資産家キャルや、保守的なローズの母親などの障害が横たわるが、若い二人はそれを超えて強い絆で結ばれていく。しかし、航海半ばの4月14日、タイタニック号は氷山と接触。船は刻一刻とその巨体を冷たい海の中へと沈め始めていた。

2018年元旦BSプレミアムでやっていてもう何回目だろう。ディカプリオ、軽いヤツだと勘違いしていた。

「タイタニック 隠された真実」 イギリス ドラマ 2012

タイタニック号の沈没から100年を迎えた本年、英国ドラマ史上最大級の製作費がつぎ込まれ放送された大作。脚本はアカデミー賞脚本賞受賞のジュリアン・フェロウズ。 ヒュー・マントン伯爵は婦人参政権を求めるデモに参加して逮捕された娘に手を焼いており、妻ルイーザとの米国旅行に娘を同行させようと、タイタニック号の一等船室を確保していた。彼らの他にも多くの貴族や富豪、二等船室のバトレー夫妻、船の工事責任者に抜てきされ三等切符を手に入れたジム・マロニーなど、さまざまな人が乗船していた。それぞれ船旅を楽しむ一方で、階級や身分の違いから衝突や問題が生じていた。

前編、後編あり、長いです。イギリス人が多く、映画とは雰囲気が異なります。救命ボートに乗り込み、その後の沈没、船から飛び込む人々の生死。とても寒いはずなのに、吐く息の白さは見えず、臨場感はない。テレビで観たためか私、真剣度なし。

「大地の子」 1995年 NHK
TVドラマですが。
当時話題になっていましたが、山崎豊子の小説を読んだこともあり、11話見ました。やはり、ドラマになると割愛されている部分があったり、日中共同制作ドラマということで小説ほど中国人が悪く描かれなかったりでかなりマイルドになっています。でも、それ以上に仲代達矢の父親の情のある演技(背中が語る)はうまいし、上川隆也の顔は徐々に力強く凛々しく細面になってくるし、育ての父親の大地のような無償愛は深いし、楽しめました。文化大革命後の体制の下でいやな中国人はたくさんいるけれど、陸一心に深い愛情を注ぐ中国人もいて感動します。

「大統領の執事の涙」 2013 LEE DANIELS' THE BUTLER 監督:リー・ダニエルズ

7人の米国大統領に仕えた名もなき執事の生涯、アメリカの現代史を重ねて描きます。ポイントポイントで波乱があり、飽きさせません。

綿花畑の奴隷として生まれたセシル・ゲインズ(フォレスト・ウィテカー)は、農場を抜け出し、見習いからホテルのボーイとなり、やがて大統領の執事にスカウトされます。キューバ危機、ケネディ暗殺、ベトナム戦争などを、ホワイトハウスの黒人の執事として30年にわたり7人の大統領の下で働き続けます。 一方、公民権運動に熱中する息子との確執。 セシルは執事として雇ってくれた白人に感謝するものの、息子は法の下の平等を望みます。そしてある時、息子の正しさに気付き、長年の職を辞します。各大統領とのエピソードもどこまでほんとうなのか、楽しい。坊ちゃん育ちという触れ込みで入ってきたケネディ、黒人がこんなふうに扱われていたとは…と黒人平等を唱えますが暗殺され、失意にくれるセシル。執事たちに取り入ろうとする副大統領時代のニクソン。ハツラツウーマンのレーガン夫人。

ケネディ(ジェームズ・マースデン)、レーガン(アラン・リックマン)、その夫人にジェーン・フォンダ、アイゼンハワー(ロビン・ウィリマムズ)、農場主婦人(ヴァネッサ・レッドグローブ)など有名俳優多数。

「大統領の料理人」 2012 フランス Les Saveurs du Palais 監督:クリスチャン・バンサン

フランソワ・ミッテラン大統領に仕えた、仏官邸史上唯一の女性料理人ダニエル・デルプエシュの実話が基になっています。片田舎のレストランを経営しているオルタンスはエリゼ宮の大統領専属料理人に指名されます。が、風当たりも強く、孤立しながらも、祖母、母に教えられた料理で大統領を満足させていきます。シンプルさが好きだという大統領。やがて栄養士からカロリーのチェック、経理から高額経費のチェックが入り、エリゼ宮を去ることに。映画ではその後務めたという南極大陸の場面を織り交ぜながら進みます。s

 

「ダイバージェント」 2014 アメリカ 原題:DIVERGENT 原作:ベロニカ・ロス 主演:シェイリーン・ウッドリー 監督:ニール・バーガー

近未来。社会は"勇敢"、"高潔"、"平和"、"無欲"、"博学"という5つの共同体に分けられ、人々は16歳になると性格診断によってそのいずれかに強制的に振り分けられます。そして、その5つに該当しないと診断された者は異端者=ダイバージェントと呼ばれ、危険分子として秘密裏に抹殺される運命。16歳になりテストを受けたベアトリスは異端者と診断され、自ら"勇敢"を選び、戦いの場へ。が、"勇敢"は"博学"に支配される兵士、罪のない人々を抹殺することを知り、戦い挑みます。 バトル・ロワイヤルみたいな。

「ダイ・ハード2.0」 2007
ブルース・ウィリス不死身です。ミサイル打ち込まれてもトラックに乗ってる彼は大丈夫。転げ落ちても全然へっちゃら。4.0だから進化しています。サイバーテロにはプログラマーの天才で立ち向かうのです。

「タイピスト!」 2012 フランス POPULAIRE 主演:ロマン・デュリス、デボラ・フワンソワ

監督:レジス・ロワンサル 

1950年代、田舎から都会へ出てきたローズ・パンフィルは、ルイ・エシャールの経営する保険会社に秘書として採用されます。ルイはローズにタイプライター早打ち世界大会への出場を持ちかけます。地方予選であっさり敗退してしまったローズに、ルイは特訓を開始。厳しいトレーニングに耐えたローズは地方大会を一位通過し、パリで行われる世界大会へ。ロマン・デュリスのための映画?

「大停電の夜に」
豊川悦司ひさびさのラブストーリーで見に行きました。大停電になったらどんな物語が生まれるのか、楽しそう。原作は小説「停電の夜に」(ジュンパ・ラヒリ著)からヒントをもらったのかな。大停電がきっかけで壊れそうなカップルがよりを戻すのかどうか、偶然の楽しみを期待してしまいます。
クリスマスイブの日、東京は大停電になって豊川悦司の経営するジャズバー。彼は10年前に別れた女性を待っています。店の前のキャンドルショップの若い女性は彼に気があり、彼にたくさんの蝋燭をプレゼントします。その蝋燭が店中を灯します。
豊川悦司→しゃべり過ぎ。彼に多くを語らせるためにキャンドルショップの若い女性(田畑智子)がオバタリアンの如く根掘り葉掘り訊ねます。
登場人物が多いのですが、こんなカップルはいらないだろうといのがあり過ぎ。もっと主役の恋にしっかり的を絞ったほうがよかった…。話が散漫になってしまってます。
宇津井健と淡島千景が同じ家に住んでいるからどんな関係と思ったら夫婦。それも役柄では宇津井健のほうが6つか7つ年上になっていました。
原田知世がインスタントコーヒーを作って飲むのですが、でかでかとBLENDYの瓶から。あれは興醒めです。作品の価値が半減しました。
「大統領の理髪師」 2005年 韓国
タイトルからいったいどんな話?と借りてきました。
世界第二次戦争後の日本はおおよそ平和でしたがも、韓国では朝鮮戦争、軍事政権下があり、そして今はとりあえずほぼ自由?と激動の近代史。その中の1960-70年代のある理髪師の家族の物語です。
大統領官邸のある町に住む理髪師のソンホは典型的韓国人男性ってこんななのかな、とでもいうべき人物です。たいした野望もなく、強いものには巻かれろタイプ。大統領の理髪師となり、時代の重要場面に立ち会います。ニクソン大統領との接見のところはフォレストガンプ並みの合成です。そんな時代背景の中、ソンホの脳天気さが散りばめられています。
北の兵士が下痢を伴うマルクス病を持ち込み、下痢の症状があったというだけで北の人間と接触があったとなされ厳しい尋問に会い、死刑になってしまうばかげているけれど恐怖政治そのものの状況。大統領の警護長が店に来ている時、ソンホの息子が下痢していることを父に告げにきます。警護長がいる手前そのままにしていることができず彼は交番に息子を連れていきます。その後彼が交番に行ってみると息子はおらず、電気ショックで口を割らされる取調べ室まで連れていかれていました。やっと解放された息子は自力で立てない体に。そこからソンホの顔が急にりりしく変わり息子を背負い針治療師を訪ねる日々が始まります。コメディのようですが、一般人を通してのパンチの効いた社会風刺映画です。

「ダイ・ビューティフル」 2016年 製作国: フィリピン 原題: Die Beautiful 監督: ジュン・ロブレス・ラナ 出演:パオロ・バレステロス、ジョエル・トーレ

トランスジェンダーのトリシャが突然死してしまう。葬儀までの7日間は日替わりで海外セレブメイクをして逝きたいと、生前に語っていたトリシャ。家族は男の姿で葬儀をしようとするが。

フィリピンって日本よりも進んでいる。

「台北ストーリー」 原題:青梅竹馬 Taipei Story 製作年 1985年 製作国 台湾 監督:エドワード・ヤン、ツァイ・チン、ホウ・シャオシエン

「クー嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件」のエドワード・ヤンが、1985年に手がけた2作目となる長編監督作品。親の家業である紡績業を継いだ元野球選手のアリョン。彼の幼なじみで恋人のアジンはアメリカへの移住を考えている。過去の栄光にしがみつく男と過去から逃れようとする女、そして彼らを取り巻く人々の姿が、経済成長の中で変貌する80年代の台北を舞台に描かれる。主人公のアリョン役には製作と脚本も担当したヤンの盟友ホウ・シャオシェン。アジン役に当時のヤンの妻であった人気歌手ツァイ・チン。ウー・ニェンチェン、クー・イーチェンら台湾の映画作家たちが俳優として出演し、ホウ作品の脚本を数多く手がけるチュウ・ティエンウェンが共同脚本を担当。日本では長らく劇場未公開だったが、エドワード・ヤン生誕70年、没後10年となる2017年に、4Kデジタルリストア版で劇場初公開が実現。16年の第17回東京フィルメックスでも上映された。

何も覚えておらず…。

「タイマグラばあちゃん」 2004 110分 日本 監督: 澄川嘉彦 プロデューサー: 伊勢真一 菅原淳一 撮影: 太田信明 音楽: 三上憲夫 語り: 小室等

岩手県早池峰山(はやちねさん)の麓にある小さな開拓地"タイマグラ"で、自給自足のひとり暮らしを続ける向田マサヨさんの日々の営みを追ったドキュメンタリー。元NHKディレクターの澄川嘉彦監督は、番組の取材でマサヨばんちゃんと出会い、その後タイマグラに移り住んでその姿を15年間に渡ってカメラに収めてきた。 岩手県のほぼ真ん中に位置する早池峰山。その麓に戦後、"タイマグラ"と呼ばれる小さな開拓地がつくられ10軒あまりの農家が入植した。しかし、東京オリンピックの頃までにはほとんどの家が去り、残ったのは向田久米蔵さん、マサヨさんの夫婦二人だけになった。それから20年ほど経った昭和63年、夏には大阪の若者が越してきて久々にお隣さんができ、年の瀬にはタイマグラにとうとう電気がひかれた。「極楽だぁ」が口ぐせのマサヨばあちゃんはそんなタイマグラで、畑を耕し、"お農神さま"へのお祈りする素朴でありながら心豊かな毎日を送っていた。

タイムスリップしたような生活を送るばあちゃん、れっきとした現在。それがタイマグラの今。春夏秋冬、毎日が忙しい。堅い豆腐がごちそう。寒さのおかげで豆腐、ジャガイモが凍る。凍っては水分を出し、乾いたジャガイモを挽く。

「タイム・ラヴァーズ 時空を繋ぐ指輪の物語」 2015年 製作国: ベルギー/印/オーストラリア 原題: THE LOVERS 監督:ローランド・ジョフィ 出演:ジョシュ・ハートネット、ビパシャ・バシュ、タムシン・エガートン

242年の時を超えた男の運命を描くSFアクションアドベンチャー。

2020年、オーストラリア沖。海底に沈んだ英国商船の探索中、古代の指輪を発見したジェイ。が、彼は同僚?彼女を救おうと潜水し、意識不明の重体に陥る。一方、242年前のインド、謀反を起こした王の弟、逃げる王妃、彼女たちを守ろうとイギリス軍、ジェイそっくりの男が王妃に仕える女性といい感じになるのだが、罠に落ちます。彼女の持っていた指輪。2020年、希望もむなしく消えようとするジェイの命。絶望の淵の彼女に242年前の女性が現れ、片割れの指輪を渡します。ストーリーはマンガです。

「題名のない子守唄」 2006 イタリア
里子に出された子供を探し求めてベビーシッター兼家政婦になる女性。彼女のそれまでの過酷な人生、そしてその後。しかし、そのために罪のない人々が犠牲になっていて、どんなに償っても償いきれないもの。

「太陽が落ちた日」 2015年製作/日本/作品時間78分 監督:アヤ・ドメーニグ広島赤十字病院の若き内科医だった監督の祖父は、原爆投下のその日から被爆者の治療にあたっていた。しかし彼は、生涯を通じて決して自らの体験を語る事はなかった。しかし監督が彼の足跡を辿っていくうち、同じような体験をした看護師と医師にめぐり会う。監督は彼らと出会い、取材を重ねながら、少しずつ祖父に近づいていく。そして、2011年3月11日、福島の原発事故によって、監督の探索の旅は新たな局面を迎えることになる。

本作は、スイス在住のアヤ・ドメーニグ監督が、5年間のうち7回来日して取材と撮影を重ねたドキュメンタリー映画です。「最初は、家族のためだけに撮ろうか」と考えたという監督は、福島の原発事故が起こったことで、皆さんに見ていただける映画にするために奮起したと語っています。本作では、広島で自ら被爆しながら、被爆者の救援と治療に当たった元軍医 肥田舜太郎医師(故人)が、被爆した患者と向き合った生々しい体験を振り返りながら、「内部被曝」の危険性について懸命に語ります。こうした証言は、すべて後世への貴重な教訓です。また、本作に登場する方々は、監督の祖母をはじめ、皆さんが「原爆のその後」を忍耐強く生きてこられた方々です。原爆の惨禍が決して過去のものではなく、現代につながっていると心に刻まれます。「娘や孫のために作った。私の家族の歴史であり、同時に反核を含む私の哲学が凝縮している作品」。監督の思いが、静かに伝わってきます。

「太陽が知っている」 フランス 

サントロペの別荘でジャン・ポール(ア ラン・ドロン)とマリアンヌ(ロミー・シュナイダー)は快適な休暇中。が、マリアンヌが招待したハリー(モーリス・ロネ)とその娘ペネロープが別荘にやってきます。ハリーとマリアンヌはかつての恋人同士。ジャン・ポールは酔ったハリーをプールに突き落し、溺死させます。マリアンヌは事実を知るが、殺人は完全犯罪に。ロミー・シュナイダーが魅力的。

 

「太陽に灼かれて」 1994 ロシア・フランス

1936年、ある長い夏の夜、変装したドミトリがマルーシャの家にやって来た。彼女にとっては10年ぶりに会う、かつての恋人の姿だった。彼女はすでにロシア革命の英雄コトフ大佐の妻となり、ナージャという娘がいた。川原で遊ぶ様子、ナージャは父とボート遊び。マルーシャはドミトリと昔を懐かしむ。コトフは嫉妬するでもなく温かく見守っている。三角関係の話?と観ていると、ドミトリは車が迎えに来て帰るという。ゆっくりしていったら、と声をかけるコトフ。それまでサッカーをしようとコトフ。ボールを拾いにいったコトフを追いかけ、ドミトリが追う。コトフが、秘密諜報部で働いているらしいな、俺は何も悪いことをしていない、と。時代はスターリンが独裁体制を強化、まさに大粛清の嵐が吹き荒れようとしていた頃。車が来るのを楽しみにしていたナージャ(ドミトリはフランス語読みしてナディーヌと呼ぶ)。曲がり角まで運転させて、とおねだりして、かわいい。

「太陽の下で −真実の北朝鮮−」 2015年 製作国:チェコ/露/ドイツ/ラトビア/北朝 原題:V PAPRSCiCH SLUNCE/UNDER THE SUN 監督:ヴィタリー・マンスキー 製作: ナタリア・マンスカヤ 出演:リ・ジンミ

北朝鮮の真の姿を暴くドキュメンタリー。理想的に見える北朝鮮のある家族。その姿は理想の家族像を見せるために北朝鮮がすべて仕組んだシナリオ通りだった。そのあり方に疑問を感じた撮影班による隠し撮りで、北朝鮮の本当の姿を明らかにする。

というけれど、限界あり。

「太陽の帝国」 1987 アメリカ 監督:スティーブン・スピルバーグ

SF作家、J・G・バラードの自伝的小説の映画化。第二次大戦中、両親とはぐれた少年が、強制収容所で力強く生きていく様を描く。

2度目の鑑賞。中国で生まれ、富裕に暮らしていた少年が、日本軍侵攻で強制労働所送りになり、たくましく生き抜いていきます。ジョン・マルコヴィッチ、味があります。そして終戦。クリスチャン・ベール、子役です。勘九郎に似ている子がでていたけれど、違うみたいです。(2016年8月鑑賞)

「太陽の蓋」 2016年 製作国:日本 監督:佐藤太 出演:北村有起哉、袴田吉彦

2011年3月11日、東日本大震災発生。福島第一原発は全電源喪失の事態に陥る。冷却装置を失い、巨大な怪物へと変貌を遂げる原発に、東電、政府のお粗末な対応。菅総理を誰がやっているのか、エンドロールを見るまでわからず。三田村邦彦、イメージ変わった。枝野官房長官、似せている。事故後、5年経つとひっ迫感がことさらない。これはどの俳優も出たがらない映画だ。作ったということに敬意を表す。

「太陽のめざめ」 2015年 製作国:フランス 原題:LA TETE HAUTE/STANDING TALL 監督:エマニュエル・ベルコ 出演:カトリーヌ・ドヌーヴ、ロッド・パラド

親に置き去りにされた6歳のマロニーを保護したフローランス判事は、10年後、成長した彼と再会する。しかしマロニーは学校へも通わず非行を繰り返すばかり。

フランスはこれほど少年以外の更生施設が整っているのだろうか。それは置いておいて、カトリーヌ・ドヌーブありきの映画脚本設定、彼女とそのチームの深い愛情が一少年を更生させていく。

「DA VINCI CODE」 2006年 USA directed by Ron Howard
149分退屈せず見応えありました。各地でキリスト教信者が問題視しているの納得です。無宗教の日本人はエンターテイメントとして見れます。原作をほとんど忘れかけていて、重要なところでこれって原作そうだった?と思うところあり。それじゃあまりにも作り過ぎなのでは?そこは、カンヌ映画祭で失笑のおきたキリストの末裔のくだりだったみたい。
トム・ハンクスは学者になりきっていました。

「ダウト・ゲーム」 監督:ピーター・ハウイット  出演:サミュエル・L・ジャクソン、ドミニク・クーパー

シカゴで暮らす地方検事ミッチは、愛する妻や子どもに囲まれて順風満帆な人生を歩んでいたが、ある日、仲間と飲んだ帰り道に飲酒運転で人身事故を起こしてしまう。保身のためそのまま逃げてしまったミッチは、翌日、ニュースで自分が起こした事故の容疑者として犯罪歴のある自動車修理工クリントンが逮捕されたことを知る。事件の担当になったミッチは、罪悪感からクリントンを無罪にしようとするが、クリントンの行動に疑問を持つようになって。ひき逃げはよくないですね。

ダウン・イン・ザ・バレー」 2005年 製作国:アメリカ 原題:DOWN IN THE VALLEY 監督:デビッド・ジャコブソン 出演:エドワード・ノートン、エヴァン・レイチェル・ウッド

ロサンゼルス郊外の閉塞感漂う町に暮らす17歳の少女と、流れ者の風変わりな男との恋の顛末ロサンゼルス郊外の住宅地、サンフェルナンド・バレー。17歳の少女トーブは、厳格な刑務官の父ウェイドと13歳の弟ロニーとの3人暮らし。何もない退屈な日々にうんざりしていた彼女はある日、ガソリンスタンドでカウボーイ気取りの風変わりな店員ハーレンと出会い、彼を海へ誘う。そして瞬く間にハーレンのミステリアスな魅力に心奪われる。車を嫌い、自称カウボーイ、無断で牧場の馬を乗り回す。宗教の教祖にでもなりそうなハーレンだが、一皮むけば嘘ばかり。それは生まれのせいなのか。何を言いたかったのだろう、この映画。

「桃(タオ)さんのしあわせ」 2011 中国・香港 

13才から60年間ひとつの家族四世代に仕えてきた桃さんが脳梗塞で倒れた。家族はは亡くなったり、アメリカに引越ししたりで、香港にいるのは30才の時にアメリカ留学から戻ってきたロジャーの世話をしていた。市場でもその目利きは有名のようで、新鮮で安くよいものを家族のために手に入れていた。一転、当たり前のようにいた尽くしてくれてきた桃さんを介護する立場に。母のように優しい。香港の老人ホームの状況ってこんななの?部屋の仕切りはパーティーション。トイレは臭い。他人を思いやる桃さんはホームでも一目置かれるように。ロジャーの家には学生の時の仲間が集まり、部活から戻れば食べきれないほどの料理を桃さんが作っていてくれたと。倒れた日に作っていたロジャーの好きな牛タンの煮込みが冷凍庫に入っていたのに気付き、みんながいとおしくひちくちひとくち食べていく。もう桃さんのこの料理は今後食べることは叶わない。思い出その1、暑い日、桃さんは羅漢果のジュースを作ってくれた(やはり夏の暑い日は羅漢果がいいのです。)、桃さんは兄弟の中でもロジャーにだけは甘かったと遠き日の妹の恨みの話。ロジャーは自分の心臓手術の時に桃さんに介護してもらい、今度は自分が桃さんを看る立場。この順番でよかったと。ロジャー母からの恵みを必死で断り、飛行機でもらったという靴下をもらうところ、ロジャー母からのツバメのスープをホームのみんなに振舞うところ、誇り高き人でした。

「高江ー森が泣いている」 藤本幸久 影山あさ子 共同監督作品7月の参議院選挙/全国からの機動隊導入/住民の会記者会見/座り込みテント撤去阻止のたたかい/伊集東村長と与党県議団の懇談の様子/8月5日 N1裏集会/砂利搬入阻止の早朝行動

やんばるの森

「たかが世界の終わり」  2016年 製作国:カナダ/フランス 原題:JUSTE LA FIN DU MONDE/IT'S ONLY THE END  監督:グザヴィエ・ドラン 出演:ギャスパー・ウリエル、レア・セドゥ、マリオン・コティヤール、ヴァンサン・カッセル、ナタリー・バイ

人気作家のルイが「もうすぐ死ぬ」と家族に伝えるために12年ぶりに帰郷する。兄のことをほとんど覚えていない妹、ルイに、というか家族の会話をひねくれて解釈する兄のアントワーヌ、それを打ち解けさせたい兄嫁、ルイを喜び迎える母。冒頭の、自分の死を伝えるために家族に会いに行くとあるのだが、なかなかそれは伝えられない。どうしてアントワーヌはこれほどルイに冷たいのか。家族とは…。

「高島屋と美の世界 〜第1回 高島屋史料館と与謝野晶子〜」 2015年製作/日本/作品時間25分 制作著作 東北新社 流行の最先端だった呉服催事「百選会」と与謝野晶子 島屋は、188年続く仕事を通じ、様々な分野の美術家や文化人と交流を深めて来ました。歌人・与謝野晶子もその中のひとりです。1913(大正2)年に創設された島屋呉服催事の「百選会」で、彼女は顧問の一人として関わり、流行色の命名や、百選会の「きもの」に対して歌を詠みました。全国の産地から染織品の新柄募集を行い、島屋が審査発表する斬新でモダンなきもの催事として特に大正から昭和中期にかけて人気を博した百選会は、まさに流行の最先端だったのです。番組では、創設45年を迎えた島屋史料館の貴重な収蔵品などを紐解きながら、与謝野晶子との関りや、百貨店・島屋の歴史と「美の世界」へのこだわりをご紹介します。
     
     
     
     
     
「誰がために」 2005
最愛の人を少年に殺された人の苦悩。あー、でも日本映画で、少し前まであったよくわからない終わり方。浅野忠信は大根役者なのかどうか。そして相手役は全然知らないエリカ。完全に大根。

「抱かれた花嫁」 1957 監督:番匠 義彰

女手一つで3人の子供を育てた浅草、すし店のおかみと、成長した子供たちの人情喜劇。長男、大学生の次男はいずれも店を継ぐ気がなく、看板娘の和子(有馬稲子)に婿を取らせようと見合いの席を設ける母ふさ(望月優子というこの女優が主役らしい)。すし店の店内や、看板娘がほぼ和服、それも町娘のような着物を着ている。和子と両思いの男には思いを寄せるライバルがいて、溌剌、おしゃれな洋装を見るのも楽しい。家出する和子は友人を頼って水郷に行くと?水郷?そして潮来で、舟を漕ぐ。日本の名所を案内する映画の走りでしょうか。浴衣、麦藁帽子で。時代風景も楽しめます。小坂和也がクラブで歌も歌う。(NHKBSプレミアム山田洋次監督が選んだ日本の名作100本喜劇編にて)

「抱きしめたい −真実の物語−」 2013年 製作国: 日本 監督:塩田明彦 出演:北川景子、錦戸亮、上地雄輔

ほんとうにあった話はほとんど嘘っぽいのはなぜ。高校生の時に交通事故に遭い、奇跡的に一命は取り留めたものの、左半身と記憶に障害を負ってしまった女性つかさは、タクシー運転手をしている雅己と出会い、2人は恋に落ちる。やがていくつもの困難に直面しながらも互いの愛を貫きできちゃった婚をする。最後の最後に、本物のカップルの結婚式の様子が映し出されます。

「滝を見に行く」 2014年 製作国: 日本  監督: 沖田修一 出演: 根岸遙子、安澤千草、荻野百合子、桐原三枝、川田久美子、徳納敬子

バスツアーで紅葉を見に行く中年女性たち。ひとりで、あるいは友人と参加。添乗員はこの仕事新人の男。が、すぐに山の中、迷子になります。添乗員が待っててくださいと、先を行くが帰ってこない。そして7人の女性たちは先を進むのですが、その夜を山で過ごす羽目になります。人のせいにしていたものの、歩けない人を助けたり、食料を探したり、少し連帯していきます。どの人といってリーダーになる人もおらず、大きく構えていた人に精神的に助けられるものかな。

「タクシー運転手 〜約束は海を越えて〜」 2017年 製作国:韓国原題:A TAXI DRIVER 監督:チャン・フン 出演:ソン・ガンホ、トーマス・クレッチマン、ユ・ヘジン

タクシー運転手のマンソプは、「通行禁止時間までに光州へ行ったら大金を払う」という依頼を受けた話を聞きつけ、なりすまし、その仕事を取る。民主化デモが行われる光州へ向かうが、道中、通行止めのバリケードをくぐり抜けたどり着く。学生の暴動を思っていたが、実際行われていたのは、武器を持たぬ彼らへの軍からの暴力行為に、彼もまた正義に目覚め、戦う。1980年、まだ軍事国家だった韓国、それから民主化が進み、もう日本を越えている。(2018年12月DVDで観賞)

「タクシードライバーの私」 2016年製作/インド/作品時間82分 監督:マヌエア・バスティアン

デリーは女性にとって安全ではない街。だからこそ、主人公のインド人女性デヴキの願いは、自分がタクシー運転手になって、他の女性を安全に家まで送りとどけること。そして、彼女自身がタクシー運転手として経済的に自立すること。しかし、彼女の目標を達成するには、最初に父親、次に夫、そして最後に義父を説得しなければならない。伝統的にインドでは「結婚したら女性は家庭に入り、義父母の面倒をみる」という価値観が根強く残っており、女性がタクシー運転手として自立するなど、男たちの常識では、まったく理解不可能。デヴキは、娘、妻、母という3つの異なる生活段階を経ながら、自らの人生を、自らの意思で果敢に切り開こうとする。

   

「ダークタワー」 2017年 製作国:アメリカ 原題:THE DARK TOWER 監督:ニコライ・アーセル 出演:イドリス・エルバ、マシュー・マコノヒー

スティーヴン・キング原作。ジェイクは不思議な夢に導かれ、"中間世界"と呼ばれる異界に足を踏み入れる。そこでジェイクはダークタワーを守る最後の戦士・ガンスリンガーに出会う。SFだから現実味がない。それでもって、母親も殺されてしって、誘われるまま異界へと行くとは、さっぱり気質。

「ダーク・ブラッド」 2012年 製作国: アメリカ/イギリス/オランダ 原題: DARK BLOOD  監督: ジョルジュ・シュルイツァー 出演: ジョナサン・プライス、リバー・フェニックス

アメリカ西部の砂漠地帯、ハリーとバフィーの夫婦は、車が故障し立ち往生。バフィーは、荒野の先に小さな光を見つけ、一軒の小屋に辿り着きます。ネイティブ・アメリカンの血を引いた青年ボーイが暮らしていて。のらりくらりとするボーイにハリーのいらいらは最高潮。撮影中に亡くなったリバー・フェニックス、どうにか数十年後完成したとのこと。雰囲気のある青年です。

「ダークマン」 1990年 製作国:アメリカ 原題:DARKMAN 監督:サム・ライミ 出演:リーアム・ニーソン、フランシス・マクドーマン

恋人の女弁護士が手掛けている事件に巻き込まれ、研究室ごと吹き飛ばされた科学者。辛くも一命を取りためたものの、全身に火傷を負い顔を失った男は復讐鬼と化して復活する。神経を切られているため痛覚は無く、怒りによって超人的な力を発揮、未完成の人工皮膚を駆使して他人に変身する、黒マントに身を包んだ"異形のヒーロー"の壮絶なドラマを徹底的なコミック・タッチで描く快作ホラー・アクション。

この女性、「スリー・ビルボード」の人?まさに。ニーヤム・リーソンにせよ、フランシス・マクドーマンにしてもこの後、大ブレイクしましたーーー。肝心の映画についてですが、終わり方がなさそうである!的な感じでした。仮面をかぶると残酷になってしまうのね。

「ターゲット」 2010 イギリス/フランス WILD TARGET 監督:ジョナサン・リン 主演:ビル・ナイ 共演:エミリー・ブラント、ルパート・グリント

殺し屋のビクターは、ギャングから金をだまし取った詐欺師ローズの殺害を依頼されるが、邪魔が入り任務が遂行できず。陳腐なドタバタ。ギャングのボスは自らの部下に殺害を指示するが、ビクターはローズを助け出し、やがて恋仲に。

「ダージリン特急」 2007

スピリチュアルな体験を求めてインドを旅する長男、それに付き合わされる次男、三男の自分探しの旅。西洋人にとってインドは未知の国。

「黄昏」 1981 アメリカ

当時はヘンリー・フォンダとジェーン・フォンダ、実際の親子共演が話題になりました。

老境にさしかかった夫婦とその娘の家族愛。ニューイングランドの別荘でバカンスを過ごしている一組の老夫婦のもとに、娘が新しい彼とその息子を連れてやってきます。海のように広い湖畔の別荘、うらやむほどの自然。口の悪い父親は上手に愛情を示せず、娘と長い間のわだかまりがあります。娘カップルがヨーロッパに1ヶ月行くためにいきなり男の子を置いて。その子もまたぶきっちょで素直な子ではありません。が、わがままなじいさんと男の子のでこぼこコンビはこれ以上のない仲良しに。男の子の品の悪いことばをじいさんはいい言葉だ、なんて偽善のかけらもなく。そんなふたりを温かく見守る明るいキャサリン・ヘップバーン。男の子も、じいさんが永遠ではないと大切にします。とてもシンプルなストーリー。

「たそがれ清兵衛」去年の日本の映画賞を総なめした作品。当代きっての美男美女主演。争い事を嫌い、出世に興味なく、人になんと言われようと自分の価値観で生きていく清兵衛。誰でもほんとは清兵衛のように生きたいと思っているのかな。清貧な暮らし。

「正しく生きよう」 2007 韓国

正義感の塊の警察官。どうも過去に知事の汚職を突き止めるも証拠不十分で逮捕できず、そのまま交通課に追いやられる。そんな中、強盗事件の頻発する管内、新しい警察署長が模擬訓練の実施を決定。彼に強盗役を任命。ビデオ、本で強盗手口を勉強し、任務を遂行するうちに、警察を出し抜いていく。報道の生中継も入る。どう終わりを迎えるのか。

「立ち去った女」 2016年 製作国: フィリピン 原題:Ang Babaeng Humayo/The Woman Who Left 監督:ラヴ・ディアス 出演:チャロ・サントス=コンチョ、チャロ・サントス 228分!

かつて小学校の教師だったホラシアは、身に覚えのない罪で投獄され、30年の歳月を刑務所で過ごしてきた。ある日、同じ受刑者でホラシアの親友・ペトラが頼まれてホラシアに罪を着せたことを告白。ホラシアは出所し、家族に会いに行く。夫はすでに亡くなり、7歳で分かれた娘に再会、が、その兄は行方不明。そしてペトラを雇ったホラシアの元恋人に復讐すべく計画をする。その合間、ホラシアは身近な貧しい人々にひたすら優しい。力強い女の半生。

「ダーティ・グランパ」 2016年 製作国:アメリカ 原題:DIRTY GRANDPA 監督:ダン・メイザー 出演:ロバート・デ・ニーロ、ザック・エフロン

祖母の葬儀に訪れたジェイソンは、祖父・ディックの強引な誘いで傷心旅行へ付き添う。ディックは40年ぶりの独身生活で羽目を外す。下ネタ満載。

「ダーティハリー5」 1988 The Dead Pool

シスコを舞台に、自らも"駒"となった、死亡予想ゲーム"デッドプール"を基に展開する連続殺人事件に挑むハリーの活躍を描く。

この時、クリント・イーストウッドはいくつだったのか。年のわりに若いに違いない。テレビ局のカメラを投げ、やんちゃ。「運の尽き」と犯人に言って、やりまくる。最後なんて、ボーガンで串裂き。キャスターとの恋もあります。

「ターニング・タイド 希望の海」 :2013年 製作国:フランス 原題:EN SOLITAIRE/TURNING TIDE 監督:クリストフ・オーファンスタン 主演:フランソワ・クリュゼ

世界唯一の単独無寄港世界一周ヨットレース"ヴァンデ・グローブ"。ヤンは、レース途中、修理のため立ち寄った港でモーリタニア人の少年マノが船に潜んでしまう。ほどなくマノを見つけ、"単独"が絶対条件のこのレースで、激怒。途中、マノを下ろそうとするのですが、波が荒かったり、急遽、救助に向かうことになったりでチャンスがない。そのうち、マノが熱を出し看病したり、ヤンが状況を友人に打ち明けると、マノを引き取るために海上やってきますが、自分で解決すると言い放つヤン。そのうちヤンはトップに躍り出て、どうするのかな…。ゴール地点のその横。鳴りやまぬ喝采でした。

「楽しい人生」 2007 韓国 監督:イ・ジュンイク

20年ぶりに再集結したおじさんバンド"活火山"。チャン・グンソクの父親で結成されていたバンド、その父親が死んで、再結成。オーディションに落ち、チャン・グンソクがリードボーカルとして加わる。男の夢か。その夢を追いかける中年男たちの家庭も一発触発状態。ある家庭の妻は浮気を疑い、よそは妻が子どもを置いて実家に帰り、また別のところではカナダに留学中の子に付き添う母は離婚を切り出す。日本でもこんな映画あったような…。

「旅立ちの時」 1988年 製作国: アメリカ 原題: RUNNING ON EMPTY  監督: シドニー・ルメット 原作: ナオミ・フォーナー 出演: リバー・フェニックス

60年代の反戦運動でテロリストとしてFBIに指名手配された両親と共に、名を変え各地を転々と逃亡生活を送る少年ダニー。彼がニュージャージーにやって来た時、その地で音楽教師をするフィリップスに才能を認められ、ジュリアードへ推薦したちと言われます。その娘ローナと恋に落ちて。

「旅のおわり世界のはじまり」 2019年 製作国:日本 監督:黒沢清 出演:前田敦子、加瀬亮、染谷将太

TVレポーターの葉子は幻の怪魚を探すため、番組クルーとウズベキスタンを訪れる。ある日、街に出た彼女は微かな歌声に誘われて、美しい装飾が施された劇場に迷い込み…。

「ダブリンの時計職人」 2010年 製作国:アイルランド/フィンランド 原題:PARKED 監督:ダラ・バーン 出演:コルム・ミーニイ、コリン・モーガン

ロンドンで失業し故郷ダブリンに戻って来た時計職人・フレッドは、住む家もなく、海の前の駐車場に車を停め暮らす日々。同じように黄色い車が停まり、青年・カハルがフレッドに声をかけたことから、フレッドはスポーツクラブに通いだし、女性と親しくなり、外とつながり出し、人間性を取り戻す。すべてカハルのおかげ。が、薬をやめられないカハルはますます最悪な状況になっていていく。この頃観るヨーロッパの映画は、貧乏はやだなと思わせるものばかり。

「ダブルフェイス 偽装警察編」 2012

西島秀俊と香川照之のW主演ですが、こちらは香川照之がメイン。幼い頃、自分を拾ってくれた織田の命により警察官となった亮介は、警察の内部機密を織田に流す。そんな折、亮介は織田の指示で政治家の娘・万里(蒼井優)に接近しますが、惚れてしまう?真っ当な人間になろうと思い、万事休すの森屋と対決。亮介の正体をばらそうとする森屋ですが、そこにはまたしても織田の送り込んだ偽装警察官がいて、あっけなく森屋は銃弾に倒れてし。まうのでした。正義なんてないじゃん。そして亮介への呪縛は続くのでした。

「ダブルフェイス 潜入捜査編」  2012 監督:羽住英一郎

香港映画『インファナル・アフェア』のリメイク。織田組に潜入捜査している警察官・森屋(西島秀俊)がメイン。警察内にいるスパイ(香川照之)。常に悪夢を見続ける森屋は精神科医にかかります。変に恋愛ものを組み込まなくてよくないか。

「食べて祈って恋して」 2010

またこんな邦題をつけて、と思ったら、原題もそのままでした。8年間の結婚生活で、はっと何をしているんだろうと思って、離婚し、自分探しの旅にでる。イタリアで食べ、インドでお祈りし、バリ島で恋をする。調和のとれた人生を求めるあまり、自分を見失う。イタリア、インド、バリ観光PRの映画でした。

「食べる女」 2018年 製作国:日本 監督:生野慈朗 出演:小泉今日子、沢尻エリカ

『それから』などを手掛ける脚本家・筒井ともみの同名小説を映画化。東京の街で生きる8人の自由で孤独な女たち。それぞれの孤独を精一杯抱えながら、それぞれに違う形の幸せを模索する彼女たちの日常を描く。

「「食べること」で見えてくるもの」 60分 2012年 監督:鈴木七沖 出演:森美智代、佐藤研一、永山久夫、秋田稲美

4人の「食のプロフェッショナル」を取材し、食を通じて人生を見つめ直していくドキュメンタリー。1日青汁1杯だけの生活を17年以上続け、「食べることやめました」などの著作を発表している鍼灸師・森美智代氏(甲田医師の指導の下、1日1杯の青汁のみで生活し続けることで、幼少期から苦しんできた脊髄小脳変性症を克服。)、古代から明治時代まで過去の食事復元研究をしている食文化史研究の第一人者・永山久夫さん、「食場」というアプローチで、よりよい人間関係作りをサポートしてきた秋田稲美さん、「本来の自分に還る」をコンセプトに料理教室や出張料理、断食アドバイスを行うサトケンこと料理家の佐藤研一さんの4人を紹介する。が、4人の話の共通点は「食べること」、ひとりはもはや「食べること」ではなく「飲むこと」で、短編が重なり合わずバラバラ感。2019/5/31八王子で観賞。

「たまえのスーパーはらわた」 2018年製作/45分 日本 監督:上田慎一郎 出演:白石優愛、工藤綾乃

初長編作「カメラを止めるな!」が社会現象とも呼べる異例の大ヒットとなった上田慎一郎監督が、映画監督志望の女子高生を主役に描いた青春コメディ。さいたま市に暮らすホラー映画監督志望の女子高生・浦野玉恵は、ひょんなことから市のPR映像の監督を務めることになる。そのPR映像をホラー映画仕立てにしようと企む玉恵は、さっそく制作に着手するが、さいたま市に合併する前はそれぞれ独立した市だった浦和、大宮、岩槻の3地区が大揉めし、映像制作は難航する。

「卵」 2007 トルコ・ギリシャ 監督:セミフ・カプランオール

「蜂蜜」の少年のその後。イスタンブールで古本屋を営む詩人ユスフは、母親の死の知らせで、ずっと帰っていなかった故郷に帰る。アイラという親戚の若い女性が母親と暮らしていた。同級生に会うが、ほとんどは都会に移り住んでいた。すぐイスタンブールに戻ろうとするが、昔の恋人にばったり会ったり、倒れたりしてゆるゆると留まっている。ユスフは"Bal"(蜂蜜)の本を読んでいるのは「蜂蜜」との関係を遊んでいるのか。電気回路が壊れたり、窓が割れたり、二人は母親の遺言の羊を神に捧げる旅に。犬に襲われたり、ちょっと訳がわからないところもあり。そして、母の家で飼っている鶏の卵を見つけ、彼女に渡す。

「魂の軌跡」 2018年製作/日本・トルコ・中国・イギリス・アメリカ/作品時間93分 監督:マーティン・クーパーテキストメッセージや電子メールとは異なり、手書き文字は書き手の個性ある顔となり、文字情報だけでなく魂を乗せて運びます。手書き文字独特の美しさは何千年にわたって磨かれ、文字のアートとして進化して来ました。ドキュメンタリー映画「魂の軌跡」では、東洋の書家、アラビアのカリグラファー、西洋のカリグラファーなど、世界中から選ばれた12人の現代書家の目を通してこの芸術の姿を探っていきます。日々220億のデジタルメッセージ、毎秒240万通の電子メールが地球を飛び交う。コミュニケーションが瞬時に世界を駆け巡るこの時代、我々はその引き換えに何を失ってしまったのかを考えます。

文字の美しさとは何か。それはアラビア文字の完成度が高いといわれています。もともとアラビア文字は「コーラン」を表すために発達してきました。神の言葉を美しく書くために、1本の線に磨きをかけながら1000年以上の時間をかけて作り上げてきたのです。文字のいろいろな部分の比率が黄金分割になっており、線そのものが美学的に完成されているのです。すべての文字の形が自然で、バランスが取れていることが重視されます。文字自体のプロポーションの美しさも求められるのです。一方、日本や中国の書道は、書家によって文字の形が違い、書家の個性が発揮されます。そこには、同じものが二つとない筆遣いから、人間の心を映し出す独特の美意識が求められます。全体を通して流れるそれぞれの書きぶりや空間の構成が注目されますが、"書は人なり"といわれるように、いかに心が現れているのかが重視されるのです。

「たまゆらの女」 2003 コン・リー主演。詩人を愛してしまって、足繁く長距離を汽車に乗って通うのだけれど。よくわかんなかった。

「たみおのしあわせ」 2007 岩松了監督

女にだらしない父(原田芳雄)とくらすたみお(オダギリジョー)。母は小さな時に亡くなっている。住んでいる家は母の弟のものらしい。その叔父(小林薫)はニューヨークに住んでいる。父の現在の交際相手は勤務先の販売員(大竹しのぶ)。たみおは見合いを繰り返し、ずっと断ってきたのだが、今回の相手(麻生久美子)とゴールインか?一癖も二癖もある人たちの行動。ここまで書くとおもしろそうなのだが。結局、思い出に生きるっていうこと?

「ターミナル」 朝いちばんでTSUTAYAに行ったので人気の作品を借りられました。ここのところ久しぶりのハートウォーミングストーリー。空港生活を余儀なくされた彼が持ち前の機転と人間性で人気者になっていくのです。キャサリン・ゼタ=ジョーンズが珍しく、おとなしめの役を演じていて、いつものきつさがなくきれいでした。空港を取り締まる保安の偉い人、今問題のJR西日本の体質にかぶります。人間と規則、どっちが大事?
「魂萌え!」 2006
定年しばらくして突然脳梗塞で亡くなった夫。悲しみに暮れる間もなくその夫の浮気が発覚。妻、愛人が対決する時、それぞれが赤い口紅、赤いペディキュア。自分よりも年上の愛人曰く、「ご主人があなたのこと何と言っていたと思う。家具よ。取り替えるのも何だし、そのままにしていた家具。」未亡人に擦り寄る孫もいる林隆三。ここで主人公は愛人の立場を味わうような。しかし一転、やりたいことを見つけていく。
主人公の同級生のグループ。藤田弓子(誰かに似ていると思ったら、スピリチュアルカウンセラーの江原さんじゃないっすか。)、由紀さおり、今陽子が暴れるけれど・・・。タイトルはどんぴしゃ。

「ダムネーション」 DamNation 監督:ベン・ナイト,トラビス・ラメル 2014年/アメリカ 87分

アメリカ全土につくられた7万5千基のダム。 それらの多くは、川を変貌させ、魚を絶滅させ、それにもかかわらず期待される発電・灌漑・洪水防止のいずれにおいても低い価値しか提供していない。むしろダムの維持には高い経済的コストもかかっている。 そんな負の面ばかりのダムを「撤去」する選択が、アメリカでは現実になってきた。だが「ダム撤去」が当たり前に語られるようになるまでには、「クレイジー」と言われながも川の自由を求め続けてきた人びとの挑戦があった。 彼らのエネルギーにより「爆破」が起こるドキュメンタリー。 地球の血管にも例えられる川。ダムが及ぼす影響は、私たち生き物すべてに及ぶ。ダムが撤去されたとき時、川は解放され、みずから元の姿に回復していく。 本作品が映し出す川の生命力と美しさは、人間も自然の一部なのだということを改めて気づかせてくれる。そして、技術により自然を征服してきた過去と決別し、新しい未来をつくりだす希望の光を見せてくれる。 製作責任者はパタゴニア創業者のイヴォン・シュイナード。共同プロデューサーは生態学者で水中写真家のマット・シュテッカー。

「タラデガ・ナイト」 2006
ウィル・ファレル主演なので見ました。レースに生きる男の話です。でもいったい何が言いたいのか。何も言いたくない娯楽ムービーなのかな。

「タリーと私の秘密の時間」 2018年 製作国:アメリカ 原題:Tully 監督:ジェイソン・ライトマン 出演:シャーリーズ・セロン

仕事に家事に育児にと何でも完璧にこなしてきたマーロだったが、3人目の子どもが生まれて疲れ果ててしまう。そんなマーロのもとに、夜だけのベビーシッターとしてタリーという若い女性がやってくる。自由奔放でイマドキな女子のタリーだったが、仕事は完璧で、悩みも解決してくれ、マーロはそんなタリーと絆を深めることで次第に元の輝きを取り戻していく。タリーは夜明け前には必ず帰ってしまい、自分の身の上を語らないのだが……。

後になってみて納得のおんぱれーど。ハッピーエンディングがいいね。

「ダーリング」 1965 イギリス Darling

若く美しく、自信に溢れ、皆からもてはやされるダイアナ(ジュリー・ クリスティ)。モデル、映画女優になり、ジャーナリスト、ロバート(ダーク・ボガード)と恋に落ちるが、お金持ちのマイケル(ローレンス・ハーヴェイ好演)と不倫、イタリア方面小国の子持ちの王と結婚。が、いちばん欲しかったのは愛と気付くが、遅し。ダイアナが表紙の雑誌にはIDEAL WOMANというタイトル。白黒映画。ジュリー・クリスティタイプのかわいい、美人女優はいません。

「誰でもない女」 2012 ドイツ/ノルウェー 原題:Zwei Leben

第2次大戦中、ドイツ兵とノルウェー人女性の間に生まれた子どもたちは母親と切り離され、ドイツで育てられたというナチの人口増加計画(生命の泉)。カトリーネは母を探し当て現在ノルウェーで母と夫と娘と孫と幸せに暮らしています。が変装してドイツに入国し、何かを調べようとします。それを夫に浮気をしているのでかと疑わる始末。何か重要なことを隠しているよう。彼女の正体は東ドイツのスパイとしてノルウェーに潜入し、娘に成りすましてきたのがわかります。では本物のカトリーネは、やはり母を探し、この家に来ていたことがわかります。そして工作員たちによって消されており、他人に成りすましていた20年間をこれが真実と思うカトリーネ。が、結局、手を加えられた車により…。

「誰も守ってくれない」 2009

佐藤浩一、松田龍平かっこいいー。志田未来ちゃん、かわいいー。がんばれー。ギバちゃん、石田ゆり子夫婦もいい。佐々木蔵之介もいい。
少年犯罪が起こるたびに、加害者家族への執拗な追求があり、国民は詳細を知ることで、事件が起こったことを納得したい。やっぱり視聴率が取れる、雑誌が売れる、ネットが盛り上がる。

「誰にでも秘密がある」 なんと久しぶりの映画です。イ・ビョンホンはかっこよか〜。そんな男にその気のあるようなことを言われたら・・・。本気じゃなくても、いいのです。そして誰もがハッピーになるのです。

「誰のせいでもない」 2015年 製作国:ドイツ/カナダ/フランス/スウェーデン/ノル 原題:EVERY THING WILL BE FINE 監督:ヴィム・ヴェンダース 出演:ジェームズ・フランコ、シャルロット・ゲンズブール

カナダ、モントリオール郊外。作家のトマスは恋人との関係がうまくいかず、執筆もスランプに陥っていた。そんなある日、雪深い道を車で走っていた彼は、そりで飛び出してきた少年を轢いてしまう。無事を確認し、その子を家に連れて帰るのだが、読書に夢中だった母親は、もうひとりの兄弟の安否を確かめるため駈けだす。ひいてしまったのかどうか。不明のまま数年後、数年後と続く。トマスは別の女性と結婚したようで、その女性の連れ子を学校に迎えに行く様子が出る。子どもは「この人はその本の作家よ。サインしてもらえば。」と、読書中の女性に自慢して、うざい。よくある脚本家が映画の原作を書いているようなパターン。その後、最初の事件の男の子が面会を求め手紙を書いてくるのだが、それを波風立たぬようにやんわり断ると、その母が「何でもすると言ったじゃない。」と夜中電話をかけてくる。やっと男の子と再会すると、「あの事故後、作風が良くなった。」と恩を着せてくる。最後は美談風にまとめたつもりか。

「誰も知らない」 2004年 製作国:日本 原題:NOBODY KNOWS 受賞記録:2004年 カンヌ国際映画祭 男優賞 出演:柳楽優弥、北浦愛、木村飛影、清水萌々子、韓英恵、YOU

柳楽優弥くんがカンヌで男優賞を取った作品です。やる気満々で演じていないのがよかったのかな。
1988年に実際に起こった事件を題材に作られたそうですが…。誰が悪いとか簡単に判断のできないこと。このところずっと子供虐待が問題になっていますが、子供を置き去りにする大人の事件もほんとはたくさん起きているのではないのかな。YOUが押しつけがましくないさらりとした母親を演じていました。そして映画の終わりも決着を見せずにそのまま流れていきます。だってこれ以上状況が悪くなることなんてないのですから。

「誰よりも狙われた男」 2013年 製作国: アメリカ/イギリス/ドイツ 原題: A Most Wanted Man 監督:アントン・コービン 出演:フィリップ・シーモア・ホフマン、レイチェル・マクアダムズ

フィリップ・シーモア・ホフマンの遺作、ハンブルクを舞台にリアルな諜報合戦を繰り広げるサスペンス。ドイツ・ハンブルクの諜報機関でテロ対策チームを率いるバッハマンは、密入国した青年・イッサに目を付ける。バッハマンは彼をわざと泳がせる。

喰うか喰われるかスパイ同士の戦い。

「タロットカード殺人事件」 2006 アメリカ・イギリス 監督:ウディ・アレン

「マッチポイント」に続くロンドンを舞台に描くスカーレット・ヨハンソン主演の犯罪ミステリー・コメディ。幽霊から託された一大スクープをものにするため、アメリカ人の女子大生と三流奇術師が素人探偵となり珍妙捜査を繰り広げる。

あの世に向かう場面、この世の場面。イギリスの車両左側通行が苦手と言っていたウディがガシャーンと。そして暗い中船に乗っている彼の姿で、あちらに行ってしまったんだと。軽妙。スカーレット・ヨハンセンもヒュー・ジャックマンもセクシー。

「丹下左膳 百万両の壺」 2004 日本 監督:津田豊滋 主演:豊川悦司

主君に裏切られ、右目と右腕を失い侍を捨てた男、丹下左膳。いまは矢場を営むお藤の伴侶となり、その矢場の用心棒として暮らしていた。一方その頃、柳生の里では藩主、柳生対馬守が先祖伝来の"こけ猿の壺"に莫大な軍資金の隠し場所が塗り込まれていると知り大喜び。ところが、その壺は江戸へ婿養子に行った弟、源三郎がそうとは知らず持って行った後だった。見た目の汚いその壺は、やがて回収屋の手を経て5歳の少年、ちょび安のもとへ。しかしその夜、ちょび安の面倒を見ていた祖父、弥平は左膳とチンピラの喧嘩沙汰に巻き込まれ命を落としてしまう…。

トヨエツの素浪人姿、左手使いでめっぽう強い。でも女と子供にはちと弱い。

「ダンケルク」 2017年 製作国:アメリカ 原題:DUNKIRK 監督:クリストファー・ノーラン 出演:フィオン・ホワイトヘッド、トム・グリン=カーニー

第2次世界大戦下、ドイツ軍は40万人の英仏連合軍をフランス北端のダンケルクまで追い詰める。海岸で救出の船を待つ兵士たちの上をドイツ軍機が狙い撃つ。イギリスは民間船をも動員した救出作戦を開始する。(よってフランス兵たちは海を渡っての逃げ場がない。)民間船の船長のことば、「私たちの年代がはじめた戦争によって若い人たちを死なせてはならない。」これは全ての事柄に通じる。

「タンゴ・リブレ」 2012年 製作国: ベルギー/ルクセンブルク/フランス 原題: TANGO LIBRE  監督: フレデリック・フォンテーヌ

刑務所の看守・J.C.は、タンゴ教室でアリスという女性と出会う。彼女の夫は服役中で、さらに愛人は同室。夫は妻がタンゴ教室で看守と知り合ったと知り、服役中のアルゼンチン出身者から単語を習おうとします。そのうち服役者たちはタンゴに夢中になります。受刑されたままのアリスの夫、愛人のためにJ.C.はふたりを脱獄させようとして…、それがいとも簡単に行われ、戻ってくる車。J.C.も乗れと。

「断罪者たち -DEATH in THE TERMINAL-」 2016年製作/イスラエル/作品時間52分 監督:タリ・シェメシュ、アサフ・サドリー

銃が乱射され、群衆が大混乱に陥るバスターミナル。2015年にイスラエルで発生したテロ事件を、監視カメラの映像と目撃者の証言だけを組み合わせて、事件を検証するドキュメンタリー。そこには、テロリストと疑われたエリトリア人が、銃で撃たれ、その場に居合わせた人々から次々と暴行を受ける様子が記録されていた。

なぜ彼は、テロリストと判断されたのか?なぜ彼は、瀕死の重傷を負いながら、現場に居合わせた人々から次々と暴行を受け、その果てに絶命しなければならなかったのか?誰が"断罪"したのか?どこに正義があるのか?このドキュメンタリーには、イスラエル社会が抱える深刻な狂気と闇が描き出されている。パレスチナとの70年に及ぶ憎悪の連鎖。テロへの恐怖と怒り。絶え間ない緊張関係。非ユダヤ人を排除しようとするユダヤ民族主義や異民族に対する侮蔑・差別意識など。複数の人種が行き交うバスターミナルで、起こるべくして起きた今のイスラエル社会を象徴する事件。

「ダンサー・イン・ザ・ダーク」
主人公は殺人行為とは縁遠いような人物なのに、自己防衛で人を殺し、殺人刑になってしまう。どうしようもなく暗く悲しい物語。

「ダンサーの純情」 韓国 2005 Innocent Steps

ダンサーのヨンセは、パートナーをライバルに横取りされたうえ、足に怪我を負い、絶望の淵に沈む。先輩は、中国の朝鮮自治区から新しいパートナーを偽装結婚を装い、呼び寄せる。が、やって来たのは、ダンスチャンピオンの姉チャン・チェンミンではなく、ダンス未経験の純真な妹チェンリン。しかたなくダンスを教え始める。映画なので、徐々にダンス上手になっていきます。見るからにチェンリンは小柄だし幼い顔立ち。でも、腰のフリがうまい。

「ダンシング・チャップリン」 2011年 製作国:日本 監督:周防正行 出演:草刈民代、ルイジ・ボニーノ  131分

フランスの振付家ローラン・プティがチャップリンを題材に、ダンサー、ルイジ・ボニーノのために振り付けた作品『ダンシング・チャップリン』を、映画のために再構成してフィルムに収めた異色のバレエ映画。2009年にバレリーナを引退した草刈民代がルイジ・ボニーの相手役として全7役をこなし、36年のバレエ人生の集大成ともいえる最後のダンスを披露。

舞台を映画化、全く別の監督によって。最初はドキュメンタリー映画かと思う。振付のうまくいかないところ、場面設定の食い違い。後半、バレエでチャップリンの映画作品を表現。相変わらず監督は妻の画像を撮っておきたい気持ち、妻のほうは自分を映画に納めたいという野望ひしひし。

「ダンス・ウィズ・ウルブズ」 製作年:1990年 製作国:アメリカ 原題:DANCES WITH WOLVE  監督:ケビン・コスナー 製作:ジム・ウィルソン、ケビン・コスナー 原作:マイケル・ブレイク 出演:ケビン・コスナー、メアリー・マクドネル、ロドニー・A・グラント、ロバート・パストレッリ、モーリー・チェイキン、グレアム・グリーン、ロバート・パストレッリ 181分

1863年、南北戦争、自殺的行為から英雄となり、殊勲者として勤務地を選ぶ権利を与えられたジョン・ダンバーは、かねてより興味を持っていたダコダにあるセッジウィック砦を望みます。行ってみると、襲われたのか無人の砦になっていて。彼はひとり、いつ来るともわからぬ援軍を待ちます。午後やってくる狼、不思議に満ち足りた日々。インディアンの女性(元白人で、幼少時凶暴なインディアンから逃れ、スー族に助けられた)を助け、彼らと交流を持つようになり、インディアンが彼につけた名前が「ダンス・ウィズ・ウルブズ」。インディアンの生き方がダンバーの本来もっていたものに近かったとでもいうのか彼らと暮らすようになり、そして結婚。迫りくる白人の軍隊。こちらもまた残虐。追っ手を逃れていきます。2015年鑑賞

「ダンスウィズミー」 監督:矢口史靖 出演:三吉彩花、やしろ優、chay、三浦貴大、ムロツヨシ、宝田明

姪の子守りで訪れた遊園地で催眠術を受け、音楽を聞くと踊り出す体になってしまう。それを取り除いてもらうため催眠師を探す珍道中の旅。歌も歌うのだが、それがふつうだった。

「タンタンの冒険 ユニコーン号の秘密」 2011年製作 アメリカ 原題:The Adventures of Tintin: The Secret of the Unicorn 監督:スティーブン・スピルバーグ 声優:ジェイミー・ベル、アンディ・サーキス

世界各国を飛び回る少年記者タンタンと、相棒の白いフォックステリアのスノーウィが繰り広げる冒険を描き、世界中で親しまれているベルギーの漫画家エルジェによる「タンタンの冒険旅行」を3D映画化。スティーブン・スピルバーグがメガホンをとり、ピーター・ジャクソンが製作を務める。17世紀に洋上でこつ然と消えた帆船「ユニコーン号」の模型を偶然手にしたタンタンが、模型のマストに隠された暗号を解きユニコーン号の財宝を手に入れようとする者たちに追われながら冒険に出る姿を描く。

「団地」 2015年  監督:阪本順治 出演:藤山直美

団地の特異性がテーマ。

大阪だから、お好み焼きをおかずにしている場面、漢方薬の粒を作る工程、宇宙人、宇宙船が現れSFチック。石橋蓮司、大楠道代、岸部一徳、もちろん藤山直美も飄々としていておもしろい。

 

「探偵はバーにいる」 2011

すすきの舞台の探偵推理小説とあらば、大泉洋主演しかないでしょ、みたいな。でも、こんなに喧嘩強いイメージ?変にアクションで見せようみたいなところもあって、あれっ。キャストでもたせている感。高嶋政伸怪演。

「探偵はBARにいる2」 ススキノ大交差点 製作 2013 日本 主演:大泉洋、松田龍平 共演:尾野真千子、渡部篤郎 原作:東直己

仲良しのオカマ・マサコちゃんが殺害され、探偵は高田を呼び出し調査しはじめます。札幌の観

光を楽しんだり、豪華個性的役者人が悪者系多く、楽しみどころ多いです。

「たんぽぽ」 1985 出演:山崎努、宮本信子、役所広司、渡辺謙

タンクローリーの運転手ゴローとガンは、来々軒というさびれたラーメン屋に入る。彼らにラーメンの味が今一つと指摘されてから、店の女主人タンポポは様々な協力を経ながら商売繁盛を夢見てラーメン作りに没頭する。当時、伊丹十三監督「お葬式」に続き、話題になった映画。宮本信子さんは今でも大活躍中。ラーメンに関する薀蓄が次々に。一方、白いスーツを着た役所広司は究極の味を追いかける。北京ダックを食べながら詐欺で捕まる男、ふにゅふにゅ感触(桃、カマンベール、パン)を食料品店で楽しむ婆さん、ホームレスの作るオムライス、牡蠣、チャーハン、おっぱいを飲む赤ちゃん、監督の食への思い入れ。

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